TA-KUMAさんのレビュー

”物足りない”と言えてしまいますね。 ハードさが足りないという訳ではなく、しっとりとした色気で、お着物の川上ゆうさんとの不倫旅行で、２本番な構成。 移動中の電マプレイは、そもそも集中してもらうには難しいシチュなので、ほどほどな内容で終了。 旅館の部屋にてじっくりとお着物プレイ。 屋外風呂での飲酒入浴プレイ。 お着物を優先するために、着衣からの入浴という流れなのは理解出来ますが、こうなると商品コメントの様な関係性の設定なら、一番エロい風呂上がりからの部屋でのプレイが想像出来る分、見終わって、”あれ？３本番じゃないの？２時間収録なのに。”と再確認しましたwww ２本番だからという訳でなく、入浴プレイからの部屋でのプレイなら、納得出来ますし。 設定された関係性と構成の順番からすれば、観たいし、期待しただろうシーンが無ければ、抱く感想かと思います。

せっかく、前作まで守ってきた構成を変えてしまいましたね。 この作品は、オネショタ・近親相姦・ハーレムというジャンルを合わせるために構成された絶妙な脚本が、他の作品との違いだったんですが、スワッピングを入れては、全く別物になります。 前作までの、友達を受け入れた母の制裁としてのお仕置き(ここで近親相姦が判明)、友達が手を出した制裁として、友達の母を襲い、堕ちさせた流れ(ハーレムへの布石)からの母の嫉妬をベースにしたハーレムとなり、エンディングで友達の母NTRとなり、友達への制裁が完璧になり、”人のものに手を出すと酷いことになる”という教訓を教えられる傑作だったのですが… スワッピングをして、エンディングがあれなら、前作までの様な面白みはありませんね。 本当に残念です。

枢木あおいさん、深田結梨さん、姫川ゆうなさんと、芸歴で言えば中堅女優さんの三人ですが、しっかりとJKに見える演技と雰囲気を作れるのは流石ですね。 そんな三人がつるんでるのも納得出来る組み合わせの雰囲気もします。 とは言うものの、作品の主題が男１人女３人によるハーレムというかシェアというか…そういうノリではなく、誰か１人に決めるという恋の争奪戦な展開だとすれば、あまりに連係の取れた複数プレイになっているため、プレイの盛り上がりと気持ちの盛り上がりが別々になってしまった気がします。 それを裏付ける様に、ハーレム化という展開になったラストシーンはそそります。 冒頭から男をシェアするかの様なハーレムプレイで、それでも各々で男の一番になりたいから頑張る流れにでもなれば、展開に波が出て締まった気がします。

幸薄感の高い花狩まいさんとしては、ハマり役とも言える作品。 メーカーさんとしては、稀な複数プレイおよびプレイに参加する人物との関係性が、しっかりと興奮に繋がる設定となり、その上で、役にハマる男優の起用が出来ている、珍しい作品(いつもぐだぐだwww) 導入もしっかりしているため、プレイにも意味合いを持たせられ、面白い。 花狩さんの被虐をそそる雰囲気を活かしたプレイを男優陣が出来ているため、なお、面白い。 かなりの面白さで進むが、ラストシーンで感想が別れる作品になってしまった。 被虐的な複数プレイで堕ちる生徒を魅せるが、ラストでイチャラブ展開(本番無し)になるため、複数プレイで無ければ有りだとは思うし、従属させる未来を想像していた分、この展開は肩透かしにも感じる。 そして、このシーンは本番が無いので、イチャラブ展開でも、あれだけ酷いことをしたけど…という気持ちの切り替えに違和感を覚えてしまいました。 私は、しっくり来なかったですね。

少なくとも、小野夕子さんの引退前・改名前の作品を観てきた私からすると…温いです。 ３ヶ月禁欲の真偽はAVなのでスルーします。 それを踏まえても、このシチュエーションのなら、それこそ視聴者が、というよりも撮影者がたじろぐ様な展開と映像であっても不思議ではないのでしょうか？ 素人(役を演じる男優)も、こんな棚ぼたな機会なのにハイテンションにもならず、がっつきもせず、かえって、小野さんの性欲解消ぶりも引き出しきれずに終わった気がします。 むしろ、素人(役を演じる男優)に気を使ってる様な感じがします。 素人(役を演じる男優)を起用することで、リアリティーの演出を狙ったのかは判りませんが、玄人が素人を演じるのは意外と難しいので、かえって素人らしく見えません。 ”禁欲”は、本当に好きなジャンルなので、がっくりしてしまいました。

私が、存在だけでエロいと思っている女優の橋本ありなさんの作品ということで、期待。 プレイはいいはずなのですが、カメラワークが、女優さんのお顔も、行為をしている部位にも向かずに、それこそ、片乳や鎖骨に焦点を当ててるカットもあるほど、観ることでの興奮を高められませんでした。 悪い意味でASMR頼みの構成になっています。 しっかりと映像を見せられながら指示されたかったです。

花崎こはるさんの悶えと喘ぎの表情と雰囲気が、素晴らしく”熱”のある演技として表現されていて、そそられます。 制服でのエッチ、白水着での玩具イカセ(照明の暗さは、いつものことなので諦めましたwww)、ムラムラしての我慢出来ないエッチ、関係の確認をする様な翌朝の攻めと攻められプレイ(ここでの花崎さんの攻めの雰囲気で男との打ち解け具合が巧く表現されてる)の構成。 オーロラさんの類似作品の中でも、上位の素晴らしさだと思います。 後は、盛り上がりを冷めさせる点が目立たなければ、素晴らしかったと思いますが、いかんせん、目立ちました。 ”ハメ撮り”の表記については、カメラの扱いが冒頭から異なってるので、視聴者が諦めれば済む話なのですが、どうにも無駄に接写してるタイミングや女優さんの顔に集中する時に限ってカメラが斜め撮りをし、軽く酔う時もありましたので、カメラワークそのものに不満が残りました。 彼氏と別れて性欲解消が出来ず自慰でも満たされないから、先生である男に相談をしに来るのだが、彼氏を作れば済む問題で、男の元に来るということは、そういうことなのだろうから、冒頭でなし崩し的な形で始めるのではなくて、先生と生徒という禁断の関係を演出して、もっとイチャラブ感を出せば、もう一段エロく面白い仕上がりになった気がしてなりません。 ”先生、大好きです！”と花崎さんに言って欲しかったですねwww

とりあえず、パクりかどうかはさておきwww 最初の店長からの強●シーンは、本当に素晴らしく、本田ももさんの作品の中で最高の作品になるか！と期待するほど、ももさんの綺麗で可愛い姿が汚されて、嫌がり感じて堕ちて行く姿は最高でした。 しかし、ピークはここまでだった様で、新人バイトやバイトリーダーとのイカセられもヤられもしないつまらないシーンが流れ、ラストシーンはバイトですらない男にイカセられヤられて、終了すれば、誰の目から見ても、タイトルやパッケージや商品コメントとの違いは明らか、かと。 せめて、自らが設定したコンセプトぐらいは、しっかりと演出して欲しいです。 物凄く残念に思うほど最初のシーンが素晴らしかったので…店長が１人で本田ももさんに無双してたら、どれだけ面白い作品になってたかと思うと、本当に残念です。

前作からそうなんですが…設定と演出される”社長”像の組み合わせが悪く(今作は特に彼氏役が被った損害と会社そのものの印象と社長から感じる社歴と社長秘書が居る実態が合わない)て、八乃つばささんの演技が素晴らしくても、あと一歩の物足りなさを感じてしまうのが欠点。 やりたい演出は判るのですが、どうにも男優の力量が、演出で求められてる役の演技に到達してないので、どうしても完成度が低く感じる。 基本的に男優のエロい熱量が高くならないので、八乃さんの演技(しっとりとした堕ち)と台詞回しが良いほど、熱量差が興奮の冷めに繋がる。 特に、八乃さんの”社長だけのものです…”という台詞を受けて、社長のそれまでのプレイを振り返ると、言わせるほどの精力さを感じなさ過ぎる(エンディングの再戦のヘロヘロっぷりも)。 オチがセフレや愛人で留めて、彼氏に秘密の関係を続けるとした方がしっくりきます。

何やら、そそられた…ので視聴。 見た目のギャルさに反して、ヤられる、フェラさせられる、舐めさせられる、弄られる、手コキさせられる、イカセられる…などの”させられる”流れのプレイが、素晴らしくエロく魅せて映える。 その反面、ヤるなどの自ら”する”流れのプレイは、”させられる”より映えない。 ”させられる”が全体では主体だが、時々、積極的な”する”プレイが入り、せっかく高まる興奮が冷めるほどに、”させられる”際の目線・表情・雰囲気が素晴らしくエロく魅せて映えるのだが、”する”際の目線・表情・雰囲気に及ばないので、興奮が波の様に上げ下げを繰り返して終わる。 酩酊状態の続く積極性を失う良いシチュエーションなだけに、”させられる”良さを堪能出来なかったのは残念。 ”させられる”流れのプレイだけ詰まった作品が制作されることを期待しております。