悦痴雨読さんのレビュー

　本作のDVDは1枚に4時間もの収録時間でたっぷり楽しめる。前作と同様に、作中の性教育の講義内容は、同様なAV作品にいい加減な説明が多い中では異例なほど正確であるが、作品が冗長になるのを避けてか、初心者に対する用語の説明が足りない箇所がある。ただし、「男女産み分け」の説明内容は正確さから程遠く、単なる俗説のレベルだった。なお、前作で私が問題視した教育実習生の悪用は本作から廃止され、女性は3名全員が教師になった。前作では最後の女性教師に対して腕力が併用されてレ●プに近い印象があったが、本作ではすべて屁理屈による説得と懇願によって応じさせるように改善された。 　前作パッケージの裏表紙に描かれた1時限目～8時限目のカリキュラム構成が出鱈目で実際の作品内容と矛盾したことを悔いてか、本作パッケージはカリキュラム構成と対比できないものになった。実際の本作のチャプター構成は次の通り： 　はじめに：生徒の保護者に向けた趣旨説明（2分）映像と字幕説明のみ 　1時限目：男女の身体の違いについて（48分）担任女性教師 葉月桃 　2時限目：妊娠のメカニズムと性交渉実技演習（38分）担任女性教師 葉月桃 　3時限目：発育身体測定（36分）担任女性教師 東条蒼 　4時限目：男女産み分け性交実技演習（35分）担任女性教師 東条蒼 　5時限目：男性器と女性器の違い　挿入体験実技演習（85分）担任女性教師 一条みお ただし、授業を仕切るのは前作と同じ保健体育担当の男性教師であり、生きた教材として新任女性教師が1名ずつ参加する。前作とは時間配分が大きく変化して、1～4時限はバランスが良くなったが、5時限目だけ極端に長くなった。女優3名の出演時間を均等化するためだろうか？ 　前作と同じカリキュラム構成、前作と同様なストーリー展開の中で、最後のチャプターの内容が劇的に進化していた。即ち、5時限目が本作で最高の見せ場になっている。女性教師の膣の内部を内視鏡で観察する場面では、前作は内視鏡とは名ばかりの巨大な筒状の透明な器具を生徒が強引に挿入して女性器を痛めつけたのに対し、本作では本物に似せた細目の器具を、挿入される女性教師自身の説明と指示に従って生徒が抜き差ししている。ただし、残念ながら本作でも膣の内部の映像についてはモザイクを掛けて視聴者から全く見えないようにしていた。本当は何も映っていない筈だから？

　シリーズ4作品をこれまで順番に視聴してレビュー投稿させて頂いた。第1作の素晴らしさに感動したレベルから2作目、3作目へと期待が裏切られる度に私は作品の評価を下げて来た。1時限目の授業の始まり方で、本作が3作目までと違って単なる性行為の教育に成り下がった感じがした。葵先生の下手なたどたどしい授業を見ていると、全然気分が乗らず楽しくない。セリフの量を増やしたことが、この女優には逆効果だったのではないか？ 　実践型性教育の対象に女生徒が追加されたのは3作目からだが、それは女子へはオナニー指導までで終ったので、女生徒を妊娠させるのか否か、次回作の本作に対する期待が膨らんだ。その甘い期待を裏切られて私は失望した。女生徒を本作で妊娠させた男性教師は、2作目の実践型性教育で女教師と教師ペアを組んで男子生徒に実演して見せた同じ男優だが、本作の相手の女生徒は容姿も反応もあまり可愛く見えなくて期待外れな感じだった。 以下、チャプター順に概要を示す： (1)生徒全員の前で実践型性教育（57分半） 　1時限目の授業。1人目の男子を相手に性行為を実演して最後には中出しされるが、その途中で他の男子が2人とも勃起したので、その都度中断して相手を交代して中出しされるので、結局3人から中出しされる。 (2)男子生徒を使って精子の教育（17分弱） 　2時限目の授業では、3人目の男子を相手に性的な刺激を加えて反応の個人差を見せる。この時は手コキで射精させる。 (3)巨乳の女子生徒でオーガズムの教育（47分半） 　2時限目の残り時間で、男性教師が女生徒を相手にして性行為を実演して最後に中出し。その性教育の授業から4か月後、葵先生が教壇で生徒たちに誰の子か分からない妊娠を報告。女生徒の相澤さんも男性教師の子を妊娠。生徒達から拍手。 (4)もう一度性教育を受けたい生徒が襲ってくる（42分） 　2年後、現場に復帰した葵先生に2人目の男子が相談にやって来るが、性教育の対象は1年生だけだからと断られる。生徒が諦めきれずに先生を襲う･･･葵先生は生徒の気持を汲んで生徒に優しく対応して結局性交渉に応じる。最後は中出し。その直後、当の生徒は、自分のように暴走する生徒が出て来る性教育は間違っていると葵先生に直訴する。後日、葵先生は相手の生徒だけ図書室に呼び出して、性教育授業の結果として妊娠した扱いになったと報告する。

　本作はシリーズ3作目まで伯父を演じた男優が北から冴山に交代。娘の父親も登場しなくなり、すっかり作品が様変わりした。冴山はシリーズ2作目では娘の父親役を珍しく正常に演じていたから演技の落差が激しいね。ただし、冴山が演じる本作の伯父の行動は残念ながら鬱病らしく見えなくなった。他方、娘を演じた女優の演技は、3作目まで毎回低年齢化してきたのに対し、本作の女優は本シリーズ最低の身長で演技は子供っぽいが、全く幼さが感じられず、むしろ成熟した女性の匂いがしてチグハグな感じだ。 　商品説明の冒頭にある『最近連絡がつかないのよ』というのは誤りで、本編は娘の母親（伯父の実妹に当たる）から電話連絡を受けた伯父の受け答え場面から始まる。その時、伯父は頻りに自分の身体中を掻きむしって不潔な感じがする。伯父の指しゃぶりは前任の北とは全く違い、両手の親指の爪を噛んでいるように見える。ストーリーの流れはシリーズ前作までと似ている。以下、チャプター順に概要を示す： ◆SCENE1（12分半） 　性描写なし。伯父の家に母親と里帰りした娘（姪）の成長した肉体に伯父は性欲を掻き立てられる。 ◆SCENE2（32分） 　母親と娘が並んで寝ている部屋に伯父が侵入し、娘のパイパンを露出させて愛でていると娘が目覚める。伯父は自分の心の病を癒すためだと頼んで、了解した娘と性行為に及ぶ。クンニやフェラの後、正上位でSEXして中出し。母親が目覚めないのは不思議？ ◆SCENE3（14分半） 　母親が家事をしている台所のすぐ隣の部屋で、娘のGパンと下着を脱がしてオナニーを練習させる。次にフェラとイラマを練習させる。最後は口内射精。 ◆SCENE4（18分） 　買い物に出かける母親を見送った玄関で、口吸いから始めて、次に下半身と乳房を露出させて局部を刺激する。最後はキスをしながら激しく手マンして潮を吹かせる。 ◆SCENE5（6分半） 　風呂場でソープごっこしながら、最後は立ちバックでSEX（おそらく中出し） ◆SCENE6（36分） 　翌日、母親と一緒に去って行った娘が一人だけ伯父の家に戻る。玄関でパンツを脱いで伯父に自分の身体を預けた娘の気持を察した伯父は、娘を家の中に上げて2人きりで思う存分、性行為を楽しむ。母親が娘を案じて引き返して来た時、2人は全裸SEXの真っ最中で、驚いた母親が止めさせようとするが拒否される。

先月、同じ監督、同じメーカーの作品で、sora262「生徒会長は真性露出狂」が大変素晴らしくて、期待した以上の感動を覚えたことが切っ掛けで、同様な露出狂の作品を探した中に本作シリーズの前作「視姦願望を自制できない露出狂女教師 並木塔子」を発見して気に入った。その第2作として発売予定だった本作を早速予約して購入した。ところが、前作は「生徒会長は真性露出狂」と同様な感動場面が多かったのに反して、手元に届いた本作は随分見劣りする作品に見えた。ただし、中身をじっくり鑑賞すると、少しだけ部分的に良さそうな感じの場面が見つかった。 本作品の構成は、オープニングに無料サンプル動画と同じダイジェスト映像が収められており、その次から以下の5つのチャプターが断続的に並ぶ： (1)休日の教室で全裸になり窓から外に露出してオナニー（12分） 　サンプル画像なし (2)夜の校庭を全裸で徘徊した後、自販機の横でオナニー（7分） 　サンプル画像：10 (3)昼の住宅地を全裸で徘徊中に同僚に見つかって性交渉（40分） 　サンプル画像：1、2、6、7、8、9 (4)昼の野原に同僚を呼び出して全裸羞恥プレイの後、放置される（36分） 　サンプル画像：3、4、5、 (5)教室で同僚から全裸調教中に、別の同僚が来て3Pの調教プレイ（46分） 　サンプル画像：11～15 期待外れな箇所（登場順）： ・女教師らしい場面が足りない。唯一冒頭で休日の教室でテストを採点している箇所以外に何も無い。生徒たちの姿も無い。 ・女優、凛音とうかの顔の肌質が粗くて残念な状態（無料サンプル動画で分かってはいたが…）が、昼光の撮影では目立つ。 ・野外で遠景の全裸にまで、無意味なモザイクを掛けている。 ・野外での全裸羞恥プレイの途中に、軽トラ荷台に乗った放尿プレイがあるが、唐突で前後のストーリーが繋がらない。 ・最後のチャプターは教室の黒板に「露出女教師 調教中」と書かれているが、映像中の同僚教師たちとの行為は露出狂と全く関係ない。 ・最後に同僚の射精を受け留める女優の舌の色が濁って不健康な感じに見える。 ・中出し行為が無かった。（私はストーリー重視。擬似でも良いから、中出し映像が欲しい。） 意外に良かった箇所： ・夜の校庭を女教師が全裸で徘徊する映像は、照明の効果で肌に艶が出て、女優の魅力的な体型が美しく映える場面が多い。

　本作DVD BOXは「奴●色のフィアンセ」シリーズ全5作品を4枚のDVDに収めたもので、元の作品のエンドロールがすべてカットされている。不便なのは元のチャプターメニューが消されたこと。その代りに5分間隔のチャプターマーク間でスキップすることだけ可能。 　本シリーズは男1人と女2人の三角関係のストーリー。男と婚約したA女を妬んだB女が密かに計画してA女を奴●に堕とすが、B女も不幸な結末を迎えがちだ。作品毎の人間関係は： (1)糸矢めい（117分） 　楠木女学院の同級生でライバルだった2人の女性。学業でも水泳でも常に1位と2位の関係で恨んでいたB女が脇役。1位のA女は両親を亡くして高校中退し、東京に出ていた。B女が想いを寄せるC男が東京出張時にA女と付き合って婚約して帰郷した。B女は恩師の関口教諭と謀り、A女を奴●に堕とす。 (2)杏樹紗奈（117分） 　B女が以前から結婚したかった従兄妹のC男が、入院した時に看護師のA女を好きになり、1年間付き合って婚約した。B女はA女を陥れてC男の気持を自分に向かせる陰謀を楠木女学院の由紀子院長に依頼して、5回も繰り返したが成果なし。6回目の依頼を断った由紀子を脅迫したB女も奴●に堕とされる。 (3)佐々木はるか（170分） 　C男は親同士が決めた許婚のB女がいるのに反抗してA女と恋仲になる。B女が監督した映画作品が酷評されたのに、主演女優のA女は新人賞を取り、更にオーディションにも合格。B女は楠木女学院の由紀子理事長から勧められてA女を奴●に堕とす企てに加担する。その結果、C男はB女のものになる。 (4)青山ローラ（165分） 　藪田系列ホテル従業員のA女が、ホテル内でC男が暴漢に襲われる現場に居合わせてC男をかばって刺されたことが縁で、1年間付き合って婚約した。C男を奪われたB女がホテル社長の由紀子の企てに乗ってA女を奴●に堕とす。B女を尾行してA女を見付けたC男も囚われる。C男を助けたくて由紀子を脅迫したB女まで奴●に堕とされる。 (5)愛葉みう（155分） 　藪田病院に難病で入院中の2人の女性に新薬が投与され、A女は完治して退院したのにB女は病院側の悪意で偽薬が投与されて効果なし。好きだった看護師のC男と婚約したA女を恨んだB女は、由紀子院長に頼んでA女を奴●に堕とす。それに気付いたC男も囚われる。B女は思いを遂げて病死。

「奴●色のフィアンセ 完全保存版001」で本シリーズ全5作品をノーカットで視聴した中で、本作は異色なシナリオが魅力的な作品だ。低評価のユーザーコメントが多いので、誰も付けなかった最高の評価でコメントしたい。 【背景】 ・坂崎知佳：両親を亡くして養護施設で育ち、看護師になった。 ・松原あさみ：社長令嬢。病死した父親の跡を継いで社長になる。 ・○○優一：入院した病院で看護師の知佳と出会い、1年間付き合って婚約。 【人間関係】 ・あさみは従兄妹の優一と結婚する心算でいたが、優一にその気は無かった。 ・父親が薮田グループの有力企業の社長だった縁で、あさみは楠木女学院の由紀子院長と面識がある。 【あらすじ】 (1)優一に知佳との結婚を諦めさせるため、あさみが由紀子に依頼して、知佳は退勤時に望月組の冴山らに拉致され、地下の秘密クラブで中出しレ●プされて帰される。ボロボロになって帰宅した知佳を優一が優しく介抱する。 (2)優一が知佳と予定通り挙式すると知ったあさみは、由紀子に知佳をもう一度犯させるよう依頼する。冴山ら2人組が優一宅を襲い、冴山が優一を拘束、もう1人が知佳を中出しレ●プ。犯行後の現場を見たあさみが優一の両親に報告して2人の結婚を止めさせようとする。 (3)優一が知佳を諦めないので、あさみは由紀子に依頼して知佳を拉致監禁させる。優一が行方不明の知佳を探している間、知佳は秘密クラブで奴●として調教され、ショーに出され続ける。 (4)1年経っても諦めずに知佳を探し続ける優一にあさみは協力する振りをする。その裏で由紀子に依頼したことは、自分を優一と一緒に誘拐させて奴●調教を装って優一と何回も中出しセックスすること。その後に3億円の身代金と引き換えに優一と一緒に解放させる。知佳は解放させず、知佳の背中に鮮やかな彫り物を入れさせる。 (5)優一の子を産んでも優一が自分に靡かないので、由紀子に知佳をもっと酷い身体にして解放するよう依頼する。知佳は声帯を潰され、歩けなくされて戻って来る。 (6)優一はあさみと離婚して知佳の傍に居ると言い出す。怒ったあさみが由紀子に知佳をもう一度誘拐するよう依頼するが断られる。あさみが由紀子らの悪事をばらすと脅迫したものだから、今度はあさみが奴●の身に堕とされる。 (7)優一と知佳の束の間の幸せなセックスは盗撮され、秘密クラブで鑑賞されている。

「奴●色のフィアンセ 完全保存版001」で本シリーズ全5作品をノーカットで視聴させて頂いたが、その第1作の本作は被害者の由佳が一方的に奴●として責め続けられる展開で終る。後続の作品にあるような加害者側の女も因果応報で不幸な結末を迎える展開が無いことに私は不満を感じた。また「奴●色の」シリーズ群で定番の、客に見せる各種ショーの場面が本作に含まれないことは物足りないが、被害者を精神的に虐め続ける手法の面白さで満たされるので、減点は★1個に留める。 【背景】 　楠木女学院の同級生でライバルだった2人の女性は幼馴染み。学業成績でも部活の水泳でも常に1位と2位の関係で敗けて恨んでいたB女が脇役。主役のA女は両親を交通事故で亡くして高校中退し、東京に出て働いていた。B女が想いを寄せるC男が東京出張時に出会い、5年間付き合って婚約したA女が結婚のため帰郷した。B女は高校の恩師、関口教諭と謀り、A女を奴●に堕としてC男を奪い取る計画。 【内容】 　B女は親切を装って自分の父親が経営する薮田グループ系列の出版社にA女を入社させて、計画を実行に移す機会を窺う。B女はA女に睡眠薬入りの紅茶を飲ませて眠らせ、A女を望月組の男たちに拉致・監禁させて、性奴●調教を受けさせる。彼氏に見せられない調教中のA女の写真を脅迫用に撮った上で、昼間はA女を出版社に勤務させ、夜間は調教を受けさせる。休日は彼氏の誘いを断らせて調教を受けさせる。 　A女が指示された高校の制服と競泳用水着を持って調教所に来た時から、永久に地下牢に監禁され、各種ショーの調教を受けさせられる（客に見せるショーの場面はカットされている）。A女と連絡が取れなくなり心配するC男に、B女と関口教諭が嘘の目撃情報を伝え、A女とヤクザが一緒にいた話をする。C男がA女の携帯に掛けると、相手の男が出て性交中のA女の声を聴かせる。A女は目隠しと耳栓をされて、そのことに気付かない。＜後半省略＞ 【参考情報】 　被害者に奴●の番号札が付いたのは「奴●色のステージ7」から（例：C 28）だったが「奴●色のステージ8」では使われず、その次に発売された「奴●色の女教師 雨宮琴音」で再び使用された（C-27）。その次に発売された本作「奴●色のフィアンセ 糸矢めい」で奴●番号は「C」が無くなって数字だけ（77）になり、以降「奴●色のステージ9」から定着した。

「奴●色の女教師 完全保存版001」で本シリーズの全8作品をノーカットで視聴させて頂いたが、他の7作品は★5つの評価に相応しい見どころが豊富だった中で、唯一本作品だけが見劣りした。特にシナリオの問題点を以下に列挙する： (1)本作には「女教師」と呼べる場面が全く見られない。冒頭、楠木女学院の階段を下りる姿が一瞬だけの映像では酷過ぎる。本編は女教師が犯罪を犯して刑務所から出所後の「元教師」でしかないので、本シリーズに含まれることが可笑しい。 (2)美奈子が恋人を伴って帰宅した時、居間で自殺した父親の傍で望月組の男たちが寛いでいる状況が不自然。彼らが救急車または警察を呼んだ形跡がない。薬を無理に飲ませて死ぬのを待っていた状況に見える。美奈子もなぜかすぐに通報しない。普通なら真っ先に救急車を呼ぶだろう？ (3)後日、美奈子が父親の敵討ちで望月組の男を刺すが、その弱い刺し方では殺せないはずだ。相手が死んだか否か描写されないまま。 (4)殺●罪なのか、殺●未遂なのか、傷害罪なのか不明。 (5)美奈子が刑務所から2年後に出所したのが、刑期を終えたからか、仮出所なのか不明。 (6)美奈子が出所して帰宅した夜、恋人との性交場面が盗撮されて望月組のバーで鑑賞されているが、いつ誰が盗撮カメラを仕掛けたのかな？ (7)それを見た客たちが「ムショ帰りの女のセックスは激しい」と評しているが、それは普通のセックスに見えた。 (8)拉致された恋人の隆を美奈子の白黒ショーに同席させ、ショー終了時の見世物として隆が絞殺される必然性が無いのでは？　美奈子に今後も言うことを聞かせるための人質が居なくなる。精神を病んだ姉をまだ生かしているから十分だということなのか？ 【備考】美奈子の奴●番号（113）と姉の洋子の奴●番号（112）から、姉が先に奴●に堕とされていたと推察される。具体的には2年前に姉が連れ去られた時点で姉妹の奴●番号が採られていたのだろうか？ 【ユーザーレビューに対するコメント】 ◆「姉は太目のマグロ状態」はストーリーに合うので批判は当たらない。過酷な調教に堪えられず精神を病んで無反応になったのだよ。 ◆「教師が主役」という誤った認識のコメントがある。 ◆「普通のセックスでは満足できない女」という誤った観察のコメントがある。その後の女優の演技についても、ことごとく私の感想と異なっている。

　本シリーズのストーリーと編集は手が込んでいる。飛ばし見するとストーリーを誤解する結果になり易い。私は最初から最後まで（中断・再開しながら）飛ばさずに見て視聴後の満足感が何倍にもなった。本シリーズは特に2作目から6作目まで3～4時間もの長編で、手っ取り早く抜きたいユーザーには向いていない。 　本シリーズの特徴は奴●の調教において被害者に精神的な苦痛を極限まで与える加害者達のサディズムの極致だ。そのやり口は作品毎に異なっていて面白い。そこには被害者の家族や婚約者まで巻き込まれる場合がある。以下、作品毎にコメント： (1)彼氏が勤める楠木女学院に赴任して来たばかりに、彼氏と結婚する心算だった幼馴染みの女教師が由紀子院長に頼んで奴●として監禁調教され、彼氏を奪われる不幸な新任女教師、石川里奈。奴●番号＝C-27 (2)1年間の海外留学（監禁奴●）から復帰した女生徒を人質にされて、調教を拒めない新任女教師の大沢愛美。本作では奴●番号が無い。本作は院長が出ない代りに保健室の先生（風間ゆみ）が代役を果たす。 (3)前作の続編。愛美の姉の大沢真奈美が妹の消息を調べに来て、奴●調教師の罠に嵌る。前作に出なかった由紀子院長が本作には出て来る。愛美の奴●番号＝33。真奈美の奴●番号＝38。女生徒、浅倉詩織の奴●番号＝17 (4)坂口瑞希（#63）は教え子の上村晴海（#62）を救うべく関口教諭にそそのかされて組事務所に乗り込むが罠だった。瑞希は晴海を家に帰すという交換条件で、自分が身代わりになること、恋人と別れることを誓わされる。 (5)奨学金制度で入学した優等生の吉沢なお（#86）。新任女教師の竹内真紀（#87）。奴●を調教する女は本作では女生徒の久保田千春で、彼女が調教メニューの詳細説明をする場面がある。 (6)前作の続編。由紀子院長が登場する冒頭場面で女教師（真紀#87）と女生徒（彩#88）のフェラ奉仕がある。しかし、彩は被害者を演じて調教を助ける加害者の手先で、同時発売の作品「奴●色のステージ14」に主演する。新任女教師は水沢佳奈（#97） (7)本作のみ駄作 (8)高岡奈保子（奴●番号なし）は楠木女学院と同じ町にある柊学園の新任女教師で、校長から2週間の研修だと偽って望月組の奴●施設に行かされて、研修期間の後は校内で客の相手をさせられ、放課後は毎晩、奴●のステージに立たされる。

主演の若宮穂乃さんは優等生なのに露出癖のある生徒会長というイメージにピッタリだ。彼女が裸体を露出する羞恥心と同時に強い快感を表現する演技力は自然でリアルで非常に魅力的だ。本作はオープニングに無料サンプル動画と同じ内容が収められ、その次に以下の4チャプター構成で： (1)教室で密かに露出、夜の校庭でも露出（25分） (2)昼間の町内で露出（44分） (3)「将来の夢の発表会」で露出狂を実演（20分） (4)学校でヌードモデルを実演（30分） 【原作と本作の違い】 ・原作はプロローグで主人公の布祐香が露出願望に目覚めた幼少期の絵本、海の魔物に生贄として捧げられる姫君の物語が紹介されるが、本作でその話題は省略されている。 ・原作では第1章から布祐香は下着を着けずに登校していたが、本作の最初はまだ下着を着けて登校した。 ・原作では都会の6階建て校舎で男女共学だが、本作は田舎の町で別荘のような建物で生徒数は男子5人、女子1人、教師が1人だけの学校。 ・原作で最初の露出は授業中に抜け出して無人の視聴覚教室で全裸になるが、本作では放課後の普通の教室で全裸になる。原作では窓ガラスにおっぱいを押し当てるだけだが、本作では開けた窓から上半身を乗り出して、陰毛まで外から丸見え。 ・原作では夜の住宅街を全裸で歩いて自動販売機まで往復するが、本作では夜の学校の敷地内で行動する。 ・原作では路上の彼女の全裸写真がネットに出た最新状況を知った高木君が勝手に助けに来るが、本作では脱いで隠した衣服を通行人が見つけて持ち去ったため、危機に陥った彼女から携帯電話で高木君を呼ぶ。 ・原作では開かずの踏切の遮断機が下りて電車が通過する時、衆人姦視で全裸の処女を高木君に捧げてバックから中出しされるが、本作では人気のない場所で高木君に処女を捧げてフィニッシュは膣外射精。 ・本作では生徒会主催「将来の夢の発表会」のトリを務めて生徒会長の自分が露出狂であることを発表して実演するが、原作ではそれは5種類の選択可能な結末の1つであり、発表会後どうなるか不明。 ・原作ではマンガ研究会からの女性モデル依頼用の部費申請を生徒会長権限で却下した代りにモデルを自ら引き受けるが、本作では高木君の提案でヌードモデルになる。 ・原作では昼も夜も校内と街中で色々なパターンで露出行為が繰り返されるが、本作ではそれぞれ回数が限られている。

　本作DVD BOXは「奴●色のステージ」シリーズ初期16作品から4作品ずつ収録した4回目の商品で、現在FANZA通販ではこれだけが唯一購入可能。中味は4枚のDVDに元の作品ごとに分割して収められているものの、元の作品のエンドロールがすべてカットされている。4枚構成で1個の作品として審査を受けるため新たなモザイク処理が施されたようで、1枚目のDVDの冒頭に「作品により実際の商品とモザイク処理が異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。」という字幕表示がある。発売時期がモザイク処理が濃くなり始めた2016年10月以降であるためか、局部のモザイクが概ね濃くなっているが、まだ現在ほど濃いモザイクではない場合もある。 　本作のストーリーで、2枚目から4枚目までは一連のストーリーとして関連付けられる。登場する奴●の番号は以下のとおり： DISC.01： ＃82 橘瑛子先生（青木玲） ＃83 内藤美咲（管野しずか） DISC.02： ＃52 里中清美先生（浅乃ハルミ）は望月組長のコネで就職。 ＃53 望月沙耶（舞野まや）は望月組長の一人娘。 ＃54 春菜（ももかりん）は女生徒。 ※ 新任女教師、里中清美を奴●にするように、由紀子理事長が冴山に指示した。それは冴山を望月組長から離反させて味方に付ける策略だった。 ※ 望月沙耶（舞野まや）と二宮彩（1人2役）は行き別れた双子の姉妹。彩は重病の母親を見捨てた父親（望月組組長）を恨み、沙耶を罠に嵌めて奴●に堕とし、沙耶の恋人の医学生、孝之を拉致し、更に実の父親を毒殺する。最後には沙耶の親友の春菜まで拉致して奴●に堕とす。 ※ 外国に売られる沙耶の最後のステージを終えた去り際、沙耶からの詫びの言葉を聞いた彩は後悔するが、あとの祭。 DISC.03： ＃55 里中香里（一ノ瀬アメリ）長女 ＃56 里中澪（晶エリー）次女 ＃87 里中清美（雫パイン）三女 ※ 清美は反抗して客の男根を噛んで怪我させた罰として急所を外して拳銃で撃たれ、最後のステージで客と性交中に息絶える。 DISC.04： ＃24 北川仁美（水沢真樹）は薮田貿易に勤める夫と夫婦生活を営みながら、マンションの住人に密かに性奉仕している。 ＃57 真壁由梨（椎名ゆな）は薮田建設に勤める夫と新婚の妻で作家志望。薮田グループを題材にした小説を構想し、闇の真実に接したため囚われる。

　2008年6月7日発売の第1作「楠木女学院 奴●色のステージ」に始まる長寿シリーズの最後は2019年5月7日発売「奴●色のステージ45 香坂紗梨」だった。それから1年後に新作として発売された本作のタイトル「奴●色のステージ 調教の日々」は、本シリーズ初期の作品群から単純に調教場面だけを切り出して編集した総集編として2009年8月7日と2010年10月7日に発売された実績がある2作品と同じものだ。 　それに反して、本作は過去の2作品とは異なる全く新たな撮りおろしによる作品だ。更にシリーズ旧作より過激でリアルな凌●描写を目指したという口上が見られる。従って、私は本作を旧来の「奴●色のステージ」シリーズに含ませることに違和感が強い。新たなスピンオフ作品シリーズとして分けて発売されたら良かったのではないかな？ 　本作と同じ薄刃紫翠監督による次回作として2020年8月7日に発売される「奴●色のステージ 調教の日々 西田カリナ 川越ゆい」は、本作よりもっとドラマ部分が拡充されているように見受けられる。だからこそ、これら2作品は薄刃紫翠監督による新たな別のシリーズとして旧シリーズから分離して欲しい。

【★ BOD版を視聴してBlu-rayのページに投稿したレビューコメントに1000文字を超えるため記述できなかったコメントの補足を、こちらのページに投稿させて頂きます。コメントの本体はBlu-rayのページをご参照ください。★】 【コメントの補足】チャプター順に： (1)全ての始まり（21分） 　日向子は強度の近視という設定だが、掛けていた眼鏡には度が入っていない伊達眼鏡だった。また、図書館の書架の蔵書の並べ方がよく見たら全くデタラメで可笑しい。 (2)仕組まれた罠（51分半） 　日向子は度の強い近視の眼鏡を脱衣場で外して入ったから、中が男湯で先に館長が湯舟に浸かっていることに至近距離に近づくまで気付かない。 (3)調教の日々（4分） (4)強●淫語（19分） 　館長によるフェラ調教は、日向子の創作なのか、創作の参考となった実体験なのか？･･･それは次の章の冒頭で日向子が回想している場面から、それが実体験であることが明らかになる。 (5)恥かしい言葉に濡れて（19分半） 　この章の解釈について：官能小説の中味なのか、それとも参考となった実体験か？･･･それは、実体験そのものを書くのはやめて、ほかの会社のOLと上司に置き換えて小説を書こうと日向子が考えた場面の一瞬から、日向子自身の体験と思えるが、日向子の空想である可能性も否定できない。 (*)ラストシーン（上記19分半のチャプターで最後の100秒） 　郵送されて来たパケットで、ペンネーム日向真知子デビュー作の文庫本「淫語調教」2冊が届く。 ◆本作に対するユーザーレビューとして先行する10件のコメント中、唯一十分な情報量で文章表現も的確で参考になるのは「寝取りスキー」さんのレビュー記事だった。しかし、1000文字に収めるため作品後半についての記述が薄くなった。それは私のBlu-ray側のコメント本体についても同様だ。 ◆月刊DMMの雑誌掲載コメントの最後にある「実は女流小説家の作品の中の出来事だったという凝ったラストも文学的です」という解釈は可能だが、私はユーザーレビューで寝取りスキーさんのレビューの「ラストでは旅館に逗留するひなこのもとに小包が届き、それを開封するとフランス書院文庫っぽい装丁のデビュー作「淫語調教」が出てきて、めでたく作家デビュー」という、作中のストーリーが自然な流れになる解釈に軍配を上げたい。