絶対零度さんのレビュー

あの「あいだゆあ」とエッチな新婚生活を楽しめる「バーチャルＡＶ」。これは同じく最近Ｓ１を主戦場としている「蒼井そら」にも言える事だが、彼女達くらいのキャリアになると、もはやこういった「明確な売り」のある企画でないと、正直、厳しいものがある。逆を言えば、まだまだ企画次第では、「一線級」として活躍できる力があるという事。「あいだゆあとひとつ屋根の下でセックス三昧」という夢のような世界がここでは展開される。「モーニングセックス」、「裸エプロン」、「混浴プレイ」と極上の愛のフルコースが味わえる一本。

「ゆまちんのおっぱい接近中ぅ～」というおしゃれなセリフの後に全裸で微妙なダンスを踊りまくる「麻美ゆま」。もはや、完全に「壊れている」。その後、「学校一おっぱいのでかい生徒」と呼ばれていた中学時代のエピソードを披露＆再現ＶＴＲ。そして、「裸エプロンで料理を作る→パイ圧で空き缶をつぶす→公園でバナナを食べながらインタビュー」という意味不明な企画が続く。まるで「乳話」というコンセプトなど最初からなかったかのように迷走する麻美ゆまとスタッフ。麻美ゆま作品としては珍しい「明らかな失敗作」である。風邪をひいてるのか鼻水をしきりにズルズルしてるところも気になった。それでも麻美ゆまの「裸エプロン」は失敗作を補って余りあるエロさである。よって、評価は星３つ（甘め）。

現在ＡＶ界ナンバーワンの「麻美ゆま」がこれまたＡＶの王道中の王道である「病院モノ」に出演。まさに、これ以上ないくらいの「手堅い一本」である。女医、ナース、患者と一通りの役をこなしている。ナース姿も捨て難いが、個人的には、患者になって変態産婦人科医にマ○コを「触診」されてる姿が最高。モザイク越しにもあそこがパックリと口を開いているのが分かる。企画としての冒険心には欠けるが、それでも「磐石の出来」といえる。

過激な企画モノでまさに「やりたい放題」だったＳＯＤも、メジャーになった途端に、やたらと「まじめな性」を訴えるようになった。昔、ヤンチャしていたおもろいニイチャンが社会人になって急に丸くなったような感じである。それでも「性教育」をネタにしてＡＶを１本作ってしまうところを見ると、まだまだＳＯＤにも、良い意味で、「悪ノリ魂」が残っているという証拠である。いや、「まじめな性を考える企業」という姿勢も、そもそも、ただのＡＶへの「ネタ振り」でしかないのだ。このメーカーはやっぱり只者ではない。

「樽系巨乳のパイオニア」である「小泉麻由」も、超新星「青木りん」の出現によってすっかり「過去の人」になってしまった感がある。それでも青木りんの新作を観るたびに、小泉麻由のＡＶを借りたくなるのは、「時代を創ってきた者へのオマージュ」なのだ。少なくともこの人がいなかったらオレが青木りんにハマることは絶対になかったはずだ。ポチャの歴史はそうやって受け継がれていく。ただ、久しぶりに観た小泉麻由は、ちょっと森三中の「村上」に似ていた・・・。

セックスも「運動」である以上は、相手は「体力がある女」のほうがいいに決まっている。外国のＡＶがすごいのは、男優・女優共にハードなプレイに耐えられるだけの「肉体」を持っているおかげなのだ。ところが、日本のＡＶ界はあくまで「ルックス重視」で、「女優の体力がどうこう」と言っている人間は、ほとんど皆無である。「沢村凛」の体育大で鍛え上げた見事な肉体とそこから生み出される豪快なセックスを見ていると、「体育会系セックス」の素晴らしさがよく分かる。セックスはまさに「スポーツ」であり、ＡＶ女優とは「アスリート」なのだ。しかし、この人、本当に「いい体」してるな・・・アスリート的な意味で。

Ｖ＆Ｒの名物ナンパ企画「着エロナンパビキニまつり」の「湘南編」。１８禁ではなく、「Ｒ－１５指定」になっているように本番等は一切ナシ。民放の深夜番組によくある「お色気コーナー」にちょっと毛が生えた程度のエロさ。ＴＶとの違いは「マ○毛」がハミ出ているところくらいか。内容は、「巨乳ギャルをナンパ→写真撮影」の繰り返し。最後の子のみ、「男性スタッフとディープキス」のサービスつき。出てくる子はどれもスタイル抜群なだけにセックスがないことによる「消化不良感」はハンパではない。でも、この「ユーザー生殺し」こそが、このシリーズの最大の狙いなのだ。「本命ＡＶ」でヌくまえの「前座」として重宝できる一本である。

ジャケ写の美しさとなんとも意味深なタイトルに惹かれて、評判の悪さを気にしつつも、とりあえずレンタルしてみた。なるほど、確かにこれはひどい。カメラが３６０度クルクル回って、「天井が下を向いている」シーンすらある。正直、最初の３分で「画面酔い」しそうになった。女の子もジャケットとはまったく「別人」といった雰囲気で、おまけにどういうわけか「常に顔を隠している」。そして、極めつけは、本番シーンの女の子は「明らかに別人」ということである。「ジャケットの女の子」と「本番前の女の子」と「本番中の女の子」が、それぞれまったく違うのだ。こんな最悪の作品がメジャーメーカーのh.m.pから堂々と発売されている事実に呆然となった。このＤＶＤを定価で買った人には「ご愁傷様」と言ってあげたい。間違いなく、ＡＶ史上ワースト作品。