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81-100/193件
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投稿日 : 2020/04/03
絵柄の変遷が激しい作家さんですので、表紙と中身はほぼ別物です。
momi先生の3冊目の単行本となります。 momi先生については後述しますが、一応の注意点がありますので、それを先に述べてしまうと時系列的に『恋乳ているず』→『ふらっぴー!』→本作となるのですが、各々の表紙をみれば、わかるようにかなり描かれた時期によって作画というかキャラデザが異なりますので注意が必要です。 基本的に巨乳かつややコミカルよりのキャラデザが初期で、後期になればなるほどコミカルさが抜けていって、特に目や表情といったキャラデザの根本に変化がみられるといった感じです。リアルよりのフェイスに漫画的なデフォルメの入った身体のキャラデザが好みの方ならば後期の方がよいかもしれませんが、筆者は初期の方のキャラデザが好みです。 なお、本作はポプリクラブさんが廃刊となってしまっていた都合、絶版となった『恋乳ているず』をコミックバベルさんがリバイバルしたものですので、収録内容は同じで作者の作品コメントやカバー、あとがきといった要素の差異しかない点にはご注意下さい。FANZAさんで電子書籍として購入すると、オリジナル版のカバーイラストがオマケがついてくるので、初期の絵柄が好みな方は色々捗るかなと思います。 作話については、軽めのコメディとエロさが上手い具合に両立できていると思います。基本的には勢いで押し切っているような作風で、コミカルな描写も多いです。そのような勢いで押し切る感じのエロ漫画が不得意な方には不向きな面もありますが、やや強引な展開と勢いのあるエロシーン、良好な後読感がセットになっていますので、独特な「軽さ」が素晴らしい作品群となっていますので、興味のある方は、是非一読下さい。 筆者的には絵柄の変遷の都合で、本作を強く推しますが、momi先生の独特の雰囲気が気に入った方は本作+『ふらっぴー!』でmomi先生の商業作はほぼ完全に網羅できますので検討してみてはと思います。最後に繰り返しになりますが、当時は表紙のような絵柄ではなかったため必ずサンプルの方で当時の絵柄を確認の上でご購入を検討下さい。
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39
アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/31
絵師さんが好きでしたら是非。シナリオはまあまあです。
CUFFSさん系列のブランド、CUBEさんの作品の1つで、カントク先生原画の作品で、系列としては『your diary』の続作となります。 CUBEさんの作品は、古参のエロゲーマーとしては評価がし難い作品ではあるのですが、はじめに断っておくと、難しいことは考えずに普通の青春モノの萌えエロゲーとして楽しむことができるユーザーさんでしたら、購入を検討されてもよいクオリティの作品ですので、一般的な評価としては、値段の相応のエロゲーとして優秀です。 で、ちょっと面倒な話をすると、この頃のCUBEさんはまだ、CUFFS系列の作品に引っ張られていた感があり、シナリオゲーとして売っていたという側面があるため、当時筆者などは過度な期待をもって本作をプレイしたのですが、割合平穏な内容であったため、CUFFS作品としては首を捻りたくなりますが、CUBE作品としては、これくらいの塩梅でよいと地盤が固まった作品と思います。 以下は厄介オタクの愚痴のような内容になってしまうので、興味の無い方は回れ右でよいのですが、 CUFFSさん系列のブランドでシナリオゲーを匂わすことは、トノイケダイスケ先生の作品の後継を匂わすこととほぼ同義と思っていた当時の筆者としては、そういうアプローチでの売り方はやめてくれないか、と思っていました。 先にも述べたように本作はシナリオゲーという観点からみれば凡作そのものです。古参のエロゲーオタクとしては、やはりトノイケ先生の作品で「this is it(自分の思っていたことはこれだよ)」な体験をしてきた下地がありましたので、当時はまだトノイケ先生の作品が発売される可能性があったため、お布施的な意味合いも兼ねて購入していましたが、これ以降は流石に追いかけなくなったきっかけとなった作品でもあります。 長々と書いてしまいましたが、カントク先生原画ということもありCG等のクオリティは高く、萌えエロゲーとしては申し分のない内容ですので購入を検討されてもよいかなとは思います。 逆に、ここまでの厄介オタクを生んでしまったトノイケ先生の作品については、現在まともにプレイできるのは『水月』か『ワンコとリリー』の2作で、どちらもFANZAさんで購入できるので興味のある方はチェックしてみて下さい。
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2
アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/31
よくも悪くも「新島夕」作品の系譜かなと思います。
当時新ブランドとして立ち上がった、Us:trackさんの処女作にしておそらく最終作となる1作です。 まず簡単に述べてしまうと、本作の評価が低い点はシナリオで、当時はネットでもよく話題になっていました。SAGA PLANETSさんの作品などで有名なシナリオライターである新島夕先生をメインに据えている作品ですので、エロゲに詳しい方ならば察せるかと思いますが、新島先生の暴走により兎角メインヒロインのみ異色を放ってしまっている上、ネタ的な意味では美味しいかもしれないのですが、メインヒロインのみ所謂トゥルーエンドが用意されており、主人公は社会人になり、もう一度ヒロインと再会する…みたいなシナリオなのですが、「本企画は、極めて王道で恥ずかしいほどのド直球。思わず目を覆いたくなるような、そんな恋愛ADVです。」という公式説明は何だったのかというレベルで本編とトゥルーとの温度差が激しいです。 トゥルーエンドのシナリオならば、よく同時期発売の『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』が比較として挙げられますので、シナリオゲー的な意味あいでは『サクラノ詩』の方が圧倒的に優秀ですので、基本的にはそちらをおすすめします。少しネタバレになりますが、本作の場合ですと、実はメインヒロイン以外は全うに萌えゲーヒロインのシナリオが展開されていますので、ちょっとエロは薄めですが、業界全体が完全に斜陽な状態になる前でしたら、こんな感じのエロゲが大量につくられていたのだよという指標にはなります。その上でトゥルーエンドについては、天性の才能をもつ音楽家のヒロインと1発屋の絵本作家の主人公との差異が描かれるシナリオとなります。この時点で、ん? となってしまった方は回れ右でよいと思うのですが、当時ネット上でネタになってしまったのは、天才のヒロインは結局主人公との関係よりも音楽の道の方を選んでしまうという点にあり、「音楽に彼女をNTRれた」と当時炎上していました。 解釈違いになってしまうかもしれないのですが、主人公は職も転々とするわ、ヒロインのためを想って行動して、社会的にボロボロの状態でアラサーとなり、読んでいるこっちがうわぁ…となっているところでヒロインと再会できてエンド(主人公が疲れ切って微睡んでいるところの描写ですので「できていない」ととることも可です)となるのですが、王道とは? と問いたくなる内容です。
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27
電子書籍
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投稿日 : 2020/03/31
思わず物理媒体でも欲しくなるレベルの作品です。
まず、他のレビュアーさんも挙げていますが、FANZAさんの方で検索をかけると、笹森トモエ先生の単行本では、本作と『優等生に必要な授業』が真っ先に出てくることと思いますが、FANZAさんの商品紹介ページにも明記されていますが、本作は『優等生に必要な授業』に収録されている内容も含んでいますので、余程金銭に余裕のない限りは本作を購入することをおすすめします。 で、本作については、『サキュバステードライフ』などの同人作の方でも有名な笹森トモエ先生の商業での初単行本となります。本作が発売されたのが2017年で収録作ですと最古のもので2012年のものが収録されていますので、エロ漫画かつ初単行本では最早恒例かもしれませんが、初期の作品だと粗が大きいので、実用性の面ですと人によっては、ややきびしめ作品も収録されているかたちとなります。なお、現在の笹森トモエ先生の画風が安定したのが2015年ごろのようで、収録されている9作あるうちの5作が2015年以降に描かれた作品となるので参考までにどうぞ。 シチュや性癖の変遷はあまりみられず、笹森トモエのお得意? の地味っ娘にみせかけて実はドスケベでした、みたいなキャラ造けいについてはかなり初期から一貫しています。またプレイの傾向についても ・女性上位とまではいかないまでもともかくエロについては女性が強い。男性もそれに引っ張られるかたちでずぶずぶな関係になっているケースが多く、結局女性が手綱握っている関係性が多い。 ・理由や葛藤などもそこそこ描かれますが、なんやかんやで「妊娠するリスクのある」中出しをする。ここでのキーは男女ともに妊娠をリスクとして捉えているというところで、そのような意識があるにも関わらず獣性や情動に負けて中出しする展開が多い。 といったような特徴がありますので、上記の内容でピンとくるものがあったユーザーさんいは是非おすすめです。 絵柄については、ほぼ表紙の絵柄がイコールで現在の絵柄なのですが、大きな変遷としては、単純に書き込みや体位の選択やその構図、乳揺れや腰振り、汁表現などの描写が後年の作品の方が明らかに上達しているように思えます。筆者は2015年の『弓坂さんの場合』という地味っ娘が実はハメ撮りに興味があって…という作品が推しなのですが、ハメ撮りシチュがあまり好みでない筆者でも大満足でしたので、是非おすすめです。
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1
同人(二次元)
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投稿日 : 2020/03/30
1冊目で不足していたの描写がある程度は補完されています。
『パパのいうことを聞きなさい!』『甘城ブリリアントパーク』などで有名ななかじまゆか先生の同人作品となり、「人妻」シリーズの2冊目となります。 1冊目の方のレビューでも述べたのですが、なかじまゆか先生は描いている年代によって、結構絵柄の変遷のある作家さんですので、本作が出ている段階ですと、 ・デフォルメが過ぎない(度合いが低め)の美女/美少女キャラの作画に長けている ・瞳の描き方がすごく印象的 といった特徴を挙げることができるかなと思います。 本作の内容の前に1冊目のおさらいをすると、1冊目は旦那さんや生活描写などがかなり薄めでしたので、かなりNTR味の薄めの作品でした。大まかな内容としては憧れの幼馴染のお姉さんが結婚してしまったのだけれども、隙だらけプラス憧れやあきらめきれない想いから主人公が若さを暴走させていく内容となっており、それに応じてしまうヒロインというぐだぐだな関係が上手く描写できていたかなとは思います。 で、2冊目になる本作については、旦那さんがついに登場するのですが、他のレビュアーさんたちのレビューと重複する内容もありますが、旦那さんがよい人なのだけれども魅力がないキャラとして徹頭徹尾描写されており、だったら浮気されても仕方ないよね、みたいなところにやや強引に持ち込んでいる感じがあります。主人公はその旦那さんの様子をみて何でこんな男にヒロインを取られてしまったんだ! みたいな怒りを覚えている様子ですが、兎角NTRものとしての心理描写が薄めの作品ですので、主人公にしろヒロインにしろ、浮気をしている/させていることについての罪悪感や葛藤の描写が不足していることもあって、主人公やヒロインに感情移入しにくい作品となっています。ので、この手のジャンルに造詣が深い方は曲がれ右でよいのではないかと思います。 エロ漫画としてはシチュに対しての描写が不足しているため、感情をのせることが困難といった最大の欠点を除けば、作画および体位の選択など俊逸なものがあり、価値のある作品なので、絵柄が好みでしたら、購入を検討されてみてもよいとは思いますが、NTRものとしては少し踏み込みが足りていない感が強いです。
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9
同人(二次元)
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投稿日 : 2020/03/30
人妻設定があまり活かされていませんので、NTR味は薄いです。
『パパのいうことを聞きなさい!』や『甘城ブリリアントパーク』などの挿絵を担当されているなかじまゆか先生の同人誌の「人妻」シリーズの1冊目です。 先に大まかに内容を述べてしまうと、本作についてはNTR味は薄いかなという印象です。2冊目でフォローされる内容ではあるのですが、本作のみの場合ですと、ヒロインの旦那さんが全く登場せず、加えてシリーズを通じて、生活描写も薄めですので、徹頭徹尾「憧れの年上幼馴染」への憧憬や果たせなかった想いからの暴走エロという構成になっていますので、この手のジャンルに造詣が深い方が求めるような心理描写が薄めと捉えることができるかなと思います。 ただ、なかじまゆか先生のデフォルメが過ぎない美女/美少女キャラの作画が好みでしたら、エロ漫画としては十二分な内容となっていますので、おすすめです。一応、なかじまゆか先生について追記すると今でこそ本作のような絵柄ですが、結構絵柄が変遷している印象の作家さんですので、例えば『パパ聞き!』や『甘ブリ』の初期の頃とは結構デフォルメの度合いが違っていて、後の年代になればなるほど、デフォルメの度合いが減ってきているイメージです。また、今の絵柄だと瞳の描き方が凄い特徴的なのですが、これも近年培ったものとみることができます。 また、エロ漫画としては、汁描写は控えめ(リアル寄り)でシチュ選択については、先述の通りなので、作品によっては、うーん…となってしまう方も多いのではないかと思いますが、基本的な体位やそれにあわせた構図および作画については俊逸なものがあり、エロシーンの完成度はかなり高い部類に入ると思います。 ので、シチュ云々の話はともかく、絵柄が好みでしたら購入を検討されてみてもよいのではないかと筆者は考えます。シチュ自体の話もしてしまうと、描写自体は薄めだとは感じたのですが、初めてのセックスからのぐだぐだな関係や本作の締めにあたる、旦那さんも使用しているベッドで、中出し解禁といった描写はこの手のシチュでは王道的なものと考えますので、大枠は外していません。
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7
アダルトPCゲーム
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投稿日 : 2020/03/28
『カミカゼ』と比較すると微妙ですが、エロはよいです。
先日、最新作の『ココロネ=ペンデュラム!』が発売されたクロシェットさんの代表作の1つです。 クロシェットさんの特徴をざっくり説明しますと、まず異能バトル(バトル要素がほぼ無い、または薄い作品もありますが)モノ×学園モノ+場合によっては和風テイストなどの追加要素で構成されている作品が多く、ありていに言ってしまえば、ひと昔前のラノベに十八禁要素を加えた作品が多く、わかりやすいため、さくさく進めることができます。また、みればわかることと思いますが、ヒロインの造けいについては、とにかく巨乳キャラ推しで、1つの作品に対し、少しロ〇っぽい造けいの貧乳キャラは1枠は用意されてはいるのですが、後は全員巨乳・爆乳とわかりやすい造けいになっています。加え、当時としては、立ち絵の差分がかなり多く、それをセリフの途中などで切り替え、劇をさせるという手法にかなり長けているメーカーさんですので、先のシナリオのわかりやすさとあいなり、尺が長めの作品が多いのですが、飽きにくいという特徴をもった作品が多いと筆者は考えます。 前置きが長くなりましたが、原画家の御敷仁先生を採用しているラインの作品は、先生の人気と異能バトルモノ×学園モノのわかりやすいシナリオを突き詰めた作品が多いので、ファンの中でも人気のある傾向にあります。 その上で、本作についてなのですが、なまじ前々作にあたる『カミカゼ☆エクスプローラー!』がネタになり尚且つエロも申し分無し、かつそこそこシナリオも読める萌えエロゲーとしてかなり高水準であったため、当時の評価としては、『カミカゼ』と比較すると微妙。でも好きな人は好きだと思う、といった感じだったと思います。 ネタとしても、ぶっちゃけ『S〇O』が流行っていたご時世が下地にあったため、VR形式のMMORPGと思わせておいて実は! という今となっては古典過ぎる内容ですので、そもそもMMORPGになじみの薄い若い世代のユーザーさんの感性にはちょっと…となってしまう作品かなと思います。 その上で筆者的な推しとしては、キャラが好きというのがあり、実妹の「海棠 璃々子」がCV秋野花さんで、少しダウナーかつ中二病、人見知りで主人公(兄)にはべったべたという今となっては珍しめな属性過多なヒロインがいますので興味があれば是非。シナリオも比較的まとまっているのでなお◎です。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/28
しんたろー先生ラインの集大成的な作品です。
先日、最新作の『ココロネ=ペンデュラム!』が発売されたクロシェットさんの準新作となります。 クロシェットさんの特徴をざっくり説明しますと、まず異能バトル(バトル要素がほぼ無い、または薄い作品もありますが)モノ×学園モノ+場合によっては和風テイストなどの追加要素で構成されている作品が多く、ありていに言ってしまえば、ひと昔前のラノベに十八禁要素を加えた作品が多く、わかりやすいため、さくさく進めることができます。また、みればわかることと思いますが、ヒロインの造けいについては、とにかく巨乳キャラ推しで、1つの作品に対し、少しロ〇っぽい造けいの貧乳キャラは1枠は用意されてはいるのですが、後は全員巨乳・爆乳とわかりやすい造けいになっています。加え、立ち絵の差分がかなり多く、それをセリフの途中などで切り替え、劇をさせるという手法にかなり長けているメーカーさんですので、先のシナリオのわかりやすさとあいなり、尺が長めの作品が多いのですが、飽きにくいという特徴をもった作品が多いと筆者は考えます。 前置きが長くなりましたが、原画しんたろー先生のラインは和風テイストを担っていることが多く、2010年に発売された『あまつみそらに!』の精神的な続作と言ってよいかなと思います。本作の特徴としては、原画がしんたろー先生に戻った、シナリオも保住圭先生や姫ノ木あく先生など、安牌な面子で揃えられたというところにあります。ので、良くも悪くもクロシェット作品といったところで、ものすごいシナリオ上の感動や考察を要するような内容にはなっておらず、ときどきバトルシーンのようなシリアスも挟みつつも、主人公やヒロインたちが和気あいあいとしたコメディを繰り広げる内容となっています。ただ、『かみぱに!』や『あまつみそらに!』といった和風テイストの作品の要所はおさえつつ、シナリオのボリュームや完成度、エロシーンの実用性など加味すると、しんたろー先生ラインの集大成的な作品と言えることができると思います。 他のレビュアーさんのレビューにも挙がっているようにやや鼻にかかるような表現や冗長気味な面もあるのですが、古参のエロゲーマーとしては、『ココロネ=ペンデュラム!』がやや消化不全な内容だったユーザーさんにとっては、ド直球な内容となっているため、おすすめの1作となります。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/28
シナリオゲー好きでしたら是非。パープルさんの代表作です。
これを執筆している時点でもう終了してしまっているのですが、「ほめらじ」の片割れとして有名なパープルソフトウェアさんの代表作となります。 パープルさんは本作と本作のFDのシナリオの評価が大変よく、よくシナリオゲーのブランドさんとしてエロゲーマーの中では評価されていることが多いと思うのですが、実際のところはシナリオは外注ですので、結構作品によってバラつきがあります。 ので、筆者のおすすめとしては、 ・本作+本作FD ・『アマツツミ』+『アオイトリ』 となるのですが、大まかにいってしまうと本作は「夢」や「明晰夢」などをテーマにオタク特有の引きこもりマインドをえぐるようなシナリオとなっており、 対して、後者は「言葉」をテーマにコミュ障特有のあの時あの言葉が出れば、ないしは自分が使っている言葉に自分が影響されていることについての無自覚さを丁寧に描いたシナリオとなっていますので、どちらもゲームエンジンや原画家さんという意味では大差はありませんので、シナリオの興味がある方をプレイされのがよいかなと筆者は考えます(※もちろん、両方プレイされるのもありなのですが、4ゲーム分のシナリオを読破するのはちとしんどいかなと思います。が、今のご時世シナリオゲー自体が絶滅危惧されているジャンルですので、気に入った方はぜひ両方ともプレイしてみて下さい)。 長くなりましたが、本作の話に戻ると、「夢」というテーマの関係上、時系列や演出に無茶をしているシーンが多めですので、あまり読み飛ばしは効きません。ので、自分で咀嚼する必要がある作品として臨んだ方がよいかなと思います。それが苦手な方は「アマツツミ」がおすすめです。 また、他の方のレビューにも挙がっていますが、シナリオを咀嚼していく中で、本作のメインヒロインよりも根幹のところを担っている存在である、妹の「内藤 舞亜」の物語については、FDの方で完結するかたちとなるので、よくシナリオを読み人ほど、続作をやらねばという縛りのようなものが発生してしまうので、時間の無い方は注意してください。舞亜は中の人の遠野そよぎさんの熱演もあって、パープル作品を代表するレベルのキャラになっていますので、是非興味のある方は触れてみて下さい。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/28
筆者は大好きなのですが、『カミカゼ』と比較されると、ちょっと…
先日、最新作の『ココロネ=ペンデュラム!』が発売されたクロシェットさんの代表作の1つです。 クロシェットさんの特徴をざっくり説明しますと、まず異能バトル(バトル要素がほぼ無い、または薄い作品もありますが)モノ×学園モノ+場合によっては和風テイストなどの追加要素で構成されている作品が多く、ありていに言ってしまえば、ひと昔前のラノベに十八禁要素を加えた作品が多く、わかりやすいため、さくさく進めることができます。また、みればわかることと思いますが、ヒロインの造けいについては、とにかく巨乳キャラ推しで、1つの作品に対し、少しロ〇っぽい造けいの貧乳キャラは1枠は用意されてはいるのですが、後は全員巨乳・爆乳とわかりやすい造けいになっています。加え、当時としては、立ち絵の差分がかなり多く、それをセリフの途中などで切り替え、劇をさせるという手法にかなり長けているメーカーさんですので、先のシナリオのわかりやすさとあいなり、尺が長めの作品が多いのですが、飽きにくいという特徴をもった作品が多いと筆者は考えます。 その上で、本作についてなのですが、なまじ前作にあたる『カミカゼ☆エクスプローラー!』がネタになり尚且つエロも申し分無し、かつそこそこシナリオも読める萌えエロゲーとしてかなり高水準であったため、それに引っ張られるかたち(『カミカゼ』の続作ということで、ユーザーさんからの期待もかなりのもので、当時WEBラジオまであった稀有な作品となります)でしんたろー先生のラインでは初となる近未来モノの作品となっています。 結論から言うと、『カミカゼ』が奇跡の出来だったということが、本作で判明しました。ライター陣なども当時のクロシェットとしては最高の布陣で組んでいますので、決して面白くないとかエロくない、萌えやイチャイチャが足りていない、ということはないのですが、ネタとなるような部分が少なく、かつシナリオが基本平穏な内容だったというところが大打撃で、筆者のような日常シーンなどに力を入れてくれると喜ぶようなユーザーさんにとってはよい作品だとは思うのですが、ともかくネタとして扱いづらい部類の平穏なシナリオです。 筆者は中の人が車の人の「初咲 雛乃」がヒロインとしては、しっかり者の気苦労の絶えない「俊才」後輩キャラが上手いこと描かれており、タイトル回収もできているルートですので推しです。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/03/17
あっぷりけさんの代表作です。
ネット界隈では「ジャコス」ネタで有名な作品で、エロゲ界隈でも老店舗のあっぷりけさんの代表作となります。 かいつまんで説明すると、あっぷりけさんの代表作であるとともにエロゲ全体としてみてもF&Cさんの『水月』と並んで、「伝奇モノ」ジャンルの名作の1つとなりますので、ジャンルが好きな方ならば是非おすすめです。 先に挙げた『水月』と比較すると、『水月』は伝奇モノのもつ独特の雰囲気と観測論をシナリオに交えることで、トノイケダイスケ先生の描く、現実の不確かさおよびそれでも目の前の現実を日常を生きることの意味を描いた作品だったので、本来の伝奇モノジャンルがもっている現実離れをした存在(や慣習)による恐怖などが薄めな作品なのですが、本作の場合は、シナリオ展開的にそれらの要素がかなり強めに表現されているため、素直にサスペンスものとしておすすめです。ちなみにメーカーさんの言葉を借りるならば、「CGが真っ赤」な状態になることも少なからずあり、同メーカーでも後続の作品として『月影のシミュラクル』や『クロスコンチェルト』も同様の傾向があります。要は、18禁要素としてエロ要素もあるけどグロ要素もあるよといったところです。ただ、グロ要素についてはシナリオにインパクトを与えることが目的であることが多いため、主にバッドエンド時のみに表現され、かつそれを主においている作品ではないため、衝撃的ではありますが、悪趣味な感じではないので安心下さい。 あっぷりけさんの作品で特に評価されているのはシナリオ面ですが、基本的なスタッフは本作から最新作の『クロスコンチェルト』までほぼ変わらないので、一定以上のクオリティを保てている点もかなりプラスポイントです。本作のシナリオについて当時としては、ここらへんから実妹ヒロインの作品が増えていった印象があったので、実妹ヒロインのエロゲのはしりみたいな側面があり、近親モノを主軸に添えた上でかつ題名の通り「禁忌」を1つのテーマとして取り扱っていますので、葛藤を上手く描いた作品であると思います。また、『クロスコンチェルト』のレビューにも書いたのですが、ライターさんが積年の想いや恨みといった澱のようなものを描くことに長けたライターさんであるため、オチについては賛否両論かもしれませんが、オチを補完するための描写については俊逸なので、気になる方は是非おすすめです。
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投稿日 : 2020/03/16
Kima-gray先生の絵柄ないしは着衣エロが好みでしたら是非。
Kima-gray先生の2冊目の単行本となります。 単行本2種について比較すると、筆者の所感ですと本作の方が圧倒的におすすめです。 というのも、「絵柄が安定しており、ほぼ表紙の絵柄そのまま」というアドバンテージが大きいのと、シチュは純愛から寝取り、お仕事など結構様々なのですが、作話の質がかなり向上しており、寝取りシチュがあるのにそれはどうなの? とも思うのですが、どの話も基本的に後読感が良好で、エロに集中しやすいという意味で実用性が高い作品群が揃っています。 また、同人からKima-gray先生のことを知ったという方についても本書の方が絵柄や作話、性癖などがよりに鮮明になっているように感じましたので、同人で先生の作品が気に入ったよ、という方も本書を購入するとよいのではないかと考えます。 ざっとここまで、本書推しだよという内容を書いたのですが、Kima-gray先生の作品の特徴について簡単に列挙すると、 ・基本的にエロシーンは着衣のまま。いって半脱ぎくらいまで。 ・顔などの造形は幼いよりですが、身体についてはむちむちな肉感のキャラデザとなりますので、上記の基本着衣というシチュと相成って、刺さる人には物凄く刺さる。 ・シチュに依存しない要素として、作話に嫌味がない。ので、先述にもあるように寝取りシチュであろうと、後読感が悪いみたいな構造にはなっていない。 といった点が挙げられると思います。 なので、着衣シチュかつ絵柄が好みでしたら唯一無二の作品となりますので、是非購入を検討されてみてはと思います。ちなみに本作に収録されている12作のうち着衣のまま終わった(※おっぱいなどは露出するケースが多いです)話が10話。途中まで着衣で最終的には全裸が1話。ほぼ初っ端から全裸が1話となっていましたので、やはり着衣シチュに並々ならぬ情熱があることが再確認できました。 ちなみに筆者のおすすめの話は『Cheerful T.U.O.』という話であとがきにもありますが、T.U.O.はツインテール、アンダーウェア、オーバーニーソの頭文字から取っており、題名の通りそれらの属性をもった娘にエッチに励ましてもらうというシチュの作品なのですが、作話やプレイの内容、オチも含めてかなりおすすめの1作となっていますので、気になる方は是非一読下さい。ちなみに最後まで着衣シチュの1つです。
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同人(二次元)
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投稿日 : 2020/03/15
NTR好きか強くはないけれど、優しい性根のユーザーさんは是非。
この手のADV作品を作ったら右に出るものはいない同人サークル『人生通行止め』さんの最新作となります。 サークルさんのことをあまり知らない方に簡単に特徴を説明すると ・基本的にNTR作品のみを製作しているサークルさんで、作者あとがきなどをみればわかりますが、自身の性癖と明言しています。 ・その上で、サークル主の神騎逸天先生が担当されているのは、主にシナリオとなります。ので、作品群全体の特徴として、まず文章が平易で読み易い、この手の作品に必要不可欠な作話や心理描写、シチュ選択などが俊逸です。 と言ったような、特徴が挙げられるかなと思います。 基本的な特徴については、上記のような感じなのですが、本作を含めて大体の場合は、主人公とヒロインの恋愛についてかなり丁寧に描かれているケースが多いので、普通の王道エロゲ的な甘い恋愛をみせられ、「こんなん、ヒロインのこと好きになるだろ」といった感情移入がある程度済んだ状態で、NTR要素をぶっこみ、破滅させていく展開が非常に上手いので、この手の性癖が刺さる方や軽い破滅願望のある方などにはかなりおすすめの作品となります。 他の方のレビューにも挙がっていますが、本作の場合ですと、一応ルート分岐があるのと、ヒロインの視点のオンオフが選択肢として存在しており、作者様の意向(ゲーム中で注釈が入ります)としては、ヒロイン視点オフで純愛ルート→NTRルート。ヒロイン視点オンで純愛ルート→NTRルート(一応、オン状態のNTRルートは3つに分岐し、タイトル回収ルートの表と裏ないしは完璧な破滅ルートかを選ぶことができます。)といった順番がおすすめとなっており、ともかく幸せからの絶望への落差が激しく、読み物としてはかなり面白いのですが、内容があまりにも俊逸過ぎるので、心が弱っている方にはおすすめできません。 NTRシチュ的には、ちょっとした心の隙をつけこまれ、身体を許してしまった故に、脅迫され次第にずぶずぶと快楽堕ちといった展開になるので、シチュ上はかなり王道的かなと感じましたが、描写が俊逸でしたので、甘々な恋愛の幸福からのNTRによる絶望や恐らく最もキーとなるポイントですが「こんなん、ヒロインのこと好きになるだろ」という状態からのヒロインへの失望が半端なく、強くはないけれど、優しい性根のユーザーさんには酷く刺さる作品となっており、おすすめです。
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投稿日 : 2020/02/22
たまごろー先生の作風が好みなら是非。
この手の漫画に詳しい方ならば、語る間でもないかも知れませんが「生えっち」等のパワーワードで有名なたまごろー先生の執筆段階での最新の単行本です。 たまごろー先生を知らない方に簡単に特徴を説明すると、 ・〇リ~おねと幅広いキャラ造けいを扱っていますが、根本的な貞操観念がガバガバで、同人誌のタイトルにも採用されていますが、全ヒロインが所謂ビッチとなります。 ・上記を踏まえた上で、ビッチ属性について回るNTR的な要素が強調されるかと言われれば、そういう訳でもなく、あくまでセックスが大好きな女の子という感じに描かれることが多いです。この独特な感じはたまごろー先生の一番の持ち味かなと思います。 ・エロシーンについては、先の内容を踏まえて、兎角「セックスは気持ちいい」というところに焦点がいっています。同人作品ですと特に目立つ王道パターンとしては、ゴムありのセックスをしたあとに、生でするとより気持ちいい、といった描写が多く(この描写を強調するためか、結構女性視点が多めに描かれている作品が多いのも特徴の1つです)、本作でも一部の作品はその様式に乗っ取っているかたちとなります。 といった具合です。 個人的には、ゴム出しの描写が好きなので、本作というよりもたまごろー先生の同人誌(サークル「フニフニラボ」)の方をおすすめしたいのですが、シチュ的な意味合いでは単行本の方が幅広く扱っていますので、一長一短かな? と思います。同人誌だと結構シチュが寄ってしまい、本作にも収録されているので先生の性癖なのだと思いますが、援交シチュが多めです。 長くなってしまいましたが、リアル寄りでないコミカルよりの作画で、セックスや中出し大好きな女の子が主役の後読感が悪くない作品が多いというところがたまごろー先生の唯一無二といったところですので、興味のある方、作風が好みな方には是非おすすめです。 繰り返しになりますが、ゴム出しの描写からの生えっちというたまごろー文法をより感じたい方には同人誌の方が基本的にはおすすめです。特にポ〇モン関連は純愛? シチュにしろ、援交シチュにしろこの文法に乗っ取っている(作品の都合、ヒロインがものすごい勢いで〇リに寄りますが)ので気になる方は是非一読してみて下さい。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/02/14
あっぷりけさんの「集大成」としては、どうなのかな? と思います。
あっぷりけさんのクラウドファンディングによって製作の規模や内容が決定した最新作で、公式HPのブログなどでは「あっぷりけ作品の集大成的な立ち位置」であることが宣伝されている作品です。 筆者は、「ジャコス」で有名な『黄昏のシンセミア』であっぷりけさんのファンになった口のゲーマーで、伝奇モノ+サスペンスとして高水準の内容、特にシナリオで引きこまれた口でした。その後『花の野に咲くうたかたの』をプレイし、ちょっと期待していたのとは違うぞ? となり、その後、『月影のシミュラクル -解放の羽-』でシンセミア路線に原点回帰しており、かつ内容も十二分に楽しめたため、『シンセミア』路線で開発されていると公式でアナウンスされていた本作には多大な期待がありました。 筆者の評価には思い出補正も乗っているとは思いますので、本作単体でプレイされた方には違った色でみえたかもしれませんが、全部の内容をプレイした身からすると、あっぷりけさんの「集大成」としては、どうなのかな? と思います。 というのも、基本的に本作はクラウドファンディングによって規模や内容が追加される「足し算」で作られたゲームですので、核になる話(主にメインヒロインのルートです)以外は「表現されなかった可能性もある」ので、本質的には蛇足に近いものがあります。そのため、明らかに尺や短く、かつ表現の踏み込みが甘いルートが目立ってしまい、元々大規模のADVでグランドエンドで締める方式になっている『シンセミア』や同じ足し算方式でもサスペンス特化かつユーザーの反応に応じて足し算をしていった『シミュラクル』と比較すると、緊張感や真相に近づいていく高揚感、またあっぷりけさんの伝奇モノシナリオ特有の積年の絶望感などが弱めです。 加え、シナリオ的な大枠も『コンチェルトノート』の世界観を破壊しないような配慮が十二分にされているため無茶な内容にはならないだろう、という予感があったのですが、実際その通りであったように感じました。筆者的には『黄昏のシンセミア』と『花の野に咲くうたかたの』を足して2で割ったような内容の本作は、ちょっと期待とは違う「集大成」であるように感じました。 ともあれ、エロゲとしては値段が高いことを除けば高水準のクオリティで、特に文章のクオリティは高いので興味のある方は是非なのですが、インパクトに欠ける内容なのは否めません。
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アダルトPCゲーム

投稿日 : 2020/02/14
王道のキャラ萌えエロゲーが好みの方は是非。
アニメ化やcs移植、FD発売などコスパの関係でこのご時世では珍しくなった展開をした作品で、まどそふとさんの代表作になります。 他の作品にも同様の傾向がみられるので、メーカーさんの特徴をざっと話してしまうと、所謂「王道の萌えゲー」であり、尚且つエロゲのいろはをきっちりと詰め込んだ作品群となりますので、最近スタンダードな萌えエロゲをやってないなぁ、というユーザーの方にはもちろんのこと、そもそもエロゲをほとんどプレイしたことがないユーザーさんにもおすすめとなりますので、購入を検討される際は、是非参考にして下さい。 筆者も個人的には初心者におすすめのエロゲは本作か、他メーカーさんにはなりますが、ゆずソフトさんの『サノバウィッチ』、まーまれぇどさんの『お家に帰るまでがましまろです』となりますので、ほとんどエロゲをやったことがないユーザーさんや古参だけどエロゲはほとんどご無沙汰だったユーザーさんには是非、上で挙げた3作品のいずれかがおすすめです。 長くなりましたが、まどそふとさんの作品群はキャラ造けいがわかりやすい、文章が平易で読み易い、シチュや文脈がエロゲ的な意味での王道が多い、という特徴がありますので、昔のエロゲみたいにある程度の予備知識が要求されたり、物語や設定を咀嚼する必要があまりないので、要は気楽にぱぱっとエロと萌えを楽しむことができるところが素晴らしいと思います。 少し話がズレますが、まどそふとさんの次回作にあたる『ラズベリーキューブ』はよく本作と比較されがちな作品で、具体的には本作と『ラズキュー』はライターが同一かつ本質的なキャラ造けいが本作と同じなので、本作をプレイしていると微妙に感じる。また、『ラズキュー』は主人公が元ヤンキーかつ天涯孤独というマイナススタートの作品で、シナリオ的な観点では意味のある造けいなのですが、兎角共感しにくい、という主に2つの点から評価が芳しくありません。 そのため、次回作が発売されて改めて本作の出来の良さが再評価されたという経緯もありますので、購入を検討されている方は参考にしていただければと思います(要はメーカー買いの怖さをユーザーに再認識させたということです)。 色々書いてしまいましたが、キャラ萌えゲーでエロシーンもしっかりしており、かつ王道的な内容で高水準のクオリティとよき作品ですので、是非おすすめです。
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同人(二次元)
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投稿日 : 2020/02/07
心が弱っている方には是非。
FANZAさんの方でセールをやっていたので、ひさまくまこ先生の作品群を1通り読んでみたのですが、 1:エロ漫画としては、作画や構図については高水準でエロく描かれています。基本的なシナリオについてもシチュに対しての王道的なものが多めで、期待を裏切ることが少なく「こういうのでいいんだよこういうので」といった具合です。 2:同サークルの他のシリーズも含めてなのですが、突出して頭が悪くもないし、本人に悪意がある訳ではない、破滅願望的なものもないのですが、主人公(本作は男性ですが、女性主人公の作品も同様の傾向がみられます)が基本ダメな人です。先にも述べたように突出して不味い部分がある訳でもないのですが、リアルにいそうなダメさ加減の造けいになっていますので、良くも悪くも刺さる人には刺さり、ダメな方はダメな作品かなと考えます。 といった2つの特徴があるように感じました。 本作の場合は、主人公のダメさ加減の具合がそこそこ許容範囲ですので(個人的には2の描写には流石に堪えられないものがありましたので、本作ないし1.5で止めておいた方がよいかなとは思います)、タイトル通りの『三食バブみつき大家さん(JK)』なだだ甘なシチュが楽しめる1作となっています。主人公が社会人設定ということもあり、日々の勤務で心がすり減っているような方に是非おすすめです。 個人的には、ラスト2ページ付近の描写が俊逸で主人公の「明日ちゃんと(会社に)いけるかなぁ…」(単にお盛んだから体力的な意味でと捉えることもできますが、読者の弱っている度合いによっては、別の意味の描写を含んでいるように感じると思います)への返しなどが筆者のようなユーザーには強く刺さりましたので、気になる方は是非購入を検討されてみてはと思います。
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電子書籍
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投稿日 : 2020/02/08
あゆま紗由先生の作風が好みなら是非。
他のレビュアー様も挙げている内容ですが、本作はあゆま紗由先生の初単行本である『純愛まにあっく』の所謂新装版になりますので、ほぼ内容は同一のものとなります。ので、『純愛まにあっく』をお持ちのユーザーさんにはファンアイテムという意味ではよいかもしれませんが、基本的には購入する必要はあまりないかなと思います(電子書籍のレビューなのであまり関係ないのですが、現物の『純愛まにあっく』はレアアイテムです)。 その上で、あゆま紗由先生の作風が好みなら是非購入を検討されてみてはと思います。 商業・同人ともに似たような傾向にありますので、それらについて言及すると、 1:基本的なつくりは「純愛」を突き詰めた内容で、作話および後読感も含め、甘々かつハッピーエンドの作品しか存在しません。 2:作画については、本作の表紙と同じ傾向で、むちむちの肉感に加えて、やや童顔気味の美少女といったものです。『純愛まにあっく』→本作(の表紙)などと比較してみると、後年の作品の方が肉感がよりむちむちになっているのと、あゆま先生の描く独特な蕩け顔などの表現が洗礼されており、より素晴らしいものになっていると1ファンの視点からは感じます。また、汁描写も後年の作品の方が増しましになっています。 といった感じになっています。 あゆま紗由先生のような「純愛」特化の作風を持っているエロ漫画家は結構珍しい部類の入ると思いますので、日々の生活に疲れ切っている方やメンタルが擦り切れそうな方などに是非おすすめです。同人作家としてもかなり著名な方ですので、そこの心配をするユーザーさんはあまりいないかとは思いますが、エロ漫画としての実用性も十二分です。 最後に本書の購入はもちろんのこと、作風が気に入ったユーザーの方は同人の方も是非おすすめです。FANZAさんの方で検索すればすぐわかることと思いますが、「ヤモセブン」があゆま先生の個人サークルとなります(作画のみ担当されている作品ですと作風ががらっと変わっていることもあるので一応注意です)ので、是非チェックしてみて下さい。
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電子書籍
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投稿日 : 2020/02/08
軽めのコメディとエロさが上手い具合に両立できています。
momi先生の2冊目の単紺本となります。 momi先生については後述しますが、一応の注意点がありますので、それを先に述べてしまうと時系列的に『恋乳ているず』→本作→『恋乳ているず あんこ~る!』となるのですが、表紙の段階でわかるようにかなり描かれた時期によって作画というかキャラデザが異なりますので注意を。基本的に巨乳かつややコミカルよりのキャラデザが初期で、後期になればなるほどコミカルさが抜けていって、特に目や表情といったキャラデザの根本に変化がみられるといった感じです。リアルよりのフェイスに漫画的な(セックスアピール的な意味で)デフォルメの入った身体のキャラデザが好みの方ならば後期の方がよいかもしれませんが、筆者は初期の方のキャラデザが好みです。なお本作はその過渡期にあるといった感じで、『恋乳ているず』と比較するとキャラデザがあまり安定していません。その意味では、『恋乳ているず』ないしはその新装版にあたる『恋乳ているず あんこ~る!』がおすすめなのですが、先の単行本を読了して先生の作風が好みだとわかったユーザーさんでしたら十二分に楽しめる1作となっていますのでおすすめです。 作話については、レビュータイトルの通り、軽めのコメディとエロさが上手い具合に両立できていると思います。基本的には勢いで押し切っているような作風で、コミカルな描写も多いです。そのような勢いで押し切る感じのエロ漫画が不得意な方には不向きな面もありますが、やや強引な展開と勢いのあるエロシーン、良好な後読感がセットになっていますので、他のレビュアーさんも挙げていらっしゃいますが、独特な「軽さ」が素晴らしい作品群となっていますので、興味のある方は、是非一読下さい。 筆者は先に述べたように『恋乳ているず』をおすすめしますが、本作に収録されている「おしごとは兎に角」という失敗だらけのOLがバニーコスでえっちなお店で働くことになるドタバタ(純愛)コメディ作品が個人的に好みで、本作を購入した、という経緯がありますので、気になる方は是非。
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同人(二次元)
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投稿日 : 2020/02/03
ひさまくまこ先生の作品の入門編として、おすすめです。
筆者はひさまくまこ先生の作品は本作が初めてで、本作を読了後、他の作品もみてみたのですが、 1エロ漫画としては、作画や構図については高水準でエロく描かれています。基本的なシナリオについてもシチュに対しての王道的なものが多めで、期待を裏切ることが少なく「こういうのでいいんだよこういうので」といった具合です。 2同サークルの『三食バブみつき大家さん(JK)』シリーズも含めてなのですが、突出して頭が悪くもないし、本人に悪意がある訳ではない、破滅願望的なものもないのですが、主人公(本作の場合は女性で、『バブみ~』の場合は男性です)が基本ダメな人です。先にも述べたように突出して不味い部分がある訳でもないのですが、リアルにいそうなダメさ加減の造けいになっていますので、良くも悪くも刺さる人には刺さり、ダメな方はダメな作品かなと考えます。 といった2つの特徴があるように感じました。筆者の場合は、エロシーンのみを切り取ってみた場合は、素晴らしい作品であるように感じたのですが、漫画全体の感想としては、主人公、綾香ちゃんの絶妙なダメさ加減に辟易してしまい、「この娘もうちょっとどうにかならんのか…」という気持ちが先だってしまったせいもあってかエロに没入できなかった感があります。 本作は基本、優等生とビッチというギャップを主題において描かれた作品であると考えられるため、ギャップが激しい程、エロ漫画としてはインパクトが強く正解であるように思えるのですが、綾香ちゃんのキャラ造けい的に元々突出した優等生でもなかったのに周囲の期待に応えるうちに優等生を演じていた娘が、自分探し的の末にタガが外れてしまい色々とダメになっていく、というちゃんと地続きの内容になっています。ので、読者としてはギャップを強く感じるというよりも、「納得」してしまう内容ですので、優等生→実はビッチないしはビッチ→実は純情な娘、みたいなエロ漫画的なインパクトを求めている方には不向きですが、筆者のような人間が長々とレビューを書いてしまう程には読ませる作品となっていますので、それらも含めて楽しめる方におすすめの1作となります。
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