じっくりゆっくりさんのレビュー

夫が妻の過去のエロ映像を見つける設定なんて今さらあくびも出ないレベルで焼き直されてるが、ありがちな作風を独自のアレンジで見せるきとるね川口監督にかかると一味違う作品に変わるという例がまた一つ。 親に売られて性奴隷になったという夫の知らない過去だけでなく、夫の記憶にある妻の姿が「実はあのときこうでした」という形で上書きされていく構成で、映像を追うごとにリアルタイムに近づいていく台本がなかなか緻密だし、時代を区別するためのコスの使い方も上手い。 ただ、個人的には媚薬を使ったキメセク演出が最後まで続いてしまうのがいまいち。媚薬って本人の淫乱さをクスリのせいに出来ちゃう言い訳じみた演出なとこがあるので、最初はクスリが必要だったけど終盤はクスリ抜きでもいいなり奴隷ってほうが妻の正体というか本質が出る感じで好み。 「鶴女房」の話を取り入れて夫が妻の正体に近づいていくアイデアもよかったんだけど、最後に妻が違う世界に去ってもう戻ってこない感じを出すには、あのエンディングは弱かったと思う。 人妻の日常感と怪しい雰囲気を演じ分ける女優がいい仕事してたし、田淵くんの最後の子宮を意識させてのポルチオ中出しは女優との連携もぴったりで見ごたえがあったし、この1作だけで終わってしまうにはもったいないインパクトがあったけど、まだ伸びしろありそうだなってとこで満点には届かず。

恩師に襲われちゃうというありがちな作風の中では割と純愛寄り。上京２年目の彼氏持ちギャルJDという設定で、実家に親が不在なだけで帰れない筋書きは鍵を忘れたとかもう少し何か理由づけが欲しいし、終電が早めになくなる田舎っぽさも絵的にいまいち伝わらないけど、女優の一人電話演技や恩師への無防備な感じも上手いし、偶然に偶然が重なる恩師との再会ドラマは割とスムーズ。公式25歳で20歳役に違和感がないのは、女優のコンディションだけでなくギャルというフォーマットの偉大さかも。 最近このメーカーの作品を見ることがほぼなくて専属の伊藤舞雪も久々に見たけど、信頼・尊敬してた相手に犯されて中出しまでされちゃうレ○プ気味の最初のカラミから、制服プレイでエロ心のスイッチが入っちゃう感じや、帰る前のラストセックスまで、シチュエーションに応じたセックスへの感情の乗せ方が以前よりかなり上手くなってていい感じ。 一夜の間の連続中出しものなので、中盤みたいに自分が中出ししたばかりのマ○コを男がやたらクンニしたがるのは、全体の構成を考えていないテンプレセックスの繰り返しって感じであまり好きではないのだが、一応シャワー浴びた感じにしたりしてシーンごとの仕切り直し感を出したりはしているのでギリ許容範囲。ただ、そのへんを即ハメっぽくしたりしてディテールにこだわる監督もいるので、そこには及ばない。 そんなに早く帰っても実家にまだ人いなくね？ってとこがじゃっかん引っかかる借り物っぽいエンディングがハッピーエンドなのか最後の思い出系なのか、タイトルが「一夜限りのオトナの授業」な意味やローファーの置き土産の解釈が分かれそうと思っちゃうのは朝霧浄ドラマに毒されてるのかもしれないけど、どっちにしてもこのメーカーにしてはドラマとしていい感じで、満点には届かないけど満足度は高めの星4つ。

女優は演技上手いし役に成りきってるので、ショタとの孕ませセックスにはまってしまった家庭教師のエロいカラミを見る分には悪くない。ただドラマとして見てしまうと、いろいろ詰め込み過ぎで渋滞してる印象。 エロを餌にして成績を上げさせる敏腕家庭教師っていうシンプルな設定のはずなんだけど、勉強を口実にショタ食ってるだけなので確実に成績下がりそうだし、生徒の親の前でもずっと胸元が開いた服装というコス感覚も微妙で、まじめで仕事が出来る感じなのか親が引くくらいエロエロなのかキャラがブレブレ。せめてアウターで親がいるときと生徒と２人きりの時でコスを調節するとか、あるいはいっそ親も最初からうすうすエロ家庭教師の怪しい指導方針に気付きながら、成績アップ優先で見て見ぬふりという台本に変えるとか、いずれにせよ現状では中途半端。 前半は前の生徒の親の紹介で教えることになった何も知らないショタにエロを仕込んでいくという流れなのに、後半になるとショタの友達を呼んでセックスを体験させて次の獲物にするといった具合に「仕組み」が変わってしまうのも話が散漫。これだと一人目のショタも始めの段階ですでに「試食」は終えてる感じのほうがよかったし、エンディングも2人目ショタの熱望で親から１人目ショタの親に人物照会の電話がかかって来るような締め方のほうが「仕組み」が一本化できる気がする。もっとシンプルに、勉強して成績が上がれば中出しセックス、ボーナス3Pで生徒の友達に「試食」させて新ショタゲットって仕組みに分かりやすくした方がよさそう。 精子をマ○コに入れると子供ができるという「性教育」をしてからの中出しセックスという孕ませっぽさも、家庭教師だけが背徳感を味わうという仕組みなのか、子供の精子じゃ孕まないという嘘で混乱したショタが親に妊娠の仕組みを聞いちゃうとか、台本こねくり感がちょっと伝わりづらい。 今のとこ足し算だらけでごちゃごちゃしちゃってるので、引き算を利かせてシンプル化を目指してほしい。

シリーズ前作は瀬名ひかりの演技力がアレだったが、今回は吉根ゆりあってことで演技に関しては安心して見ていられる。 子供を作れない原因が旦那にあるという設定はそのままで、EDでセックスレスなのかセックスはしてるけど無精子なのかあいまいなのも相変わらず。前者なら欲求不満妻が付け込まれる感じになるし、後者ならショタとの孕ませセックスが旦那との孕めないセックスを超えてしまう意味合いになるし、何となく前者っぽいけどもう少し分かりやすくしてほしい。 怪しいショタ1人だと思ったらその兄弟まで次々に現れ、親は音信不通になるというパラサイトサスペンスっぽい筋書きに進化してて、ショタの危険性に気付いていく緊迫感から背徳セックスにおぼれていく堕ちっぷりまで演じ分けて作品の世界観を表現する吉根ゆりあが素晴らしい。 瀬名ひかり編にあった処方されたアフターピルを飲むか葛藤するシーンはなくなってしまったものの、あからさまな外射プレイに尺を割くのをやめたのは孕ませ作品としてはブレてなくて高評価。その代わり疑似ハメでつなぐ感じは増えたけど、孕ませドラマとしての中だるみ感は減ったので正解だと思う。やりっぱなしのエンディングも賛否がありそうだけど、少なくとも内容が疑問符だらけだった瀬名ひかり編よりはマシ。 この夫婦に三兄弟を押し付けて親が消えるまでの母子相姦もので前日譚が作れそうだが、ビバ☆ゴンゾ監督は実母もの苦手そうなんで本当に作るとしたら三兄弟を引き取った義母ものだろうか。『極悪ショタ 中出し輪●』の構図で施設の保母が狙われる三兄弟ビギンズ的作品もありかもしれないし、この作品からさらに別の夫婦を渡り歩いていく連続ものとしても発展させられそうで、シリーズとしての可能性を感じさせる出来。 ただ、今回は女優の演技力がかなり重要だったと思うので、ドラマにこだわるなら主役の人選には乳のでかさ以外にもこだわってほしい。

監督同じでよしい美希verと同じ方向性。 襲われて一度は撃退する演出がなくなってしまい、もっとシンプルにレ○プ寄り。よしい美希verは犯されてるのに最初からキスに応じちゃうような堕ち傾向が強かったが、この作品では強引にチ○コ突っ込まれてるうちに嫌がってたのが感じ始めちゃう演出に変更。どっちがいいかは好みの問題だろうけど、白木優子はシチュエーションをしっかり演じてくれてるのでクオリティは低くない。 無理やり中出しされたことへの絶望感もいい演技だが、男優はあっさりチ○コ抜き過ぎで、もっと溜まったストレスを最後の一滴まで子宮に吐き出すようなねちっこさが欲しかった。ドラマ的なシチュエーションがあまり理解できてなくて、普通のAVセックスにしちゃったのは芸がない。 直後の風呂シーンも、自分が中出ししたばかりのマ○コを男が舐める演出に変わってしまい気色悪い。よしい美希verのようにシンプルなフェラサービスでよかったような。 中盤のオナニーシーンが台所になったのは、じゃっかん所帯じみた感じに人妻感が出たのはよかったが、正直もう少し「人妻」である点を掘り下げた演出が欲しい。「夫も子供もいる」みたいなセリフだけじゃなくて、例えば夫がほとんど家に帰ってこないことが伝わるようなメモ書き一枚でも違うと思うし、その程度もやりたくないとなるとただの手抜きと言われても仕方ないだろう。 後半のセックスは下着がダサかったよしい美希verよりは、女の側から抱かれに来たのが説得力ある下着に変わったのがいいし、フィニッシュも受け身正常位ではなくて騎乗位に変わったのが、前半とメリハリ利いてて良かった。エンディングはあっさり目だが、中出しを強調する感じに変わったのはよかったと思う。 ただ、プライベートで「私を抱いてください」って後半の台本がそもそも「コンシェルジュ」でも「中出し接客サービス」でもないし、かといって前述のように人妻らしいわけでもないのが他作品と差別化できてなくて面白くないので、いっそアフターサービスです！って言い張ってあくまで仕事で通ってくる態にするのもありかも。 作品のリリースに間がなかった割にはよしい美希verのコピペでなかったのは好印象だが、男優主導のプレイはあまりよくなくて、女優主導のはよかった印象。いいところとそうでもないところを吟味してさらなる改良を重ねてほしい。

現実にいそうな遊び慣れた淫乱素人っぽさは篠田ゆう編と同じ方向性。パパ活相手と結婚して浮気も常習だが旦那は見て見ぬふり、「女」を失う危機感から刺激を求めて応募してきた、視姦されるの大好きなモラルも指輪もゆるゆるな三十路妻。台本とアドリブの境界が見えない吉根ゆりあもすごいが、テンポよく合わせる監督もすごい。パパ活夫の「多忙」が若い女との浮気な可能性を匂わせたり、いい仕事してる。 妊活中でピル飲んでない設定や旦那への冷めた感じは引き継ぎつつ、最初から本番１回じゃ済まない雰囲気で、初めのゴム姦は早漏の気がある学生を射精させない寸止め騎乗位が生姦への前フリ。若者の強引さに押し切られた態での、寸止めのスリルも段違いの生姦という、妊娠を賭けたデスゲームが最高。生姦と演出を揃えたことでゴム姦の価値も増すし、激しいほど快感だが妊娠のリスクも高まる二律背反のせめぎあいが良いアイデア。 ちょいちょい顔が切れがちなハメ撮りが微妙だけど、適度に固定カメラの映像で調整してるのは過去の失敗からの反省？男優は女優との相性も良さげで、ハメ撮り微妙でも地味に貢献度高い。 中出しに気付きながら一度はダマされたふりで朝を迎えるが、禁断の子供を孕んだかもしれないという自分の言葉で再びスイッチが入ってしまい、「昨日みたいに外に出してね」はすでに振り。疑似っぽいとこもあるしフェラパイズリが間延びするけど、昨日の精子が残ったままのマ○コを男にクンニさせない構成が丁寧だし、今さら手遅れっていう開き直りの振り切れた中出し前提セックスが２回目とメリハリ利いてて、子宮にたっぷり精子を搾り取る妊娠上等な受精感も完璧。 リスクと快楽が比例する危険な中出しの味を知ってしまった人妻がスリルにハマりそうなのは当然の成り行きとして、学生と再会を約束の前にカメラを止めさせて証拠を残すまいとするのが細かい。シーン割は風呂入る時間なくて子種は全部お土産で帰宅くらいの方が好みだけど。 今さらビビる学生と温度差のある人妻の「大丈夫だよ」が意味深なエンディングは再出演もありそうだが、昔みたいな続編なら今度は人妻が密かに危険日を撮影日に指定しての相手はまさかの黒人！みたいなデスゲームステージ２な感じだろうか。 進化を重ねた台本と手抜きしない丁寧な仕事が女優の演技力やカラミのエロさと理想的に合致した、現時点ではシリーズ最高傑作だと思う。

どこかで見たようなと思ったらシリーズ１作目が加藤ロゼで、女優のタイプ違い過ぎて気付かなかった。女優が人妻っぽく演出されてないのは前作と変わらず、冒頭のドラマでは結婚指輪をしてないという演出ミスまであって、いまいち作り手の「人妻」へのこだわりが感じられない。 妊娠中の姉と電話しながらのカラミのシーンは姉の声が聞こえやすく改善されてるのはシーンとしての完成度が上がっていい感じ。産院の話で自分が妊娠することを意識させられながらというのも背徳感があって良いが、設定的にはいっそ夫が単身赴任中で妊娠したら完全アウトとかのシチュエーションのほうが振り切れててよかったかも。 裸エプロンは着替えのシーンが欲しかったとか、最後のセックスの前のドラマシーンも、口では嫌がってるのにいいなりになってしまうというツンデレ感の演出が弱い。 加藤ロゼのようなガチ新人にやらせる作品としては目立たなかった粗が、1年以上の経験がある女優の作品としてはあらわになってしまった印象。倉本すみれもセックスの時もう少し目で艶じる感じが欲しいし、決して悪くはないんだけど全体的に物足りなさが強いという微妙な仕上がりだった。

まず裏ジャケの記述だが、デザインを使いまわしてるのか今作との内容とまったく関係ないものが多いので要注意。商品説明に書いてあるほうが正しく、こういういい加減な仕事はよろしくない。 息子を溺愛する過保護母が夫抜きで息子を温泉旅行に誘うのだが、確信犯的に近親相姦に誘っているというわけではなく、無意識に息子を挑発する無防備母というのが設定的にちょっと分かりづらい。息子の恋愛を妨害してきたため、彼女が出来たこともなく性欲を溜め込んだ童貞息子に襲われてしまう因果応報という筋書きはいいんだけど、そこに対する母の反応や心情の変化もいまいちよく分からない。最後も夫と別れて息子の彼女になるというオチ自体は振り切れてるのだが、これならいっそすべてが母の計画通りのほうが分かりやすかったと思う。今のままだとちょっと情報過多で台本のこねくり感が強くて分かりづらい。 カラミ的にも前半はレ○プなのか和姦なのかメリハリが微妙だし、突発的な中出しに対しても何の反応もなく、すかされた感じが薄味。後半のフィニッシュが口射なのは流れ的に弱いし、汁まみれのままザーメンの味がするキスで締めるのも気色悪い。 女優も男優も役に成りきってるし、演技やカラミも濃厚でいい感じだっただけに、台本や演出が足を引っ張ってしまったのがもったいなかった。

ネタバレチェック要らないくらい筋書きはサンプルで全部公開されちゃってるので割愛。近親相姦経験済みの親子が半年ぶりの面会日に会った瞬間から互いに意識しちゃってるドキドキ感を演じる女優も男優も演技上手い。 相思相愛なうえに半年間のおあずけを食らってるので、近親相姦も禁欲明けの歯止めが効かない勢いが感じられて、当然のような中出しもリスク無視の狂気が感じられて良い。ところどころ疑似ハメっぽくても演技や見せ方が上手いので許容範囲。前半から中出し演出なのも内容的には筋が通ってて、メーカー事情で前半は外射みたいな中途半端な作りでないのは高評価。 ライトなプレイを本番のあとの終盤に寄せたのも、正直、尻すぼみ感はあるけどその代わりに中盤の中だるみがないので、ありと言えばあり。 ありがちなこじらせ近親相姦ものを、定番通りではなく違ったアレンジで見せようという心意気こみで、シリーズの中では当たり作品。

作風的にはスマホハメ撮りっぽい演出シーンとかも含め、朝霧浄作品っぽい雰囲気だけどハッピーエンドの方向性。設定の割には男の方があからさまに好き好きな感じを出しちゃってるのが中途半端だし、女の側の好きの動機も何となくっぽさ強めという薄味のラブコメで、中出しOKのタイミングも唐突でいまいち刺さらない。もう少し「別に好きなわけじゃねえし」ってとこから隠しきれない恋愛感情が互いに小出しにされてく双方向ツンデレな感じの方が良かったような。 それでもお見合いきっかけでセフレから一気に結婚まで突っ走る感じとか、女の側が最後まで敬語のままというセフレの距離感で終わる感じとか、良いアイデアもあるのでもう少し設定や演出を掘り下げると良くなるポテンシャルあり。 台本や演出が弱くても、女優も男優は筋書きに沿った感情が乗った演技やセックスを披露してて決してレベルの低い作品ではないし、単発で終わってしまうのはもったいない。

監督の演出力と女優の演技力のどちらの影響が大きいかは分からないが、シリーズとしては３人目の監督の今作が一番いい。基本的な台本は変わらないけど最初のレ○プっぽさが一番強く、一度は撃退しながら結局は拒めず許してしまうというメリハリの利いた段階を踏んだ演出が良い。 シチュエーションの変化に応じたきめ細かい演じ分けはさすがよしい美希。見ず知らずの客にいきなり生で入れられ強引に中出しまでされてしまうという背徳シチュエーションを頭ゆるゆるのサセコにならずしっかり演じてくれてる。 ただ、最初のセックスシーン以降は可もなく不可もなしで、特に後半のセックスは女が自分から抱かれに来てるのに下着が前半よりダサくてエロさに欠けるという、こだわりのない演出がよろしくない。中出しも受け身正常位が前半と変わらず、そこは騎乗位とかホールドで女の側からの積極性が見えるようにメリハリをつけてほしかった。 作品の質は上がったけど、人妻設定にも何の意味もないし、まだまだ伸びしろの方が大きい感じで今後に期待。

設定自体はありがちだけど台本は微妙。マネージャーが部員との交際をあっさり認めちゃうので部活内に恋愛禁止ルールがあるわけでもなさそうだし、顧問がなんで脅しかけて強権をふるえるのか意味が分からない。借り物のアイデアでテキトーに作るとこうなっちゃうっていう見本みたいな雰囲気ある。彼氏とどのくらいセックスしてるか確かめるっていうよく分からない理由で犯されちゃうのもいまいち。 筋書きはいい加減だけど、最初の本番から顧問がマネージャーを妊娠させることを宣言するという点は孕ませ系としては分かりやすく振り切れてる。孕まされると分かっていながらストーカー体質のキモ教師の家に通い続けるJKの堕ちっぷりを演じる女優もいい感じで、素朴で健康的な雰囲気も設定に合ってるし、この作品は当たり役。下着がだんだんエロくなっていく女心の演出も好印象。 基本的に本番と中出しがメインなので疑似ハメっぽいとこも少なからずだが、見せ方が上手いのかあまり気にならないし、孕ませと関係ないプレイにブレるよりはマシ。 最終的に孕むわけでもなく、先生の彼女になりますなんて言うオチも弱いし、これなら妊娠したら結婚とかのほうがまだ分かりやすい。男優のボソボソしたしゃべりが聞き取りづらかったりと欠点も少なからずだが、このメーカーの孕ませ系にしてはいい方ってことで評価は甘め。

元ネタは関西オレンジの『孕ませゲーム』だと思うが、借り物のアイデアを消化できてなくて脚本や演出がグダグダ。 人妻が子供を欲しがってるという設定は中出しを受け入れる前フリとしてよかったと思うんだけど、誰が妊娠させるかを競うゲームなら元ネタのように男が１か月ごとに交代するような段取りが必要だし、輪〇とかやっちゃダメでしょ。人妻が自分が孕ませゲームの標的になったことも知らないから、妊娠するまで不特定多数の男たちに襲われ続けると分かっていながら犯されて感じてしまう背徳感もない。 孕ませゲームなのにフェラで抜いちゃう中盤もどうなの？と思ってたらラストは何と連続して口の周りに出すしょぼい外射締めでコンセプト台無し。この出来ではシリーズ化はないと思うけど、２作目あるなら台本を書き直すとこから出直さないと厳しいと思う。

川尻監督の兄嫁ものとしては『真夜中に夫の帰りを待つ兄嫁の寂しさを精子で埋める中出し性交。 黒川すみれ』の路線で個人的には久々のヒット。 夫との関係はマンネリで、女の顔を見せるのは同居してる夫の弟相手だけだけど、キスまでで一線は越えないというなかなか難しい設定だが、演技力に個人差こそあれ女優は割とみんなしっかり演じてるし、シチュエーションも少しずつ変えるなど手間がかかってる。 義弟相手のドキドキ感を楽しんではいるものの、夫婦のセックスは拒まないし夫の転勤にもついていく覚悟を決めるなど、妻の顔と女の顔のせめぎ合いでいったんは妻の側が勝つところからの義弟の逆転劇という筋書きが個性的。セックスもいきなりルール無視なんじゃなくて、キスは別に口だけじゃなくておっぱいやマ○コでもいいよねという拡大解釈で押し切るところが面白い。フェラもチ○コへのキスって扱いになって兄嫁の側もその気になってしまったところで最後の一線を超えるところまでちゃんと流れが出来ててよい演出。 本番も単なるセックスではなくて、義弟の子供を妊娠したい気持ちがこもったセックスで、夫よりも義弟を選んだことが伝わるカラミになってるのがレベル高め。ところどころ疑似っぽいけどカット割りなどでカバーされてて許容範囲。ラストの妊娠オチは状況的には夫の子であってもおかしくないのだが、人妻の気持ち的には義弟の子供であると確信しているのが伝わる3人目の演出が一番良かったし5人目も悪くない。4人目も系統は同じだけどちょっと伝わりづらかったかも。 全体的にいい出来だったんだけど、5人目は兄が中出ししたばかりかもしれない兄嫁マ○コを弟がクンニするのは状況的にどうなのってとこがあるし、3人目の中盤ドラマシーンでは、スリッパ履いたスタッフが室内を移動する音をマイクが拾ってて、川尻作品では前もこういうことあったなっていう気の抜き方がよろしくなくて満点には届かず。カメラの動作音くらいならしょうがないかと思えるけど、現場スタッフの心がけ一つで作品にケチがついてしまうので、あらためて注意していただきたい。

シリーズものなのでタイトルは同じだけど、台本や演出は大胆に変えてきており今までとはだいぶ別もの。これまでも「なんで熟女AVで近親相姦AVじゃないの？」という中途半端さが疑問だったが、この作品では息子のコレクションに近親相姦ものが多く、母親も息子の性癖や願望を意識していけない興奮を覚えてしまうという痒いところに手が届く設定に。もう少しAVタイトルに具体性があった方がよかった気もするが、同じメーカーの作品なのにモザイクかかってるし著作権とかいろいろ難しいのかも。 無駄なオナニーシーンとか風呂への乱入シーンとか省略したのも正解だし、AVもパソコンを使って親子そろって見る中盤の感じはスマホよりも絵的に良くなった。白木優子も安定の演技だし男優との相性やバランスもいい感じで、新しい台本や演出でも初心者のような危うさがなく安心して見ていられる。 AVでやってるからと実の母に中出ししちゃったり、精子を飲ませるみたいなAV的なプレイを親子で再現するというコンセプトが中盤まではいい感じだったんだけど、後半になるとエロコスはともかく目隠しとか乳首舐めとか足コキとか、プレイが中途半端になってきて平凡。そもそも絵的にはベテランAV女優がAV的なプレイをしてもありきたりで刺さらないし、そこは例えば『美しい母と感汁ベロキス爆汗孕ませ性交』を見て息子の孕ませ願望を受け入れるとか、近親相姦AVの中にしかないようなヤバい世界観の表現を極めてほしかった。 とはいえ、これまでと方向性を変える試みは正解。また監督が代わってもシリーズとしては是非こっちの作風は維持してほしい。

男優がトニー大木ってこともあって中田真のレ○プものみたいな力技ではなく、田淵くんが似合いそうな狂気をはらんだねちっこい調教系で、構成・演出パターンが前田文豪っぽい。ファーストレ○プの前戯段階から女が感じまくっちゃってるので、ガチレ○プっぽさはない隠れ変態系という凌辱AVの王道だが、この手の作品にしては安直な媚薬系に逃げないのは好印象だし、さつき芽衣はまともに見えるのに本性は変態っぽいという演技をやらせたらやはり最高。 レ○プ犯は金持ち上級国民って設定らしいが、ビニール傘貸して返しに来いってせこい演出がしょせん低予算AVで悲しい。せめて見かけだけでも高そうな、返しに来なきゃいけない雰囲気のある傘くらい用意してほしい。ファーストレ○プに至るまでのドラマ部分も微妙で、もう少し親切な男の狂気が隠しきれなくなるような怪しい雰囲気の盛り上げ方に工夫が欲しかった。 ただ、大筋では好きな女に種付けして孕ませ、自分の女にするというオスの歪んだ純愛の押し付けが最後までブレない筋書きは分かりやすいし、密かに狙ってた獲物が自ら手中に飛び込んでくる「偶然」や、レ○プでも感じてしまう体の相性の良さまで「運命」を感じさせる演出も流れの作り方としていい感じ。 襲われてすぐやばい目つきのエロ顔になっちゃうさつき芽衣の隠れメンヘラ臭のする演技のおかげもあって、女の堕ちっぷりも雑なぶっ壊れ感がなく、もともと持ち合わせてた本性があらわになってくる感じは、レ○プで女を壊しちゃう平凡な作風とはちょっと違ってて、最後まで白けずに見られるのは高評価。女が助けを求められるのに求めないとことか、ストックホルム症候群に陥るシーンで細かく堕ちの段階を踏んでいて、ラストの妊娠オチもあまり頭があっちの世界にいっちゃった感じだと背徳感に欠けるけど、ギリギリ手前で踏みとどまってていいさじ加減。 冒頭のドラマ部分にもう少し手を入れてほしいかなとか、中盤過ぎても同じブラウス引きずり過ぎのコス感覚が「半年間に及ぶ」感じゼロだなとは思うけど、本質的に同類だった2人がストーカーまがいのレ○プきっかけで結びつく起承転結が割と好き。 女優の個性でこういう仕上がりになった気もするので同じ方向性を維持できるかは分からないけど、どうせ疑似ドキュメントを作るならオチのない雰囲気ものっぽい某シリーズよりは、こっちをシリーズ化してほしい。

監督が犬神涼ということで台本は悪くない。友達の代打で行ったパパ活の相手が父親の会社の上司。あくまで食事と会話だけのつもりで紳士的にふるまうオジサンを誘惑する経験にいけない興奮を覚えるお嬢様JDというのが背徳的でなかなかいい。ちょっとメンヘラ入ったJDの危なさを演じる女優も気持ちが入ってていい感じ。 手は出すまいと遠慮してるオジサンに対してJDのほうが積極的なのだが、カラミになるといきなり受け身になって攻守逆転。男の部屋に行ったこともないというお嬢様キャラと経験豊富なオジサンだからかなと思ってると、いきなり喉まで使ったイラマチオは披露するわ、オジサンのほうも生ハメも中出しも普通にしちゃってて、さっきまでの相手を大事にしての遠慮はどこかへ行ってしまう。キャラや演出が迷走してていきあたりばったりというか、カラミになると台本関係なく女優と男優の力関係をそのまま反映しちゃってるのがちぐはぐ。 ラストの妊娠オチまでJDのオジサンへの想いが振り切れてる割には中出しもどっちも受け身で女の側からの積極性は見えづらく、台本の流れとカラミの演出が最後まで合っていない。女優のスキル的にしょうがなかったのかもしれないけど、他の女優でまた作るならもう少し台本に合った内容のカラミでお願いしたい。

女優が小林真梨香なんで久々に見てみたら、本番がどっちも中出し演出になってる上に台本のレベルが上がってる。女優の演技力の高さに合わせて難易度を上げたのかもしれないけど。 落ちぶれて彼女も作れず自暴自棄になった息子に迫られ、近親相姦を受け入れる心の準備をする時間を演出したのがいきなりいい。夜這いの緊張感とかはもうちょっとあってもよかったと思うけど、こういう直接的なエロじゃないところに尺を割くセンスは好き。 最初の本番は濃密さより勢い重視でカメラワークもチ○コの出し入れ優先させた感じ。風呂でのセックスが疑似ハメなのもまあ許容範囲だけど、脱衣所のフェラ抜きシーンはプレイとしては平凡なうえにもう少し周囲を気にするいけないことしてる秘め事っぽさが欲しくて、中盤は中だるみが強い。浴衣の下もせめて中盤以降はノーブラ、できればラストはノーパンにして段階を演出してほしかった。 後半の本番は前半との対比で濃密さ重視にしてくるのかと思いきや、やっぱりチ○コ突っ込み優先で物足りない。中出しがどっちも受け身正常位なのもメリハリなくてワンパターン。エンディングからすると後半はホールドとか騎乗位中出しで母の側からの積極性が見たかった。 「これからも何でもしてあげる」「孫も自分で産むつもり」という妊娠上等の中出し近親相姦関係が続きそうなエンディングがインパクト抜群だったし、演者の演技やカラミへの感情の乗せ方も上手かっただけに、台本に比べてエロ演出の工夫のなさが残念だった作品。

冒頭から人妻が動画撮ってて「寝取られ映像」がメインの作風っぽい前フリなんだけど、やってることはいつもと大差なし。映像的にハメ撮りにこだわってるのかと思いきやそんなこともなく、シャワーシーンとか阿部ちゃんを撮影者にすればいいのにそういう演出でもなく、撮影されちゃってる羞恥を掘り下げてるってこともない。そもそも羞恥煽りならエロ慣れ感出まくりの篠田ゆうはミスキャストだし、ハメ撮り重視にしたいならきとるね川口監督も守備範囲外だと思う。 ドラマ部分で子作り願望が再三ネタにされるにも関わらず、孕ませ系としても展開が中途半端で、正直、作品の狙いどころが分からない。エンディングも特にオチが効いてるわけでもない。 最初の本番の映像をレ○プではなく和姦である証拠として弱みを握られちゃうってアイデアは良かったし、全部が悪いわけじゃないんだけど、コンセプトと演出が合ってないちぐはぐ感が微妙な作品だった。

水端あさみの単発企画かと思ってたらシリーズ化するらしい。男優が小沢に変わり中出しものになって、作風としては同じ監督の『取引先の傲慢社長に中出しされ続けた出張接待。』のバリエーションって感じ。男優は田淵くんのままでもよかったと思うけど、小沢でもワンパターンという以外には不足があるわけじゃないし、向井藍の演技やカラミは相変わらずレベル高め。 夫婦仲のよさをアピールする冒頭ドラマはいい感じだが、いきなり自宅制服なのは外回りからの直帰なのかもしれないけど、特に伏線にはなってないのがちょっと弱い。ここは後半の夫婦の会話のシーンで、帰宅した制服の下は実は小沢に着せられたエロ下着のままで、マ○コには精子が仕込まれた状態って背徳演出にできそう。 枕営業と変態調教がテーマという点では『取引先の傲慢社長に～』と変わらないが、内覧物件という密室が人妻OLの調教場所になるというアイデアはいい。ただ、物件のチョイスは特にコンセプトが感じられず行き当たりばったりだし、疑似ハメ込みで中盤は中だるみして弱い。いっそ小沢が本当に探してるのは自宅じゃなくてプレイルームってことにすれば住宅形式に縛られないし、人妻OLがここで犯されてみたいという物件を自ら選んで案内する展開でも面白いかも。壁が薄くて周囲に丸聞こえとか事故物件とか、変態みが強ければ強いほどいいと思うので作り手のアイデア次第。最終的には夫婦が住んでる部屋の隣室を契約するオチもありなんじゃないだろうか。 今のところ『取引先の傲慢社長に～』のOL制服＆エロコスバージョンという以上の個性が見えづらいので、もう少し「不動産レディ」の「物件案内」ってとこを掘り下げたほうがよさそう。改変第1弾に向井藍を持って来るとか企画の本気度は割と高そうなだけに、コス以外のとこへのテコ入れをしてほしい。