Mr. Qさんのレビュー

後に人妻やOLなどに扮して無類の色っぽさで名をはせる明里つむぎさんのデビュー作。 彼女にこんな時期があったなんて。 インタビューに応える表情やリアクションは、むしろ素朴な感じ。 絡みでも、感じてしまう自分を恥ずかしがって何度も照れ笑い。 地がかわいいので、何をやっても絵になるのですが、天性の敏感さはこの作品でも健在。 後に世の男性を魅了する悩ましい表情を垣間見せながらも、まだまだ少女の素朴さを残してるのがいいですねー。 少女が美女に変貌していく出発点。素晴らしい作品です。

水戸かなさんの「人となり」を引き出そうとインタビューを試みるのはいいのだけれど、監督さんと彼女の音声バランスが悪くて…。デビュー作でも感じましたが、ドキュメントタッチだからって映像制作としてのお仕事はちゃんとやらないと。 絡みは、素晴らしいの一言。 清楚な顔立ちをくしゃくしゃにして、美しいくびれボディをうねらせて、絶叫しながら感じまくります。 最初の絡み、４０分以上の長丁場。なのに全く緩むところなし。 眉を寄せたり、大口開けて叫んだり、髪を振り乱して夢中になって乱れても、コトが済んだ後は上品で清楚な表情に戻って、うるんだ眼で男性を見上げます。 その表情のなんと綺麗なこと。 抜いたら終わり、じゃなくて、そのあとの余韻までしっかり楽しめる作品です。

何をやらせてもかっこよくやってみせる男性がいるように、 どんな役柄でも美しいお姉さん属性がまぶしいほどに輝く女性がいますよね。 ものすごく上質なブランデーだか香水だか、なんだかそんな素晴らしいものが、 血液と一緒に体の隅々まで流れてるんじゃないかって感じの人。 目ヂカラばっちりで口元をキリリと結んだスレンダー美女が、男性に身を任せて トロトロになっていく、そんな役どころをやらせたら、特級品の希島あいりさん。 １シーン１５分前後。ある程度なりゆきを想像しながら見られる構成になってます。 見るのがもったいなくてなかなか先に進めない、秘蔵のワインのような作品集です。

冒頭９分～１３分くらいの、オープニングイメージショットで見せる美少女ぶりを、まずしっかり味わいましょう。 こんなに可愛らしい笑顔を見せる少女が、この後どうなってしまうのか、「想像しただけで勃っちゃいます」。 オナニー、バイブや手マンで弄られている間、少女のような表情でおねだりしていた由菜さんが、挿入されたとたんに女の顔に。 さんざん焦らされたせいか、一気に昇り詰めていく姿は圧巻です！ ４時間で４本番。 いずれも、インタビューで「妄想」について話した後、男優さんがたっぷり３０分以上ご要望にお応えしてからの、 挿入です―――あ、最後の３Pだけは、挿入までがちょっと短かったかなぁ。 なので、「早抜き」には向きません。 お茶室によばれて、湯が沸くまでの間あるじとの会話を楽しみ、 茶をたてる手際、しぐさや茶器・設えを愛でて、最後に一服、 というような、手順を踏んでこそ真価が味わえる作品。 カタマリの時間を用意しましょう。それだけの値打ちは（好きな人なら）あると思います。

うるんだ眼で男性を見つめながら、感じてくると思わずしがみついてしまう華奢でけなげな有坂深雪さんが、出演を重ねるにつれて、数か月後にはヘトヘトになるまで代わる代わるイかされまくって当たり前のように中出しされるようになるまでの作品集。 このタイプの女性には、「憧れ続けた先輩とついに…」とか、「彼氏ともするけれど、本当に大好きなのはお義兄さん」とか、ちょっと訳ありだけど幸せなひと時を男性と過すドラマ仕立ての作品を見てみたいのだけど、うーん。こっちに行っちゃいましたか。 そうはいっても魅力的な娘なので、役には立つのですが。 ただ、尺の問題なのか、単体作品を買わせようというマーケティング上の意図があるのかわかりませんが、挿入の瞬間がカットされていることがあるのはいただけないです。 特に、デビューセックスのその瞬間をカットするのはいかがなものか。

よほどの体格差がなければ一対一で無理矢理なんてのはムリだし、まして旦那がいて数の上では２対１の１の方になったら、本気で抵抗する女性を組み敷いて思いを遂げることなんてまず不可能。 だからこそ、フィクションが価値を持つわけで、このシリーズは中途半端なリアリズムはおいといて、心ならずも身も心も奪われる女性の切なさを味わうのが吉。 何と言ってもキャスティングが素晴らしく、結婚生活を楽しんでいる落ち着いた若奥様がぴったりくる女性たち。幸せそうな日常の描写があればこそ、そのあとのシーンでの絶望感もひとしお。 そんな女性たちの悲鳴とは裏腹に、 自然光に照らされて揺れる乳房がなんとも美しいです。 演じる方も撮る方も、何を見せればいいかわかってて、それが見事に結実してます。 だから、現実にはあり得ない設定であっても、映像と演技のすばらしさに没入できるのだと思います。

抜群のボディラインと、見ててこちらも自然に頬がほころぶ笑顔が愛らしい高橋しょう子さん。 デビュー間もないこの時期の作品では様々なプレイやシチュエーションに挑戦されてますが、その中でも役どころと彼女の良さがうまくマッチした作品だと思います。 男性にサービスしながら、抜群の笑顔で男性目線のカメラに語りかけ、挿入後は男性への気遣いと押し寄せる快感が交錯して全身で素晴らしい表情を見せてくれます。 「かわいいね。きれいだね。」で、押し切れるシチュエーションで、 だからこそこの時期の彼女が光ります。 作品を重ねていくにつれて、切なさとか儚さとか、とまどいとか哀しみとかをプレイに乗せていけるかが問われることになるのですが、それは（演出陣の技術も含めて）また後日のお話。

女子大生も人妻もOLも女子〇生も、お綺麗な方ばかり。 他の作品でもお見掛けするのは、学業や家事の傍ら、副業でAV女優もされているということでしょう。 ご苦労されてるんですね。 「一般男女じゃなくてプロじゃん！」と突っ込むよりも、上記のように 、素直に感心しながら見るのがよろしいかと思うのです。 知らなかった女優さんの、思わぬ熱演を見られるのもこういった作品ならでは。 File２　４４分ころの、ちひろさんこと、雪白いずみさんとか、 File４　４０分ころの、しほさんこと、相澤ゆりなさんなどが、 個人的にはお気に入りです。 そのうえで、あえて難を言うとすれば、リアリティを出すために固定カメラにするよりも、もう演出だと割り切ってカメラマン入れて見やすくしてくれた方が個人的にはうれしいなぁ。

冒頭、普通に彼と話をしているときは普通のまぁまぁ美人さんという印象の碧しのさんが、作品の中でどんどん魅力的になっていきます。 演技力のある方を、力のある方が撮影するとこういうことができるんですよね。 飲み会シーンもベッドに移ってからも、映像・セリフとも入念にコントロールされてます。 それを不自然でなくやりこなす女優も、女優の表情を逃さないカメラワークも、 それぞれの仕事の中で技術を発揮しています。 「ハイ、脱ぎました。ハイ、やりました」って感じの大量生産AVとの違いがハッキリと判る、 教科書にしたいような作品です。

使えるのは…好みにもよるのでしょうが、各ファイル二人くらいかなぁ。 今となっては懐かしい女優さんに会えるという点はうれしいです。 ガチナンパかもしれないと思える女性もいなくはなくて、その意味では個々の作品で「いいところまで行ったんだけどできなかった例」があるのは広い心で理解するのにやぶさかではないです。 でもこの作品、総集編という位置づけなので、ヤれなかったケースを人数に入れるのは・・・ まぁそれでも、使えるトコロを拾って役には立っていただくわけなのですけども。

「オナニーの時にリアルクンニマシーンがあるといいと思う」というセリフは面白いけど、ちょっとは恥じらってくれないかなー。 と、冒頭の会話を聞いて思ったのですが、プレイに入ってからは百戦錬磨の達人ぶりをいかんなく発揮してくれます。 こういう実験的な企画でも魅力的なプレイができるかというのは、AV女優の必須技能なのでしょうね。 晒すべきものを晒して、感じる時は自然に嬌声をあげ、イクべきときにしっかりイク。 髪型や表情や会話のリアクションも、整えるべき時と乱れるべき時を、 もはや脳で判断するよりも脊髄反射でこなしてみせます。 開脚姿勢も屈曲姿勢も、カメラや男性のポジションを気にしながら保持する体力は相当なもので、恐らくはその体力や柔軟性を維持するために、ふだんは節制しているんでしょうね。 匂いまで伝わってきそうなカメラアングルもよいですし、企画を考えた方の労力にも賛辞を贈りたいです。 個人的には、ドラマやシチュエーションに思い入れがないと抜けないタチなので、 「実用的」ではないのですけど、そんな私にとっても、 アスリートの美技を目にしたときのような感興を覚える、そんな作品でした。

椎名そらさんという方は、顔もスタイルも素晴らしいんだけど、イキっぷりが控えめというか、なんだかまだまだ余裕があるんじゃないかって感じの反応が気になってました。 この作品、冒頭７分くらいから、ずーっと乳首いじりっぱなし。 ５０分ほどで第一ラウンドが終わるのだけど、 その後も乳首が自由になることはなく、全編にわたって弄られまくってます。 ここまで時間をかけるとさすがに彼女も乱れます。 とろんとした目で男性を見ながら、「自然に」ピクピクしているように見えます。 欲を言えばさらに、髪を振り乱して絶叫するそらさんを見てみたいです。 椎名そらという女性をメロメロにするには、これくらい時間と手間暇を賭けねばならぬのだと、 そんな意味で貴重な作品。

清純そうな美少女の内またに滴る潮はそそりますなー。 体形や表情に初々しさが残る唯井まひろさんが、快感に耐えかねて思わず緩んでしまったって感じであふれ出す潮だからこそ、興奮を誘うのだと思います。 これが熟練の女傑だったりすると、「ほら、出したわよ。これが嬉しいんでしょ。」ってな態度に見えることがあって興ざめなのですが…。 自らが出した潮でぐっしょりとなったシーツやソファの上で、快楽に溺れて叫びながら堕ちていく美少女、という構図を見事に演じ切ってます。 よく頑張ったねーまひろさん！

うん。趣旨は理解した。と思う。 麻里梨夏さんも富田優衣さんも、それぞれに違った魅力を持つ素晴らしい女性です。 マンションの一室で撮影スタッフを介さずに、やることに集中することで自然な感じを演出したのでありましょう。 ハッキリ言って、男優さんがうらやましいです。 でもなー。AVはAVなんだよなー。 見てる方はどこで盛り上がればいいんだろう？ 前半戦は不完全燃焼だし、後半戦は女優さん二人にバランスよくっていうのが気になって、どうもプレイに没入できない。 きちんとストーリーや演出を作りこんで、カメラマンさん入れて、 見せどころをしっかり見せる工夫をしたほうが、もっといいモノになると思うのだけど。

冒頭のキスシーンで、色白の彼女の頬がみるみるピンクに染まっていくのがきれいですねー。 つとめて淡々とした口調で「もっと気持ちよくしてほしい」なんてセリフを口にした後、 軽く照れたように微笑む表情もかわいいです。 脱がされていくにつれてあらわになっていくくびれの美しさは息をのむほど。 とはいえ、禁欲生活明けのむさぼるような強欲さや、狂ったような乱れ方はなくて、 たぶんこの、控えめな彼女が恥じらいがちに「入れてほしい」っていうのが、 この時点での彼女の精いっぱいなのだと思います。 極めて自然に、プレイの枠を少しずつ広げてる感じ。 多分今しか味わえない彼女の魅力なのだと思います。

正直言って乱交ものって、 女性も男性も見てる方も行為に集中できないし、 作るのに手間もお金もかかってるだろうからメーカーにとってもうれしくなさそうだし、 疲れ切ってる女の子を寄ってたかっていじめてるように見えるものもあって敬遠してます。 コーナーの切れ目ごとに現れる、三上悠亜さんの問いかけるような魅力的なイメージショットでリフレッシュして、ようやく最後まで拝見。はあ。 戸惑いながらも、疲れてイヤになってる様子も見せずに 最後までやりきってくれてる三上悠亜さんに拍手。 普通に愛を感じるセックスのほうが私はすきです。

きれいだね、かわいいね、と言われ続けて、それにきちんと応えてきた人なんだと思います。 まっすぐカメラを見て、すまし顔でインタビューに答える「まっとうさ」と、 ベッドで眉を寄せながら男性を握りしめてねだる仕草とのギャップが素晴らしい。 スタイルも表情も反応も、どうすれば綺麗に撮ってもらえるかがよくわかってる印象。 激しいプレイが好みの人には物足りないかもしれませんが、 個人的にはどんぴしゃりのねっとり感。 気になって「グラドル時代」の動画をネットで見てみました。 当時は当時で魅力的なのですが、当時よりもこの作品の彼女のほうが、 何をすれば喜ばれるかがわかったうえできちんとパフォーマンスをこなしていて、 私には好ましく思えます。

こんな目くるめくような夏のひと時を過ごしてみたいです。 セリフのタイミングが決まっているからか、 プレイは今一つ没入できていないようにも感じましたが、 それもこれも作品世界を尊重しての事なのでしょう。 女性たちの魅力よりも、自然光あふれる映像作品として楽しむ作品かと。 演者と制作者の工夫と努力に拍手。

丸みを帯びた鼻筋も、八重歯が目立つ歯並びも、涙袋が目立つ目も、一歩間違えるとブサイクなおばさん顔に堕してしまいそうなのだけど、絶妙なバランスで個性的なかわいらしさが光り輝く渚みつきさん。 セーラー服で、電マで、全裸でイキまくりますが、それぞれのプレイをじっくりゆっくり心行くまで味わえるのがこのメーカーの真骨頂。 彼女がこんなに輝けるのは今だけだと思う。 僕らも、きっと彼女自身も、この作品に収められた日々を懐かしく思い出す日が来るのだろう。そんな切ない思いを抱きながら、今は彼女の魅力に魅せられていたい。