じっくりゆっくりさんのレビュー

監督は代わったけど、台本や演出は流川はる香verとほぼ同じ。娘から母への言葉遣いとこれまでの演出傾向からすると実母設定だと思う。 義母も孕ませ目的の禁欲を仕掛けた張本人になる台本なんだから、最初のセックスの時点で孕まされることを意識してなきゃならないはずなんだけど、そのへんの演出や演技が新人女優の流川はる香よりベテランの篠田ゆうのほうが弱いって言うのはどうなんだろう。中出し後のクンニで婿が自分の精子舐める気色悪い感じも豆沢豆太郎監督作品より劣化しちゃってるし、全般的に平坦なやってるだけ作品。 最後の中出し後のキスも無駄に長いだけだし、結局今まで通りのマンネリエンディングも退屈。全体的にベテラン女優が慣れと惰性で流して演じてる省エネ感が物足りないし、最近では一番良くなかったかも。

エロ漫画家と新卒社会人OLのラブコメ。地方出身で都会に出てきたばかりの心細さと人恋しさを演じる女優がなかなか上手いし、エロコミとAVという違いはあれど、「可愛い女の子が好き」（wiki情報）で身近にエロのプロがいる女優本人のキャラを反映した台本もセンスがいい。 最初の本番は妄想シーンではあるが、エロ漫画のネタとして描き起こしたのを女の子に見られてしまうという形でドラマ的に機能していて浮いていない。ただ、もう少しエロ漫画のネーム的なセリフがあったほうがそれっぽくなったと思う。 宅飲みシーンは業界飲みで実際こういう会話ありそうだなっていうのがリアルだし、女の子が原稿を読んで男が自分をエロい目で見ていることを知り、酒の勢いで現実でも一線を越えてしまうとこまで話の流れはスムーズ。痴女セックスは乳首責めとか流行りのテンプレのコピペって感じでほぼ既視感しかないけど。 一夜明けて酔いがさめてのラブラブセックスはドラマ的には良かったんだけど、状況的には連続中出しの精子がそのままマ○コに残っているシチュエーションでの男のクンニは気色悪くて冷める。「AVだし」って言い訳なら作り手がドラマ的な流れを自ら否定してるので、どっちにしろよくない。乳首責め返しとかも台本的には面白かったのに一瞬で終えちゃうし、テンポも単調でセックスから感情が伝わるような緩急に乏しく、外射を挟んだお手軽な中出しもいかにもAV的で刺さらない。 ずっと標準語で話してた子が気を許した途端に関西弁で素が出ちゃう可愛さとか、ドラマ的には最後まで個性的でよかったんだけど、セックスシーンは逆に全般的にありきたりな誰かからの借り物コピペだらけで早送りでも問題ないレベル。 点数的にはオマケ気味に星4つ付けるけど、個性的なドラマと平凡なカラミのバランスの悪さが微妙な作品だった。

人妻が非日常的スリルを味わうだけのつもりで付き合ってる若いセフレが、実はサイコな孕ませ野郎だったというお話。同時発売の3作の中では一番、人妻にビッチ感が強めで背徳感や堕ちの落差という点では微妙な作風。 窓開けっぱなしで近所に聞こえてしまうスリルからの危険日にいきなりゴム外しての生ハメ生中出しで、人妻がリスクの高いセックスのスリルと快感に目覚めちゃう感じ。女優の演技は上手いと思うけど、危険日中出しを割とあっさり受け入れちゃうのは物足りない。 中盤のプレイもスリルを楽しむ感じはあるけど、どちらかというと家族バレのリスクに対する男の鈍さへのいら立ちに、男として愛してるわけじゃねえしっていう人妻の本音が見え隠れするドラマ的な演出の意味合いの方が強い気がする。 人妻宅に夜押しかけてのプレイはてっきりそのまま本番まで行くのかと思いきや、フェラ手コキ程度なのが肩透かし。やっぱスリルのある快感が忘れられねーって流れでの中盤の危険日中出しセックスも、孕ませたいくらい求められてまんざらでもない感じはありつつ、人妻の側に愛は感じられないし、家庭を壊したくない危機意識もなく楽しんじゃってる感じ。 後半の3Pは見ず知らずの男たちに妊娠させられちゃうかもしれない中出しセックスに興奮してる感じがエロいけど、結局のところ人妻は閉経したら味わえない危険日中出しのスリルを楽しんでるだけでしょっていうビッチ感が強め。 作風としても微妙だけど、それ以上にAVとして正直ダメ。たぶん監督が男優兼ねてるんだと思うがオッサンくさくて20歳の大学生にはとうてい見えないし、肌質だけでも人妻と親子ほどの年の差があるようにも見えなくて設定が台無し。ハメ撮りが下手くそな上に抜き差しもほぼ見えない疑似ハメだらけで、中出しはチ○コ抜けを撮る気すらないのが論外。後半3Pが定点固定じゃないのは杉並区バージョンより見やすいけど、そこに至るまでにこのAVは疑似ハメ作品という見方が固まっちゃってるので、抜き差しが見えづらいアングルはすべて疑似ハメにしか見えない。 企画自体は悪くないんだけど、オッサンの下手なハメ撮りはもう見たくないんで、ベラドンナ・リリー監督作品で、サンプルにオッサンが出てるようだったらたぶんもう見ません。

人妻が火遊びのつもりで付き合ってる若いセフレが、実はサイコな孕ませ野郎だったというお話。同時発売の3作の中では人妻が一番若くて閉経感に乏しく、24歳設定の男と年齢差も一番少ない設定。 関係者の家をそのまま使ってるのか、子持ちっぽさやリアルな生活感は正直ないけど、結婚指輪外してって頼まれても一時的にしか外してくれなかったり、ゴムは必須だったりとあくまで旦那と家族が一番っていう本音が見え隠れする人妻が、危険日に強引に中出しされたことをきっかけに、閉経したらその後の人生で味わえなくなる危険日中出しのスリルに目覚めてしまう。 後半は危険日に迫られたときには既に期待してた感じで、口では拒みながら孕まされの背徳スイッチが入ってしまう人妻がエロいし、後半になるとよく知らない赤の他人にまで中出しされて妊娠しちゃうかも知れない輪〇プレイまで受け入れる堕ちっぷりまで、台本としては完成度高め。自分の子じゃなくてもいいの？ってとこは、そもそも男が最初からマトモじゃないので正解はないと思う。 アイデアや台本はいいが演出はAVとして全然ダメ。たぶん監督が男優兼ねてるんだろうけど、佐〇二朗さんですか？っていうオッサンくささが大学生にはとうてい見えないし、ハメ撮りが下手くそな上にほぼ疑似ハメで、中出しはチ○コ抜けすら撮らないのが論外。 中盤の風呂でのパイズリや寝てる人妻へのいたずらシーンは尺稼ぎ以上の何かは感じないし、ラストの3Pは辻褄合わせのようにガチ男優使ってるみたいだが、引きの定点カメラでこちらも疑似っぽさが強めのカラミをこなすだけで、最後は孕むわけでもなくやりっぱなしで終了なのも尻すぼみ。最初の本番でゴム取ったのをわざわざバラすのも煽りになってなくてスベってる。 いくらアイデアがよくても、それを映像化するAV作りの基礎体力が全然で、特にセックスシーンが壊滅的となると商品としての価値を認めるのは難しい。これがフォーマットになって女優やソースを割くようになられると困るという意味で、ここは分かりやすくバッサリと星1つ。企画や女優だけなら最高なんで、プロの男優使ってください。

同時発売の3作の中では人妻が一番高齢な設定で、男とは親子でも通用する24歳という年齢差。人妻を孕ませたい男の側だけでなく、人妻の側にもホス狂に通じる本気が見え隠れする男女の温度差が一番少ない作風で、甘えられると何されても拒めないドM感と包容力、女として求められる歓びまで序盤から性格が伝わる演出はいい感じ。 ゴム姦だけの関係のはずが男が強引に生ハメを求めて一線を越えて来るくだりも、冒頭が前フリになってるのであっさり受け入れる流れに無理がない。口では拒んでるけど本当は生ハメも中出しもされてみたかった雰囲気から、中出しNGなら途中で止めちゃうよって圧かけられて、「今日だけ」って言い訳しながら受け入れてしまう。 中出しチ○コを抜かないままの妊娠交渉というのも、女優と監督の初仕事である「本物人妻」の定番である、セックスしながら中出し交渉を援用してる感じがセンスあるけど、抜くときにチ○コがはまってなくて疑似ハメバレバレなのは最悪。真上から撮ればモザイクでごまかせると思ったんだろうか。マ○コに封をする演出も、2人の共犯っぽさが直後にリセットされちゃうので効果はいまいち。 一時的に気分が盛り上がりはしたものの、人妻の方はまだ学生な男の子供を妊娠するリスクにすぐ現実的に戻り、距離と温度差が一気に拡がる中盤は筋書きに緩急をつけてていい。放尿プレイの本当の目的が妊娠検査みたいなアイデアも良かったけど、精子をボディソープに交ぜたり生理用品につけたりみたいなのは刺さらなかった。 溝が埋まらないままに見えた危険日での本番は、これから家族が帰って来る家で中出しされて妊娠させられるかもしれない事態に、取り繕っていた理性が剥がれ落ちて、好きな男の子供を産む最後のチャンスを逃したくない女の本音が剥き出しになる。家族を捨てる覚悟を決めるとこまでいいんだけど、指輪は外しても良かったと思うし最後の最後に帰宅した家族がドアホンを鳴らす締め方でもよかったかも。 たぶん監督が男優兼ねてると思うんだけどギリ大学生に見えないことはないし、ハメ撮りも疑似ハメっぽいところも多いのに、要所要所で抜き差しを見せて流れを作る技術がもう一人の監督とレベルが違い過ぎて、比較にならないレベルでこっちの圧勝。前半でチ○コ抜け撮らなかった致命的な失点は挽回できないけど、初作にしては気合が感じられるかなりいい出来だった。

夫が不妊症で身内が代理種付けという定番の設定と、SODでは以前から看護師ものなどで定番のフェイクドキュメントを組み合わせた作風。看護師ものでも治療のための中出しセックスが合法化しているなど社会のルールそのものがフェイクなのと同じように、この作品でも医療機関での「精子提供」や「体外受精」が法律で禁止されていたり、社会常識そのものが違う一種の異世界ものになってる。 私的な精子収集による妊活は上手く行かず、ついに最も身近なところで手に入る精子を直接子宮に注入するという手段をとるという形で父と娘の近親相姦が始まる流れ。 近親相姦は旦那に秘密であり、収集した他人精子の注入も並行して行われているが、どこの誰かも分からない男の精子で娘が妊娠することが許せなくなってしまった父が娘を襲うもなぜかイラマチオで抜いちゃって終了。ここも含めて、孕ませものの割にやたらフェラ抜きによる精子の空打ちが多いのも失笑もの。最後の本番も父娘の関係を打ち明けられた夫があっさり受け入れて近親相姦を見たがるというところまで「常識」が違っちゃってるのが微妙。 正直、台本そのものが甘くて話の流れが行き当たりばったりだし、その言い訳が「そういう世界なんで」だとしたら、フェイクドキュメントを作ることに注力しすぎてAVとしてのエロを損ねちゃったと言われても仕方ないんじゃないだろうか。近親相姦って社会的にタブーだから背徳感に価値があるんで、夫も含め近親相姦で妊娠することを何とも思わない価値観の人たちの世界にAV的なエロはないと思う。 父と娘の孕ませものという禁断ネタをまったくエロくない形で作るという実験企画としてはいいかもしれないが、個人的にはそういうのは求めてないという意味で分かりやすく星１つ。

篠田ゆう主演の初作は、男の部屋に合鍵使って入るか呼び鈴押して開けてもらうかという違いしかなくて、合鍵をまったく活かせていない台本と演出がどうしようもなかった。 今作は監督が代わり、キーホルダーのチョイスもセンスがいい合鍵の存在感が増していて、新しい台本と演出を新人女優で試すことになって完成形のポテンシャルが分かりづらいところはあるものの、ドラマ的にだいぶテコ入れされた印象。 経験豊富な大人の女と初々しさが残る若い男のギャップも大事なポイントで、特に中出しセックスさせてもらったらすぐに合鍵渡しちゃうイタさが可愛げに見えるようなキャラを新人女優相手に演じるという、無茶ぶりレベルの仕事をやり切ったベテラン男優の貢献は大きい。女優も経験値が真逆な役どころをドラマ3作目なりに頑張ったのは間違いないが、男をリードするような役どころのせいか、女優の持ち味である感度のいい膣奥を蹂躙されるM感に乏しかったのは物足りない。 サプライズの誕生祝やお泊り用のパジャマのプレゼントなど、愛のある演出もアイデアを練った様子が見てとれて良くなった一方で、出来ればもう少し冷めきった結婚生活との落差の演出があっても良かったような。 合鍵もラブコメの演出としては活躍してるけどエロ自体にはほとんど絡まないので、せっかく生活圏が同じ設定にしたんだから、夫不在の夜に一人寝の寂しさに耐えられなくなった人妻が夜這いに行くような展開があっても良かったと思う。中出しも冷めた結婚生活の現実を忘れようとするような破滅型の匂いがするわけでもないお手軽さが印象に残らない。 男が寝てる間に人妻が合鍵をテーブルに男のと揃えて置いて出ていくエンディングも切なくて素晴らしかったが、最後の最後は正直、伝わりづらい。最初に見たときは「人妻がもう次のセフレ作ったの？」っていう身もふたもない印象だったし、もしもセフレの影響で家の鍵に可愛いキーホルダー付けるようになりましたって意味だとしたら、あの鍵に何もついてない、もしくは別のもっと可愛げのないものが付いてるシーンをフリにしなきゃいけなかったと思う。 いろいろ物足りないところはあるし、個人的には過去の出来事になっちゃう思い出系はそれほど好みじゃないんだけど、愛が感じられるラブコメとしてはだいぶレベルアップしてて、これならシリーズ化もありかなと思えるレベルに仕上がったと思う。

既出ネタだけど過去作品はいまいちだった印象。背徳感やスリル感を最大限演出するためには義理じゃないほうがいいと思うが、これはこれであり。 設定から地味に難易度高め。弟にあっさりやらせる定番でも仲が悪いわけでもなく、互いに特別な感情を持たない「普通」の仲の良さという設定で、ベタな演技の使いまわしがきかない分、距離感のさじ加減が難しい。弟も童貞捨てたいだけで姉に特別な感情はなく、倦怠期の夫婦か恋人同士の不合意無理やりセックスみたいな雰囲気。 女優4人で演出も4者4様。1人目は女優にゲラの気があって演技も微妙。演出以前にこの作風は演技力ないと厳しいというテストケースになってしまった。逆に2人目は姉も弟もドライなままやってるだけで演技力以前の問題。 4人目の負けず嫌い姉はかなりいい。無理やり押し倒され、妊娠の恐怖を味あわされて放ったらかしという屈辱に納得がいかない姉が、弟にマウント取り返すリベンジセックス。姉もデカチン生姦を楽しみながらあくまで中出しNGの寸止めだが、自分もイケないセルフ焦らしや、弟をイカせたら自分もアウトな妊娠デスゲームのスリル感は足りない。 手コキ射精はその後もセックスするなら要らんと思うけど、油断してたら弟の逆襲に合う再度の立場逆転。イカされまくって気付いたら中出しされてた手遅れ状態。最後の中出しは腰が入ってなくて、もっと最後の一滴までねじこむ種付け感が欲しかったけど、姉のやっちまった感から開き直りまで演じる女優が上手いし完成度は高め。 圧巻だったのが表紙にもなってる3人目の背徳感中毒姉。弟に強引に犯される緊張と興奮からの、危険日中出しで妊娠させられちゃった！と背徳の罪悪感に浸ってたら、弟はちゃんと外に出してて肩透かし。盛り上がった感情を無理やりクールダウンさせられて納得いかない姉が、弟に妊娠させられる背徳感を完結させるために、自ら危険日中出しを最後まで突っ走る。 肉体的刺激よりも弟に妊娠させられるシチュエーションによる感情的絶頂感が寸止めされるという難しい演技や、背徳の興奮から孕まされ生姦の愛され感、母になる多幸感と溢れ出した弟愛まで兼ねるドーパミンキメセク状態を演じ切った女優が最高。正直、ここを基準にされちゃうのはハードル上がりすぎ。 演技力のある女優も演出も不可欠な作風なので、女優を何人も揃えるより単体に仕上げた方がいい企画かも。

やりたいことは何となく理解できるんだけど、完成度が低くて伝わらないタイプの作品。早漏ものなんだから、責めはするけど射精はさせない緩急が大事なはずなんだけど、監督の演出のせいか女優の演技力のせいか、そのへんが下手。 タイトルにはないけど娘の彼氏がデカチン設定で、本番までに早漏改善と称するライトなプレイを2回挟むことが、デカチンを挿れたいのにガマンしなきゃならない焦らしになる台本。ただ、女優の演技はガマンさせられてる感は微妙だし、責めはするが射精しそうになったら寸止めして、収まるまで休ませてからまた責めを再開するという緩急がまったくダメ。演出的にも最初のプレイがパンツ履いたままなのがいかにも疑似チ○コだし、前半は盛り上がりに欠ける。 その本番も前戯から緩急がつけられてないし、ハメに入ってからもたまにチ○コ抜くのがそれっぽくしてるつもりでも寸止め感は乏しいし、挙句の果てにはゴム姦からのおかわりナマ姦で普通に激しめのセックスして射精1回って、「早漏過ぎ」ないにも程がある。 冒頭で母が娘に「妊娠とか大丈夫？」みたいなくだりをわざわざ作った割には、母に中出しへの危機感なさすぎ。そこはせめて中に出されないようにスリル感のある寸止め演出で、デカチンで激しく突き続けられないことが焦らしになっての、最後は我慢できずとうとう中出しさせちゃう感じのほうがよかったのでは。吉根ゆりあの人妻もの（HAWA-290）とかで妊娠のスリルと戦いながらの早漏寸止め中出しデスゲームの完成度の高いのを見てるだけに、この内容は満足度が低い。 その後も中出しされまくる展開なんだから、最後も娘じゃなくて母のほうが妊娠しちゃう方がフリに対応するオチになったと思うけど、無個性なエンディングが刺さらず視聴後に何の印象も残らない。下着の変化で人妻の心理状態を表現する演出は悪くなかったし、普通程度のクオリティはあるけど、娘役のエキストラのキャスティングが微妙で没入感もいまいちだし、最終的に作品的な個性が感じられない作品だった。

冒頭、夫役が結婚指輪してなくていきなり先行きが不安になるが、結果的にこの予感が当たってしまう。 弱みにつけこまれた欲求不満妻がやられちゃうベタな台本だけど、逃げたければ逃げてもいいよと人妻に選択肢を与えながら追い込む演出がいい。小田切の「間」の取り方もさすがベテランだし、これから犯される状況に高ぶる人妻のドMっぷりを演じる女優も上手い。 イラマチオも人妻の頭を固定して突き込む小田切が視聴者をカメラ酔いさせず、女優の頭をゆさぶっちゃう男優は見習ってほしい。ハメもいきなりガンガン突かずに生チンの感触を味合わせる「間」が上手い。必死に拒みながら中出しされた絶望感と、精子の感触はしっかり堪能する人妻の二律背反を演じる女優も最高。ただ、生ハメを受け入れた時点でこれから中出しされることも予測できる「間」がある演出なので、射精間際でいきなり慌てる振り付けはそんなによくない。 帰宅後に夫の前では何気なさを装いつつ、下腹に残る感触を反芻する演出が細かくて良いし、中盤で夫の不意打ち訪問でセックスし損ねて、結婚記念日の相談をしながら無意識に下腹に手が行くのも子宮の疼きを感じさせて良かったけど、出来れば中盤の中出しはそのへんと揃えて、下腹に手を当てて受精してる子宮を意識させる演技が欲しかった。 接客させながらの責めのシーンはAV的すぎるけど、下着がエロくなっていく変化を見せるための演出としてはあり。 結婚記念日のエロ下着が夫のためとは思えない裏切りを感じさせる後半セックスは、流れ的にはフィニッシュも含めてもう少し女の側からの積極性が強調されてもよかったと思うけど、小田切の腰の入った中出し演技も女優の受精演技もいい感じ。 最後は男を見つめながら結婚指輪を外す人妻のまばたきもしない目が逝っちゃっててインパクトあるのに、夫が店の中を覗くラストカットでは、別撮りの手間を惜しむから人妻が指輪しちゃってて台無し。結婚記念日に他の男とセックスしてる妻が指輪をしてるか外してるかって意味合いが全然違うのに、夫役の指輪から分かるように常日頃からディテールへの意識が足りないことが失敗の原因だと思う。 女優は目や表情の演技がいいので、目を閉じがちなセックスでもそのへんの武器をもっと活かせればというのが今後の課題だけど、演者は全般的によかっただけに、制作側が完成度を下げてしまったのがもったいなかった。

今回は妊活マッサージの孕ませ系。店のチラシを視聴者にも読ませて、黄体ホルモンの分泌を促進するマッサージということを説明する演出で、受精卵を着床しやすくする女性ホルモンとまでは教えてくれないけど、設定としては分かりやすい。きとるね川口監督が楪カレンで似たような作品撮ってて、そっちは受精しやすくなる卵胞ホルモンの活性化を、人妻の色気が増して夫がムラムラすることで遠回しに演出してたけど、こっちのほうが直接的。 女優は夫の親から孫を催促されるストレスとか子作りに消極的な夫へのいらだちとか、ドラマ部分もしっかり演じてて割と演技上手い。もう少しセックスの時に目で演じてほしいけどそのへんは今後の課題。 軽めの責め2回で焦らしたうえで、着床しやすい体になってるのに夫が受精させてくれない人妻を、前戯で責め上げてメスの生殖本能全開に持ち込んだタイミングで「より妊娠しやすくなる追加サービス」を提案する。この先はどうなるか考えさせる「間」を取って、人妻が自分の意志でセックスを選んだ上で、ハードな騎乗位で自ら中出し受精するとこまで完璧。一方的にやられちゃうんじゃなくて、選択肢は人妻の側にあるっていうのがポイント。 夫が家にいる状況での声出せない系の中盤は、風呂では女優が普通に声出しちゃってるしいまいち刺さらないけど、セックスはパワフルだしカラミは全般的にいい感じ。 学生時代からの付き合いで致命的倦怠期の夫は、妊活マッサージもそれにこだわる妻のこともずっと小馬鹿にしたまま最後までセックスレス状態。夫に排卵日セックスの選択肢を与えた上で拒まれた人妻と、マッサージ師の関係性も怪しくなっての危険日中出しセックスは、前半セックスは受精後にキス無しだったのが今度は濃厚キス締めで２人の気持ちの変化が伝わるし、最後は妊娠に至るとこまで孕ませNTRとしてほぼ完ぺき。 ところがエンディングではなぜか夫が「妊活マッサージって効果あるんだね！俺も父親か～」って受け入れちゃうのが脱力もの。そこは最後まで妊活マッサージを馬鹿にするセックスレス夫に「妊娠しましたけど何か？」って結婚指輪を叩きつけてマッサージ師とくっつくのがNTRものなら正解でしょ。 三島監督の作品でフリとオチが合ってないのはよくあることとはいえ、今回は特にゴール手前で転倒・骨折して、それまでのいい流れがすべて台無しになった残念な作品だった。

『お母さんに毎日好き好きオーラを浴びせた一ヶ月後、理性が外れたお母さんと子作りセックスを何度も何度も繰り返した。』からの派生っぽい孕ませ系で、あっちにも登場した熟女好きの息子の友人キャラをそのまま使ってる感じ。森沢かなは両方に出てるので同一世界ではなさそうだけど、いずれは2つの商品がリンクする企画があってもいいかも。 夫と死別して長いのに結婚指輪を外さない母というのが、指輪を強調する手元のカットまで撮っててこだわりのポイントっぽい。夫のことが忘れられないのかと思いきや、息子の友人とは人妻としてマッチングしていて、人妻好きの若い男を狙っての出会い系セックスに使う小道具っぽさ強め。中出しはNGらしいけど当たり前のように生で挿れさせてたり、ハメ撮りまでさせてるのがいかにも常習っぽいし、若い精を吸うことが若さと美貌の秘訣ってことかも。 人妻好き男を喜ばせるためってことなら、最後まで指輪を外さない演出も悪くないけど、割と特徴的な指輪なので、最初のデートでマスクしてるのに指輪で友母に気付くとか、息子の友人を自分の男として受け入れたタイミングで指輪を外して、息子は母親に男が出来たことを察するけど何も言わないとか、ドラマ的にいろいろアレンジできそう。 顔を隠した裸の写真やハメ撮り動画を息子に見せられちゃうアイデアは卑猥で良かったし、息子とのニアミスプレイが友母からの提案というのもエロい。後半セックスの前には既に息子の友人の子供を妊娠する未来まで意識しているのも、マッチングの相性って究極的には相手との子孫を残したいかどうかじゃね？っていう動物的本能への回帰がシンプルで分かりやすい。 中盤のライトなプレイは息子が家にいる状況にコンセプトを統一してエスカレートしていく感じでもよかったと思うし、後半セックスの締めは精子をマ○コに戻して奥まで練りこむ感じがよかったけど、男優が潮まで吹かそうとしてるのは孕ませと矛盾するのが分かってなさそうで、潮吹かせることに失敗した怪我の功名でギリセーフ。友人同席で息子に妊娠と結婚報告のエンディングもちゃんと作ってあるけど、ハメ撮りの女が自分の母親だと気づいちゃったり、母親ルートの交際匂わせ情報と友人側のとが答え合わせされちゃう感じがあってもよかったかも。 とはいえ現状でも質は高めだし、こちらもシリーズ化する価値は十分ありだと思う。

若い男優との年の差ものが定番化してる武藤あやかの最近の傾向を逆手にとって、10歳年下の若い男と結婚したけど上手くいっていない人妻がオッサン義父に寝取られるという、結局オッサンのほうがいいでしょ？って作風が面白い。 女にクスリ盛ってレ○プするむさくるしいオッサンか、冷たく無関心でセックスレスの若いイケメン（？）かという究極の選択を迫られた人妻が、女を孕ませられない男に用はねえとばかりに、改心した夫の「心」より義父の「体」を選ぶ流れ。仲直りのプレゼントをして「今度映画でも行こう」という夫に対する武藤あやかのセリフは「もう遅いよ」じゃなくて「そういうことじゃないんだよ」が正解な気がする。 すっかり性欲が盛り上がってしまった人妻が、夫が寝つくまで寝たふりして義父に抱かれるために寝室を抜け出す後半セックスは、性欲＝生殖本能だし、男を選ぶ＝そのオスの子供を産んで自分の子孫を残すメスの本能っていう原点回帰が、膣奥への種付けを求めるホールド中出しから伝わる武藤あやかのパワフルなセックスが完成度高め。夫のことはもうオスとして失格の烙印を押して見限ってるので、普通に声出してセックスする演出にも違和感はない。 中盤の風呂シーンは、一緒に風呂に入るという行為を単なるエロ目的だけでない精神的なつながりのある行為として意味を持たせるこだわりが感じられるし、演出面もいい感じ。 個人的には武藤あやか本人が、若い男優よりオッサン男優を選ばされた感じが面白かったけど、やはりオッサンではテンション上がらないのか、母になる女の多幸感までは醸せていない武藤あやかの目が正直すぎ。 もう少し下着の変化で人妻の気持ちの表現にメリハリつけてほしかったとか、口射からの精子の味がするキスが気色悪いとか、エンディングでは夫の前で結婚指輪を外してもよかったんじゃない？とか、他にも引っかかるところがないわけじゃないんだけど、連続中出しものの割には男が精子入りマ○コを舐めるような気色悪さはないし、夫役がちゃんと指輪してたり手を抜いてるわけでもないので、じゃっかん迷いはありつつの星5つ。

プレミアムのきとるね川口監督作品って以前の捜査官ものもそうだけど、キメセクものとか割と単調なやってるだけ作品が多いのが個人的には物足りなくて、今回も媚薬ものってことであまり期待せずにハードル下げての鑑賞。 子供が欲しい生殖本能全開な妊娠適齢期の人妻という、きとるね川口作品では定番の設定。基本的には平凡なオイルマッサージ系作品だし、監督定番の声出せない系である中盤も、バレバレのシチュエーションをバレないことにするだけのAV的ご都合主義が目立ってクオリティは低め。タイトルに「孕ませ」とある割には中出しもあっさり演技で種付け感はほとんどないし、抜けチ○コにゴムがバレバレだったり男優のごまかし方も雑で、こちらが下げたハードルをさらにくぐって来るのには苦笑いするしかない。 ただ、子作りセックスに及び腰だった旦那がだんだんその気になってくるというバロメーターを通して、強引に中出しされるたびに人妻が男を魅了して妊娠しやすくもなる女性ホルモン（エストロゲン）の分泌量がどんどん増えていくというドラマ的な演出は、遠回しではあるけどいかにもきとるね川口監督っぽいアレンジで悪くない。人妻目線で見ると、夫との子供を妊娠するためには、他の男の子供を妊娠するリスクが高ければ高いほどいいという皮肉さは、もう少し分かりやすく演出しても良かったかも。 中出しオイルマッサージが人妻から人妻へ、口コミの連鎖で広まっていくという台本もありだとは思うけど、タイトルからすると楪カレンもその前の紹介者の人妻も妊娠させちゃってよかったんじゃないだろうか。プレミアムはそういうメーカーと言っちゃえばそれまでだが、エンディングをちゃんと作らずほぼやりっぱなしな終わり方でも成立する台本が、ドラマ的な完成度を下げてるようでもったいない。 もっとよくなりそうなポテンシャルはありつつ、このまま星3つレベルで終わりそうな可能性が高そうな微妙な作品だった。

元カノと夫婦の初夜ってタイトルはすべってる気がするんだけど、ドラマとしては台本が割とレベル高め。さつき芽衣も元カノの幸薄い感じに上手くハマってるし、男優との相性もいい感じ。過去と現在で服装や髪形も状況に合わせて変えるなど、演出にもなかなかこだわりを感じさせる。 基本的な筋書きはシンプルで、互いに結婚、婚約して相手がいるけど必ずしも幸せではない元カノ元カレが、一晩のセックスを経てヨリを戻す内容。筋書きもカラミもちゃんと作ってある方だが、さつき芽衣の「実家」の閑散とした致命的な生活感のなさがドラマ性を損ねてて没入感は微妙。 そこまで作りこむ予算や時間の余裕がないのなら、例えばさつき芽衣の母親は旅行中じゃなくて亡くなった設定にして、結婚前に実家を引き払うシチュエーションにした方が良かったかも。病気の母親を安心させるためのお見合いからの婚約→母親が亡くなる→幸せを感じない結婚のために実家を整理中の出来事にすれば、台本を書き直すだけで絵的にリアリティが出たんじゃないだろうか。実際に手元にある素材から逆算して台本を起こせるかどうかは、ドラマ性を重視する監督なら割と大事なスキルだと思う。少なくとも「どうせAVなんだからそのへんは見る側で何とかしてよ」って言い訳するよりはプロらしい。 純愛ものにしては、中出しからキスやハグといった愛情表現もなくチ○コ抜いて汁見せという演出が、感情の流れをセックスで表現できてなくてダメだし、やってるだけAV以上の何かを作ろうという理想が高そうなだけに、まだ色んなものが足りない印象。 ボトムズ監督はすごくいいドラマ作品を撮りそうな雰囲気はありつつ、朝霧浄監督あたりのフォロワーとして埋もれそうな危うさもあるので、ここからのもうひと頑張りを期待したい。

流行りの汚部屋もののようだが、わざわざタイトルにした割に悪臭要素はほとんどないし、男優も職業不詳な二次元ヲタクの役だが不潔感もなく、陰キャというよりサイコ感が強め。天川そらはパリピなショップ店員OLっぽさがなかなかだし、ドSっぽい性格のようでいて本当は知らない男に無理やりされるの嫌いじゃないでしょっていうドM感もいい感じ。 騒音に抗議に行ってそのまま犯されちゃうシンプルな台本だが、ゴム無しへの焦りからの生チンレ○プの快感とか男優の孕ませ煽りとか、演技のポイントになるところはちゃんと押さえてる。フィニッシュの際の「ナマはダメ」という女優のセリフはたぶん「中はダメ」と間違えたんだと思うけど、リアルでもパニック状態なら言い間違いはあるよねという優しい気持ちになれれば許容範囲。 キメセクもありがちで安直だけど、媚薬効果の演出は抑えめでいきなりあっちの世界に逝っちゃわないさじ加減にはこだわりを感じるし、意地張る余裕はまだありながら、気持ちよくなりたい本音が見え隠れする女優の演技も上手い。 だんだん性癖の相性の良さを受け入れてきたOLが、口では嫌いながら男のために裸エプロンで食事を作ってあげるくだりは、インスタントラーメンで「料理も上手」はないだろと思うけど、フェラ抜き精子を飲まされるくだりと併せて「変態隣人の女」化していく堕ちの段階が見える良い演出。 エロコスに自分で着替えたあたりは男に甘える感じが可愛いけど、そこから先は完堕ちの代わりに普通の彼女かセフレって感じになっちゃって、あとはひたすらやってるだけで中出しも妊娠とかどうでもいいしっていう雑な感じのままやりっぱなしで終了。 彼氏役の存在が活かしきれていないような弱点はありつつ、ありがちな設定の割に中盤までは台本や演出にこだわりが見えていい感じだったのに、最終的にはラブコメとしても孕ませ系としても中途半端という、やってるだけ作品で終わっちゃった感じが尻すぼみでもったいなかった。

夫に放っておかれてて、おそらくセックスレスでもある人妻が義弟と家庭内不倫関係になるという台本自体はシンプルそのもの。男優が受験生役としては微妙なキャスティングだけど、夫役がちゃんと指輪してるみたいな演出はちゃんとしてる。 妊娠したらアウトな状況で中出ししまくる破滅的な雰囲気はあるし、風呂がセックスルームになるというアイデアも悪くはないんだけど、ドラマ的には特に風呂だけである必然性はないので、濡れ透け濡れ髪フェチ色が強いし、悪く言えばやってるだけ。 これなら夫が家にいるのに風呂でやっちゃうとか、2人とも濡れ髪でバレそうになるニアミス感とか、もう少しドラマ的な味付けが欲しい。決められた時間に妻が夫に「風呂入って来るね」と浴室に行くと部屋で勉強してるはずの義弟が待機してて、中出しセックスでマ○コに精子を仕込まれたまま何食わぬ顔で夫の元に戻るとか、マドンナの某シリーズみたいに、自分勝手な夫とお座なりなセックスさせられた中出し精子をシャワーで膣奥まで洗い流してから義弟に中出しさせるとか、風呂をもう少し使いこなす感じがあってもいいと思う。裏ジャケにある、精子が水で流れないように奥に出してなどというくだりは実際にはないので、中出し精子でお湯が汚れたらアウト、子宮奥に注入して漏れなかったらセーフみたいなゲーム感覚があっても面白いかも。 連続中出しの流れで義弟が中出し精子入りマ○コをクンニするような気色悪いプレイがないのはいい感じだけど、後半、風呂から寝室に移動するシーンでは、女優ばかり濡れ感があるので男優も同じ程度に顔や体が濡れてる感じがほしかった。 結局、旦那は多忙なだけだったのか浮気してたのかもあいまいにスルーしちゃってるし、筋書きに起伏がなさ過ぎて、末広純の演技力を活かすにはちょっと台本の難易度が低すぎたかなというもったいなさのある作品。今のところシリーズ化の予定はなさそうだけど、２作目があるならここから何らかのプラスアルファがあることを期待したい。

子供が欲しい妊娠適齢期というメスの生殖本能全盛期の人妻と、オスとして末期のジジイ夫の組み合わせが前フリ。吉野くんの同僚が痴○してるという女が指輪してたんで、てっきり北野未奈なのかと思ったらそういう話ではない。女優の二役だと思うけど、服やバッグを使いまわさない演出は隙が無い。 北野未奈はこれが初○漢というのが尻女優にしては意外だけど、痴女ものばかりやってる割には吉野くんとの攻防は最初から様になってる。できれば理性が拒もうとする手を性欲が拒ませず、逃走本能が必死に閉じようとする脚を生殖本能がこじ開けていくという極限状態での一人攻防まで演じて欲しかったが、そのへんは今後の課題。演出面でも下着は痴○待ちとそうでないときで分かりやすく変化が欲しい。 車に連れ込まれての最初の本番は、スモークガラス１枚挟んですぐ外に旦那がいるのに、声出ちゃってたり吉野くんがガンガン音立ててたり、スローセックスが守備範囲外で声出せない系の演出下手な監督の本領発揮。 同僚相手の中盤の○漢シーンは弱みを握られて抵抗NGなので難易度は低め。堕ちが見え隠れする女優の演技は上手いし、逃げ出そうとしたら吉野くんが旦那を連れて電車に乗り込んで来て逃げそこなう演出が凝ってるけど、旦那の背後でのショート本番はリアリティーゼロにも程があって開き直りすぎ。 後半までのつなぎのプレイは○漢というより野外調教だし、フェラ抜きも飲精まではしないし可もなく不可もなしで、動物的本能が人間的理性を凌駕していく堕ちの段階を描写するドラマ的な意味の方が大きい。 後半の本番が自宅でなのは「痴●」も「電車」も関係なくてタイトルからすると弱い。いっそ監督のアタッカーズ女教師作品に寄せて、ネットで客を集めて電車でお触りさせてから公衆便所で中出しとかで金を取るほうが吉野くんがクビにされる台本にも合うような。 それでも北野未奈をビッチ化させた割に男の乳首責めみたいな流行りのテンプレに走らなかったのは良かったし、まんぐり中出しも男優がバレバレの疑似ハメかましたのは勘弁してほしいけど、孕ませっぽくて演出としては悪くない。 最後も自分から動画を取らせて「脅迫ネタ」を提供したり、大好きだった夫が種付けできない無価値なオスでしかなくなるエンディングをしっかり仕上げたのは好印象だが、作品全体ではもう少し「○漢」や「電車」にこだわって欲しかった。

設定自体はありがちで、つかみも弱めだけど回想シーンである最初のレ○プ本番がドラマ的な前フリとして重要。家族が留守中の家庭訪問で教師と2人きり。1時間以内に家族が帰宅という、スリルのある状況で教師に犯されて中出しされてしまったことがドラマ的な前フリになる。 JKの初々しさを演じる竹内有紀の演技が上手くて、時間制限がある中で、レ○プに中年セックス、生ハメ、中出しと色々な初体験に口では嫌がりながら興奮しちゃってる感じがエロい。「全てを失ってもいいほど好き」と口説かれて高ぶってしまう姿も女としてまんざらでもなさそうだし、「そんな簡単に妊娠しない」と言われての教師の強引な無責任中出しに、孕まされるスリルの中で種付けの感覚を味わうとこまで割としっかり演じられてる。 中盤セックスは婚約者が出勤してすぐ義父に襲われる展開が普通すぎ。そこは義父がいったん出かけるなどして「間」を取ってから、息子の帰宅予定の１時間前に襲って設定を前半と揃えた方が良かったのでは？その後のシーンの婚約者にバレるかどうかのスリル感も、風呂に入る時間もなくマ○コに精子を仕込まれたままという状況の方が上手くリンクしたと思う。 それでも「妊娠したら息子の子供として産めばいい」という孕ませ煽りつきの無責任中出しを前半と揃えたのはいい感じ。レ○プ妊娠のスリルと快感を嫁が思い出す感じも出てると思うけど、フィニッシュは鏡で自分の顔を見ながらという絵作りがこだわりポイントっぽい割に、女優の演技は可もなく不可もない程度だし、表情を最後まで捉えられていないカメラワークも微妙。 後半セックスへのつなぎのシーンは婚約者が寝てる家の中でのライトプレイだが、割と普通に楽しんじゃってて夫バレのスリルが感じられないところが弱い。 後半は婚約者を拒んでの完堕ちセックスだが、孕ませ煽りもなくバレのスリルもない普通の本番。最後は中出しからのおかわりセックスで疑似汁アゴ射というのが尻すぼみで、そのままやりっぱなしのナレーション締め。 商品説明の「危険日」設定は作中には一切出てこないけど、いっそ孕ませ寝取りで婚約解消くらいの振り切れたオチのほうが「妊娠」も「家族バレ」も全うできたのでは。 せっかく前半で２種類のスリルを中出しセックスの味付けとして強調した割には、作品全体で活かしきれなかったのがもったいなかった。

タイトルが義理の姉っぽいけど、見逃し聞き逃しがなければそれっぽい演出はないのでたぶん実姉設定。JULIAの母子バージョンは設定や演出が微妙だったけど、こっちは性体験の少なさを弟に言い当てられた姉がむきになって見栄張っちゃう筋書きが受け入れやすい。 処女ではないけどカウパー液も見たことないし、マ○コから白濁汁が溢れてきてもそれが中出し精子かどうか確信が持てない程度の知識と経験しかない姉というのが作品の大前提。弟以下の経験値だと知られたくない姉のプライドとコンプレックスという心の隙を突かれ、弟にいろいろされちゃってるうちに中出し近親相姦の快感に目覚めちゃう流れ。 生姦自体がたぶん未知の感触で、彼氏とのゴム付きセックスしか比較データがないから中出しされてもよく分からないまま、セックスの気持ちよさの標準が弟との生ハメ中出し近親相姦にアップデートされてしまう。中盤でようやく中出しに気付いたものの、知ってしまった快感を手放すことができず、妊娠リスクを認識していながら中出し近親相姦がやめられなくなってしまう後半まで話の流れはスムーズ。 トレンディ山口監督の作品では作品の締めに使われることが多い中途半端な疑似汁外射を、前半の中出しをごまかすためのアリバイ射精として使って、後半は孕ませ感の強い中出しだけでまとめたのは高評価だし、中出し精子入りマ○コを男がクンニするという、連続中出しものにありがちな気色悪いプレイがなかったのも高評価。 小花のんは姉としての気持ちが入ったいい演技してるし、姉大好きな弟を演じる結城くんも、孕ます勢いで種付け感のあるねちっこい中出し演技がいつも通り最高。セックスはさせるけどキスはしない姉の心理的な距離感から、後半になって初めてのキスから弟への愛が止まらなくなってしまう緩急のつけ方もセンスがいい。 厨二レベルの姉の性意識だとピル避妊してテキトーに遊ぶとか無理そうだし、いずれはほんとに弟の子供を孕んじゃうんじゃない？っていう、まるで事実婚のような関係になった２人の雰囲気の変化が旅行から帰った両親にも伝わるエンディングまで完成度高め。 難を言えばフェラやパイズリはもう少し弟に仕込まれて上達する感じが分かりやすく欲しかったし、弟のチ○コを昔と比べる感じもあった方が家族感が出たと思うけど、減点事項ってほどではないし星5つ付ける価値はあると思う。