じっくりゆっくりさんのレビュー

監督のタイプ的に、ひねった脚本は予想通り。癖のある作風は好みが分かれると思うが、こういう設定は見飽きたよって人のほうが楽しめると思う。 日下部加奈は2作続けて、極端な人生を送ってて恋愛に疎く、高飛車に見えても実は純情って役どころ。今はそういうのがハマり役なんだろうし、実際、今回も演技の質が高い。 物語は男の側の視点からのみ描写されるため、女側の心理は言動をヒントに見る側で察するしかない。たぶん女はもともと男のことが好きだし、男と同部屋の緊張や興奮で寝たふりしてるけど絶対起きてたし、知識先行で経験少なめの陰キャらしく無理やり襲われることも妄想してたし、男が起き上がって近づいてくる気配だって分かってたよねってとこも、直接的な描写はないので行間読むしかない。 本番に関しては、女上司のキャラ的にゴム無しは結婚相手とみたいな価値観だろうから、最初の挿入シーンはもうちょっとナマの緊張や興奮があってもよかったんじゃないかと思うけど、2回目の本番では生チンの味をじっくり味わう精神的余裕がある感じがあってよかった。 女優は和姦の表現レベルを確実に上げてるので、次は最後の本番のようなカラミでもっと振り切れたメスっぷりをさらけ出せるかが課題かも。ラストもマグロ状態な角度90度正常位の授精感もない中出しからすぐ抜いて汁見せる絵づらがAV的過ぎて失速しちゃってたので、最後まで自分の筋肉使って快楽を追求するようなカラミが見たい。 ドラマ的にもカラミ的にも話の流れに沿った感情の流れを解釈したうえで表現できてるとは思うけど、カラミの構成に関しては前戯がテンプレ過ぎ。キスして乳なめてクンニしてっていう上から下への責めに、フェラやパイズリを挟んで挿入っていうパターンを3回繰りかえすだけで、あとはちょい足し程度。最初のレ○プで69とかやる？ってとこが疑問だしテンポ悪いし、2回目のカラミにいたっては自分が中出ししたばかりの精子入りマ○コをしゃぶるような構成になってて気色悪い。 恋愛や結婚に対する考えが純粋すぎる女と、横領の弱み握られて計画レ○プに加担するような人生詰んでるクズ男の温度差や、果たして2人に幸せな結末はありえるのかってとこまで考えられたいいドラマなんだけど、同期らしい演出が乏しいみたいなディテールはもう少し詰められたと思うし、残念な部分も少なからずで満点にはちょっと届かなかった。

監督の不意打ち中出しものも演出がだんだん円熟してきた感じで、定番の「安全日でしょ？」ってくだりも女優は「え？どうかな・・・たぶん・・・」って感じで確信持ててなくて、そもそも生理周期とか排卵日って必ずしも確定的なもんじゃないから、毎日体温はかったりしてるんでもなければ女優の反応の方がむしろリアル。監督が「安全日」って主張してるだけでほんとのところは分かんないよねってとこで、アブないスリルを担保してくれる台本は今までより一歩進んだかも。「自分は安全日の中出しで5人子供作った」って監督の煽りも面白い。 田舎育ち（設定）の純朴（そう）な子がナマをガチで不安がる感じも萌えるし、とりあえずのゴム姦も十分感度よさげだけど、ここまでは全部前フリ。勝手にゴム外されて強引にナマで入れられそうになって嫌がってた女優が、生チンが奥に入ってくると表情が飛んで、初めてのナマの感覚に意識が持ってかれちゃう演技は初ナマものの最高レベル。目の焦点が怪しくなる感じは、ガチ新人でこれが出来る女優ってほとんどいなくて、期待するほうが悪いってレベル。 ナマで感じちゃいながら不安と戦い続ける葛藤が残ってる感じもよかったし、それでいてだんだん抵抗できなくなって騎乗位で腰振っちゃう感じもエロい。 残念ながら中出しに関してはそこまででもなくて、いまいち盛り上がりに欠ける。膣奥に精子を感じたとたんに脳イキするような絶頂演技を見せてくれれば満点付けたかも。 作品としては最初の本番以外はエロ慣れした感じが出ちゃって普通だし、中盤の目隠しは邪魔。割と表情が生命線の女優だと思うんで、余計な足し算は画的に要らなかったと思う。エンディングもいつも通りあっけらかんと何事もなかったかのように終わるので、もうちょっと恨み節まじりで後引く感じで終えてくれた方が個人的には好みだった。

タイトルにも関わらず前半2人は痴○っぽさが微妙。尻さわったのも不可抗力くらいにしか思われてなくて、その後いきなりガッツリ襲い掛かっちゃうからレ○プっぽさが強め。リモバイ仕込んだり全裸にして放流っていう羞恥プレイがメインだけど、そこはやはり痴○とは違うと思うので「痴○」にこだわるとあまり高い評価はできない。 それでも彼氏や仲間に助けを求めず、物陰に連れ込まれれば何をされるか察していながら付いて行ってしまうドMっぽさもエロかったし、事前予告中出しもよかったので「悪い」まではいかないけど。 後半2人はちゃんと痴○っぽさがあって、ターゲットにされたことを察しながら耐え続ける女への継続的な精神的な責めやヒリヒリした緊張感があって良い。3人目みたいなエキストラ何人も集めての室内密な設定はこのご時世に「夏祭り」ものであえてやる意味があんのか引っかかる部分もあるんだけど、変なバレ演出もなく総じて安定のクオリティ。 演技は4人目の姫咲はなが1番上手かったかな。特にチ○コ突っ込まれるときの「え？まさかハメようとしてる？」「しかもナマ？」ってパニクる感じからの、生チンの気持ちよさに負けちゃってだんだん拒絶が弱くなって、でも中出しは必死に拒もうとするっていうメリハリが良かった。中出しにもうちょっと絶頂感があれば完ぺき。小梅えなとかもそうだけどナチュの作品で初めて演技上手いなって思うこと結構多いかも。 女優レベルも高めだったし、満点ではないけどその下くらいの作品ではある。

制作側もマンネリ化してる自覚があるのか、2作続けてアレンジバージョン。でも深夜バスで制服着てる謎JKをさわって襲ってやっちゃうだけみたいなストーリー性のなさはそのままだし、プレイもテンプレ化しててやることがほぼ予想通りだし、現状のままでは飽きられる流れは止められないような。 それでも1人目と4人目は痴○風を復活させたり、女の子が起きたらすぐ力技なレ○プパターンだけよりは手間をかけてる感じ。特に1人目は軽いお触り段階で目を覚まして、「あれ？隣にこんな人いたっけ？」「ひょっとして痴○？」という疑念が確信に変わる流れとそれ以降の攻防が見ごたえあるし、スローセックスの感じ方も上手かった。 4人目も意識は戻ってるのに寝たふりを続けながら、最小限の動きで何とか痴○から身を守ろうとする攻防がいい。身を固くしてる感じや、たまに薄目で起きてるのが分かるという難易度高めの演技を女優が頑張った。スローセックスの反応はいまいちだったけど。 2人目は演技が微妙だし、3人目は女優は騎乗位で腰を浮かせて落とす膣奥への当て方とか上手かったけど、男優は声デカすぎだったり慣れと惰性で仕事が大雑把になってる感あり。クライマックスで女優の顔が髪で隠れちゃってるのもダメ。 JK版が続くけど、結局はJD版とあまり差別化できてないのがもったいない。今後もJKで行くのならもうちょっと「初もの」っぽい初々しさがあったほうがいいような。セックスに興味はあるけど経験が浅くて、ナマも中出しもどこか好奇心が抑えられない感じとか、「これがナマ？！」「これが中出し？！」っていう人生初への驚きや衝撃が欲しい。 JK版5作目3人目などは生チンが入って来たときの「え？何これ！？」っていう驚きの演技が上手かったし、JK版6作目4人目も「これがナマなんだ・・・」って感触を味わっちゃってる演技ができてたんだけど、女優の演技力の問題もあるだろうしこういうのをテンプレ化していくのは難しいのかな。 でも、あえてJKものにしてるのは制作側なんだから、そのへんを追及できないなら続ける意味なくない？最後は子宮にオッサン精子が入ってることを気にして下腹を触ってみたりとか、どうせなら女の子の生々しい「人生初」が見てみたい。新人女優のデビュー作に初々しさが欲しいのと同じ。 このまま自然消滅よりは、もう一度スタッフの攻めの姿勢が見てみたい。

同じ監督の『人妻の妊娠危険日ばかりを狙う顔の見えないレ×プ魔』のアレンジ。 暴露系の元アイドルっていう、ほぼ女優本人の役。SNSでウザがらみして無視されたヲタクの逆恨みってのが何かリアル。冒頭のドラマもまあまあで、自分しか家にいないはずなのに飲みかけのグラスの中身が減ってるのに気づく演出とか結構好き。「友好関係」と「交友関係」間違えてるけど。 正直、女優は演技が下手。新人なので仕方ない部分もあるけど、ドラマ的な部分は今後もかなり大変そう。ただ、実力がないだけで、頑張る気がなくて手抜きしてるわけではないので、ベテランの省エネ演技よりはマシ。設定的にも女優の演技力のなさを考慮してるのか、あるいは本人がデビュー作で暴露してたように、アイドル時代にファンやマネージャーにやらせちゃってた女優のキャラを反映してか、押しに弱くて相手を簡単に受け入れやすい感じに演出されており、演技のハードルはだいぶ下げてる印象。 レ○プの予感にちょっと期待しちゃってる抵抗弱めな感じはこの監督の演出の定番だけど、女優の演技力不足で微妙な仕上がり。でもクスリで眠らされて犯●れてる最中に目を覚ますときの演技は、半覚醒から状況把握のプロセスをちゃんと踏んでおりかなり上手い。レ○プ系でもちゃんと男優を見てカラめるのもよかったし、イラマチオもだいぶ頑張ってる。妊娠させるよって言われてるのに快楽に勝てない2回目の本番とかかなりツボ。 最後の本番以外ほぼ全裸な演出もいい。元アイドルだからってアイドル衣装ばかり盛られても飽きるし。連続中出しものにしては精子入りマ○コを男がなめちゃうような気色悪い演出がなかったのも、孕ませものなのに最後が外射みたいな中途半端さがなかったのも高評価。 ただ、最後の本番が何の前フリもなくいきなり寝取らせ4Pになるのが意味不明だし、拒絶強めに戻っちゃうのも中盤までの流れからすると微妙。男優の言葉責めも質が低いし、全体的にせわしなくハメてるだけで雑だし、女優も受け身ばかりで絶頂感もいまいち。やりっぱなしで終わるエンディングも尻すぼみだし、制作の都合で男優の人数増やして強引に後半の尺をやっつけただけにしか見えない。 個人的なツボは割と押さえてくれてたんだけど、最後の4Pはないほうがいいくらいだったんで評価はちょっと厳しめ。女優の演技に関してはとりあえず成長待ちかな。

「超鬼畜作品始動！」って、これシリーズ化するつもりなの？ってちょっとビックリするくらい脚本も演出も微妙で、延々と単調なカラミを繰り返すだけの古くさい作品。 夫の存在感も人妻設定も最初のドラマ部分だけしかなくてエロの役には立ってないし、最後もオチらしいオチがないヤリっぱなしの終わり方だし、「10年後にまた来てやるよ」も意味不明。連続中出しものにありがちな、中出し精子入りマ○コを男が舐めちゃう気色悪い演出とかやっちゃってるし、散々中出しする演出の割には孕ませ煽りのようなものもなく、狙いどころが分からない。 本番シーンがほとんどなのに、一番エロかったのが性奴●状態なのにどこか楽しそうな中盤のライトな奉仕シーンというのが皮肉。やはり初川みなみは自分から積極的に動く楽しいカラミの方が相性がいいように思う。 ピエール剣は相変わらず芝居下手だし、初川みなみも昔よりは良くなったけど決して凌●系の演技が上手いタイプではないので、こういう起承転結のない単調な作品に女優が自分でメリハリつけることを期待してたならハードル高すぎ。実際、本番は最初から最後まで同じような演技の繰り返しで、レ○プされても割とあっさり受け入れてるように見えるのも、そういう演出なのか演じ分けが出来てないだけなのかいまいち分かりづらく、1作目としてはあまりお手本にならない。 正直、この内容では今後出演する女優たちが1作分浪費されちゃうだけで気の毒。ほんとにシリーズ化するつもりなら、制作側はもろもろテコ入れしないとダメだと思う。

作風自体はこの系統にありがちな方向性だが、水野優香が演じる女上司はそんなに嫌な奴でもなく、ダメ社員を上司として説教するのも真っ当なら、デリヘルやってるのも旦那の借金返済という内助の功でむしろ好感度高めな人妻イメージ。 家庭のために頑張るマジメな人妻が、クズ部下に弱み握られて無理やり犯●れてるのに感じちゃうドMっぷりを演じる女優が抜群に上手い。前半は素股も含めライトなプレイで大幅に尺取ってる上にいつも通りほぼ疑似なんで、マグロ女優時代と比べるとはるかに進化した演技力を疑似ハメに使っちゃってるのは複雑なもんがあるけど。生ハメされることへも、もうちょっと抵抗の演出がほしかった。 禁断の中出しや職場でのプレイのスリルにハマってしまった人妻が後半少しずつおかしくなっていくが、最後の最後に現実に戻って来るギャップの演出もなかなかいい。吉野くんの淫語責めもいい仕事だったと思うし、満点付けるほどではないけど、ありがちな内容を演者の演技で底上げしたいい作品だったと思う。

久しぶりにシリーズ復活したら「あれ？こういう作風だったっけ？」って感じで、地元バレAV女優の再現ドキュメントみたいな内容に。藤森里穂の実体験が反映されてるのか、いろんな女優のが合わせ技になってるのか、どこからどこまでがファンタジーかは定かじゃないが、AVでは派手めでも地元じゃ地味だったり、たまに姿を消すのが怪しまれてたり、いつの間にか友達の間で噂が広まってたり、大切にしてたはずの人間関係のもろさだったり、開き直った女の覚悟を決めた腹の座りっぷりだったり、ディテールの細かさがかなりリアル。 AVバレで口止めセックスとか、俺でもヤレそうと期待されちゃうようなことが実際にあるのかも定かじゃないが、やりたきゃやれば？みたいなギスギスした雰囲気じゃなくて、「弱み握られて友達とセックスしちゃう私」みたいなシチュエーションにスイッチが入ってしまってる感じがエロくて、AVとして成立するさじ加減は失っていない。 この手のジャンルの定番であるスマホ撮り映像はこの作品でもあるが、スマホを横にするパターンなのであまり気にならない。本番シーンは多いけど疑似くさいアングルも少なくなかったり、演出も割とリアルセックスに寄せてるので単純にカラミを楽しむ作品としてはそこそこ止まりの作品ではあるが、ドラマ性が充実してるので細かいセリフや感情表現やエロ以外のシーンも逆に早送りできない。 いろいろリアルな一方で、これ見て分かったような気になっちゃうのも危険そう。AV女優は常ピルだからプライベート中出しOKとか信じちゃうめんどくさいのが増えないといいけど。逆に一番シリアスに捉えるべきは「AV見るならちゃんと金出して買え」ってとこかもね。

これまでの作品のいいとこを少しずつ取り入れて一つの形にした感じでかなり出来がいい。国際結婚という設定も、言葉も分からない国に夫を信じてついて来たという形で、夫婦の絆の強さを表現するために上手く取り入れている。男優は阿部ちゃんに代わってるが、これは彼が外国人の相手に慣れてるからという暫定的な交代かも。 夫婦の生活を守るためとなれば愛人になることもいとわない女の潔さも小気味いいし、あくまでいいなりプレイの一環として男に合わせてるだけだった孕ませ中出しが本気に変わっていく落差もいい。 プライドだけは高いが口先だけで動こうとせず、そのくせ怖い闇金の自主返済の圧には卑屈に屈服する夫と、取引先からの評価も高くアブない借金も全部引き受けるという懐の深さを見せる社長を経営者として男として比べて、この男の子供のほうが欲しいと選んでしまうメスの本能が分かりやすい。美人妻の闇金返済計画となればどういう目に合うかは明らかなので、どうせ我が身を売るならいっそということで夫を裏切るハードルが下がるのもいい筋書きだった。 「女は上書き保存」という言葉を実感させるような、夫を見限らないけど裏切るというアンビバレンツな締め方もよかったと思うが、カラミに関していえば全般的に男優任せで女優は受け身ばかりでメリハリがない。特に後半は筋書きからするともうちょっと女の側からの積極性が欲しかったというところで物足りなさが残ってしまい、満点にはちょっと届かなかった。

いまいち期待できない昇天シローVS常に期待できる神宮寺ナオの戦いって感じで見てみたが、残念ながら昇天シローの勝ちで脚本や演出がいまいち。 「セクハラ」って便利な言葉で、どこまでされてたのかあいまい。回想シーンでは触られてキスされてたけど、弱み握って脅してその程度かよっていうのが鬼畜さとしては微妙。最初の本番も「生はやめて！」「ゴムつけて！」っていうのを押し切って生ハメレ○プしてるから、フィニッシュは当然中出しかと思ってたらあっさり抜いて腹射とか、ものすごい悪徳教師みたいな前振りの割にはやってることがいちいち中途半端で絵にかいたような針小棒大。本気の抵抗演技が空回りになった女優に謝れって感じ。 中盤の本番シーンは疑似ハメばかりだがそこでも外射だし、囲いこまれるように見えても困窮してる教え子夫婦は金銭的に助かっちゃってるし、労働時間減ってデリヘルも辞められるし、悪党っぷりがヌルくていまいち刺さらない。 囲われて生き地獄になるかと思いきや、あっさり完堕ちしちゃっての最後の中出しも「気持ちよかった」で終わってしまうただのハッピー浮気セックスで、そもそも和姦じゃなきゃ中出しはしませんって「セクハラ教師」にしては紳士的すぎない？最終的には生徒思いのオラオラ系恩師と不倫関係になっただけみたいになってて、カラミはそれなりに濃密な割にドラマ性が薄っぺらい。 貫禄と大人の色気で人妻役も板についてきた神宮寺ナオはさすがの存在感だし、小沢も台本通りにしっかり仕事してるし、夫役の俳優だって悪くないんだけど、演者の力量では脚本や演出の貧弱さをカバーできなかった印象。あまり演技力のない女優に振るならこのくらいの内容でもいいかもしれないけど、神宮寺ナオに演じさせるには役不足もいいとこだった。

設定自体はありがちに思えるが、内容はありきたりでは終わらないなかなか凝ったドラマ。 まず女優が演じるのがめちゃめちゃ難しい役どころ。プライド高めで気が強そうなお嬢様育ち、それでいて親や夫から抑圧されて生きてきた箱入り娘の自信のなさを醸し出し、しかも恋愛経験がなく夫としかセックス経験もないという性的未熟さも演じなきゃいけないハードル高すぎな人妻役。 金銭的には不自由したことがなくても政略結婚の道具としての価値でしか見られたことがなかった女性が、生まれて初めて性的な存在と見なされて、無理やり犯●れているのに逆に女として解放され覚醒していくという、レ○プが救済に変わる逆説のAV。 冒頭のドラマシーン、夫の前で萎縮してる感じの演技で特に説明がなくても人妻のキャラが見る側に何となく伝わる女優がいきなりすごいが、作品全体を通してもシーンごとどころかカット単位で事前に演技プランを準備してたんだろうなってくらい演じ分けが細かくて気合を感じる。 自分をレ○プした男との間に予期せぬ感情が芽生えはじめ、料理を誉められたり手をつないで買い物に行ったり、いっしょにテレビを見たりすることにささやかな幸せを知るという転調の演出もセンスやバランスがよかったし、虐げられた者同士が精神的に結びついていく筋書きも完成度高め。 3回のセックスも中出しも、それぞれの意味づけやそれに伴う感情をちゃんと解釈したうえで表現できてると思うが、特にラストの和姦は好きになってしまった男との生まれて初めての愛のあるセックスで、恍惚とした悦びの表情を浮かべる人妻を感情のスイッチが入ったカラミで演じる女優がほぼ完ぺき。和姦にしては背面位多すぎじゃね？みたいなAVくささに引っかかるところがないわけじゃないんだけど、人妻が自分から結合部丸見えな卑猥な姿をさらけ出すことを楽しんでるようにも見えるし、最後は女の側からの積極性が分かりやすいガッツリホールド中出しからのチ○コ抜かせずに余韻の濃厚キスでトドメ差してるし、にじんだ汗も本物かもなーって信じられるくらい本気が感じられて質が高かったと思う。 相手役のイセドンもいい仕事してるし、夫役の俳優の高圧的でむかつく演技も地味に貢献度高めだが、何より女優の演技力の向上と質の高い脚本や演出が理想的に交差した作品であり、現時点では女優の代表作って言っちゃってもいいんじゃないだろうか。

例の脱走蛇と女優の蛇舌キャラからの思い付きだろうけど、他のアイデアと言えば蛇柄コスくらいで、あとは最初から最後までめちゃめちゃテキトー。いわゆる○○の恩返しっぽい話にはしてるが、トンデモ系とはいえ設定や台本をあまり詰めないで見切り発車で作っちゃったんだろうなーっていう行き当たりばったり感がもったいない。 そもそも蛇が人間に憑依するのも何の前フリもなしのいきなり感しかないが、そこに目をつぶるとしてもこの内容だと「憑依」というアイデア自体が微妙。体は人間のままで中身だけ替わるってことだから、セックスしてるのは全部人間なんで、孕ませのオチも憑依されてた女がいつの間にか妊娠してるのが正解であって、元に戻った蛇が卵産むのはおかしいだろ。普通に人間の言葉をしゃべれちゃうのもよく分からんし、エンディングも訳の分からないことになってたり、全般的に蛇→人間の「ルール」がご都合主義というか何も考えてない。若手芸人の出来の悪いコントを見せられてる気分。 女優のキャラ頼みだとシリーズ化もしないだろうからこの作品限りだろうし、何度も見るとイライラしそうだから小ネタAVとして1度見て忘れちゃうのが正解な、レンタルとかサブスク向きな作品。丁寧に作ればありきたりな焼き直し作品より面白そうだっただけに残念。

新人女優の作品なのに、男優がベテランのオッサンでその先輩役ってオイオイ・・・って感じだったが、アレ？意外と違和感がない。大人のむっちり感強めだし、公式年齢の22歳がファンタジーなのかもしれんけど、たとえガチ年齢でもJK役よりOLとか人妻とか、大人の女の役の方が合ってるタイプっぽい。「野球部マネージャー」キャラが売りらしいが、あまり引っ張んないほうがいいかも。 なし崩しにドラマで中出し解禁？っていうのはキカタンの扱いとしても微妙だけど、こちらも初であろう凌●系の犯●れ演技はかなり上手い。最初の本番は疑似ハメっぽいカットも少なからずだが、ガチ本番じゃない可能性を考慮しても「犯●れてるのに感じちゃってる」系の演技は新人離れしてる。目や表情の演技は既にかなりいいけど、まだ受け身でマグロも目立つんでなるべく早めに体の演技も勉強してほしいかなー。タイプ的に白石茉莉奈の手の演技とかお手本にするといいかも。一流女優は指先から違うから。 最初の本番後のフェラシーンでは堕ち感見えていい流れだったんだけど、2回目の本番は1回目と同じくらい拒否感強めで終えてしまったので、その後のシーンでいきなり完堕ちして楽しそうにセックスしちゃってるのが違和感ありすぎで話のつながりが悪い。単純に新人女優の演技の引き出しがなかったのなら、本番で拒みから堕ちへ変わる中間段階の演技は今後の課題かもしれないが、新人は技術なくて当たり前なんだから、監督がそこを上手くつながるように演出しなきゃいけなかったような。 他にも中出しの後のチ○コの先の汁だまりをガッツリ映しちゃってたり、技術的な部分で雑な仕事してるのがよくない。ラストを取って付けたようにピースサインで締めるのも、一昔前の古臭いNTR系のハメ撮り演出を何も考えずに焼き直した感じで脱力。 凌●系への適性を見せた女優が新人にしてはいい仕事してる一方で、それ以外のところでちょいちょい気ぃ抜いてんなーっていうのが見えちゃったのがあまりよろしくなかった作品。星は新人が頑張ったボーナス込みでちょっとオマケ気味。

女優は蛇舌の佐伯由美香。作風は以前の作品とあまり変わらないけど、監督が代わって本番の本気度が向上したのは好印象。偽チン使用の巨根ものって感じだが、そんなにまがいものくささはないし、女優の舌技もそこばかりフィーチャーしてるわけでもないのはさじ加減として悪くない。母乳女優と同じで、タイトルとジャケ写で分かるようなフェチ作品以外でバランス悪いくらい過剰なのは萎える。 冒頭で既に義母と息子の間には肉体関係がある感じから始まり、旅行中は父親もいるし何もなしのはずが、息子が我慢できずにガンガン迫っていく流れ。義母の方も淫乱なので、ダメよいけないわといいつつ、アブない状況でのセックスに興奮が隠せない。ゴムも用意しておらず、最初の本番前の「生はダメ」「妊娠しちゃうかもしれないじゃない」という会話が良い前フリ。生で中出ししたら孕んでしまうかもしれないという意識を共有してることが後半の中出しパートに向けての背徳感の演出になっている。 ただ、もうちょっと生はゴム姦とは全然違うって感じを強調してほしかったかなあ。最初の外射2回も中出しを我慢できなくなる焦らしの演出としては機能しておらず、長尺の作品にしてはストーリー性に欠けてもったいない。せめて2回目の本番は外射じゃ満足できなくなっちゃった感じを醸してから、もっともっとと刺激を欲しがる流れで3回目の暴走気味な中出し本番につなげた方がよかったかも。 ラスト本番前になぜか別の場所に移動してるのがいかにも撮影用だし、父親もご都合主義的にどっか行っちゃってドラマとしては雑になっちゃったのがもったいないが、マ○コの中には昨晩出した精子がそのまま残ってるという演出はエロかった。凡作品だと男優がそれをクンニしちゃうところを、そういう気色悪いことやらなかったのはよかったし、最後の舌上射精の後の最後のキスは微妙だったけど、女優のキャラにしてはベロキスってほどでも男に精子舐めさせてます！ってほどでもないのでまあ許容範囲。でも最後にキスさせたいなら女優のキャラに関係なく口とか周辺に精子出すのはあまりよろしくないと思う。男の精子舐めプレイは好きになれない。 孕ませ系としてはそれなりの出来だっただけに、細かい演出の大雑把さがもったいなかった作品。ディテールを詰めて完成度を上げればもっといい作品になると思う。

ナース帽かぶった古いナースじゃないとこはまず高評価。あれ見るととっくに廃止されてるものにしがみつくジジイの執念に萎えてしまう。短すぎるスカートはいかにもAVくさくてよくないし、ほんとにこだわる監督は聴診器まで用意するけど、まあそこまではやらなくても個人的には問題なし。 妊娠中の妻が通う産院のナースに誘惑されてやりまくる作品だが、それぞれ演出が違って、よく言えばバリエーションがあり悪く言えば統一性がない。そもそも幸せそうな夫婦を見ると寝取りたくなるという動機が微妙だし、ほとんどがお手軽な火遊び程度で終わっちゃうから「取り返しのつかない泥沼」感が弱いし逆NTRってほどでもない。 1組目の精子採取は状況的に無理やり感しかないし、3組目の胸射は中途半端。4組目も単なるやりっぱなしでオチもなく面白くない。 2組目の孕ませ痴女ナース2人だけは完成度高め。他のナースとの浮気セックスをネタに夫を脅して強引に3Pに持ち込む流れも良かったし、生でハメさせたときから「子供デキちゃうかもしれませんよ」と敬語で圧をかけ続けるのも素晴らしい。孕ませたらまずいと思いながら逃げられず中出しまでしてしまった男を「これはデキちゃいますね」「どう責任取るんですか？」と追い打ちをかけるとこまでしっかり演出してて、まさに「取り返しのつかない泥沼」状態。 このパターンで統一して、産後に2人目も欲しいねって言いながら実はもう弟か妹がたくさんいますけどみたいなオチでも面白いかもだし、男優1人ならいっそ全部のセックスを妻が分娩中に何時間も待ってる間の出来事にしちゃっても裏切り感あっていいかも。 昔からあるようなナースとやるだけのありきたりな焼き直しじゃ面白くないので、もっと後を引きそうで抜け出せない泥沼っぽさを極めてほしい。

基本路線は1作目とそんなに変わってないのに、設定や演出がちょいちょい雑。「姪っ子」の設定がまず間違ってて「母の兄の娘」だと従妹じゃん。母役の女優がセリフ間違えた？男優もオッサン臭強めになっちゃったから義姉のほうが年下に見えたり、女優とのバランスもいまいち。 AVセックスっぽさは1作目よりは薄れたし、中出しの際は射精してる「間」の取り方が上手かったけど、すぐ抜いて汁見せる演出ばかりなので、女の子からすれば純愛なんだしもうちょっとつながったままのキスや愛撫で余韻が欲しかった。 1人目の従姉は欲求不満のヤリマンっぽくなっちゃって、前回は従姉と義姉が母性系だったのにそういうキャラがいなくなっちゃった。中出しのイキ演技は割とよかったけど騎乗位はすぐ抜きすぎで余韻不足。直後のドラマ部分で「私は特別な女」感を演じてたのは素晴らしい。 2人目の幼なじみは1作目より扱いが悪い。中出しの絶頂感は上手かったけど「気持ちよかったね」じゃなくて従姉への対抗意識がほしかった。 3人目の義姉は男優との年齢的なバランスはともかく、義弟が大好き、結婚したい、妊娠したいってドストレートさが振り切れてるのはいい感じ。風呂から移動するときに裸のままシーンに連続性が出たのもよかったし、キスや密着感強めでセックスにも愛がある感じなんだけど、中出しのイキ演技は一番下手かも。男優の射精演技で気を抜いちゃうタイプ。むしろそこからが勝負なのに。 4人目は可もなく不可もなし。3人目との間でなぜかバレの連鎖が切れちゃうのは1作目と同じ。居間でやってるのに声がデカいのも気になるし、2人目と同じで中出しを「気持ちよかった」で片づけちゃうので盛り上がりに欠ける。 5人目はせっかくの小梅えななのに演出が微妙。カラミもAVセックスっぽさ強めだし、前作にもあったけど無駄に胸射を挟みたがる流行りの演出が意味不明。「全員中出し！」の分かりやすさがブレるだけだし、半外半中的なつもりなら今さら誰も信じてないから無駄。しかも次のカットで全部拭き取られてるし、何がやりたいのか分からない。イキ演技も出来る女優なのに無駄なブツ切りで変なブレーキがかかっちゃってクライマックス感もいまいち。 そのまま1作目と同じで唐突に終わるグダグダ感もどうなんだろう。誰かが勝ったのか一夫多妻で落ち着くのか、話そのものにきれいにオチをつけて欲しかった。

2人目から4人目は演出もカラミも中途半端な印象。1人目は悪くないけどオチも弱いしやはり中途半端。 5人目が圧倒的に完成度高め。表紙にもなってるからメーカーとしても彼女がメインでしょう。とにかく義理の父が大好きで実の母への対抗心剥き出し、私の方が先に妊娠する！と中出しを求めて来るドストレートさが振り切れてて分かりやすい。セックスからもちゃんと積極的な愛情が感じられて、他の女優が見劣りしちゃうのが気の毒になる。 こういう嫉妬からの妊娠願望系の演出は今までにもなかったわけじゃないけど、だいたいJKものと兼ねちゃったりしてたので、今後もシリーズとして続くなら風呂系の演出は貫いてほしいところ。

最初の2人分はかなり微妙。女優は演技もいまいちだし、演出も簡単でいかにも試作品っぽい。3人目あたりからがメインって感じ。 演出も全般的に微妙。姉と弟の関係性も描写が甘いし、最初の中出し後に姉がいきなりビッチ化してやたらキメセクくさくなるのも、酒が入ってる設定な4人目以外は意味不明。自分が中出ししたばかりのマ○コを弟がクンニするのも気色悪い。中出しにもこれといって意味はなくドラマ的なオチもなし。そもそも姉弟ものである必然すらない。 そしてこの設定ならハードピストンは要らない。若宮はずきが騎乗位で見せたようにローターをチ○コで膣奥に押し込んでグリグリするような、常に奥を責め続けるやり方がセオリーだと思う。 とはいえ全部が全部悪いわけではなく、3人目や4人目などは寝落ちした状態で弟に犯●れて目を覚ます演技が上手い。特に若宮はずきは1寝てる2意識が戻ってくる3半覚醒で異変に驚く4事態の深刻さを理解して一気に目が覚めるという4段階の演技で実力を見せつけた。レベルが違いすぎて他の女優がちょっと気の毒。 個人的にマ○コ接写はあまり好きじゃないんだけど、カメラが近づいていくとマ○コの奥から振動音が聞こえてくるという画はエロかったし、ローターのスイッチが入ったままチ○コを突っ込んだり、チ○コでローターを奥に突っ込んでからスイッチを入れたりとバリエーションがあったのもいい。 ダメな部分もかなり多いが光る部分も少なくないので、2作目があるならもうちょっと作りこんでほしい。脚本で言えば、姉がほんとは弟大好きな隠れブラコンにするだけでも、だいぶ話がつながるようになると思う。

そういえばしばらく見なかったなーっていう元・人気シリーズ。類似品も山ほど作られちゃってさすがに飽きられてる感はあったけど、シリーズ復活させんの？ 基本路線はそんなに変わらないんだけど、中盤の演出がちょっと変わった。これまでは時系列的に連続性があったけど、今作では最初の本番の後、話が1週間後に飛んで危険日に会うことになる展開。 危険日だからゴムつけなきゃダメだよって言って、用意したゴムを全部使いきるまでやりまくってから生でしちゃうありがちな展開だが、はっきり言って尺の無駄。だって結局ヤリマン中出しするって分かってるわけだし、今さら中途半端なリアリティーいらん。生はダメだよ、絶対ダメだよって言いながらほんとは期待してるダ○ョウ倶楽部状態で、結局強引に生で中出しされちゃうだけで十分でしょ。 コンドーム購入が旦那バレするくだりもドラマ的に微妙さしかないし、エンディングにも変化や工夫はなく、孕ませ系に寄せた割に中途半端。後日、妊娠が発覚して修羅場な終わり方とか、方向性を変えるならガツンと変えないと。リアルNTRで離婚した実体験を売りにする監督にしては変なブレーキかけるよね。 女優はかわいいし演技力もカラミもまあまあだけど、最初からいきなり半堕ちなのは演出？それとも女優の演技力不足？完堕ちヤリマン状態多めでNTRにしてはちょっとバランス悪いので、最初くらいはもうちょっとガチ拒絶っぽさ強めでメリハリつけて欲しかった。