黒陽零さんのレビュー

回想は充実すれどCG鑑賞の項目が無いのは、古いためと諦め－評価にはしません。外のシステム面は問題無し。 登場人物は格好良くない人ばかり。 貴ちゃん：10年以上想い続けた女性が兄と結婚!新婚のはずなのに「義姉さん」呼びが浸透している敗北者。 義姉さん：そんなに寂しいかなぁ、しょっちゅう家で兄を見るんですが。 幼馴染：ジャイアンが実はのび太を好きと言われても……。 先生：生徒はポケモンではありませんよ! 兄：弟の長年の思いを知ってたんなら結婚前に腹割って話合おうよ。

今のWindowsで動かすには互換性、インターフェース面不便等古さゆえのどうしようもない問題は存在します。 スキップは面倒くさくないので繰返しプレイに支障ありません。 同メーカーのゲームで遊んだのは２作目ですが何方も楽しめました。

所謂ファンディスクは労力割いて作ること多いと思いますが、ユニゾンさんは本気出し過ぎです。自分は本編「FH」より先にプレイしましたが問題なく楽しめました。

古いのでインターフェースは少しだけ不満ですが、何と言っても基本に忠実で出来は良いです。 各ルートで伏線、補完。最終ルートで伏線回収。後世のゲームで何故これができないのか、「FH」を教科書とするべきです。 「FH」としてのバランスを考えると白鷺さんルートが短くなっても問題なし、「きみなご」があるので満足です。

お勧めできる点を探すも見つかりません。好きな絵、好きな声優といった理由でプレイしたくなる場合でも他のゲームで済みます。 加点要素が無いだけなら☆3ですが、減点要素は大きく2つ。 ・死神 存在を活かそうとしているのは５ルート中3であり、設定おかしいです。妹ルートを会長ルートで否定し、会長ルートの苦悩を居候ルートで無価値にします。 ・自称恋の妖精 ほぼ不要です。自称の通りに働くのは１ルート印象です。出会わなくても、「個性的な会長と出会ったせいで恋をする気になった」と置き換えして話を始めることができます。

「最終ルート（4つ目）までプレイしてね」というのは公式HPでもわかるのですが……3つ目のルート途中で自分は挫折しました。 体験版にも入っている序盤3日分については面白く感じたのですが、そこから先が駄目でした。共通で思わせぶりに語られたことは、1ルート目で大したことなかったのがわかりがっかり。（取敢えず2ルートですが、）「彼女たち」の出番は見事に序盤だけのため、主人公の根幹等諸々に説得力が感じられませんでした。ルートクリア毎におまけH開放なのですが……夢か妄想なので、水増しに感じました。 絵や細かい演出で良いところはありました。 初めと終わりに力を集中したのでしょうか、最終ルートまでクリアした人にしかわかりません。

共通部分はタイトルから連想する内容とずれはありませんでした。ルート分岐前に衝撃の事実発覚。その後は結局どのルートでも、希務達暢2人の関係はより良好に、性癖は別として男2人で女2人を愛します。……これは希務達暢の物語ですね、タイトルから連想するのと違う結末に辿り着きました。決して内容は悪くありませんが、「主人公が支配する」のを好む人には薦められないですね。 修正パッチが出る前にプレイを進めていたので、音がずれまくり。そのの点で☆-1です。

他ゲームの立ち絵、イベントCGリサイクルなのです。そのためどちらかを先に読む、プレイした場合に後で読む、プレイした方は☆がさらに一つ下がります。

・ハッピーエンド好きな人に 後日談存在からわかるようにハッピーエンドを迎えるラブストーリー。 非常に心地よいカップル。 ・御園生メイさん好きな人に 技が詰まってます。 流石、業界の至宝。