絶対零度さんのレビュー

「痴女モノＡＶ」は世に数あれど、「関西弁」というのは意外と少ない。単体女優でも関西弁を売りにしていたのは「夏目ナナ」などごく少数である。これだけお笑いブームで関西弁がフツーに耳慣れている時代だからこそ、もっと「関西弁のＡＶ」が氾濫してもいいはずなのだが。着眼点は素晴らしいが、淫語の制約が多すぎて「マ○コ」関連の言葉にはすべて処理がほどこされているのは致命的である。「チンチン」が良くて「マ○コ」が駄目というのは、まったく意味不明。また、女優二人も気を抜いてるといつもの「標準語」になっているシーンがままある。「僕」が「埼玉出身」というのも極めてどうでもいい情報（もっとも、オレも埼玉出身だが）。

ＡＶ女優が童貞素人の「筆おろし」に一肌脱ぐ人気シリーズの第３６弾。とにかく、専用の「テーマソング」がある程の長寿企画である。毎回ハイレベルなキャスティングをほこるが本作は特に「大当たりの回」といえる。いや、最高傑作と断言できる。その中でも一番の目玉は、やっぱり、ジャケ写のメインにもなっている「桃井りか」。「１９歳」の彼女が「２３歳」の童貞会社員の筆おろしをするというちょっと珍しいパターン。年下の爆乳少女にリードされながら恐る恐るセックスをする姿はなんだか微笑ましいものがある。満面の笑顔で「入れてみよっ」とかちかちになったチ○ポを優しくマ○コへと導き入れるりか嬢。レゲエキャラでブレイクした「楓」による「激しすぎる筆おろし」も必見である。

ＴＭＡのおっぱいフェチ企画「フェチアングル巨乳」の「彩名杏子編」。こだわり抜いたおっぱい描写で定評のある「フェチアングル」に満を持して「ミスエロ爆乳」の登場である。オープニングの「セルフ乳揉み」でしっかりと揺れるおっぱいを堪能。ＣＣＤカメラを使ってのパイズリではまさに「チ○ポになった気分」が味わえる。もちろん、肝心の本番でも「おっぱい中心」のカメラワークでひたすら「爆乳」を追いかける。収録時間もたっぷりで彩名杏子のおっぱいを何杯でもおかわりできる名作。

巷の「メイドブーム」に乗ってあの「北川美果」も当然のごとく「メイドコス」に挑戦である。とある事情で金持ちのボンボンの面倒を看る事になったメイドの「マリエ（北川美果）」。トイレの後にフェラチオで「チンカス掃除」をしてくれるサービス満点の女の子である。もちろん、「セックス奉仕」は得意中の得意。ちょっとしゃべり方が「ロボット口調」であるが、「メイド型セックスアンドロイド」と思えば問題はない・・・たぶん。相変わらずの「エロ乳」は健在である。

ＴＭＡのおっぱいフェチ企画「フェチアングル巨乳」の「北川美果編」。なにげに同社のシリーズ企画「本能」と出演者が見事にかぶっている。もっとも、コンセプト不明の「本能」と比べて「フェチアングル」は「おっぱい」という明確な目的がある。細かい部分ではあるが、冒頭でおっぱいに霧吹きをかけた時の「しずく感」など、フェチポイントの高い映像が随所に散りばめられている。「乳揉み」「乳吸い」「パイズリ」とまさに「乳三昧」である。セックス時においてもちゃんと「胸中心」のアングルという徹底ぶり。「胸フェチＡＶ」とは本来こうであるべきだ。それにしても、北川美果は本当に「エロ乳」である。

ＴＭＡのシリーズ企画「本能」の「北川美果編」。おそらく「本能丸出しのセックス」というのがシリーズ共通のコンセプトと思われるが、本作も含めて、いまだにそのコンセプトを体現している作品は出ていない。「フツーのＡＶとどこが違うの？」と聞かれれば「どこも違いません」と答えるのみだ。もっとも、キャスティングの良さだけはこのシリーズの長所。毎回、おっぱい星人には嬉しい人選をついてくる。援交相手の財布を盗んだ女子高生が警察にセックス拷問を受ける「苦しすぎる設定」ではあるが、北川美果の「美しすぎるおっぱい」がなんとかそれを帳消しにしている。ゆえに評価は「普通」。女子校生姿で制服からこぼれおちる巨乳はさすがに良かった。

天真爛漫な性格と美巨乳で一時代を築いた往年の名女優「桜井風花」が持ち前の「明るいキャラクター」を封印して「痴女モノ」に挑戦する。テーマは「サせる女」である。「ヤラせる女」とはちょっと違うのだ。あくまで「相手を楽しませつつそれ以上に自分が楽しむ」のが「痴女」である。もっとも、シリアスなのは最初だけで、続く「裸エプロンクッキングのコーナー」で早くもお調子者キャラの「封印解除」。その後も「ミニスカポリス強●わいせつ捜査」など、シリアスなんだか、コメディーなんだか、よく分からない映像が続く。そして、再び「裸エプロン」のコーナーである。結論「桜井風花に痴女キャラは無理」。

往年の人気ＡＶ女優「桜井風花」の出演作を２本収録したカップリング作品。１９９９年デビューという事で「元祖美巨乳女優」も今ではすっかり「レジェンド」となりつつある。「黙っていれば美人だが口を開けばただのお調子者」という非常に愛すべきキャラクターの持ち主。とにかく、セックスに「愛」があるのだ。いかにも「仕事でやってます」的な「割りきり型」の女優が多い中、本当に楽しんでやっている雰囲気が伝わってくる。そうかと思うとインタビュー中に「過去の男関係」に触れられ、思わず涙するシーンもあったりする。映像の古さはいかんともしがたいが、なかなかの良作。

メジャー出身の人気ＡＶ女優達によるヘアヌードイメージＤＶＤレーベル「Ｌ」。その「Ｌ」で活躍していたメンバーこそ、かの有名な（むしろ、誰も知らないという噂もある）「Ｌガールズ」である。本作は、そのＬガールズの「解散記念」と銘打たれた「卒業旅行」の様子を余すところなく（むしろ、余計な部分を中心に）収録したスペシャル企画なのだ。本来「特典映像」とするべきメイキングシーンが逆に「メイン」になっている。ＡＶとしての「抜きどころ」はいっさいないが、これだけ長時間にわたって「撮影の舞台裏」が観察できるのはそれなりに興味深いものがある。っていうか、ＡＶ女優って性格悪いな・・・。撮影時とのギャップが笑える。「小沢菜穂」はミリオン時代は「ミリオンガールズ」を名乗っていたが、ここでは「Ｌガールズ」になりきっている。かなりの世渡り上手。

ＡＶ女優専門のヘアヌードイメージレーベル「Ｌ」のクライマックス総集編。「ＬＯＯＫ」「ＬＯＶＥ」「ＬＩＦＥ」の３つのキーワードをコンセプトに「小沢菜穂」「桜井風花」「金沢文子」「南波杏」など、メジャーメーカーで一時代を築いた大物女優が多数参加している大型プロジェクトである・・・もっとも、オレもついさっきネットで調べて初めて知ったのだが。おそらく、一般のＡＶユーザーへの認知度は皆無と思われる。「ＡＶ女優の裸なんてＡＶで十分見れるだろ！」と考えられていた時代の話。とにかく、「一昔前に人気があった」女優達による「アイドル気取り」のぬる～いヌード映像が満載である。ヘアーに「ぼかし」が入っているのも時代を感じさせる。新人ならともかく、さすがにこのベテランメンバーで「ソフトヌードだけ」というのはしんどいものがある。

人気ＡＶ女優の魅力を徹底解剖する「完全ファイルシリーズ」の「青山菜々編」。オープニングで「私は私の体が嫌い」とポエム調で告白する菜々嬢だが、その堂々とした脱ぎっぷりを見ると、その言葉が「ただの冗談」である事がよく分かる。まさに女なら誰もが羨み、男なら誰もが欲情する「完全乳」なのだ。「全身タイツくん」のまぬけな姿と彼女のいやらしすぎる肉体が絶妙なエロを醸し出している。その後、「おっぱい検査」にかこつけてムニュムニュと揉み放題。さらにＣＣＤカメラを使って「マ○コ内部」の撮影に成功する。他にも「アナル接写」「マン毛チェック」と「完全ファイル」の名にふさわしい内容。青山菜々ファンなら絶対に見逃せない一本。もちろん、マ○コの中は「ノーモザイク」である。

山田風太郎の「くノ一忍法帖シリーズ」をドキドキしながら見ていたオールドＡＶファンにはたまらない作品と思われる。「寸止め」だった成人映画の「本家」と違ってこちらは当然くノ一のマ○コにチ○ポがしっかりと入っている。あたりまえの事だが、こういうのを見ると、やっぱりＡＶは違うな～、と思うのだ。原作に「より忠実」なのはどちらかは言うまでもない（もっとも、本作は『山田作品』とはなんも関係ないのだが）。ドラマ部分も意外としっかりしていて、くノ一姿でハメられるＡＶ女優達には日本男子の股間に訴える独特のエロスがある。「ぬるい本家」で欲求不満がたまったら、こちらで思う存分抜くといい。

「メガネ」が「萌えアイテム」としてアキバ系だけでなく、一般的にも認知されて久しいが、これに「巨乳」をつけ足せばもっと「萌え」なのではないか？という作品。企画の安易さに比べて、キャスティングは相当「マジ」である。「小向杏奈」「「根本わか」「亜佐倉みんと」という「知名度は低いが巨乳ファンにその名を知られた実力者」を多数そろえている。まさに「通好み」の人選。正直、「メガネ＋ＯＬ」というシチュエーションを活かしたプレイはほとんどなかったが、巨乳モノでこれだけ渋いメンバーを観れるのは、おっぱい星人にとっては素直に嬉しいものがある。

外人女優による「純和風ＳＭ（いわゆる『緊縛プレイ）』」というのもかなり珍しいものがある。それも「巨尻女」である。尻のでかさをわざわざ強調するあたりはさすがアメリカン。確かに脂肪のたっぷりとついた「巨尻」である。外人相手という事で縄師も明らかに戸惑っており、キャロライン嬢も状況がよく飲み込めないままで、いきなり縛られたりスパンキングされたりで今にも泣きそうである。外人による「日本式ＳＭプレイ」というアイデア自体は面白いが、ＡＶとして面白いかと言われれば、答えは「ＮＯ」である。

ほぼ「一発ギャグ」のようなふざけたタイトルの作品である。当然、オープニングで「いつもの土手」を歩く事もなければ、長髪で説教好きの「熱血教師」も出てこない。内容はインターナショナルＡＶ男優の「白玉弾吾」氏がパイパンの金髪女と教室セットで一発ハメるというトホホなもの。確かに「金髪先生」だが、ルックス、ボディ共にかなり「微妙」である。モザイクも特大。二人目の「クラウディア先生」にいたってはもはや「金髪」ですらない（ロングの黒髪）。ただ単に「金八のパロディタイトルがやりたかっただけ」としか言いようがないチープな一本。

現役東○生「橘れもん」のＡＶデビュー第３弾。最高学府に通うエリート女子大生と「バカになるくらいヤリまくる」という非常に分かりやすいコンセプトである。オープニングから体操服姿で次々とチ○ポを抜きまくる。たっぷりとパイ射されたザーメンが騎乗位中にしたたり落ちてくるシーンは最高。「レズプレイ」「マ○コ責め」の後は、カリスマセックス講師「加藤鷹先生」による「保健体育の時間」。たっぷりと潮を吹かされ、制服姿で思う存分ハメられる。ラストの教室ファックでは「全裸にハイソックスとリボンだけ」という変態チックな姿でねっとりとチ○ポを舐め上げ、そのそそり立ったモノが何度も何度も激しく現役東○生のマ○コに出入りする。むしろ、「バカになる」のはこのＡＶでセンズリをこきまくる我々ユーザーのほうである。

Ｓ１の幼児プレイ企画「僕だけのボイン保育園」の「青木りん編」。アドリブ下手で有名な青木りんに長々と演技をさせるという「綱渡り」的な展開に見ているこちらもハラハラしてくる。案の定、似たような単語の繰り返しで、セリフはいっぱいいっぱい。もっとも、この「一生懸命さ」がかえって好印象なのだ。こんなにたどたどしく淫語を言われたら思わず「がんばれ！」と応援したくなってくる。特に後半の「悪い子」のチ○ポを乳ビンタで折●するシーンのぐだぐだぶりはＡＶ史に残る「迷シーン」である。おそらく、本人は今にも泣きたい気持ちで懸命にパイズリしていたと思われる。最後まで心が折れずによく頑張った。君の玉砕ぶりを忘れない・・・。

かつての「現役アイドル」もとうとうカメラのまえで大量に潮を吹くようになったと思うとなかなかに感慨深いものがある。マ○コから飛び散るしぶきもすごいが、寝転がってる時の肉のボリューム感がとにかく素晴らしいのだ。まさに「霜降り肉」ならぬ「潮吹き肉」という感じである。特にバックからチ○ポをぶち込まれてる姿は「セックス」ではなく、「交尾」という言葉がよく似合っている。本当にポチャ好きにはたまらない体型。もっとも、「潮吹き」という部分においてはやや不満が残る。もっとハメられてる最中に吹くくらいでないとまだまだ「売り」にするのは厳しい。