YOU44さんのレビュー

女子高生相手の学校公認男娼。 身辺調査、素行、職業、病歴、希望動機、面接 と厳格な審査の結果採用される。 で、動機「借金返済」、家庭持ちという 正統派律儀な小市民おじさん。 この辺読者心理を突いていてうまい。 おじさんは終始顔を描かれないモブぶり。 このシリーズはヒロインが適宜変わるので飽きない。 今回は陸上部スプリンターな彼女。 クラスメートのお勧めというのが学園っぽくていい。 日焼け跡の残る腹筋がピチピチ。 ラストの家族の場面がコメディっぽくて好感。

文学的な作品群。 青い海をバックに日焼けした少女の表紙。 それでいてきちんと胸をあらわにしてるところが エロマンガ的。エロと芸術と清純が同居している。 収録作『潮風に吹かれたので』の岬ちゃん。 少年マンガに出てくるような元気な女の子だ。 ちなみに「文学的」と思ったのは 1.『宵に憧る』。夜ではなく宵（よい）、 「憧る」は「あくがる」（うわの空の意）。 2.『スッキリしよう！』ではオン眉パッツンの娘の アンダーヘアーを整える。 3.『鈍色ときどき雨のちのち』の「鈍色」は 「にびいろ」と読む。表紙のコンドームを買う 恥ずかしそうな二人の図。レンズ構図が芸術的。 防波堤っていうのも吉行淳之介みたい。 4．『細流』は題名が良い。それとレム顔の 天毬ちゃん。細身のセーラー服姿がいい。 自転車と原付の並走も雰囲気ある。 文学的エロという新境地。シャモナベ先生良いわ。

大人しそうな文学少女・図書委員の乃々花ちゃん。 ベージュの大きめなカーディガンがそれっぽい と思ったら、次ページ、ノーパンにオモチャで驚く。 下からのアングルがヒワイだ。 終始ひかえめな表情がイメージを壊さないで嬉しい。 ラスト、赤面してめくった下着がエロい。

最近よく見かけるCG風だと嫌だなあと 思ったが違っていた良かった。 黒髪ロングの巨乳メガネっ娘。 若い子とおじさんの待ち合わせ、 どんな話だろうと思っていたら、ホテル街へ。 援交かと容易に想像がつく。 おじさんの顔は終始描かれない徹底ぶり。 汗かいて赤面、一所懸命で好感持てる。 援交ではなく、性欲旺盛な女子生徒のための 学校公認の男娼だった。 女性風俗とも違うこのシチュは新しい。 このシリーズ、面白いかも。

水彩画のように美しい絵柄のMARUTA先生。 髪質、肌質のツヤ感にも目を奪われる。 日焼けした元気いっぱいの女の子が ノーパンノーブラで陽気にビッチ。 健康的だわ～。田舎の風景がいい。 やっぱりと思ったが乳房の描写もきれい。 「さん」づけを止めない先輩。 ビッチはほろ苦い。 新田章『あそびあい』を思った。

何がどうってないが、 ディルドを挿入しての股間からのアングル がエロい。 薄いヘアが立っていて、向こうに山のように 2つの乳房が盛り上がってる図。 女体山と男体山って頂上が並び立ってるが 巨乳を下から見上げた構図から名付けられたのかも… とか思った。違うと思うけど…そんな感じ。 お尻の穴もちゃんとこっち向いてる。

セフレが夫の同僚だった… セフレが家に来るってどんな気持ちだろう？ このシチュはヤバい。 セックスするだけの関係（セフレ）に家庭という 属性が付くと世界が違って見える。 NTRの本質を衝いている。 佐久間さんが「ふぁ…」ってブラをはずすシーンが めちゃエロい。 「大好きホールド」って言葉初めて知った。

ヤマダユウヤ先生と田舎娘は 相性が良いとは前から思ってた。 地味子を描かせたら当代一の作者さんだもの。 地味子とエロのギャップ萌えは高等戦術だ。 何気に作中のバス停って都会の人には わからないんじゃないかな？ こういうとこスジガネだわ、リスペクト。 『のんのんびより』ばり農家風大きな家。 玄関と廊下が広い。 こんなでノーパンセーラー服、着衣セックス、 壁に手をつくお尻突き出しポーズ。 このギャップに不思議な罪悪感を覚える。 だからなのだろう、ラストの幸福感が際立つ。

ヤマダユウヤ先生の描くヒロインは （エロマンガなのに）エロくない。 だけどそれが唯一無二の輝きを放ってる。 コアなファンも多いんじゃないだろうか。 と言っても（エロマンガだから）当然エロい。 このギャップに萌える。作戦か！ まずヒロインがウブだ。表情も子供っぽい。 そして地味。 そんな娘がフェラして、パンチラM字開脚して 「エッチしよ…」ってどうなの？白パンだし… 「私が卒業したら旅行しようよ…」 キュンってなった。

ナンパされて意識を戻すシーン、 M字開脚した下着がセクシーだ。 女性1人が男性3人を相手する図、 両手にチンコってめちゃエロい。 タンクトップだけ脱がないで胸を揉まれるのもいい。 4コマの乱交シーンもやさぐれた雰囲気が出てて わいせつだ。 「やさぐれ」といえば、ラストの重道さんは すっかり都会に擦れた。

ミナトイトヤ先生の「堕ちるまで」シリーズ。 強姦とか脅しとか穏やかでない話、 「堕ちる」だから当然だが。 でも鬼畜ってほどでもない。そんな大人な作品群。 今作はその中で最も微笑ましい作品。 「あっ」ってなる。 父親の昇進のため社長にカラダを貢ぐ健気な娘。 社長の悪人面、鬼か！って展開。 「絶対イクな！」からが面白い。 ラストはトロ顔。ほっこりする。

天使だと思ってた小夜先輩が‥ このギャップが凄い。 いちばんの抜きポイントは電車内での あられもない姿。このスリットの入った タイトミニとニーハイの組み合わは最強。 これに車内でノーパンはエロい。 「ダメ…見ないでっ」に「すげぇ…」。 人前で透明人間にやられるようにいかされる…圧巻。 「オナホ教室」の醍醐味です。

きい先生の表紙がいい。 あったかそうなモコモコ・ファーニットの下は 生肌ノーパン。アンニョイ、たくさんのピアスが雰囲気ある。 収録作の、目つきが悪い久世先輩が半口開けてチュッパを待つ 図が可愛い。このギャップを描き切る画力はすごい。 ロックなバンドの関係性も独創的。ラスト微笑ましい。 絵のうまさならさくま司先生も。美少女だ。 長身女子とショタ的彼氏。並んで歩く図がいい。 このミニスカは反則級。彼が「何かの罰ゲーム？」って 思うのもわかる。格差カップル。 これでエロいシーン出たらたまんないな って思ったらやっぱりあった。 欲情した米原さんの表情がいい。 ちょりもっき先生の絵もきれい。シックスナインの眺めと 挿入時のマン肉の盛りがエロい。個人的には 表紙、黒ブラのつやつや感に萌える。

表題の「まずはおためし」の意味を噛みしめる。 そういう付き合い方もある。 ビッチって人懐っこいってことでもある。 距離感の取り方なのだろう。この辺要考察。 冒頭、路地でのハイアングルの多用、視点の変化がおしゃれだ。 バイトのオフ飲み会、中座した喫煙所の二人だと後でわかる。 この辺の小出しの仕方が巧み。会話劇になっていて、 独特の雰囲気がある。下北あたりでありそうだ。 「え？試してみないんスか？」 こういう始まり方ってドキドキする。 歳の差が妙にエロい。小ぶりの胸もいい。 事前に描写済みだから電マを使うの流れが自然。 味のある作品だね。

作者は「▲ちまき」で「さんかくちまき」 と表紙にあるが、「でるたちまき」という説も。 これいかに。 ちまき先生の描く女性はスレンダーなおしゃれ女子。 巨乳ばかりが能ではないのだ。 そういうところ好き。 それにしても彼氏の誕生日プレゼントのために パパ活ってどうなんでしょう？ 「いつもよりいいホテルだぁ」とキラキラしたり ベッドに座って「でかくない?」と青ざめる ヒロインが好感持てる。 リボンだけの騎乗位ってツボだわ。 胸をわし掴みのシーンが抜ける。 小ぶりな胸の良さ。逆に高校生らしい。 表情の変化も可愛い。オチもうまい。

ちまき先生の絵はおしゃれだ。 巨乳、ぽっちゃりばかりがエロではない。 美乳、スレンダーなエロを追求している所に 好感が持てる。 フェラで袋をカリカリって描写が印象的。 プライド高いおしゃれ女子が性処理扱い、 不満タラタラだが別れられない「腐れ縁」 ストーリーがけっさくだ。 「しら～‥」って言うラストがいい。

触手も面白いね。 絵が可愛いから素直に欲情出来る。 前張りのようにワレメに貼られた護符が いい感じだ。 触手の素股はちゃんとイボイボが股間側を 向いていて絶妙にエロい。 襲われたイサナがM字開脚で口、胸、股間を 触手にまさぐられ、突っ込まれてる絵は 完璧にエッチだ。 こんなに可愛いふたなりの勃起もない。

Reco先生の表紙が良い。 このスリットの大きいホルターネックの服は 船堀斉晃『女子大生調教日誌』や DYTM『淫雨に濡れて』などを想起する。 赤面顔と相まってエロい。 今刊の注目はごさいじ『アマイアイマイ』。 構成やストーリー、コマ割りなど考え抜かれた感のある ごさいじ先生だけあって、塩態度の黒髪ヒロインの 変化に魅了される。 ブラをはずすのに手が震える童貞君と違って まったくのクールビューティ。挿入しても無表情。 普通感覚の彼と対照的だ。 「好きじゃなくてもセックスなんかできる」 「試してみる？」「ゴム着けてくれれば」 「無理して話振らなくていい」「先出るね」 「好きじゃないのに付き合ってもいいことないよ」 「あたしが好きじゃないから」（手厳しい…） 「あたし優しいから」 愛想笑いもない彼女、だからちょっと微笑んだ時の 胸キュンはハンパない。 稀に見る魅力的なヒロインだなこれ。

永遠に柔らかそうな肉感の可愛い子ちゃん が剛肌の魔物に挿入される。 この異質感が人外の醍醐味。 斧カナ先生はこの「美女と野獣」の組み合わせが 絶妙に良い。今回はスライムのヌルヌルから。 まさかのおねだりシーンが可愛い。 これは予想外だった。 強姦っぽくても「しあわせ」になるセックスは やっぱり読後感良い。

美少女を描かせたら間違いなく当代一 ホムクルス先生の表紙が目をひく。 なんでこんなに可愛いんだと毎回思う。 収録作『Beautiful girl』はそんな 可愛さに無頓着な美少女がヒロイン。 街を歩けば周囲がざわつく美しさだ。 誰もが認める「美少女」って実は難しい。 画力とセンスに孤高の自負がないと出来ないワザだ。 作中誰もが美少女と認め、読者も認め、 （おそらく）作者も自負を持って描いている。 こんなハイレベルな作品って他にあるだろうか？ さらにそんな美少女の下着姿が見れる… だけでなくセックスシーンまで（ぼかしなし）。 この贅沢ってない。一番の絵は騎乗位で胸が揺れてるシーン。 腰のラインも美しい。 実は今刊の目的は他にあった。 ごさいじ『アマイアイマイ アフター』。オリジナルのアフター版。 ヒロインが長門有希ばりクールなのだ。 エロ水着に興奮する彼に 「別に見慣れているでしょ」「だからいいって」 はなかなか言えないセリフだ。大好きだな。