青島太郎さんのレビュー

デリシャスボディガールシリーズ第2弾。星なこの起用はドンピシャ。前作の不満点を補うほどシナリオ面がきっちりつくられており、商店街の店舗対立（パンを扱う喫茶店ｖｓ総菜屋）を男女間に結び付ける点はすばらしい。また双方の親にベテラン俳優陣を起用。星なこの演技力不足を解消している（加えて商店会会長、大社長の下の部下まで登場して若干50代以上のベテラン俳優祭りになっているのはご愛敬）。なんにしてもドラマ面で安定感が増している。 性愛部分も比較的フレッシュな星なこに加え、ピンク映画等出演歴多い卯水起用でガッチリ。豊乳とスレンダー系という対比も面白い。また、この手のドラマとしては珍しく、出てくる2カップルは相互に関わらず、浮気なく健全なままというのは昨今のコンプラを考えてのことなのだろうか。

物語自体は亡き夫の店を立て直すのを目標とし、味を再現するまでとやや単調。ただしありがちな話を小倉由菜がきっちり演じ切っておりそこは評価の点。 低予算はしかたがないにしても、さほどおいしそうに撮れていないハンバーグ（男色身を出したり、湯気をたたせたり、演者で補うなど出来ることはいろいろあったはず）。一品料理のみで、プロ料理人なしで大丈夫なの?（折笠演じる谷口がその後も助っ人として店に入るハッピーエンド展開などもできたはず）という解決になってるのか不明で些末な落ちの展開はいまいち。 食欲と煩悩を結びつけるアイディアはいいだけに、料理に関しての掘り下げが薄く、人間関係も薄いまま、なんでこうなったん？　的なのが残念。欲を言うならば谷口が店に合流し、繁盛した後、さらにトラブルに巻き込まれるような続編も期待したいし、見てみたい。

しかし家に集う友達役はもちろんのこと、父親役配置やプールや学校の体育館貸し切り撮影と、ムーディーズはアリスJAPANより制作費あるんだなあ（遠い目 ということでロードムービーの雰囲気すらあるドラマティックな演出に定評ある朝霧浄監督作品。 主演の八木奈々さんのよさを存分に引き出した性春映画になっている。いやまじでシナリオが多少薄愛とはいえ、映画館で上映できるレベルですよ！ AVなのでセックスシーンはもちろん収録。八木さんの膨らんだヒップは至高だし、ハジメくんのチンポに苦痛の表情を浮かべもだえるシーンは最高だ。 朝霧監督というと演技派AV女優との組み合わせが多いけれど、一線級アイドル女優との組み合わせもまた素晴らしいものが出来上がることが証明された。朝霧節ここに炸裂。

朝霧監督による3日間モノとしては「設定と展開がかなりわかりにくい」部類の作品。藤波さとりと主人公カップルの関係性が冒頭から不明瞭だったりするのだが、それをカバーするのか藤波さとりの演技力と、ちょっとふにゃっとしたしゃべり方の、他の方の言葉を借りれば猫のようなキャラクターだ。どこかにいそうで、凄く親近感ある藤波さとりとのいけないエッチ。もうちょいハジメ、踏みとどまれよと思いたくもなるが、シリーズの醍醐味を味合わせてくれる一本。近年は単体よりもわき役としての活動のほうが多い藤波だが、この作品を通してジャンプアップしてくれると嬉しい。 「彼女が3日間家族旅行で家を空けるというので、彼女の友達と3日間ハメまくった」という大前提の設定がちょっと邪魔になってるのではとも思えるのだが、ラストシーンはこの設定でしかありえないのかなあ、もどかしい。

前作よりはAVとしてやや前進。ただしデビュー作、文字通りの処女作ということがない分、マイナス要素も当然ある。あくまで「やや前進」であり、AVとしての合格点というものには程遠い。 まず喘がない。カメラを気にして常に見せるおどおど感とカメラ目線。これは変わってないので、まったくもって受け付けない人は受け付けないだろう。 これはあくまで山崎水愛のイメージビデオ作品の延長線のものなのだ。 前半のローション水着マッサージあたりはその真骨頂。体のボディラインはリアクションの薄さをカバーするほどの美麗さだ。正直、抜ける。 次のチャプターでまたローションかよという構成も悪さも相まって、続くセックスは飽きる人は飽きるであろう。リアクションの薄いこういう女優さんだから、じゃあどうするか。女優をいかに喘がすかに頭をひねるのか。体の綺麗さを前面に出してマイナスをカバーするのか、イメージビデオ出身だからこそできる設定を織り込むのもいいかもしれない。さあ、制作陣のアイディアの出しどころだ。

着エロ界のホープであった山崎水愛のまさかのAVデビュー作。しかしこれは2020年アダルトビデオ業界最大の問題作。 山崎水愛さん、水着の場面では笑顔が時折見えるものの全体的に表情が乏しく声も小さい。胸を見せる場面でもセックスシーンでも比較的あっさり目で淡々としていて作業感。そして心ここにあらずでで「この人なんで私の胸をなめているんだろう…」「私は何をしているんだろう…」という虚無感すらある無表情さ。 胸、ウエスト、細やかな白い肌。すべてが素晴らしいのに、声はなく、まるで空気人形のよう。 そしてみんながこの繊細で壊れやすいガラス細工を傷つけないように丁寧に、丁寧に、緊張感漂う手探り感。されど反応乏しくそれでもAVとして成り立たせるために試行錯誤する男優、監督、スタッフ面々。 おそらく性的興奮材料としてのまっとうなアダルトビデオ作品としては失格ものであろう。処女モノとしても抑揚がなく、感動も何もない。構成だってめちゃくちゃだ（なんで最後の特典映像が初フェラなんだ）。だが、それでもいいと思わす何かがこの作品にはある（あくまで個人的に）。かつて円光処女ビデオがアングラで蔓延ったときに感じた、見ちゃいけないものを見てしまった背徳感は、どんなアダルトビデオにも出せない別個の味わいだ。 絡みはサイレント。成立している性交も一度のみ（しみけんは入れただけ）。アダルトビデオとしてはどうしようもない。ただし今後、山崎水愛がAV女優として大きな声であえぐとき、この作品はまた伝説となる。

筋肉YouTuber、ちゃんよたのAVデビュー作。ちゃんよた、よたマッスルとして１年前くらいから雑誌にも出てきているので、比較的知名度があってのデビュー。ただし筋肉系といってもカットが切れているわけではなく、脂肪が乗った俗にいう女子プロレス体型なので（※つまりパワー自体はあるのだと思う）、筋肉フェチ向けのAVというより美白女優のAVといったほうが嗜好に合いそう。それほどまでに肌は白く、パイパンなこともあって、肌のきめ細やかさだけでエロいと感るほどだ。 筋肉女優として売るなら、もっとウェイトを絞って腹筋のカットを見せ、肌も焼いたほうがいいのだろうが、それでは美白という彼女最大の売りが失われる難しいところ。個人的には美白のまま筋量だけを挙げてほしい（僧帽筋あたりが弱いのが、裸でマッチョに見えない部分だと思えるので）。 声質は低く物腰も丁寧。ぜひ、作品を観る前に彼女のYouTube動画も併せて視聴されることをお勧めする。

小野六花にとって事実上初のドラマ作品。本来関西弁のはずの彼女が関西出身で東京在住の姉妹の妹演ずる。正直言ってセリフは棒読み、だがそれがいい。 眼をうるうる輝かせて姉の彼氏とたどたどしくしゃべる。これだけで画面が持つ安定感。激しいプレイなど一つもないか、姉にバレちゃいけない状況の妹設定の中での彼女はとてもキュートで、まさしく萌の境地を表現できているというものだ。 姉役はピンク映画にも出演し、AVでもライバル妻やライバル学生など器用に演じる「助演AV女優」涼南佳奈。2人並ぶと中央寄り目の顔だちもなんだか似てると感じてしまうのはさすがの力量。セックスシーンの合間に入る説話を完ぺきにこなし、より設定下に没入できる。 うぶな妹設定のAV、そして小野六花が気になるあなたは絶対に見とけと言う一作だ。ラストシーンはキュン、キュン、キューン！

小さいころから知っている、勉強も教えてもらったおじさんが、いつしか狂気の人に。架乃ゆら演ずる娘の心情の変化は必見。 年相応の娘がおかしなおじさんの説得を受け、幼女帰りしてしまうトラウマエロ。 ほぼ狭い風呂シーンでの性交だけながら、演技力と白い肌とスタイル、そして監督の演出スキルで納得させてしまうエロい作品。これはもはや映画だ。

うえむー演ずるのは中城葵。ぽっちゃりとはいわずともくびれのあまりない幼児体系で青春時代からデビューした中城。 撮影時代は不明だが、本作の中城演ずるうえむーは童顔の魅力だけでなく、腰回り、腹回りが引き締まっており、スレンダーキュートな魅力が発揮されている。 中城葵の最高傑作と言えば青春時代レーベルのどれかだったが、新たな魅力を付加した今作はここに食い込む傑作と言って間違いないだろう。 別名義、素人作品枠でとあって見つけにくい作品であろうが、中城葵ファンにはぜひ見てもらいたい作品だ。 専属を離れてからは凌●系作品が多い中城だが、今作では笑顔が非常に多いのもポイントだ。

まずデビューしてくれてありがとう！　そして特に改造せず、そのままでいてくれてありがとう！ アイドルそのママの反応が見れる有能な佳作作品。 惜しむらくはドキュメンタリー作にしてはチャプター1が短すぎ、専属美少女ものにしては長すぎるという、アブハチ取らずのあいまいな演出だ。 ここはドキュメンタリーならハマジム作品のように筋道立てて監督が常に共にしててほしいし、 そうでないならちゃんとアイドルAVにしてほしい。 インタビューにあるように、彼女は退路を取って、身バレも決意のもとに飛び込んでくれたのに、演出陣がゆらゆら揺れてるようじゃダメですぞ！ とにもかくにも素材を生かせるよう、次作に期待！

八木奈々さんのように、普通に見える容姿が逆にいいタイプ。けして乳も大きくない、目がキラキラしてるわけでもない。でもそれがいい！　角度によっては飯豊まりえにも、ぶちゃいくにも映るけれど、眉毛を斜めに下げながらも笑顔で対応する表情と、ベッドの上での口を半開きにうっとり果てた表情のギャップも本作の見どころ。 インフルエンサーという肩書が必要だったのか疑問だけれど（作品内ではカメラアシスタントやカメラ女子などほかの要素もいっぱいだし）、飯豊まりえ似女子がお口にくわえて、大股を開いて、腰を揺らしてくれる。これだけでも十分だし、手のひらサイズの適乳もナイス。樋口みつは。名前を憶えておきたい女優さんだ。

女優はジャケットより3割減。やや増量して下膨れ感がある。 エロいはエロいとも思うけれど、パイパンであることも含め、都会っぽさより、下流の嬢感も漂っているので「100日だけ」キャラがとってつけた感というか、かなり浮いた感じに見えるのが残念。変なキャラ付けずに売ったほうがよかったのに。 おそらくベテラン女優さんのように、鮮度よりも作品を重ねて魅力が出るタイプなので、本当に2作限定なら、非常にもったいない存在だ。

10点満点でセックス10点。トークは100点。もっと聞いていたいトーク力、どこかで発揮してほしい。ABEMAのバラエティー番組とかで呼ばれないかなあ。スピードワゴンの月曜The NIGHTのエロ系企画とか。

ジャケットより2割増しの容姿と、配信型恋愛リアリティーショーに出てきそうなハイテンション、それだけで撫でられる1本。 とはいえ方言アピールもオープニングくらいと少なめ、激しめの交わりも限られと、その底なしっぷりが本領発揮されるのは今月発売の他作品で、ということになるのだろう。 今作はそのお披露目作といった意味合いが強いが、それでも並み居るアイドル系AV作品をなぎ倒すだけの勢いの作品。まず買ってみて手に入れて、このときめきを味わってほしい！

ひとこと言おう、わき毛最高。 話としては単調な監禁ものだが、序盤のわくわくしてる女優の演技がとても自然で素晴らしい。シリアスになった理由がよくわからないが、それにしても後半で生えたわき毛最高。 終始覆面の男は横山緑に見えて仕方なかったのはここだけの秘密だ。

顔立ちはパッケージと比較すると1割減か。しかし緊張からこわばっていたような表情が、セックス途中から徐々にほぐされ、フィニッシュでは笑顔。パッケージに劣らない透明感に。女優が羽ばたく瞬間というのはこういうことを言うのだろう。 サンプル動画なしというところから、彼女を守りたいメーカーの意思がくみ取れる白い柔肌のピュアボディ。咥える姿もぎこちなく、おそるおそる口に含むシーンは目に焼き付けたい瞬間だ。それが次のチャプターでは積極的に高速スロート。この成長、いいぞ、いいぞ。 体つきは巨乳でもなく貧乳でもなく傷もない純和風体系。バランス型ともいえるこの壊れそうな新人女優がどこまで成長できるのか見守りたい。

いい女優さんなんだが、カット、内容、演出それぞれが駄の極み、という一本。 ドラマ物なのにチャプターそれぞれがつながっていないのは、どういうことなのか。事情はあるにしてもなかなか粗雑だ。 いいところを探せば風呂嫌いの娘を浴室前に連れていき風呂へ連れていくシーンだろうか。正論で押し込み、下着を脱がせるシーンは興奮。征服欲みたいなものだろうか。ただそのあとセックスして終わりはないだろう。ちゃんと風呂に連れて行って、湯船につかったり、洗ってあげるのがセオリーだろう。シーンをカットする意味が分からない。

顔の印象はジャケットといい意味で異なる。顔立ちは20代後半といわれても信じるほどお姉さん顔だが、しゃべると確かに10代っぽい幼さ（声も高め）。このギャップ、なかなかいいかも。 自覚はあるというエロリスト。卑猥なワードも臆することなく発し、初脱ぎシーンで大興奮。なんでか手つきがいちいち妖艶。 スレンダーながら大腿部に肉がいい感じでついているのもポイント高い。 しかし部活の「ラケット競技」ってテニス?バトミントン?そこぼかす!?