絶対零度さんのレビュー

「ＡＶ版大喜利」といういかにもＳＯＤテイスト溢れる作品。「ＡＶ」と「笑点」を結びつけるあたりは、さすが「企画モノのＳＯＤ」である。「甘衣ここあ」、「松島やや」、「宮路なな」という「おなじみの面々」がしらじらしくも「素人役」で出演している。笑いを取れば「ブランド品」、すべったら「エッチな罰ゲーム」。「素人役」を意識するあまりどの女優もハジケ方はイマイチ。「負けたら服を脱ぐ」というのはＡＶ女優にとってなんの罰ゲームになるというのか？全体的に「さぶ～い雰囲気」の中で「松島やや」が持ち前の明るさで一人で場を盛り上げている。この手の企画モノで彼女がいるのといないのとでは大違いだ。

夢と脂の国「デブ煮ランド」で繰り広げられる「総重量１トン」のセックスファンタジー。アイドル顔にババアの肉体を持つ女「鏡子」。三十路の大横綱「あやの」。デブ史上最高のマニア体型「うさぎ」。体の半分は体脂肪の「ひとみ」。４つのおっぱいを持つ怪人「レナ」。顔モザイクながらあの「陸川菜乃」もゲスト出演。まさに日本のデブ専ＡＶ史上最高峰のキャスティングである。ここにはデブを「タブー視」する空気は微塵もなく、ただ、ひたすらに「デブ女」を愛するのみである。ラストはガリガリの男優を一人交えての大乱交。ブルンブルンと揺れる贅肉を観てチ○ポがギンギンに固くなったオレは「デブ専」であることをここに堂々とカミングアウト。とにかく、うさぎちゃんは「デブ専の女神」。

「元グラビアアイドル」の「星野あかり」がＳＯＤ初登場でいきなり「２４時間セックス」に挑戦する。「やらせ丸出しのドッキリ企画」として有名なこのシリーズだが、セックスのシチュエーションは豊富。会議室、風呂場、アダルトショップ、自宅マンションとまさに「所構わず」男のチ○ポをくわえ込む。特に「グラビア撮影からなし崩し的にセックスになだれ込む」シーンは最高である。星野あかりの淫乱ぶりが見事に開花。「フィクション」として観ればこのシリーズは「ハズレ」がなくて「良作」揃いである。

カナダ出身のハーフ「ＥＲｉｃａ」のＡＶデビュー作。ゴージャスなルックスとＦカップのナイスバディーはまさに「ファッションモデル」といったカンジである。１０歳の時に母親の恋人（３６歳）と初体験を済ませ、１８歳にして経験人数は３ケタを軽く超えるという「性豪」である。どれだけハードなセックスをするかと思ったら意外と「ノーマル」。性に対するオープンさは「外人の女の子」だが、セックスそのものは、あくまで「日本人の女の子」。要するにセックスも「ハーフ」なのだ。それを「中途半端」と取るか「彼女の魅力」と取るかは、正直、難しいところである。ただひとつ言えるのは、「洋物好きにはたまらない女優」。

スーパーボディー「花野真衣」がＳ１のギリギリモザイクに登場。「グラマーなのにオバサン顔」という「アンバランスさ」は、良くも悪くも彼女の「オリジナリティー」である。そのおかげで「若さ」と「妖艶さ」の二つが見事にブレンドされたなんともいえないエロスを全身からかもし出している。ある意味、一粒で二度おいしいＡＶ女優。バックで挿入された時の「ズリュッ！ブバッ！」というもの凄い音の「マン屁」は、いやらしくも感動的ですらある。

ビデオシリーズ「姉の濡唇」の総集編パート２。「セックスシーン」だけをフルで収録したＡＶマニアの「個人編集盤」のような作品である。出演の３人は、どれも「単体女優」として十分通用するハイレベルな女の子。正直、手元に置いておくほどの作品ではないがちょっと一発ヌキたい時に気軽にレンタルするにはまさにうってつけの作品。プレイはいたってノーマル。

ビデオシリーズ「姉の濡唇」の総集編ＤＶＤパート１。余計なストーリーやインタビューはいっさいなく、ホテルでいい女とひたすらヤリまくる。まるで「ウ○ビデオ」のような作品。まさに「セックスシーンのみ」のヌキ専用ＡＶといえる。女優は三人と少なめだが、どれもレベルが高く、１×３で計「３回分のおかず」くらいにはなる。人気女優の「姫野愛」も出演。他はギャル系と巨乳娘。

巨乳系熟女のオムニバス作品。パケ写の「松島かおる」の爆乳に期待して借りると、かなりガッカリする結果となる。全員、確かに乳はでかいが、正直、ルックス的に厳しい女優ばかりである。松島かおるに至っては「アイマスク」で顔を隠される始末（笑）。いくら熟女とはいえ「ＡＶ女優」なのだから、ある程度の「見た目」は大事。インタビューもそこそこに「即ハメ即撤収」というところに現場のテンションの低さが見て取れる。ただ、松島かおるの爆乳だけは一見の価値あり。顔はともかく、こんな「すけべな体」をしているおばさんは楠真由美と彼女くらいである。

「素人」をうたっている割には、「杉山圭」「葉山くみこ」など、出演者はすべて「有名ＡＶ女優」。他の作品では、いくらでも服を脱いで男優とセックスしてる。今更、そんな彼女達の下着姿を見て「興奮するＡＶファンがいるのか？」と疑問。せめて顔にモザイクでもかけてくれたら、「擬似素人」として楽しめたはずである。もっとも、この企画自体は悪くない。いや、「悪くない」どころか、もし本物の「巨乳素人」を使って撮っていたら、間違いなく「傑作」となっていたはずだ。全員プロのＡＶ女優でしかも４人だけというなんともチープな「おっぱい運動会」である。

まさに「ドラマ風ＡＶのお手本」のような作品。ドラマ風ＡＶは、製作者がへたに「映画好き」だと「日活ロマンポルノ崩れ」みたいな自己満足の作品になりがちである。その点、本作は、どのシーンを取っても「ヌクためのシーン」に仕上がっている。稚拙なストーリーなどなんの問題にもならない。飛び抜けた人気女優を起用しなかったことで、逆に、３人が３人の個性をそれぞれ引き立てあっている。中でも「パイパン」姿で「マン屁」を連発する楓アイルの「ハジケっぷり」は見事。菅野亜梨沙、富岡れいかも負けじと変態ぶりに拍車をかける。ＡＶファンが観たいのは、まさにこんな作品なのだ。

ＡＶ界の「新女王」として頂点に君臨する「あいだゆあ」の記念すべきＡＶデビュー作。正直、この時点では「フツーの新人」という印象しかなく、このデビュー作もしばらくスルーしていた。今となっては「なんて愚かなことを」と後悔するばかりである。その後の大ブレイクをすでに知っていることを差し引いても、デビュー作の彼女はまさに「最高レベルの新人」だったことがよく分かる。あいだゆあには男がセックス相手に求める理想の「ほぼすべて」が備わっているのだ。「天才」と断言してもいい。メジャーの新人でこんなエロいデビュー作は初めて観た。バックでの挿入では、彼女の代名詞である「マン屁」もわずかながら確認できる。