十四郎さんのレビュー

“女子高生レズ”といっても「先輩と私」ではなく、「ラブレズ」のほう。あのシリーズも正直あまり好きじゃないけど、これは更にヒドイ。出演者が “やらされてる感”バリバリで、全く魅力ないのが致命的だが、全体的に、とりあえずラブレズを参考にやることはやりましたという程度。この業界、柳の下にどじょうが何匹いるか知らないが、こんなインチキ長くは通用しないだろう。女子高生うんぬん以前に、作品自体が高校生レベルだ

橘真央は気に入った相手にアナル舐めする必殺技がある（実例２件） 個人的に贔屓の真央ちゃんが主役だが、これは厳しい。いや、真央はペニバン付けて頑張ってるけど、そのペニバンにモザイクかけたり、汁が出るよう細工したり、そこまで真剣にやるほどのことかぁ？　女子寮という特異な空間で、”ファンタジックな”日常を狙ったものの、見る側との距離感を埋められず空回り。必殺技を出せずに負けた特撮ヒーローみたいで、悔しい

先ず、観月ゆりのレズに惹かれ、これを借りたことを正直に告白しておきたい。手ひどく裏切られた恨みも込めて 別の作品では美人に見えたけど、作品自体に魅力がないと、女優も不細工に見えるものなんだね。女優も「つまらない」と思いながらやってるから、無理ないか。今時、台所でオナってる母を襲うとか、喪服姿で泣く友達の妻を●すとか、そんな低次元の妄想する奴がいるのだろうか？　情緒も工夫もデリカシーもないやり方で

この催●術をウソかホントか論じても意味がない。催●術という”ドラマ”なんだから。いきなりカメラの前でオナニーすれば只のアホだが、”催●術にかかっている”設定でオナニーすればドラマになる 最初、業界ずれしたいけ好かない姉ちゃんだと思った星野あかりが、徐々に顔も性格もかわいい一途な女に見えてくる。彼女のはにかんだ笑顔にやられてしまった。月並みなオチだけど、どうやら催●術にかけられたのは、こちらのようだ

つまらないストーリーを見せられ幻滅するＡＶは多い。かと思えば、どうしようもなくドラマを希求する女優もいる。顔も体も大したことのない、痛々しいだけと言ってよい長澤つぐみもそんな一人だ。東京での成功を夢見る地方の女子高生。引きこもりの兄や自己中心的な父に犯●れる娘。最後、兄と共に家を出る妹。この子だから、このドラマができる。「どう撮るのか」ではなく、「何を撮るのか」　長澤つぐみ自身がその”何を”だろう

タイトル見て誰もが想像するとおりのシナリオ、つまらないオナニーの時間稼ぎ、結局ペニバンでフィニッシュ、と凡作たる条件は十分揃っているのだが、出演女優の片方である大越はるかの佇まいに良質な何かを感じた。眼鏡かけていかにも根暗そうな前半、いきなり全身網タイでケバくなった後半。顔は地味だけど、ナイスバディ 大したことない、と言われれば反論しないけど、妙に心に残る。たまたま作品と幸福な出会いをしたからかな

人や車が普通に通る路上で抱き合いキスする冒頭シーンは笑えたし、部屋に移っても淫乱レズ風で出だし好調だったが、場所も変えずに二人で延々絡みぱなしなので、だんだん厭きてくる。野菜入れたり、ペニバン使ったりしてるが、触れば壊れそうないたいけな少女じゃあるまいし、熟女だったらもっとハードなこと、やれ！ ダンスの講師と生徒の主婦という最初はそれなりに意味のあった設定を最後まで引きずってるのが、何となくマヌケ

橘真央っていいネ！　かわいいし明るいししっかりしてるし。ちょっと下腹プックリだけど、それもまた良し。女優二人と絡むのだが、彼女をホステス役に据えたのが本作の成功要因 ２人目こそ相手がイマイチなので、”お仕事”入ってるが、１人目の南ちづるとは本気モード。ホステス役として終始リードするが、最後逆にクリを攻められすっかりマジ。甘々レズが好きじゃない当方も納得。是非、レズ女優（＆監督）として大成して欲しい

綺麗でかわいくエッチな稲森しほりを見せるため“だけ”のアイドルＡＶ。そこまで開き直ってる作品に、それは開き直りすぎだろうと言うのは気が引けるが、レズもＳＭもコアファンに鼻先であしらわれるレベルなのは事実 自ら志願し、火をつけた蝋燭のロウを体に落とされる５分にも満たないシーンで、本気で感じているらしい切ない表情を見せる。そんな心の闇の部分をどう出していけるかで、この世界でどこまで行けるか決まるだろう

人は人、自分は自分だから別にいいのだけど、これのどこが“非常に良い”のかさっぱり分からない。菊原まどかが美人というのは、もっと分からない。そもそもカメラをその場に人がいると見立てた芝居が、かなり寒い。病院とか教室とか設定も工夫がない。それに、菊原自身は美人でないものの庶民的な明るさがあっていい感じだが、相手役はもう少し何とかならなかったのか。単純にレズってる最後の絡みが一番良かったのが、何とも皮肉

松島ややが、わざとらしいブリッ子かつ猫なで声だして仕切っていて癇（カン）に障る。あんたの正体は「涙のレズ返済」見て分かってんだよ！ 他メンバーは問題なし。いじられる側の３人は素直だし（と言うか怯えている？）、いじる側に小峰由衣が出てるし ”ゲーム”の部分が長すぎて、もう終わり？、これから全員で大乱交突入じゃないの？、と若干腰砕けになる内容だけど、あくまで”合コン”だからね、フリーＳＥＸじゃないから

まぁ分かってるでしょうけど、”旅情”なんて期待しないでください。おざなりな入浴シーンがあるくらいです。それよりも１、２本目に出てる小沢志乃に注目しましょう。１本目は紫綾乃をマッサージしながらレズにもっていき、２本目はうつ伏せになって後ろから責められ、どっちもナイス。途中の演技もいいです。ただ、結局最後は安直なペニバンなので、せっかく盛り上がった気持ちは、宙に放り出されたまま終わってしまいます･･･