5961さんのレビュー

※このレビューは、ヒロイン視点→痴●視点の順に読んだものです。 　痴●視点から読んだ場合の感想は、他の方のレビューを参考にされてください。 痴●モノは《快楽堕ち》にカテゴライズされるジャンルだと思うが、 ヒロイン視点を読んだ段階では、やはりその考えは変わらなかった。 （熟練の手練手管に、翻弄されたのだろうと感じたため） しかしながら、痴●視点を読んでみると、そうではなかった―― 平凡な男を狂わせるほどに、少女が魅力的すぎるだけだったのだ！ 実際、彼女の乳房と太ももを眺めるたびに、〇〇が治まらない。

前２作が、サイクロン様の作風からすると、 【挑戦】にあたる実験的な内容だったので、 今後は、オリジナルものに関しては、 陵●表現を拝めないものと思っていました……。 しかしながら――今作は氏の十八番、レ●プです！！ 画力・設定・話の展開、どれを取っても、 高水準で非の打ちどころがありませんし、 特に「（前略）言えないよねー」というセリフは、 心までをも犯し尽くす、百戦錬磨の、完璧な手管でした。

（DMMにおいては）処女作のようなので、 これからに期待したいサークル様です。 というのも、今作は―― 後半で失速してしまっていたからです。 前半は、いかにもなギャルのルックスと、 おっとりとした人格のギャップが、 違和感なく表現されていました。 しかしながら、シーンを重ねるほどに、 ヒロインの主義主張は空気と化し、 男がダッチワイフ相手に、 無様な独り言を叫んでいるようにしか見えませんでした。 つまるところ、ただ喘いで尺を稼いでいるだけの、 【悪い意味で】AVのような描写を、延々と垂れ流すのは、 非常に退屈なので、やめて頂きたいということです。

前回のシリーズものも、容赦なく秀逸でしたが、 今回の読み切りも、文句なしに素晴らしかったです！ 具体的には、兎にも角にも、なによりもまず―― ヒロインの人格が、とてつもなく魅力的です。 某ままゆを彷彿とさせる、ビジュアル＆口調。 そこから繰り出される、ピリ辛の煽りの乱射…… もう、ただひたすらに、関心させられました。 また、タイトルこそビッチですが、この節度ある上品さは、 他サークルの商品などでは、絶対に味わえません！ （何故ならば、今作は―― アヘ顔やトロ顔、罵詈雑言といった【定型化した記号】に頼らない、 丁寧にして緻密な、計算し尽くされた表現のみを徹底して追求した、 明明白白に精巧な、至高の完成度を誇る、唯一無二の芸術作品だからです）

ヒロインは、メイン４人＋年増２人。 まず気になったのは、セリフの色分け。 メイン４人のうち2人が、薄ピンクと濃ピンクという、 見分けのつけにくい配色だったのが、 いきなりマイナスだった。 また、肝心のセリフも、 男子中学生が考えたような稚拙さであり、 あまりにもあっさりし過ぎていて、興奮できなかった。

催●と入っていなければ、 SFものかと錯覚してしまうような、 異常な思考や会話が続きます。 その違和感をネタばらしするのが、 処女喪失セックスの真っ最中。 個人的に、その外道さには、好感が持てます。 とはいえ、画力は低く、 内容にオリジナリティが感じられませんでした。

愉しめました！ スタイル抜群の美少女巫女を、金縛りにして延々犯します。 ――力づくで。 媚薬や催●に頼らずに、ただひたすら女体を貪り嬲る蹂躙。 陵●とは、かくあるべきものだと、再認識させられました。 ちなみに、圧倒的なボリュームを誇りながらも、 （確認した限りでは）誤字脱字は、一か所だけでした。

原作を知らなくても愉しめました！ 具体的には、 金髪碧眼のカタコトスレンダー美少女との、 恥じらいイチャラブアバンチュールを、 丹精込めて丁寧に描いてくれている点です。 ローティーン好きでガッカリする方は、 おそらくいないと思われる―― そのぐらいの至高の完成度を誇ります。

ただし、セリフがまったくエロくないので、 セリフなしCGの方が、 妄想で補完できる分、ハイクオリティと言える。 （逆に言えば、先にセリフありを見てしまうと、 ヒロイン達のエロさに欠ける人格を知ってしまっているために、 まったく魅力を感じられない）。 総じて要するに、使えないのだが―― ○学生に対して《だけ》は、妙にノリノリだったので、 ライターは、そこに特化すべきだったのかもしれない。

サイクロン様のファンとしては、 今回は、作画をサボっているなぁとしか思えませんでした。 何故なら、マンガ形式よりもCG紙芝居の方が、 描く体位（構図）が、格段に少なくて済むからです。 無論、紙芝居形式は、ノベルゲームよろしく、 テキストの情報量で攻める表現ではあるのですが、 （作風として）奇をてらわないセリフを売りとする、 サイクロン様とは、相性が悪く感じました。

自由に使えるお金があるのならば、 普通に高級娼婦を雇えと思ってしまう。 とはいえ、素人相手だからこそ、 燃えるのだろうか――と思いきや。 シナリオから主人公の興奮が、まったく伝わってこない。 童貞が初セックスしたら、狂喜乱舞するだろうに、 淡泊なモノローグが終始上滑りして、味気ない。 つまるところ、こんなモノではヌけない。

画力は言わずもがな、設定に関しても、 娘狙いで結婚した、という下衆さ加減が清々しい。 ただ、シナリオの視点がバラバラすぎる。 ヒロインの一人称と第三者の視点が、 コロコロと入れ替わる違和感から、 ストーリーに没入できなかった。 そもそも、眠っている間のモノローグが、 義父の感情を代弁してしまっているあたり、 問題外としか言えない。

ヒロインが息子との関係を続けようが続けまいが、 主人公との関係は続けていく結末がやってきます。 個人的には、婚約者とだけでは物足りない―― という前者のエンディングの方が、 ヒロインがエロく感じられて好ましかったです。 ちなみに、声優さんの艶技が圧倒的に素晴らしく、 CGもシナリオも高水準でした。

凌●ものにありがちな諦観からの無抵抗を、 短絡的に低俗な、腕力でねじ伏せる明快さ―― 素晴らしいと思いました！ （似たようなことをやろうとして、 できていない場合が大多数なので） シナリオも、ねむのや様の美麗なるCGに相応しい、 無垢と穢れの対比が秀逸でした。 ただ一点、もったいないと思ったのが―― 破瓜直後にもかかわらず、 膣内が愛液によって、汁気を帯びていたことです。 他の場面では、少女の敏感な肉体の反応を、 排卵日間近等、一応の理由付けをしていただけに、 若干、気になってしまいました。 （おそらく、〆切やスケジュールの関係上、 膣内愛撫のパートをカットしたものと推察できます） ちなみに、導入部が長いというレビューがあったので、 携帯を拾ってからヒロインの家に押しかけるまで、 ゴッソリと読み飛ばさせて頂きました。 その結果、いいとこ取りだけができて、 大変満足しています。

人間のような動物、というアイディアもさることながら―― 両想いとNTRを同時に味わわされる、 今までに感じたことのない違和感が、非常に秀逸だった。 また、人間の言葉を話せないがゆえに、 無口キャラとしてのフェティシズムを持ち合わせ、 そういった嗜好の読者には、 大変好ましいヒロインであると言える。 ただし、個人的には――使えなかった。 絵柄が美しすぎて、エロさを感じられなかったので。

体験版をやれば分かるが、 国語の苦手な中高生が書いたような文章だった。 具体的には――終始、冗長に引き延ばしただけの時間稼ぎが続く。 また、キレ続けるヒロインの態度も、実に不愉快だった。 ダーク系作品特有のエロさを醸し出すためには、 〇して黙らせたいと思うような、扇情的な挑発を仕掛けてくるべきなのに、 まったくそれができていなかった。 ついでに言えば、声優さんの声質・演技力も微妙で、 CGの塗りもイマイチだった。

特に秀逸なのは、目の前でイチャつく、 ヒロインのバカップルっぷりです。 横暴な彼氏を、頼りがいのあるボディーガードかのように慕う、 気色の悪い女は、現実にも一定数いるので、 リアリティがあって巧いと思わされました。 （ちなみに、リアルならキショい存在も、 デフォルメされた童顔美少女ならば可愛らしいので、 三次元は、二次元の肥やしなのだと再確認できました） 肝心のプレイ内容についてですが、 （泥●）眠姦パートのセリフ回しは、 ねちっこい王道のエロオヤジ感爆発で、 エロ的に、非常に好感が持てました。 続いての、自宅訪問時の立ち絵も最高です！ やはりエロコンテンツの美少女は、 脱がしやすい薄着コーデに限ります！ ……ただし、それ以降は、 マイナスファクターしか見受けられませんでした。 ・基本的に画力がイマイチなので、 　セリフに威力のないシーンのすべてが見苦しい。 ・↑そのセリフについて、より厳密に言うならば、 　ヒロインの発言もモノローグも、エロさに欠け、 　読み流したくなるレベルの駄文であるということに尽きる。 　これは、主人公のセリフに違和感がない分、 　こなれていない部分が際立ってしまったのだと分析できた。 ・ついでに言えば、 　これは【寝取りもの】全般に言えることだが―― 　旦那が粗チ○とか早漏とか、正直見飽きた。 　必ず勝てる勝負を、下剋上とは言わない。 以上のことから、今作は、 本命のオカズのための【前座】ぐらいが妥当かと思われます。

難点が２つあり―― １つ目は、画力の低さ。 デッサンの狂っていない箇所はなく、 特に乳首は、プラスチックっぽいです。 自分としては、セリフがエロければ、 絵が未熟でも使えるのですが、 今作の酷さは、流石に看過できませんでした。 ２つ目は、処女にこだわり過ぎていたこと。 犯●れてなお感じるのは、 彼氏に開発されていたから―― と説明できていたところを、 【処女信仰の読者に媚びるために】 無理矢理ヴァージンにしていたのが滑稽でした。 ギャルなのに未経験、 というギャップ萌えの汎用性に、 （作者が）囚われ過ぎているようにしか、 感じられませんでした。

サイクロン様と言えば、凌●ものの同人作品群で有名ですが、 今作では、オリジナルもの―― かつライトな演出に挑戦されています。 それゆえ、従来の作風を期待すると、肩透かしを食らいます。 （ヒロインの表情はいつも通りの感じなので、 テキストなしCGなら、 美麗なイラストの数々を、存分に堪能できるかと思います） ちなみに自分は、サイクロン様の大ファンなので、 ダーク成分の希薄な今作は、物足りませんでしたが―― 作品自体の完成度は、相も変わらず、素晴らしいと思いました！