絶対零度さんのレビュー

２００６年「ＡＶオープンチャレンジステージ」のエントリー作品。「日本のヤリマン女とアフリカの現地人をセックスさせよう」という前代未聞の企画である。まさに「チャレンジ」の名にふさわしいぶっとんだアイデア。第一ヤリマン候補の「ゆみ」は出発直前でドタキャン。結局、選ばれたのは「大阪一のヤリマン女」こと「カオルコ」である。正直、ルックスはびみょ～だが、「世の中のありとあらゆる男とヤりたい」と豪語する「ヤリマンの中のヤリマン」である。どこでもホイホイと脱ぎ、なんのためらいもなくチ○ポをくわえ込む姿は、さすがである。オープニングで「神と宗教」についてイキナリ語りだす「イっちゃってる感」もなかなか。この人は、もしかしたら「マ○コの聖人」かもしれんね。ぜひ全種族のチ○ポをコンプリートしてください。あらゆる意味で、画期的な「問題作」である。

数少ない高樹マリア作品の中でもさらに数少ない「痴女モノ」である。「月蝕」という意味不明のタイトルではあるが、本人いわく、「高樹マリアの痴女講座」という事らしい。ＡＶ女優でありながら、セックスに関してはいたって「ノーマル」かつ「冷めてる部分」がある人だけに、「なんとかエッチな自分を見せたい」と頑張ってる姿はとても初々しいものがある。結局、ＡＶ界にうまく馴染めずに早期引退するのだが、この「ＡＶ慣れ」してないところが彼女の大いなる魅力である。ただ、内容は、いつものようにいたってノーマルだった。

韓流ブームに便乗したのか知らんが「オール韓国ロケ」が売りという珍しいＡＶである。正直、ＡＶユーザーでロケ地にまでこだわる人間が何人いるというのか？本人がへたに「役者志望」ということもあって、高樹マリア作品は、「ポルノ映画くずれ」みたいなのがほとんどである。余計なストーリーも多くて、「芝居７セックス３」くらいの比重。ただ、それが許されるのも「マリア様」の特権なのである。その存在感と美しさはＡＶ界でも別格。ただ、「ＡＶ女優」としては最期まで中途半端だった。のちに「フツーの役者」として芸能界復帰。

かつてメジャーからＡＶデビューして、写真集をリリースした経験もあるＧカップＡＶアイドル「菊池藍」。そんな「メジャーを知る女」がインディーズビデオで無名の男優相手に「中出し」の大サービスである。場所は、どこかのチープなマンションの一室。時折、救急車の音が聞こえるのがなんともせつない・・。これ、「プライベートビデオ」じゃないですよね？写真集まで買ったほどのファンだったオレとしては、彼女の「落ちっぷり」を観るのは、正直、複雑な心境である。ただ、「インディー落ち」したことで、なりふり構わなくなったぶん、セックスは、昔よりも全然よくなっていた。

爆乳熟女を起用した単体企画「超乳熟女」の「春日井あやの編」。性格には、「超乳」ではなく、「超巨体」である。Ｈカップでも「貧乳」に見えるくらいの体のでかさは、まさに「平成の大横綱」。「チ○ポ、ごっつぁんです」というセリフがよく似合いそうだ。ただ、性格は大人しくて、一生懸命チ○ポをペロペロする姿は、巨体に似合わず、わりと可愛かったりする。熟女といってもまだ３６歳で、顔もやや童顔なため、確かに「超巨漢」だが、それほど「きつい」というレベルではない。むしろ、一回くらいはヤってみたい、と思わせるどこか不思議な魅力がある。もっとも、「騎乗位で圧殺」される危険性は、大いにある。１００パーセントデブ専向け。

「ツボ整体のHow toビデオ」に見せかけたＡＶである。ただ、整体士が女性の上に、いたって真面目にレクチャーしているので、本当にただの「How toビデオ」にしか見えない。企画モノとはいえ、れっきとしたＡＶである以上は、「男の整体士」がモデルのおっぱいを揉まないとなんの意味もないのだ。第三章でようやく一人だけ「男性患者」が出てくるが、黙々と手コキでイカされるだけ。それ意外は、見事に「女同士の超ソフトレズ」である。「眼鏡の美人助手」にいたっては植木のようにただ横でぼ～っと突っ立っているのみ。この作品の唯一の救いは「第一章に出てくるモデルのおっぱいがでかい」という事。でも、だからこそ、男の整体士（できれば、オッサン）に揉んで欲しかったのだ。

「高学歴のエリート女子大生とヤりたい」という非常にストレートな企画の「Ｊ智大生編」。Ｊ智大といえば、「日本最高レベルの英語教育」をほこっているだけあって、出演者の女の子も当然「英語ペラペラ」である。その「ナマイキなお嬢様」の口に黒人のでっかいブツがねじ込まれる瞬間は、また格別。「将来は、アナウンサー志望」という一流女子大生が風俗店の体験レポートでは、客のオッサンに完全に「性奴●扱い」。それこそが、このシリーズの「狙い」である。得意のピアノを弾きながらザーメンぶっかけで「くっさい汁まみれ」になる現役Ｊ智大生。ラストはソーププレイでセックス奉仕。ぜひ、有名大学をすべてシリーズ化して欲しいものである。真偽はともかくＡＶは「夢」があってナンボである。「フツーのおねえちゃんのセックス」では、あまりにも「ドキドキ」がなさすぎる。

「現役早大生」「スーフリのワ○被告とやった女」として鳴り物入りでデビューした宝生いずみは、いつのまにか「アナル女優」というポジションを自らの「正位置」としている。以降、引退するまで「超ハードなアナル作品」を連発。日本のアナルＡＶ史に残る名女優となった。本作は、後期の過激さには遥かに劣るが、宝生いずみのアナル伝説の「プロローグ」としては、それなりに楽しめる作品。エリート女子大生がアナルの快感に目覚めていく姿に否応なく興奮させられる。「アナル偏差値」のほうも「最高レベル」である。

「芸能人シリーズ」の第４弾として満を持して登場したのは、着エロ界の最終兵器「琴乃」。デビューの扱いは、まさに「超大物」。元グラビアアイドルとして「十分すぎた前振り」は、あの「青木りん」に匹敵する「期待感」を生み出すことに成功。これだけ「待ちに待ったＡＶ」というのもなかなかあるものではない。琴乃が男優のチ○ポをくわえたまさにその瞬間、「ＡＶの神様ありがとう」と心の中で叫んでいるオレがいた。お気に入りのグラドルが次々と「ＡＶ女優」へ転向する現実。青木りんのレビューにも書いたが、これは「昔からのファン」に与えられた「ＡＶの神様からのごほうび」なのだ。とりあえず、生きてて良かった・・・。

マックス・エーの人気ソープ企画「Welcomeマックスソープ」の「天海麗編」。まさに「エース登板」といった感じの磐石な内容である。その超美形のルックスで男優のそそり立ったチンポをねっとりと舐めあげていく姿は、最高の「ヌキどころ」。ただ、余計なドラマシーンが多く、プレイの最中もへんなコスチュームを「着けたまま」なのは、正直、大いなるマイナス。ファンが見たいのは純粋に全裸でセックス奉仕する「王道ソープモノ」なのだ。ソープ以外の場所による余計なセックスも不要。それでも「天海麗」は、やっぱり、いつ見ても「最高」である。

「シャイ企画に１０年ぶりの大ヒットをもたらした」といわれるＡＶ界一の美少女「天海麗」。その後、メジャー各社の争奪戦の末、アリスＪＡＰＡＮへ。そして、ついにマックス・エーの看板企画である「Max Cafe」に満を持して登場である。まさに近年まれに見る「サクセスストーリー」ではあるが、この作品を見ればそれがただの「ラッキー」ではないことがよく分かる。この「かわいさ」は紛れもなく「超メジャー級」。「カッパの着ぐるみ」を始め、コミカルな演技をなんなくこなせる「エンターテイナーぶり」も見事。ハードさこそもの足りないものの、天海麗の「明るいエッチ」が心ゆくまで楽しめる最高にキュートな一本。

元グラビアアイドル「櫻井ゆうこ」のＡＶデビュー第２弾。正直、「元グラドル」としては、「青木りん」に先を越され、「範田紗々」に素材で負け、「荒井美恵子」には知名度ではるかに劣っている。そんな彼女が今後「ＡＶ女優」として生き残るには、唯一、先輩達に勝っている「おっぱいのでかさ」をアピールしつつ、ハードプレイをガンガンこなしていく事である。本作では「ハードさ」こそまだ足りないものの、とにかく「パイズリまくってる」のがグッド。パイズってパイズってパイズリまくれ！君には「おっぱい」しかないのだから。

「範田紗々」「荒井美恵子」に続く「芸能人シリーズ」の第３弾は、元爆乳グラビアアイドルの「櫻井ゆうこ」である。過去にＤＶＤ、写真集等のリリース実績もある正真正銘「元芸能人」。ただ、本人も某インタビューで言っていたように「青木りんに先を越された」感は否めない。本来ならもっと「大事件」として騒がれてもいいはずであるが、さすがに「二匹目のドジョウ」ではインパクトも激減。ただ、「グラビア界随一の爆乳」は、やっぱり、ハンパではなく、それだけでも一見の価値はある。「びみょ～なルックス」については賛否両論あるだろうが、「ちょいブス系爆乳ギャル」が好きなマニアにとっては、ツボ。話のタネにこのデビュー作くらいは見ておいて損はない。