じっくりゆっくりさんのレビュー

コピペくさかった前作の月野かすみverとは雰囲気が違ってて監督代わった？今作はキョウセイ監督が担当ということで、『歓迎会で終電を逃した僕に「先輩うちに泊まっていきます？」と肉食系の新卒女子が小悪魔な甘い囁き。誘惑に負けて何度もSEXした 深田えいみ』と男優も同じだし作りが似てる。とはいえ、男優とのバランスで後輩っぽさが微妙な上にやってるだけっぽかった深田えいみよりは楪カレンのほうが設定に合ってるし、後輩が先輩のことを好きなことが伝わるようなエピソードとかも手抜きせずに作りこんでてドラマとしての完成度は高め。 メンヘラ女子のこじらせ感を漂わせる女優の演技もいい感じだし、中出しも既成事実として利用する重みがある演出が常ピルビッチのお遊びっぽくなくて分かりやすい。「中出ししたらクーリングオフ出来ないですよ」みたいなセリフのセンスは好みが分かれそうけど。演者の演技もいいし感情が乗ったカラミも見ごたえがあるし、逆NTRを完成させての締めも雰囲気に逃げない振り切れ感が高評価。 彼女役が声のみの構成でも手抜きになっておらず何ら問題ないが、あえて難を言うならカラミはずっとノーブラで統一してきたのに、最後がパジャマの下にブラ着けてるというのはブレちゃった感じで個人的には好きじゃない。しかもパジャマの下をパンツごと脱がすなんて雑なことするくらいなら、ノーパンノーブラでもよかったと思う。 不満はあれど星１つ減らすほどじゃないかなって感じのオマケ気味の満点。今後もシリーズ化するならこっちをベースにしてほしいかな。

最近のオムニバスのバラ売り商法のせいか、1組目と2組目の男優が同じだったりするのはあまりよくない。さすがにSCOOPみたいに全部同じ男優みたいなことはしないっぽいが。 女優は5人でそれぞれいいとこもあるけど、演技力のせいもあるのか演出も出来もバラバラ。1人目から3人目みたいにブラコンこじらせての中出し近親相姦の感想が「気持ちよかった」だけで済ませちゃう台本はさすがに頭ゆるすぎで白ける。 姉のメンヘラっぽさが一番よかったのは1人目。弟に突き放されて泣いちゃう感じとか素晴らしくて、2人目以降があからさまに見劣りしてしまったのがむしろ気の毒。 セックスから狂気が伝わったのは4人目だが、子宮への種付け感があったのは2人目や5人目。5人目は締めのセリフで妊娠上等の孕ませ系の演出にしてるけど、それならもう少しカラミの最中からそっち系の会話があっても良かったような。弟も「ヤバい」とかしか言わないし、全体的に台本はしょぼい。 疑似ハメも交じってるだろうけど見せ方は上手いし、近親相姦を「涙」で演出するというアイデア自体は良かっただけに、ここを叩き台に完成度を上げてほしい気はするが、そこまで手をかける気がないならこれっきりにしたほうがよさそうなボーダーラインのクオリティ。

中出しシリーズの演出を外射に変更してまでもったいぶっていた藤かんなの中出し解禁がこのシリーズというのは、だいぶハードルが上がった企画。しかもシリーズ前作は同じく大型新人の多田有花ということで比較は避けられず、メーカーも随分と酷なことをする。 出入りの清掃業者からの就職というのは前にもあったようななかったような設定だが、地味な清掃員が艶やかな社長秘書に変わっていく前フリっぽい。 社長が最初から肉体関係を求めてるというド直球さが気持ちいいけど、直後に最初はキスだけを受け入れさせる変化球に変わり、夫を助けるという言い訳が効く状況でセックスもOKさせるとか、台本こねくり感が個人的にはいまいち。しかも経済的理由からだろうけど妊娠しないように常ピルというのも、夫との子供も作る気はないという設定になってるのはいいけど、やはり作為感が強い。女優にとっては背徳感を排除したツブシの効かない余計な設定だと思うし、最初の中出しのカメラワークも射精の瞬間の女優の表情を撮らない下半身アングルでセンスなさ過ぎ。 夫への愛はあるのにセックスを拒む感じとか、秘書としての仕事っぷりとか、エロと打ち合わせを同時にこなす感じとか、中盤のドラマはいい感じ。夫とのニアミスプレイはマジックミラー演出の多田有花verの方が好みだけど悪くはない。 後半はいつもの孕ませ展開だが、ピルはどした？って感じで台本が中途半端。服用を止めたのならそのへんが分かりやすいくだりが欲しかった。ラスト中出しでの小沢のねちっこい種付け感は最高だが、カメラアングルは女優より小沢の顔の方が見えるというのが酷い。男優優先カメラワークはながえ作品では前々からよくあるけど、女優の初解禁ものという特別な作品でやっちゃったのは最悪。 エンディングは夫バレらしきラストからナレーションで語られてきた話が回想として再編されるという高度なことやってて夫役の俳優が頑張ったけど、個人的には日付が変わっての時計の演出を含む多田有花verのシンプルな手遅れ感のほうが好み。 いろいろ凝った割には肝心なところが抜けてて、期待が大きかっただけに肩透かし感が強かった作品。せめてもったいぶっての初ものじゃなければもうちょっとフラットに見れたと思うだけに残念な企画だった。

シリーズ前作の上羽絢verがかなりよかったので、ちょっとハードル上がっちゃったタイミングでの水戸かな。夫役とのバランスでの家庭を支えるしっかり者の姉さん女房っぽさもいい感じだし、仕事の出来るベテランOL感もあるし、まっとうな人生を送って来て初めての色仕掛けのぎこちなさが様になってるのは女優の個性であり演技力だろう。エロ気の強いいかにもAV女優では嘘くさくてなかなかこうはいかない。 こんなの初めて演技のエキスパート女優らしく、自分の体に男からの需要があることを知り、「女」として覚醒していく普通の人妻OLの堕ちの段階をキメ細かく演じてるのがさすが。いきなり変態覚醒してエロをさらけ出してた上羽絢も良かったけど、水戸かなは少しずつ女としての未知の領域を開発されていくさじ加減が、路線は違えど素晴らしい。中出しされた後の硬直したまま頭真っ白感とか、現実についていけてない感じが演技上手すぎ。 台本や演出はここ数作とほとんど変わらないのに、現実にいそうな地味で普通の人妻OLを最後まで演じ切った女優のおかげで、シリーズで一番リアリティーがすごい。鏡の前でのプレイの見せつけ感とかはむしろ後退してるし、分かりやすいエロの盛り上がりという点では抑えめなんだけど、女の悦びに目覚めた人妻の明るい笑顔が印象的なエンディングまで一本筋が通ってて、シーン同士の高低差が少ないバランスの取れた完成度という点では一番なんじゃないだろうか。上羽絢verは変態プレイのパートがエロすぎて定番通りの本番が見劣りしてしまってたと思うけど、今作はずっと抑制を利かせて焦らしを演出してから最後に「女」を解放する感じが尻すぼみになってなくていい流れ。 正直、水戸かなの年齢と個性と演技ありきなので、他の女優（特に新人レベル）で同じとこを狙っても上手く行かないと思うけど、2年近く地道にシリーズを継続してきてようやくたどりついたマスターピースと呼べる作品だと思う。

たぶん叔母＝母の妹なんだろうけど、セリフとしてはっきりさせないのがいきなり中途半端。冒頭で母を「お姉ちゃん」と呼ばせれば済むことなんだけど。タイトルの割には尻ものっぽい演出や、ちょいちょいハメ撮り風のカメラワークも微妙。 旦那が種無しだから子供は諦めてるって話からの、甥っ子が「妊娠の手伝いする」ってあからさまに迫る肉食系の展開はテンポがいいし、最初に孕ませ宣言してるから、その後のカラミは全般、妊娠したらまずいシチュエーションのスリルで感じまくるという意味づけがされててタイトルにふさわしい演出。ところどころに差し込まれる「子供できちゃう」みたいなセリフもいい感じ。女優や男優のバランスや演技もカラミも上手い。 連続中出しものにありがちな、精子入りマ○コを男が舐めるような演出はキモいし、最後も「これでおしまい」でぶった切るようなエンディングがつまらないが、孕ませ系は中途半端なこのメーカーにしてはだいぶマシな作品だった。

「暗闇中出し痴●」 企画が中途半端。電車内のシーンは蛇足だし、「暗闇」設定はダメダメ。状況的に周りがまったく見えていないんですよってことであれば、女優と男優がそのへんをしっかり演じてくれるなら見てる側としても脳内処理で付き合ってもよかったんだけど、そういう演出でもない。むしろカメラライトで照らしながら撮ってる感じなので暗闇ではない。 撮影者の存在を意識したようなカメラ目線やカメラから顔を隠そうとする演技が多くて、これはナチュではありそうであまりない演出。「暗闇」はまったくの企画倒れだけど、カメラマンの存在感を出しての見られてる感、撮られてる感、映像を握られてる感をフィーチャーした路線として発展させるのはありだと思う。 「巨乳ヘアメイク痴●」 撮影現場設定の声出せない系で目新しさはない。助けを呼ぼうと思えば呼べるのに呼ばずにネチネチとやられちゃってる感じが痴○ものとして成立してる。 前半は緊張感あっていい感じなんだけど、後半の本番になると頭ゆるゆるで普通に声出しちゃってるのがよろしくない。あくまで仕事の現場なんだから必死に声を殺す緊張感を最後まで保ってほしかったし、ラストのバレオチも男だって関係者でただじゃ済まない可能性が高いんだから、そこはあくまで隠れていけないことする感じに仕上げてほしかった。 「レイトショー痴●」 前からあるネタだけど、女が彼氏と喧嘩して映画館で離れて座るって設定は面白い。ほんとは映画館の暗がりの中なんですよというのはまだいいとして、BGMが流れてるからか男優が普通に声出してて白ける。夜行バスものもそうだけど、最近のナチュはほんとにこういうとこの演出が雑。 ただ、パンツをゆっくり脱がす感じとか、これから何をされるか女に予測させながら●す感じは段取りとしてよかったし、デカチンがマ○コになかなか入らず時間をかける感じもエロい。後半は倉庫みたいなとこに移動するけど声出せない感は最後までキープしてくれて高評価。 「オルチャンメイクJ○痴●」 メイクがどうこうというよりは韓国好きJKを●す嫌韓ウケ狙いっぽい設定。日本人のチ○コ気持ちいだろって感じで泣かせまくって、最後も日本人なら日本人の子を産もうねって感じで種付けする感じ。嫌がらせ系としてエロいけど、ネタとしては割と際どいので、これだけで1作作るかどうかメーカーの勇気次第って感じ。

監督が本物人妻のほうで割といい中出しものを撮ってたので期待したんだけど、最初から最後までもろもろ雑。 インタビューで生理がいつ終わったか聞くんだけど「先週末」って何日前だよって感じで危険日ゾーンかどうかもいきなり分からん。嫌だったら断ってもいいんだよって言われて断らないところは段取りとしてエロかったけど。 最初の本番は定番通り。ゴムから生っていうよくある演出だけど、正直なところ違いは分かりづらい。潮吹きが売りの女優らしいけど表紙にあるような「マ○コに精子入れっぱなし」と潮吹きはそもそも矛盾してて相性が悪いし、中出しされたばかりの精子を他の男優がベロベロ舐めまくるような演出もキモすぎ。 その後も中出しと潮吹きどっちがメインなんだか分からない中途半端なカラミが延々と続き、最後は中出し直後にパンツ履かせてそのまま出社させるというやっつけな終わり方で余韻に乏しい。 不意打ち撮影で精子が流れ出ないように栓しながら危険日マ○コにたっぷり中出しして出社させるってシンプルな鬼畜台本の方がよかったような。女優が頑張った割に台本や演出が雑過ぎていまいち刺さらなかったので、次は赤井彗星監督あたりでお願いしたい。

設定はありがちだし、監督が前田文豪ってことで見る前からだいたい流れが読めてしまう。 どうせ婉曲的で行間読ませたい脚本なんでしょ？と思ってたら、ほんとに二宮ひかりの義兄への気持ちを見てる側が読まなきゃいけない演出だし、どうせカラミはワンパターンなんでしょ？と思ってたら、体位の順番もだいたい同じだし、キスや密着感が多めなのはいいんだけど本番が最初からそんな感じな上に、フィニッシュも全部体を離した角度90度正常位中出しでメリハリがなくて、同じカンペをすべての本番で使いまわしてる感じ。行間読ませたいタイプの割にはセックスでドラマ的な感情の流れが伝わらないというのは、演出力不足と言われても仕方ないと思う。もう少し120分という時間の中で義妹の秘めてた気持ちがあらわになっていくような変化がつけられなかったものか。特にラストは「私も赤ちゃん欲しい」というセックスなんだから、フィニッシュもホールドや騎乗位での中出しで女の側からの積極性を見せてほしかった。 とはいえ、二宮ひかりの演技はドラマ的にもカラミ的にも安定感があって見ごたえがあるし、男優との相性もいい感じ。ドラマとしての完成度が低いので取ってつけたような孕ませ要素も必ずしも利いていないが、期待してなかった割にはそこそこまずまずの及第点といった作品。

マドンナの名作『堕ちた万引き妻』を彷彿とさせつつ、時事ネタを取り入れて小沢演じるコンビニ店長のストレス要素にも着目したのが台本の妙。「結婚」と「フランチャイズオーナー」という2つの「契約」を重ねたところにドラマ作りのセンスを感じる。ストレスを抱えた人妻の退廃的な雰囲気も女優の個性に合ってる。 万引きのスリルが性的な興奮に変わるという前フリはよかったし、簡単にはいいなりにならない気の強い女が弱みを握られて種付けされる前半の本番の緊迫感までは隙がないが、中盤は脅されて犯●れに通うだけで万引きは関係なくなっちゃうのがこのタイトルの作品としては没個性で弱い。そこはやはり「万引き」という人妻側からの仕掛けで「レ○プ」が起きるという紐付け演出で統一してほしかった。万引きしようがしまいが散々やられちゃってるもんだから、万引きが人妻側からのレ○プOKのサインとしてドラマの中で機能していないため、後半の本番に至る「合図」としての万引きシーンには今さら感しかなくてエロ演出としては響かない。 中盤の本番も夫が近くにいる設定での声出せない系のカラミだけど、女優が割と普通に声出してて緊張感なさすぎ。なぜかきとるね川口作品では定番の演出になってるけど、正直、下手の横好きレベル。ドラマとしても夫がいるのに万引きして中出しされたがる人妻って方が背徳感あってよかったような。 エンディングも上手くまとめた風にしてるけど、小沢のほうの「契約」は破綻したのに人妻の方は意味不明にいい話っぽくしちゃってるのがバランス悪い。これなら最後に人妻が買うのが妊娠検査薬とかにしたほうが、結婚という「契約」を切られる未来を匂わせられるし、小沢のがっつり子宮奥に種付けするようなねちっこい中出し演技がフリとして活きたと思う。 いいアイデアはありつつそれがAVの演出としては機能していないというもったいなさがある作品。2作目があるとすれば「万引き」と「契約」の2点にこだわって掘り下げてほしい。

台本は基本的に焼き直しレベルだが、作品に個性を与えてるのは何と言っても佐川の存在。特に本番での佐川お得意の膣奥グリグリ責めに人妻が堕ちるというのがベースになっている。 その人妻を演じる本田瞳の演技は自信がついてきたのか安定感が出てきて安心して見ていられる。人妻っぽさもあるし佐川の責めへの反応も良く、特に圧をかけられての痙攣がエロい。同時期に佐川と共演した日下部加奈が圧迫責めとの相性いまいちだったため、余計に見ごたえを感じる。 最初の本番はいかにも疑似まじりだし、フィニッシュが胸射というのも盛り上がらずいかにも前フリといった感じ。2回目の本番ではエプロンは着せたまま服を脱がせて裸エプロンにする佐川が器用だが、裸エプロンに求めるものってベッドでの着エロじゃなくね？ってとこでいまいち盛り上がらない。そこは台所に立たせたまま脱がせた方がよかったような。セックスの途中で腹巻状態になっててただの邪魔だし、ここのエプロンは正直要らない。 とはいえ夫とは子作りしてないのに「俺の子供産んでくれよ」と種付け予告されてからの膣奥責めで子宮をほぐされて、感じまくってしまった上で授精されてしまう女優のエロさは文句なし。中出しも頭が飛んだ瞬間種付けされる感じがタイミングとして絶妙。妊娠しちゃうかもしれないのに気持ち良すぎたんだろうなーっていう受け入れ感からの、次のシーンで裸エプロンを受け入れた上での積極的なイラマチオまで流れが出来てる。 口では薄っぺらい建前の抵抗を続けながら体は完堕ちという流れは定番の旦那バレシーンでも継続されており、否定の言葉を口にしながら体はいっさい佐川とのセックスを中断する気がないという演出は振り切れてていさぎよい。ハメられたまま夫から目をそらさず見つめ合う本田瞳の演技とか、他の作品でもよくやるような定番ではないだけにかなり頑張ったんじゃないだろうか。 孕ませ要素が中盤での佐川のセリフだけだったり、旦那が家を出ていって人妻が泣き崩れるエンディングが取ってつけたようで作品の流れと合ってなかったりと、ドラマとしての中途半端な完成度の低さも目立つが、カメラワークも安定してるし個人的にはだいぶ楽しめた。

時代錯誤の脚本や中途半端な撮影コンセプトにだいぶテコ入れしたようで、「証拠映像」が大きな影響力を持つ今どきを上手くドラマ化しており、必ずしも徒党を組まない「問題児」の描写も今風だし、悪結城のキャラ付けも緩急をつけてて丁寧。 全編通じて人妻らしさ、教師らしさを表現する女優の演技が素晴らしく、作品としてもそうした女優の演技力を前提に、使いまわしコピペ感を感じさせない時間と手間のかかった作りになってる印象。中盤、教師としての結城くんとの心理的な駆け引きなどは難易度高めだったと思うが、犯●れ顔と教師の顔を交互に切り替えながらキメ細かく堕ちの段階を作ってたり、誰でも出来る演技じゃない。 脅迫レ○プ風の前半からがっつりホールドしての後半の種付け中出しに堕ちる本番だけでなく、中盤のライトなプレイでも場面設定に必要な羞恥心等の演技を大味にならないさじ加減で演じてて、ベテランが陥りがちなテンプレ演技で楽して稼ごうとする手抜き感がないのは頭が下がる。 同僚教師役はもう少しこざっぱりしてて欲しかったが、相手役の結城くんはもちろん、夫役も質の高い演技で作品に貢献してる。きとるね川口監督の作品にしては珍しく、中盤の声出せない系のプレイも割と緊張感あっていい感じだし、各シーンのハメ撮りっぽさも今までで一番撮影感がある。 ただ、ジジイ夫との妊活が上手く行かなくての職場復帰はもう少し人妻の心の隙になるような挫折感が欲しかったし、裏切り者の同僚を通じて結城くんにも当然そのへんの情報は伝わっててもよかったと思うし、中出しものとしての孕ませ要素は前フリの割に中途半端。最後の本番はセックスの途中で映像を旦那に見せることを知らされて、嫌がりながらも高ぶってしまうような演出でもよかったと思うし、終盤もせっかく昼と夕方の時間差を演出したんだから、夕方の学校に夫教師を呼び出してから動画を送って手遅れ状態の妻を発見させて無力感を煽る展開でも面白かったかも。結城くんが処分されない理由とかディテールはもう少し詰められそう。 最後も必然性のないぶっかけが浮いてて微妙だし、完成度という点ではまだ伸びしろがあると思うけど、台本、演技、演出、すべてがレベルアップしたトータルクオリティーを考慮しての満点。特に女優は演技への誠実なアプローチが形として評価された感じがして、特別ファンでもないのにちょっとホッとした。

１人目のJKは２作目と同じ感じだけど、２人目と３人目は設定を変えてきた。 １人目の都崎あやめはマドンナの義姉ものがよかった記憶があるけどJKでも違和感ないし、緊迫感のある泣きの演技が素晴らしいんだけど、泣き以外の演技の引き出しが少なくて、この作風はスローな責めへの細かいリアクションの演じ分けが必要なだけに、ちょっと物足りない。 やたら股間をアップしたがるカメラワークも意味不明で、濃いモザイク越しにマ○コの中の男優の指の動きが伝わるとでも思ってるんだろうか。あくまで女優のリアクション込みの絵作りにすべきだと思う。 しかもツボをピンポイントで探し当てられちゃうというよりは、奥まで届いたチ○コで膣奥覚醒するような演技・演出なので前戯の責めと噛み合ってない。膣奥がテーマなら後半のハードピストンもありだと思うけど、それなら前戯の内容もそこに合わせてくるべきだろう。 ２人目は陸上アスリートキャラの黒木逢夢ということで、ジョギングしてる女を昼間から公園内でという周囲にバレそうな設定が微妙だけど、抵抗しながらもどこか拘束レ○プに興奮してるような女の隠れ変態性が伝わる演技がいい。ただ前戯の部分は無言で淡々と責めるだけの男優とリアクションに変化が乏しい女優の演技でだんだん飽きてくる。 チ○コが入ってからはスポットを責める感じと奥を極める感じのバランスが良くてスローセックスとしては見ごたえあり。特に腰を持ち上げての責めは普段と違うところに当たってる感じが説得力ある。ハードピストンは女優がマグロで声張ってるだけのなありきたりな内容で蛇足だけど、新人女優ということを考慮すれば全般的に上出来。 ３人目はライトで照らしてるだけのキャンプ帰り設定が響かないが、一番キャリアが長い美丘さとみということで、ちょっと大げさなところもあるけど新人とは目の表現力とか演技のレベルが違うし、男優も言葉責め込みでプレイの質が違う。設定や演出が無個性なりに一番見ごたえがあるけど、ここも後半のハードセックス部分はチ○コ突っ込んでるだけで退屈。 やはりピンポイントのツボ責めとハードセックスは相性が悪いし、膣奥責めをテーマにするなら前戯もそこに合わせるべき。股間アップにしたがるカメラワークは昨今のモザイク事情を理解してないし、そろそろ慣れと粗が目立って来る頃なので、色々整理してのアップデートが必要かも。

このシリーズは孕ませものなのに最後が外射というブレブレ演出になっちゃったり、女優が個人的に守備範囲外だったりでしばらく遠ざかってたけど台本自体は悪くなかった。月見伊織も演技ポテンシャル高そうなのにシンプルなビッチものばかり出てんなってとこがいまいちだったんで、両者の化学反応に不安半分期待半分だったけど、結論から言えば前半に限っては結構よかった。 女優のキャラと演出の相乗効果なのか割とエロコミ的なノリでテンポが良く、成り行きで赤の他人の子供を種付けされることになっちゃった人妻というキャラを女優がしっかり演じてて見ごたえがある。ただ、孕ませ関係ないじゃんっていう中盤から、前半と同じ部屋でやりまくる後半の本番は頭ゆるゆるのビッチキャラになっちゃう感じが安直で物足りなくて、中盤から大味になっちゃう演技の傾向はめぐりを彷彿とさせる。エンディングもカメラのピンボケ含め雑なやっつけ感が強くてあまりよくなかった。 この手の連続中出しものにしては精子入りマ○コを男がクンニするような気色悪い演出もなく、中途半端な外射も使わず丁寧に作ってる部分もあっただけに、中盤以降も前半の演技が持続してればなってとこがもったいなかった作品。

シリーズ前作はやはり日下部加奈の移籍初ドラマ特別バージョンだったようで、またいつもの路線に戻してきたが、女優のキャリアや演技レベルに合わせたのか演出が向井藍を飛び越して夏川うみverあたりまで戻ってしまった感じがちょっと拍子抜け。特に「子供が欲しいのに！」ってとこを中盤まで何度も強調する前フリはそのままなのに、後半からエンディングにかけて孕ませ系の流れが消えてしまったのがバランス悪いし、最初の本番後の水遊びあたりからは話のつながりが無理やりになって中だるみ感が強い。 サブタイトルの「寝取られ映像」も一昔前の流行りものに過ぎないんだから思い切って削っちゃえばいいのに、中途半端に引きずってるからエンディングもNTR定番パターンに寄っちゃったし、向井藍、日下部加奈といい流れが来てただけにシリーズの退化が期待外れで、このへんでテンプレ化されちゃうとつらいものがある。 テンポのいい編集が見やすいし女優の演技もよかったし、ピエール剣メインの男優陣も最初はどうかと思ったけど悪くなかったし、カラミもやることはやってるんだけど、個人的にはきとるね川口じゃなくて三島六三郎作品？っていう平均点狙いな感じが物足りない作品だった。

裏ジャケ見たらいつの間にか中出しものになってて「あれれ？」という感じ。ジャケ写を見返した限りでは前作の舞原聖verから？ひむろっく監督×男優小沢×人妻OL中出しものということで、『取引先の傲慢社長に中出しされ続けた出張接待。』とだいぶかぶった作風になってしまった。 絶対領域フェチものっていう今さら感しかないネタの割には特にこだわりも感じられず、そもそもデビューから一作も脚フェチ作品に出ていない末広純の起用もよく分からないし、そこまでしてシリーズを存続させる意味があまり感じられない。正直、末広純も最近演出がパワーアップした『取引先の傲慢社長～』のほうに出てほしかった。 やることはやってるし演者の演技も悪いわけじゃないんだけど、内容的にインパクトがなくてあまり印象に残らない。こちらのほうが先に始まったシリーズではあるが、もう役割は終えたんじゃないだろうか。

デビュー作も担当してて監督の思い入れがある女優なのかもしれないが、まさか2作連続でこのシリーズに登場するとは思わなかった。ただ、前作を踏まえて監督も女優の演技力を把握したうえで内容を考えているようで、よくも悪くも女優にできないことは求めない作風。見る側としても最初からハードルを下げてたせいか、前作のように途中で心が折れそうになることもなく普通に見ることができた。 『‘実の娘と円光’しています。でも娘は私に無関心です。』をベースに『妹のおっぱいを吸い続けて、10年になりました。』など既存の台本や演出を組み合わせて作った感じで、既視感は強いが奇をてらわずシンプルで分かりやすい純愛系。年齢設定のグレーゾーンな感じとか、娘の部屋を含む内装のセッティングや下着の変化を含むコスの選び方、セックスの演出の違いなどに手抜きしない丁寧な仕事っぷりはこのシリーズらしいけど、攻めた印象までは受けないのでイージー松本監督らしいディテールへのこだわりという点でも今回はおとなしめだろう。 セリフが少ない代わりに「間」の取り方などはなかなか難しい作風だが、女優は男優とのコミュニケーションの取り方も悪くないし役への成りきりが途切れることもなく、セックスにも感情が乗っていて一皮むける前の東條なつを彷彿とさせる。 三葉せりよりキャリアと演技力のある女優でこの内容だったら物足りなさを感じるだろうが、現時点での女優の実力とシリーズに求められる作品レベルの妥協点を上手く探り当てたという点に制作の腕を感じさせる作品。少なくとも前作のようにこのシリーズに出るには実力不足と感じさせなかっただけでも十分成功だったんじゃないだろうか。

モンローの最近の傾向からすると、てっきりまた『永遠に終わらない、中出し輪●の日々。』のアレンジみたいな内容かと思いきや、そういうのではなかった。男優も田淵くんとトニー大木の共演とか豪華すぎてビビる。 引きこもり息子の退学処分を阻止するために悪徳教師たちのいいなりになる母という筋書き自体はありがちだが、犯●れる声を部屋にこもる息子に聞かれてしまうかもしれないし、部屋から出てきたら見られてしまうかもしれないというスリルが味付けになっている。息子思いの母親と夫を亡くした欲求不満妻というシチュエーションを兼ねたうえで背徳セックスを演じる水野優香の演技も、台本なりにではあるが安定感があってさすがのクオリティ。 中盤の声出せない系のカラミに関しては演技も演出も割とちゃんとしてると思うんだけど、後半になると快楽優先で息子はどうでもよくなっちゃう感じが雑でもったいない。 息子側の演出も、演技下手なエキストラじゃなくてガチ男優使った割に簡略化されすぎなのが手抜きっぽくてよくない。もっと母の犯●れ声に必死に耳をそばだてる感じが欲しかったし、レ○プされてる母を助けようとしないどころか、母の痴態が見たい、でも部屋からは出られないという葛藤の末についに部屋から出てくる「天岩戸」的な演出のほうがよかったような。隠しカメラで覗き見とか中途半端だと思う。教師3Pもさほど必然性もなかったから、後半は教師１人に息子も参加しての近親相姦込みの３Pでもよかったかもしれないし、母も息子にこれから何が起きるか匂わせた上で、見られたい願望と息子を部屋から引き出す目的を満たす一石二鳥セックスで、最後は近親相姦関係と引き換えに引きこもりをやめる締め方でもよかったかも。 田淵くんもトニー大木も１対１のねちっこい大人のセックスで真価を発揮するタイプなので、２人そろえてあわただしく３Pさせる使い方では活かせておらずもったいない印象の方が強い。エキストラの教師まで用意してたけど、正直、女優と息子役と教師役1人の計3人の出演者だけで成立する話だと思う。 ここを叩き台に手直ししていけばシリーズ化もありなポテンシャルがあると思うが、このままの大雑把な感じならこれっきりにしたほうがよさそうな弱さのある作品。どっちに転ぶかは制作のやる気次第かも。

監督が代わったとはいえ台本や演出は水川スミレverとほぼ変わらず、台本や演出を盛って個性的になった代わりにいろいろ破綻してて個人的にレビューで星2をつけた向井藍verから元に戻してきた。ビッチ色が強くて大味だった水川スミレよりも抑えめの演技で妻っぽさ嫁っぽさを利かせる神宮寺ナオの演技がハマってるし、義父役も「調教」ならやはり小沢より田淵くんか佐川でしょ。義母役がいなくなったのもこの台本なら何ら問題ない。 この作品の個性はやはり「１年間セックスを禁止された女」という振り切れた台本。セックスしなければ「純潔」っていう表現もどうかと思うし、息子もせいぜい素人童貞って感じだが、1年間禁欲させられたうえに、やっとのことでセックスできると思ったら夫はほぼEDのセックス下手というのは前フリとして分かりやすい。神宮寺ナオも、禁欲シチュエーションを露骨ではなく控えめな演技で表現してるのが地味に上手い。 中盤の調教シーンは悪くはないけど演出としては平凡で印象に残らない。5日間、服を着ることすら許されずひたすら責められて1年分の欲求不満を吐き出すくらいの勢いが欲しかったし、隠しカメラも引き継がれてるが機能しておらず、ここも削っちゃってよかったような。せっかく精神的な責めのエキスパート田淵くんを使ったんだから、仕込みの演出はもっと大胆に変えてほしかった。 向井藍verほど明確な孕ませものではないが、本番を2回とも中出しで構成した点は踏襲してるし、妊娠する気持ちの準備は出来てる上で、子作りの相手が義父に上書きされる精神的な堕ちを描写してる点では水川スミレverよりそっち寄り。『夫と子作りSEXをした後はいつも義父に中出しされ続けています…。』のパクリっぽいくだりはどうかと思わないでもないけど、最近まであっちのシリーズも担当してた木村監督なのでまあありかと。三島監督作品のように中出し精子入りマ○コを男がクンニするような連続中出しものにありがちな気色悪い演出もなく、がっつりホールドしてのラスト中出しまでカラミの演出も隙が無い。 政略結婚演出の甘さや中盤の伸びしろという点で満点には届かないが、減点事項の少ないトータルバランスという点ではシリーズで一番いい。このまま監督が代わるのか元に戻るのか定かじゃないが、今後もシリーズ化を続けるなら、ここをベースに進化させてほしい。

原作だと幼い娘がいる母乳妻だったと思うが、さすがにそこは改変されていて母乳はなしだし娘役も登場しない。年齢設定も女優に合わせた感じなのでミスキャストと言えばミスキャストなんだけど、主演が友田真希ともなれば些細な問題だろう。 続編パートの孕ませ系の筋書きもそのままだし、台本は割と原作に忠実。実写化オリジナル部分はラストが割と唐突に終わる原作の隙間を補完するだけでなく、人妻上司の家族思いの面を演出する前日譚ドラマ部分もエロとのギャップの演出として効いてるし、後半は温泉での禁欲孕ませを厚めに膨らませてるので『妻には口が裂けても言えません、義母さんを孕ませてしまったなんて…。』を彷彿とさせる。こんなこといけないわっていう中出しNG演出が多い割に、禁欲させて精子をため込ませた部下を家族旅行先に呼びつけて、本音では強引に孕まされるのを期待してない？っていう構成になっててなかなか背徳的なエロさがある。 カラミも十分見ごたえあって、旦那との子作り計画に嫉妬して本気で孕ませにかかる結城くんの演技なんかは原作以上のものが伝わるし、この実写化は成功だったんじゃないだろうか。 あえて難を言うなら旦那役のキャスティングや、終盤をフェラ手コキで締める感じは尻すぼみでもったいない。ほんとは後半が温泉セックスではなくてタナカ・ベーコン監督的な布団の中でのスローセックス中出し締めなら原作寄りで完ぺきだったけど、きとるね川口監督はそのへん守備範囲外なんでしょうがない。 とはいえ、友田真希×結城結弦×きとるね川口の組み合わせに期待するクオリティは十分満たしてると思うので、女優の20周年記念ご祝儀込みでオマケの満点。

このタイトルで冒頭の痴○部分がみんな下半身狙いってどうなの？って感じで基本的にはいつもの方向性と大差なし。 表紙にもなってる１人目の小花のんがエロ慣れAV女優感が出過ぎであまりよくないが、他の３人は飛行機内で犯●れる羞恥や緊張の中で興奮してしまう隠れ変態性までちゃんと演じてると思う。 声とか音立てちゃってたり演出が割と雑な部分もあるけど、４人目みたいに全裸にむいて晒しもの未遂で追い込む感じとか、乗客が眠る機内を移動させるスリルプレイとか、最後も服を持ってちゃう全裸放置の終わり方とか工夫があったのは良かった。コスにこだわる人には微妙なのかもしれないけど、いずれここを掘り下げてフィーチャーした作品も作ってほしい。 乳首開発とやらは正直アクセント程度だし特になくてもよかったけど、邪魔にもなってないので許容範囲。マンネリを打破したとまでは言えないが、３人の女優の演技と４人目の演出で個人的には当たりの部類に入る作品だった。