TA-KUMAさんのレビュー

企画と春陽モカさんの組合せで、興味を持って、期待を高めたのですが、構成がもう一歩な感じでした。 元々の構成と流れとして、見せたい内容は、よく判ります。 ですが、もう少し違う構成と流れの方が、企画としては面白さが一段上だったかも。 おじさんとの遭遇、意味深なおじさんの対応、塩対応さと性感未開発さを強める為の別の男との絡み、おじさんとの再会からの性感覚醒の絡み、数ヶ月後の変貌した絡みという面白さは良い。 しかし、本番３回契約ではないのか、別の男との絡みは擬似ハメっぽさが強いし、このシーンは男の雑さによる性感の未開発さと塩対応さ、それと比較した思い出すおじさんの対応を示すだけで良いのでクンニでバッサリ切って次に繋げて、本番３回契約にして、肉体的堕ちの性感覚醒の絡みと完堕ちの変貌した絡みの間に、精神的堕ちの絡みとしてシーンを作り、性感未開発さと塩対応さを冒頭に寄せて、肉体的堕ちと精神的堕ちと完堕ちの３つをポンポンと構成したら、もっと面白かったと思います。 それこそ、本番３回契約に出来ないなら、擬似ハメ本番の絡みでも演出次第で可能だと思いますし。 丁寧に開発されて変貌していくモカさんが観たかったですな。

明らかに、元ネタの作品がディープスさんの「色白デカ尻の家事代行おばさんに即ハメ！」シリーズであるのはいいが、何故、このシリーズが人気シリーズなのかを理解してないなら、元ネタの作品にしない方が良い。 このシリーズの面白さは、１回目のヤられからの、見せ付けられ、拒めなさを演出し、２回目のヤられは承諾的になるからの、３回目はヤられではなくヤりに行くという３段階でのエロさの変わる絡みなのに、今作では本番を２回で、合間の本番は尻コキからの尻射や擬似ハメで誤魔化す演出では、比べる気はなくても、面白さは格段に落ちる。 女優さんの演技などを比べると、実力のあるキカタン女優さんが出るシリーズなので、差が無く、そうなると構成と演出の劣る今作は「負ける戦い」を挑まされてるとも言える。 監督さんは、何とか盛り上げる様に撮影しているので、プロデューサーさんがしっかりと本番３回契約にするプロデュースが出来なかったのが一番の問題。 いい加減に本番３回以上の脚本で本番２回作品を撮影するのは止めませんか？

いや、女優さんとして、月野かすみさんは大好きの域だし、朝霧浄監督の脚本も気に入っていて、ドラマチックさを感じましたし、絡み自体もエロいんですよ？ 文章にし難いのですけど、エロ有りきのドラマとして見ると有りなんですけど、ドラマAVとして見ると無しなんですよ。 男優さんに感じた感想とドラマ性的な解釈を考察してみると、撮り方が「普通のドラマ」っぽいんですよね。 男女のエロ有りきのドラマとして見ると、この撮り方が最善なんですが、ドラマAVって男女のドラマより視聴者が男の役に感情移入して没入しないといけなくて、もっと男優さんの存在感を消して行って、もっと顔も見切れる構図で撮って、この男は視聴者のあなたですよ？と感じさせる必要があるはずなんですよ。 もっと主観寄りとかね。 「普通のドラマ」みたいに好きな女優さんと好きな俳優さんの絡みなら、これが正確。 でも、ドラマAVでの女優さんはまだしも、男優さんを好意的に見れるほど演技出来る人の方が少ないから、この男優さんの演技でされると存在感も主張も強いのですよ。 この「普通のドラマ」と「ドラマAV」の見方が、視聴者に出来ているかどうかで、評価が変わってしまう感じですね。

せっかく、沖宮那美さんの作品で一番淫らで卑猥な雰囲気が出ていて良かったのですが、ドラマ演出での底上げが出来ないので、シリーズ作品の中で過去作品を越えない面白さになってしまいました。 作品のコンセプトとして、女に対して邪な思いを抱かない様に抑制してる男が、女に迫り続けられるのが面白さです。 故に、男女の関係性が、他人から近い関係や血縁であるほど、更なる面白さになります。 今作は、知り合い程度の他人ですね。 幼馴染みとも言えないぐらいの雰囲気にしてしまってるので、関係性での面白さは最低ラインと言える。 過去作品での叔母や妻の友人や母の友人などのバレた際のヤバさとは比べ物にならない。 この関係性で、ほぼ浮気や火遊び程度の面白さしか出ないです。 ドラマAVというのは、女優さんと男優さんの演技とプレイが完璧なら、ドラマ性で面白さを追求しなければ、突き抜けた面白さにはなりません。 いい加減、シリーズ作品の男女の関係性を絞り込みませんかね？ 損してる作品は、かなり有りますよ？

作品としては、加藤あやのさんの雰囲気と「らしさ」で秘書役の演技が、素晴らしい。 そこに、いつもの小沢さんの演技が展開されるので、プレイ自体は素晴らしくエロい。 こうなると、ドラマAVでのドラマの面白さで底上げすれば完璧なのだが、どうにも上手く噛み合わない。 そもそも、シリーズ過去作品にない話が始まる前に愛人秘書だった設定が、本編中に活かされていない。 更に、夫役と妻役の関係性も悪い。 妻役は、あやのさんの雰囲気と「らしさ」で良いのだが、その妻が選んだ魅力ある夫に見えないから、何処に惹かれたのかが判らずに話が進む為、NTR感が低い。 秘書としての演出も悪く、話が始まる前は金の為で、話が始まると夫の為になるのだから、話が始まる前に愛人秘書である必要性が薄いのよね。 シリーズ過去作品でもあった狙ってはいたが手が出せなかった秘書から愛人秘書になる演出の方が、今作でも良かったのでは、ないだろか？ 夫役の人としての魅力不足、過去の愛人秘書設定の必要性、その上で、後半のプレイのNTR感の低さ…フェラ抜きは夫役にバレなさ感も強いし、ラブホの絡みは「なんでやねん」とツッコミをしたくなる夫役も同室状態は笑ってしまうし、懸命に良さを探したが、夫役がNTRに気付いてチンポを立てる寝取られ性癖演出が致命的に面白さを削ぎました。 夫役の連れ込みを気付かせる屈辱プレイになる様に、チンポを立てるのではなく、寝取られに気付くが、現状では文句の言えない立場だから、寝た振りをしつつ、屈辱に堪える演出として、出血しそうなほどの握りこぶしなら、演出は有りかな？とは思いましたが、小沢さんのナレーションで、面白さが総崩れなので、結局は無理www ドラマの面白さで底上げされなかったのは、本当にもったいない。

ようやく矢埜愛茉さんが、性感で、ぐちゃぐちゃドロドロになる作品が到来。 性感に浸る表情、目線、悶え、喘ぎ、体の反応が、素晴らしい映えを魅せます。 プレイ自体は、愛茉さんの「これが観たかった」感に溢れてるので、満足度も高いと思います。 そのプレイの盛り上がりに合わせて、上げられる愛茉さんの「声」は、過去作品で一番そそられると思います。 アナル観賞の尺もそれなりにあるので愛茉さんのアナルも楽しめます。 男優さんの起用も考えていて、1on1のシーンが２回ありますが、方向性の異なる男優さんを起用してるので楽しめるし、ディルドのシーンでは愛茉さんが早々に水着の下の部分を脱ぐので見易いし、愛茉さん自らのプレイ部分と男優さんにされるプレイ部分の差がエロいし、3Pも趣きを重視してる。 作品としては、素晴らしい水準まで高まってますが、どうにも１つの問題で、その水準を下げてしまっている為、面白さが極まりなかった形です。 その問題は「ずらしハメ」で、作品のコンセプトとしては、不要な演出になっていて、同時に着衣プレイにこだわる方のようで、かなりの時間でブラが残り続けるので、愛茉さんの全裸シーンは尺が少ないので、楽しみが低く、また、ずらしハメをするシチュエーションが無い(襲われたり、愛茉さん自らハメに行く流れでもない)ので、着衣の流れの妥協感に加えて、理由の薄いずらしハメの見せ方で、作品の面白さが下がる要因になってます。 作品中だと、ディルドのシーンで愛茉さんが早々に水着の下の部分を脱いでディルドを入れる良さが、他のシーンでの挿入時にも欲しかったです。 脱がされた状態を愛茉さんが理解して、羞恥を誘う流れにして、羞恥を感じてる愛茉さんの姿を見せたら、よりエロプレイになると思いますがね。 これが傑作ですが神作とは評価出来ない理由ですね…もったいない。 評価は星５にしますがねwww

企画そのものは、根尾あかりさんの得意なムーディーなドラマAVで、期待し過ぎてノーチェックで視聴するほど、勝手に盛り上がったぐらいの面白さを感じてました。 タイトルと冒頭の流れから、先生としてお気に入りの生徒が居て、でも、立場的に積極的行動も出来ないところに、エロチャンスが到来して、秘密の関係になるのを想定したので、冒頭に登場した２人の男優さんを見て、勝手に１人の男優さんを主人公だと期待したら、もう１人の男優さんだったというところから、流れの違和感を感じてしまいました。 何故かと問われると、上記しましたが、タイトルや冒頭の雰囲気で、根尾ちゃんが生徒に好意を抱いてるからこその展開な気がするので、生徒役の男優さん２人を見比べると、もう一人の男優さんの方がイケメン寄りなんですよ。 女優さんとの身長差も含めてね。 女優さんの演技部分に関しては、流石の根尾ちゃんで、しっかりとされているのですが、男優さんの演技的にはしっくり来ない。 男優さんがイケメン寄りでないとすると、内面的な何かで好意を抱くという演出が必要ですが、それに当たる演出が見当たらずに展開が進むから、ダメでしたね。 もう一人の男優さんが主人公なら、イケメン寄りの見た目で、好みのタイプな上で見た目からの童貞設定が映えるので、面白さになる。 ところが、本来の主人公の男優さんの見た目から童貞設定なら当然やろ？って雰囲気にもなるのですよ。 単純に役と男優さんのイメージが合わないことが影響して、面白さが出て来なかったという感じですね。 冒頭で適役そうな男優さんを見たから尚更ですね。

企画も良くて、パッケージもそそるし、明里ともかさんと西野絵美さんの共演も良い。 でも、ドラマとプレイにチグハグさを感じました。 男優さんが２人な理由が思い浮かばず、脚本と演出を男優さん１人に変更し、プレイのバランスを変え、エンディングに演出を追加したら、一気に面白い。 出張に来たのは男１人で、秘密のサービスを受けるまでは同じ流れで、女将のともかさんの自慰を交えたドスケベな舞を観て、手招き誘惑され、クンニから始めてフェラ抜きと性交抜きされ、男がトイレに逃げ出し、それを追う仲居の絵美さんに、トイレでフェラ抜き、炊事場で性交抜きされ、何とか秘密のサービスを終え、眠りにつく男に２人で夜●いハーレム3Pを仕掛け、２人に１回ずつ性交抜きをされ、番頭に起こされ、女将と仲居の事件を聞かされ、男の背後を通り過ぎる女将と仲居の流れはそのままで、不可思議な気持ちで部屋に帰宅した男を準備して待ってた女将と仲居に、試して相性が良かったから、秘密のサービスだけでなく、夜●いハーレム3Pもして、憑いて来たので、これからも３人で楽しもうとオカルトさを上げたエンディングにする。 男１人でプレイした方が、プレイも際立つし、女将と仲居の男への執着も表現出来るし、ファンタジーエンディングにするなら振り切った方が面白いし、女優さんのプレイのバランスも近くなり、共演作品の意義も高まる気がしました。 ともかさんと絵美さんに延々と迫られる男を楽しみたかったですね。

最近の注目株の女優さんの宮城りえさんなので、チェックしてみましたが… やはり、プレイの変態性が薄まってますね。 少なくとも、１年半以上前の過去作品や、３年前の過去作品など程度の変態性のクオリティをプレイに出さないと、他の作品との差別化は出ませんね。 他のメーカーの作品で観れそうなプレイを並べられても作品の価値が出ません。 せっかく、これは素晴らしいプレイだと思える変態性の濃厚なクオリティの過去作品を維持したのだから、過去作品のクオリティを踏襲してもらいたいです。 他のメーカーの作品では観られないプレイのあるシリーズ作品だからこそ、この女優さんが出るという期待にワクワクさせてください。 ただし、AVとしては無難なプレイが揃ってますので、オカズとしては良いと思います。 とはいえ、既視感の強いプレイになるので、この作品へのこだわりは薄いと言えます。

昔のメレンゲになる作品を観てるから、期待したのですが、泡立ちはそれほどでもなく、また、モザイクに隠れる分量なので、モザイクの外側で見られるメレンゲとしては、大した事ない状態になるので、タイトルに書いたことが作品を楽しむ為のことになります。 メレンゲに期待しなければ、七ツ森りりさんの素晴らしいプレイが堪能出来ます。 ただし、作品としてのレビューはテーマを演出しきれなかったという評価にはなります。 りりぴのオカズとしては星５ですwww

どうにも改名前のイメージが監督に残ってるのか、作品コンセプトとプレイと責め方とノリがズレる。 最初の絡みも本来ならSM的な責め方を抑えて、演じる役のエロさを見せるプレイとノリの筈が、首絞めの印象が強くなり過ぎていて、以降のSM的なプレイへの盛り上がりとしては不足気味になったのが最初のズレです。 こういうスケベな女がSM的プレイで、更にエロくなりますという流れで首絞めが出ると、説明的盛り上がりになり見易くなります。 次の荒縄緊縛によるプレイも責め方とノリが荒縄緊縛と合致しない。 以降も役と女優さんの適性と責め方とノリが合致しないので、プレイの盛り上がりが低調。 AV女優 水川潤Ｘ脅迫スイートルームという組合せの割に、こんなものか？という感想になってしまった。

意図的では無いのでしょうが、１週間違いで類似作品として公開されてしまうと、比較や対比する気は無くても、比べてしまいます。 作品の仕上がりとしては、メーカーの実力的に妥当な気もします。 ただ、あまりにもタイミングが悪過ぎる。 類似作品と言える同ジャンル作品のムーディーズさんの作品の仕上がりが良過ぎました。 構成や演出だけでなく、ドラマ性も高く、男優さんの演技とプレイも良く、すいさんの虐げられている様やＭさの引き出され方が、比べ物にならないというか、比べてはいけないレベルの差になってます。 例えば、数ヶ月後の公開なら、もっとウケた気がします。

伊藤舞雪さんの作品としては、非常に面白く、プレイも良かった。 ただ、観てるとモヤモヤする。 ドキュメントであり、ドラマでもあるノリからすると面白いのだが、問題は人物設定を純愛系でまとめきれなかったのが残念。 まず、年齢設定が大学生っぽいのに、外見などのノリは社会人なのが、心理的なズレを感じて、高校から大学で付き合って、大学卒業する頃には、色々と積み重なって消滅して、３年たって、社会人として誘って再会な流れだと、しっくり来る。 更に、別れた事情も商品コメントに記載しない流れがしれっと出てくるのが残念。 てっきり、好きだけど男がしっかり繋ぎ止められなかったからかと思えば、好きな人が出来ての別れでは、苦笑しか出来ない。 決定的なのは舞雪さんの今カレ設定の不要さが強いこと。 NTR感も出したかったのだろうが、上手く機能してない。 例えば、前述した社会人的別れからの誘って再会なら、学生から社会人に変わるリアルと学生時代の甘さみたいな形から、恋愛ドラマ感もあり、そこから今カノ無しで、好きな人が出来たり、嫌いで別れた訳じゃない男と、リアルさと甘さを実感した女は、タイプの異なる男を彼にしたが、しっくり来なくて別れた時に、気持ちも残ってるし、他の女が出来た訳でもなく、嫌いになって別れた訳じゃない元カレからの連絡で、懐かしさと気持ちが溢れた上に、前カレとのモヤモヤとカレ無しというリアルが後押しをして、再会に踏み切るという男と女の事情がそれぞれを引き立て、色々あったけど再会も運命みたいなノリになるので、恋愛ドラマっぽさは高まり、プレイでの後押しになると思うのです。 今作の男女のノリだと、男女のどちらもチャラさが、ずっと感じるので、今一つ感動しきらない。 もっと言えば、付き合ってた頃は舞雪さんは黒髪で、再会した時の髪色を褒めるみたいな演出があれば、もっと恋愛ドラマっぽい気がする。 プレイの盛り上がりは素晴らしかったが、ドラマの盛り上がりが同じ素晴らしさにならなかったのが、評価に出てますかね。

木下ひまりさん演じる人妻OLがレス妻で欲求不満過ぎたという流れも良く、内見から始まるドラマも良かったです。 ただ、タイトルや裏パッケージの煽り文や商品コメントからすると、強●気味に人妻が抵抗少なげにヤられ、オフィスに呼び出されて人妻から迫られヤられて、部屋の契約と鍵の受け渡しでの人妻のエロさを魅せるという流れだと、シーンごとのプレイの趣きが変わり、それぞれのシーンがもっと盛り上がった気がします。 最初の絡みが人妻の誘惑になってしまったのは前情報から感じた期待としては、肩透かしになった気がします。

設定とシチュエーションとしては、良さを感じるし、白峰ミウさんの着物姿も良い。 複数の男にヤられるミウさんが最初から最後まで観れると期待しましたが、絡みが進むごとに面白さが異なりましたね。 構成からすれば、男の人数の変わる絡みの構成になるので良いのですが、浴場での1on1の絡みで、面白さが下がりました。 ２人の男以上でヤられるのを期待しましたし、１つ前の絡みで男２人にヤられるからこそ、残りの男２人にもヤられる絡みを構成するから面白さになるのではないでしょうか？ プレイからすると、複数の男にヤられている流れに見えないので、どうにも盛り上がりきれない。 特に、最後の輪●の絡みは、同じ様なヤり方が繰り返されるだけで、面白さが上がらない。 複数人プレイの醍醐味は、群がる様に攻められる流れか、複数人の間断無く攻められるということを活用して１人の男が延々と攻めてる様な流れのどちらかなのが良いと思うのですが、中途半端に複数人で攻めてる形なので、面白さもある程度までで終わる。 そして、顔射の無さは何なんでしょう？ 更に、脚本、演出、構成、プレイから感じるのは、男１人用の構成を複数人用に水増ししたような印象を受けるので、男１人の場合に置き換え想像すると、複数人の場合より面白さを感じる。 ここまででも、違和感や不自然さに加えて、全体的な演出が気にかかる上に、作品の設定は女将の不手際につけ込む、突発的な思い付きによるエロい展開の筈だが、最後の絡みでバイブが出てきて、その設定が崩壊したのは、一番ダメですね。 せめて、設定の辻褄合わせぐらいは努力してください。 企画は良いはずなのですが、脚本と演出と構成とプレイは合って無さが強い。 ミウさんの努力と頑張りは判りますが、これでは面白さは頭打ちになります。 もう一歩、こだわりが欲しかったです。

いわゆる中出し演出の極みの１つの抜かずの追撃中出しに、母子での旅先での近親相姦を混ぜて、バランスを取るように編集しただけです。 それを繋げる為の演出としてだけの10年間の実母への思いという内容が、薄っぺらくて当たり前なのは言わずもがな。 面白い企画を２つ合わせたら更に面白い企画になるに決まってるという浅はか過ぎる思惑が透けて見えてます。 言ってしまえば、水野優香さんも日森一さんも素晴らしい演技でエロいです。 しかし、ドラマ部分の雑さや薄っぺらさで、ドラマの盛り上がりが、プレイの盛り上がりに繋がりません。 抜かずの追撃中出しは、日常の中での事柄だからこその面白さであり、母子での旅先での近親相姦は、旅先という非日常の中での事柄だからこその面白さであり、日常と非日常の面白さを合わせるのは、難儀なことなんですよ。 そして、それぞれの企画は、２時間の枠で詰め込むからこその面白さなんですよ。 それを高々、２時間半の枠で成立させようとするから、それぞれの企画の面白さが出切らずに中途半端で終わる。 ドラマ的には、どっちつかずだし、そもそも、途中で入るマザコンの説明テロップって何なんです？ マザコンにすれば、実母との関係も容易に演出が出来るとでも？ 厳しいことを言う様ですが、それぞれの企画に関与してる方々に失礼とも思えてしまいます。 モラハラ万歳夫は胸糞悪いだけですし、そもそも、実母を女性として愛するとのたまう息子なら、モラハラ万歳夫の父が母へ暴言を吐く時に、母の擁護ぐらいしろと言いたい。 沈黙するなら、それは認めたのと同義なのは、判る話でしょう？ それで、実母を愛するとか片腹痛いです。 言ってしまえば、実母への息子の近親相姦という血縁関係でのタブーとしては、一番ダメな関係なのに、それに踏み切る決意と覚悟の演出が無さ過ぎるから、ドラマに趣きが出て来ないのです。 とりあえず、プロデューサーさんは、もっとドラマ演出の勉強をした方が良いです。

ここしばらく、白峰ミウさんの上達した演技力に、監督や男優が影響を受け、良い演出や良い演技で答えようとする流れ…白峰ミウ効果と言っていい流れが出来ていて、高品質の作品が出来上がり易い状態が続いているのだが、流石に、ここまで、監督の演出が雑なのと、男優の演技が求められてるキャラクター性に届いていないのが、如実だと効果による補正も限度を切る。 何人かの若手男優さんなら、こんな感じの義息子を演じるだろうし、それにより面白さが上がり、演出も向上して、ミウさんの演技ももう少し変わったかなと思えてます。 溺れてる感に繋がらず、ただただ、軽く癇癪を起こしてる義息子が、義母を犯してるって感じですね。 色々なものが噛み合わずに終わった気がします。

矢埜愛茉さんの元々の魅力の１つである笑い声と笑顔と明るい拒みの演技が、経歴におけるアイドルやグラドルやイメビやバラエティやドラマなどの経験から、前に出て強調しようという雰囲気が、やんわりと丸まり、良い感じの照れ隠し的な雰囲気になっている。 愛茉さんの中での感覚の匙加減がついてきたという印象を受け、こうなると、元々の資質から、エロ綺麗可愛くなり、ようやく、年齢から想定される雰囲気に落ち着いた感じで、されることへの愛茉さんの反応が楽しめて、面白さに繋がり、美味しい。 AV女優としての彼女と彼のデートの雰囲気は良く出てるし、車内フェラ展開も、部屋でのイチャイチャからの移動中でのコソコソ絡み展開も、脱衣所でのフェラ展開も、温泉入浴での絡みの展開も、●っぱらいからの展開も、おやすみイチャラブ展開も、朝の愛おしさからの展開も、良い感じに愛茉さんがエロ綺麗可愛い。 考えうる限り、現時点での愛茉さんの最高傑作と言えますね。 ただ、全体的に良いだけに、温泉への水着入浴の展開が盛り上がりきれないのが目立って辛い。 水着入浴自体は悪くないと思う一方で、シチュからしたら、全裸をタオルで隠し、羞恥を滲ませる姿が見たい気持ちが強い。 無邪気に全裸で泳ぐ姿も見たかったのは、素直な感想ですし、その後の絡みも水着が必要なプレイにもなっていないし、水着着用の唐突さが強くて不自然さも強い。 水着着用の理由も語られますが、ちょっと弱い。 全裸が期待されてる流れでは、理由付けが強い方が良い。 以降のシーンで愛茉さんがセクシー浴衣を自ら持ってきた流れがあるなら、彼が着てもらいたい水着をこっそり温泉に持ってきたので、着てもらうという流れなら、断れない愛茉さんと全裸タオルの恥ずかしさからの水着への感謝と水着への慣れを語る姿が愛おしかったと思う。 このひと手間があれば、着てもらいたかった水着を着たままの絡みも映えるし、その後の水着脱衣からの全裸絡みも、水着姿も良いけど全裸の愛茉さんも良いという映えになり、良い演出になったと思う。 彼のデートへの仕込みが水着なら、愛茉さんのデートへの仕込みがセクシー浴衣という対比の演出になり、イチャラブさが増したと思うし、セクシー浴衣があることで、愛茉さんのピンクの華やかな浴衣姿も別の絡みの面白さになってますし、ドラマの盛り上がりと面白さとしては、水着の流れの演出は無念。

タイトルに書きましたが、そのことに作品の感想が尽きます。 シリーズ１作目の紗倉まなさんとキョウセイ監督によるシリーズの面白さが練り上げられ、２作目で天宮花南さんとキョウセイ監督による女優交代に寄る面白さの下げ幅も想定内で収まり、３作目の神木麗さんと前田文豪監督による監督交代に寄る面白さの下げ幅も、シリーズ作品としての面白さを踏襲することで想定内に収まりました。 しかし、今作の青空ひかりさんと宝瀬博教監督での作り方は、シリーズ作品としての面白さを踏襲しないことになり、面白さが総崩れになっています。 ひかりさん自体は与えられた設定とシチュエーションに合わせて演技されてるので仕方無いですが、まず、その設定とシチュエーションで面白さを演出する冒頭の流れがつまらない。 過去作品は全て、冒頭の流れで演出することを女優さんの役にまとめたので、テンポ良くポンポンと男優さんとの絡みまで繋がるので、観易いのですが、今作はテンポが悪く、井戸端会議的なのは見る気も無いから盛り上がらないし、過去作品に無い、電マを見つめて欲求不満さを出すという無駄な演出が興奮を下げ、コーチとの関係性の演出も判りにくいし、コーチを自宅に招くのも１作目の流れに近づけてるのにスムーズではない。 これだけで、ドラマのノリが物凄く悪くなってしまいました。 ここからの男優さんの襲いかかりも、男優さんがシリーズ初出演だからか流れが過去作品とは異なる上にたどたどしい。 過去作品は襲ってしまう雰囲気が出来ていただけに、雑さに思える。 これによりプレイのノリも物凄く悪くなってます。 ドラマとプレイのノリが悪ければ、作品のノリが悪くなるのも当然となってます。 ただ、それだけ。 次作以降で、今作のドラマとプレイの流れとノリにするなら、確実にシリーズとして追いかけるのを止めます。 それぐらい面白さが無くなってしまいましたので、プロデューサーさんの熟考を勧めます。