YOU44さんのレビュー

水上みずや『恐怖！寝起きビンタ女』が良かった。 題名はあまり関係ない。 ビキニメイドって知らなかったけど 衿やヒラヒラの付いたメイド調ビキニは 一見の価値ある。 パカッと股を開いたり、授乳プレイもエロい。 特に柔らかそうな胸の描写が秀逸。ツヤツヤだ。 胃ノ中かわず『不真面目イドの瑠衣さん』の 超マイクロビキニもエロい。 それとぺい『お坊ちゃまとメイド様』 パンツをずらして挿入の図は刺さる。

みかわや先生の『ピントをあわせて』が大好きで 収録されている単行本『セイフクウラオモテ』 ではなく、わざわざ単話全3冊を購入した。 感情移入できる、アオハルな甘酸っぱい話だ。 藤白先輩がアニメ『俺ガイル』の由比ヶ浜結衣 を彷彿する。 第1話の表紙がその藤白先輩がパタパタしてるやつで 彼女がメインヒロインかと思いきや（そうとも言える） 最終、地味系のひまわりだというのが深い。 第1話藤白先輩の黒い下着、第2話藤白先輩の網タイツ、 第3話はひまわりの挑発と毎話エロいシーンが 散りばめてある。 第3話ソファでL字に捻った姿勢でのフェラは 下半身の描写がちょっと変かも。

「楓と鈴」「メイド教育。」「シノ様」 とハイレベルな作品群連発のきょくちょ先生。 「みやびな先輩」もその一つ。 どの作品も印象的なエロい描写が必ずある。 本作は立ちクンニされ、抵抗していたみやび先輩が 途中から逆に顔をロックするシーンがまさにそれ。 間といい、潮目の後輩君の「…っ?」ってとこも絶妙だ。 女性の豹変ってエロい。 全作品に言えることだがコマ割りもうまい。 ノーパンで立ちバックを誘うところも。 ツンデレなのでエロさが倍増だ。

鉢本作品は独特の魅力がある。 特に印象深い作品は『風邪』。 緩い展開と背徳感、微妙な居心地の悪さは 他に類を見ないテイストがある。 『ママ友』も同じ意味で秀作だった。生々しい。 本作のような、夫がダメで妻が風俗で働くという エロ話はテッパンの萌えジャンルだ。 「寝取られ」感がたまらない。 客の立場になって、夫のいる人妻とセックスする 高揚感も味わえる。 代表格は水無月三日『妻を風俗嬢にしてはならない これだけの理由』かな。 本作、妻が個室でブラを外す図がエロい。 たぶん現実にあったらこんな感じかなと想像する。 妻の表情もよいのだ。 妻に見送られて風俗店を出る情けなさ。 こういうとこ鉢本作品の真骨頂に思う。 他人が妻を指名するラストは隠れ名シーンだ。

ここのき奈緒作品は独特の粘着・ツヤ感があって エロい。『サキュバスを召喚してみたら妊婦だった件』 は秀逸だった。 色っぽい流し目、むっちりしたカラダが 「HOTMILK濃いめ」的だ。 本作はなんと言ってもあの下着姿がエロい。 それでM字開脚、背面騎乗位って… ああそういうオチね。

ディビ先生を初めて知ったのは雑誌「GirlsforM」。 「女子に優しく責められたい男子必携の一冊」 がキャッチコピー。女子に責められる男子… 個人的には、ぽし『JK搾精』や ぴりりねぎ『SadisticSecretSession』 史鬼匠人「逆痴かん電車シリーズ」あたりが好き。 「めでたさも中くらいなりおらが春」一茶 SMも中くらいが心地よいこの頃。 ディビ先生は『貴方がとろけおちるまで』が clover先生や香吹茂之先生ばりのハードさで どうかなと思ったが、本作はちょうど良い感じ。 エロ、ハードは自分に合うレベルを探るのが楽しい。 下半身裸でビジネスホテルでのキスシーンに始まり、 先輩OLの不敵な笑み。ゾクゾクってくる。

ここ最近で一番のお気に入り。 さんじゅうろう作品はヒロインが可愛く、 粘りのある絵、身近にありそうな日常的な内容で好き。 本作もバニーガールにふと心惹かれた、陰キャな男性が主人公。 普段着だし。 むにっとしたおしりのアップシーンが萌える。 さすがに一見客の逆お持ち帰りは現実的ではないが、 それはそれで夢があるし、不自然に思わせない 作者の技量をすごいと思う。 相変わらずの柔らかそうな乳房、網タイツを履いたままのセックス、 彼女の恥ずかしそうな表情。ツボも押さえてる。

傑作中の傑作locon『嬲（なぶ）りの教室』で M男性をS女性がいたぶる作品に開眼した。 『嬲りの教室』のもう1つの特徴は「女装」だったが 本作は「女装」なし、援交JKとサラリーマンの話。 恋愛感情なし、契約だけというのが今っぽい。 主従のない、対等な関係が心地いい。 もう1つ特筆すべきなのが女性の表情。 ぴりりねぎ『DomesticDog』や 旅口工路『初めて女王様に調教される話』 のように女性がそっけない、淡々としているのだ。 これはグッとくる。 アニメ界永遠のヒロイン『エヴァ』綾波レイや 『ハルヒ』長門有希に連なる無表情キャラの系譜。 「無表情」の「萌え」感ってある。 複数の設定が絶妙に絡まってエロい。 激昂する女王様や冷酷非常な凌じゅくもよいが 日常感のあるクールSMが程よい。 語弊があるかもだが、猟奇趣味を 男性が女性にするのは嫌悪感があるが 反対に女性が男性にするのは許される気がする。 それが今の時代の空気で、 そのデリケートなところを「エロ」で衝く。 時代を象徴するような作品だと思う。

女体化の最高傑作はOKAWARI『オトナになる薬』 だと思っている。女体化のエロさに開眼した。 次にくるのがデイノジ『Type:Sorceress』と 同人ボトルシップボトラー『三食昼寝付きTS2』。 「セックスは男女間でこんなにも違う!?」 女体化の最大の醍醐味は女性の恥じらいと快感を （女体化した）男が知っていく過程にある。 登場人物に同化、感情移入して女性特有の感覚を 追体験できる悦び（それが幻想だとわかっていても）。 前記の3作品にはそれがあった。 本作にもそれがある。 特化、更に強化されていると言ってもいい。 メイド服の娘と体が入れ替わり、 自分（中身は娘）に性交される。この設定は新しい。 絶頂へのぼりつめる描写が丁寧で、高揚感がすごい。 これはエロい。

まず言っておきたいのは 紺菓先生は絵がうまい！ヒロインが美しい！ それだけで萌えるのにさらに黒タイツで足コキって… ヤバい。透け感が絶妙にエロい。 それともう1つ、特筆すべきはペニスを誘導する手つき。 今回は対面騎乗位を後ろから描写。 本作には続きがあって、そちらの黒タイツ、 誘導する手つきもまたよいのだ。

窓枠に挟まり胸が強調された表紙。 額縁からはみ出た3Dのようにも見える。 「おっぱい」と「パニック」に特化した作品。 何事も特化したものは面白い。 ニッチでスペシャルな視点が新しい世界を 見せてくれる。 それが人生の豊かさに繋がる気がする（たぶん）。 絞り出されたような巨乳と無防備なお尻がエロい。

ハードコアと言ってよい内容。 電池『初めての寝取られマゾ化調教』 よりちょっとハードで clober『嫐～ドS女子校生に輪カンされる僕～』 ほどではないと言った感じかな。 やっぱりアナル拡張や尿道プラグが出てくると ちょっとザワザワする。 この辺自分の好みを見極める楽しみがある。 「お姉さんと遊ぼう」が好き。 中途半端に優しい女王様でないのが良い。 「フェラしながら射精」「床に擦り付けて射精しろ」 ブーツでの足コキ。この徹底ぶりが嬉しい。 その前の「ママごっこ」もスゴい。 オムツプレイに授乳手コキ。冒頭の専業主婦然とした 母親からは想像出来ない。すごいギャップ萌えだ。

「無口少女」に特化した作品って初めて見た。 安間先生の絵は可愛い。 「無口少女」に着目した時点で作者のセンスを感じる。 無口（無表情）ヒロインといえば元祖的なのが 『エヴァ』の綾波レイ、そして『ハルヒ』の長門有希。 永遠と言って良いと思う。 谷川ニコ『私がモテないのは…』でも 主人公が無表情キャラを真似る話がある。 本作の注目はヒロイン・森野ハルカちゃんの瞳。 一点を見つめるように耐えている。 感じてないふりをしている仕草がエロいのだ。 挿入される瞬間、それが爆発する。 「えっ…」と慌てだす。 このシーンを周到に描き切る作者の技量に感心する。 それにしてもあのおじさんのハルカちゃん分析は すごい。尊敬に値する。

鬼ノ仁先生の作品に「活線挿抜」がある。 中身より何よりこの題名に惹かれた。 「電源を入れたまま抜き差しすること」 言葉のセンスが抜群なんだと思う。 こういう作者の作品は色んな意味で 刺激（学び）がある。 本作も話の拡がりが素晴らしい。 「性交可能な牝の匂い」 高校の男性教師の言葉だから意味がある。 「あのキャッスル行ってミターイ」 「あそこはプレジデントしか入れないんだ」 はじめ何のことか分からなかった。 交換留学生との会話。「知ってるなら聞くな…」 「ママ…、章宏は大人になったよ…」 「気持ちいいとかそんなレベルじゃない。 ここは天国だ」 読んでいて幸せな気分になる。 メイドの神崎さんがいい。 運転席で紐パンがほどけていくのがエロい。

いぬいねこ『ボクは彼女に躾けられたい ～女装彼氏の躾けかた～』という傑作がある。 「女装だけでなくＭとしても開発されていく」 快感に満ちている。 本作も劣らず「M男」と「女装」で2度美味しい。 「DomesticDog」が特に好き。 風呂場での脚で顔をロックさせてのクンニと レースのガーター姿が超エロい。 女王様が普通の可愛い女性で表情もさめてるのが ツボをついる。 このギャップ、作者さん熟知してるなって思う。 このくらいのコアでニッチなのが萌える。

最近読んだいだ天ふにすけ先生の作品で 人の不思議、というよりも 漫画表現の深さを思った。 同じように「エログロ」の深遠も思う。 「エロ」は分かりやすいが 「グロ（残虐表現）」はどこまでも深い。 ことの初めは氏賀Y太先生の 『アンナお嬢様の屋敷留学』だった。 「四肢切断」に目をむいた。「ダルマ」というらしい。 何がおこっているのかわからなかった。 すさまじい衝撃だった。 その後「リョナキング」「ネクロシス」という 雑誌の存在を知り、「リョナ」の意味を知った。 最近「エログロス」のいう雑誌の存在も知った。 「耐性のない方の閲覧はご遠慮ください」 とわざわざ補足がある。肌が泡立つ。 あっきー先生の『肉壷の悲恋』も衝撃的だった。 「肉壷」とはダルマと同じ意味かと思ったが ちょっと違ってた。「オナホ人形」なんて言葉もある。 そして本作に至る。 知る限り「ダルマ」を表題に使った唯一の作品だ。 「転生」でファンタジー、「ダルマ」でグロ、 「ビッチ」でエロ、「嘘つき」でダーク。 すごい組み合わせだ。そして絵が可愛らしい。 感性の振り幅が大きくて、めまいがする。 人間の感性ってすごいって思う。

いだ天ふにすけ先生の絵が好きだ。 素朴でツヤがあって。 主人公の瞳は黒く塗りつぶされて いるだけなのに、心が読みとれる。 不思議だなあって思う。 「ケツ逃げてる。挿れづらいんだよ」 「お前みたいな奴見てると、イライラすんだよ」 横柄で毒舌な男と 「カッコよくて、私の事、嫌いな人と ずっとセックスしてみたかった」 というまっすぐじゃないヒロイン。 こういう女性を描く感性ってすごいと思う。 エロがなくても十分面白いが エロがあると更に感情が振れる。ヒワイだ。

いだ天ふにすけ先生の絵が好きだ。 ヒロインの目が真っ黒だったりするが それで心情が伝わるのだから センスがよくて、絵が上手なんだと思う。 展開にもキレがある。 「無愛想で…、遠慮がなく…、そして…」 次ページをめくってドキッとする。 この「意外性」はクセになる。 オラオラ系男子と陰キャの不思議ちゃん。 ヒロインがはじけないのが今時っぽくていい。

この表紙がすべてを語っている。 ニーハイ・ボンテージ・拘束具で 抱え込みポーズ。目が釘付けになる。 初めて見た。 墓場先生の「コミックアンリアル」表紙、 ホムンクルス先生の「快楽天」表紙、 吉田鳶牡先生の美少女美脚など 一生忘れない絵ってある。 これもその類いだ。 よく見るとシッポにネコ耳も。細かい。 絵柄は古い。エヴァンゲリオンのよう。 2010年頃の作品か… 監禁、凌ジョク、飼育もの。 だれも助けに来ない絶望感が伝わる。 絵のせいか内容の割に 禍々（まがまが）しさは少ない。 少女監禁のすべてが詰まってる。

余談だが、金字塔のような作品ってある ソープランド・『異世界ソープランド輝夜』（猪熊しのぶ） 母子相姦・『インモラル』（黒岩瑪瑙） ショタ・『なつあそび』（楝蛙） 女体化・『オトナになる薬』（OKAWARI） ノーパン女子高生・『奴レイ女教師魔性のカリキュラム』（平岡竜一） フェラ・『千歳』（世徒ゆうき） アナルプラグ・『クリスマスのケモノ』（パルコ長嶋） ノーブラ・『コウカン』（桂あいり） パンティストッキング・『ぱんすと。』（岡田和人） 寝取られ・『愛妻、同意の上、寝取られ』（NTロボ） 女装・『嬲りの教室』（locon) 人妻・『人妻マリエ』（ロドリゲス井之介） M男・『初めての寝取られマゾ化調教』（電池） エロの集大成・『EROSサバイバル』（赤坂一夫）。 本作は「顔面騎乗」の金字塔と言える。 何かを特化にして深く嗜（たしな）むって素敵だ。 特にセクシャルな嗜好は個性的で奥が深い。 エロが知的であるというゆえんだろう 昔『ブラパン専科』（風間宏子）という 少女漫画があった。題名だけでもう忘れない。 「顔面騎乗」専科、リスペクトしてやまない。