赤魔さんのレビュー

一つだけどうしても作成者に意図を尋ねたい箇所があります。 なんで叔父さんを立ち絵で何度も表示して、しかもヒロインと叔父さんは目を合わせずカメラの方を見ているのでしょう？ この作品、ひたすらヒロインと叔父さんの世界なのに、画面構成は常に｢もう一人｣の存在を描いてます。これで例えばヒロインに恋人とかがいて、寝取られ作品だとか言うなら分かるんだけど。 叔父さん＝読者であるというなら、みんながみんなそんな鏡見ながらオナニーしたがるもんですかね？私なら萎えるだけなんだけど。

この作品、結構好きで購読させて頂いているのですが、この二巻までの範囲は既に｢合本版｣として単行本が存在します。 合本版をまず単行本として出して、加筆修正含めた豪華版としてこのシリーズが後追いする感じなんでしょうか？ それとも合本版はいわば｢市場調査版｣みたいなノリで、目途がついたら(合本版を打ち切って)こちらにシフトなんでしょうか？ 紙媒体なら本棚に並べておけばいいんですが、電子書籍だと好きに並べるにも不便なので、買うならちゃんと完結まで読める方で統一したいです。 好きな作品とはいえ二冊はいらないので。 昔に連載終了した作品を｢愛蔵版｣｢豪華版｣として出すのなら分かりますが、こういう｢どっち買えばいいの？｣ていう売り方は正直しんどいです。 作品自体の評価ではなくて申し訳ないですが、似たような売り方してる作品も含め、出版社の方には商品としてちょっと考えて頂きたいと願います。

試しに買ってみたんですが、予想通りでした。 起動するとサムネが9個あって、それぞれ選ぶと一本道のショートエピソードが閲覧できます。 回想機能等はないというか、回想機能｢だけしか｣ないと言った方が伝わるかも。 題材を掘り下げずオムニバス的に並べるという方向性は好印象です。 テキスト表示速度が一定で自分のテンポで読めなかったり、1エピソード1イラストでそれ以外は黒背景だったり、そのあたりもまぁ値段が値段だしなで分からなくもないです。 ただ、｢なぜアプリにしたのか？｣てとこは不思議に思いました。 テキストで推したいならテキスト読ませるインターフェイスが貧弱だし、絵で見せたいなら画像に台詞入れといてビューワでぺらぺら眺める方が快適だったかと。

この作品のキモって ・自分が自分でなくなっていくのに怯えながらなすすべなく堕ちていくヒロイン ・変貌してしまったヒロインに絶望しながら自分も堕ちていく第二ヒロイン …だと思うんですが、その扱いがすごく小さいです。 悪役が4ページも使って｢事の経緯｣を説明したのに、なんか不思議パワーでヒロインが乗っ取られるのは1ページ。 あとは中身じじいになったヒロインが、第二ヒロインと同じ家に帰ってなんか会話して、｢今どんな状態か｣の作品設定的な説明して貰ったら、やっぱり1ページで第二ヒロインも乗っ取られる。 あとは｢ヒロインの体を乗っ取ったじじいと部下が好き放題する｣て話です。 TSものとしては｢男が美女の肉体を乗っ取ってSEXSEX｣も十分メインになるんだけど、ここで大事なのは｢男＝読者｣てとこだと思うんですよね。 でもこの作品の｢男｣は、何て言うか｢悪役用に用意された木偶｣感がすごくて、キャラクターになれてない。 キャラクターに成れてないので｢ワシ(読者)ってば美女になっちゃったぞムフフ｣てならずに、ヒロインが1ページで即退場、あとは残った皮一枚になんか低級霊みたいな木偶が憑依してなんかやってるのを他人事として眺める感じ。 作品の｢キモ｣がしっかりしてれば、絵とか設定は結構好きなんだけどなぁ。 次回作に期待します。

なんか世界の崩壊を防ぐために、女神と、女神が作った不思議ストーンを継承したヒロイン6人と冒険するＲＰＧです。 露骨なBAD END選択肢がちらほらあって、それを選ぶとヒロインが悪堕ちしてイベント回収→BAD ENDなので手前にちょっと戻る…というような構造で、｢高貴だったあの娘を落として堕とす｣要素はそこぐらい。 基本的には、ヒネた主人公が見せる男気とかデレにヒロイン達も次第に心と体を開いて……みたいなイチャラブハーレム展開ですね。 主人公はパラメータを持たず基本的には喋るだけ、しかも結構ヒネているので、そこでイラッとくる人は多いんじゃないかと思いました。 キャラの成長は単純なレベル制で、イベント取得する特技もありますが基本的にはレベルを上げてくだけなんですが… シナリオはフリーシナリオ？ていうんですかね。次にどこいって何して……ていうルートが並行して何本か走ってて、進め方が自由なタイプでした。 じっくりやろうと思うと大変楽しいのですが、連続イベントを一個こなす度に｢次は何ができるかな｣と総当たりするような感じで、しかもその途中で気づかない間にイベントに入っていて別のイベント発生が抑制……みたいな感じで詰まる事が多々ありました。 プレイする際はメニューのイベントリストから何がどこまで終わって今何の途中か～みたいなのを確認しながら遊ぶ事お勧めです。 公式サイトにイベント一覧と攻略手順があるので、そこと突き合せながら進めるのもアリかと思います。 作り手はフラグも流れも正解も全部頭に入ってるでしょうけど、それを伝える部分で滑っていてプレイヤーはどうしていいか分からない…という部分があるので。 そんなわけでいくらかアラは見え隠れしますが、全体としてはすごく楽しめました。 次回作にも是非期待したいです。

トップ画像左の黒セーラーのヒロインがレ●プされたところから話が始まります。 弱みを握ってあれこれエロい事させてる間にヒロインもだんだんエロくなって主人公から離れられなくなる。 で、そこでトップ右の体操着のヒロイン(黒セーラーの妹)が姉を守るとかいって体を差し出し、やっぱりエロい事されてエロくなる。 ラストは放置されて性欲が爆発した姉が主人公の家を訪ねてきて、そこで妹の堕ちた様を見せつけられ……という結末。 なんとなく懐かしさを感じる絵柄、コマの配分、絵的な構図どれも素晴らしいです。 ストーリーもこの手のエロファンタジーの王道行ってて大変好みです。 ただラスト、集大成で堕ちきって開き直ったヒロイン二人との姉妹丼が入って｢三人は末永くエロい事して幸せに暮らしましたとさ｣の方が収まりがいいんじゃないのかなぁ、と。 真実を知りつつももう戻れない、的な姉の絶望顔で終わるのもこれはこれでいいラストだとは思いますが。

ストーリーはタイトルと紹介文の通りです。 が、多分購買層的に重要であろう｢童貞を奪われて｣の部分はダイジェストで1コマで終わりです。 構成的には 1朝目が覚めると寝起きフェラされてる 2どうしてこんな事になったのか…邂逅から初セックス、通い妻になるまでのダイジェスト 3現在。帰ってくると誰かいるってのはいいもんだな 4飯→風呂→風呂でセックス→風呂出てセックス 5愛の告白→結婚の約束。二人は幸せなキスをして終了。 3-5の部分も確かに見たかったんだけど、2の部分さらっと流しすぎじゃないですかね。 ストーリー自体は好きなので☆3です。

お話は紹介文のとおりなんだけど、なんか物足りない感じがします。 ヒロインがデンと大きく描かれてエロい事してるコマはちゃんとあって、作画もとてもいいと思うんですが。 フルカラーで作画にコストがかかるからですかね？ ＞催●術の最中も馬鹿にしてくる優里だったが、次第に空気が変わり…。 の｢次第に｣の部分、 ＞俺はさらに優里に卑猥な催●術をかける…。 の｢さらに｣の部分、 ＞息を殺しながらも嫌いなはずの俺に感じている優里がイク寸前で止めてやる。 ＞限界に達した優里はついに…。 の｢止めてやる。限界に～ついに…｣の部分、 多分｢催●には絶対負けない！｣｢催●には勝てなかったよ。。。｣て部分になると思うんですが、そこの表現をさらっと流しすぎてるのかなと思います。

前半は博多の食べ歩き。 これが結構長いんですが、手を抜かないので結構読めてしまうからでしょう、不思議とドキドキしながら読めました。 女の子二人の情報が事前にあるので｢このまま終わってくれれば全員ハッピーなまま終われる｣と願うような、｢エロ漫画読んでんだからとっとと拉致ってレ●プする場面にいけよ｣とイライラするような。 出てくるキャラがエロ漫画の都合｢何の躊躇もなくＪＫ拉致って輪●すクズども｣｢ちょっとレ●プされたら馴染んで笑顔で自分から腰振るビッチども｣て部分を除けば実に爽やかで可愛らしい(竿役も含め)のがいいですね。 エロなし漫画で会いたかったような、その反面エロがなかったらそう面白いもんでもなかったような、不思議な漫画でした。

まったく説明とサンプル画像の通りです。 ただ一つ想定外だったのが、ヒロイン二人が幽霊である、ていう設定が特に生きてこないとこです。 成仏してめでたし～でもないし、幽霊だから(悪意がなくても)取り殺しそうになる～でもないし、主人公も葛藤なく爽やかに｢じゃあエッチしよっか！｣と応じます。 しいて言うなら｢そもそも主人公とセックスする理由｣と｢幽霊だから挿入してるとこを(作中人物に見える形で)透けて見えるようにする｣ぐらい。 この明るさはいい意味で期待を裏切られました。大好きです。

なんか不思議アイテムを手に入れた主人公が適当に何人か好き放題凌●して、最後に学年のアイドル的存在とかって女の子にも好き放題したらなんかいい感じになったのでこれからは自分の力で彼女にふさわしい男になるべく努力するんだｷﾗｷﾗ！ …ていう話。 全編通してあんだけやっといてラストそんなんなの？賢者モードって怖い！と思ってしまう展開でした。 この手の話にリアリティとか倫理的バランスとか突き抜けた悪役感とか求める訳ではないので、｢報いを受ける｣とか｢しっかり償う｣とかはやらなくていいと思いますが、｢…と思ったら、凌●してきた女の子達もハマッちゃったらしくて迫ってきた！ﾊｰﾚﾑの面倒見なきゃﾀﾊｰ｣的な男に都合のいい｢責任取らされる｣結末とかの方が収まり良かったんじゃないかなぁ、なんて。

前作は先輩♂視点で、今作は後輩♀視点。 共通してるのは、｢相手が何考えてるか分からない不安｣。 まぁ読者的には相思相愛のくせに空回りしやがってとニヤニヤしながら読めるんですが。 男性向けの都合男役が｢してもらう側｣なので、前作は何かぼやぼやしてて考えが浅い”自分”に、ちょろちょろつきまとってきて最終的に体まで捧げてくる幼馴染の事が良く分からない…て話でどっちかっつーと”自分”の不甲斐なさにｲﾗっときたりもしたんですが 今作はその半年後。あれから正式に付き合うわけでもなく幼馴染は大学に進学。 全力で好意を表明して体まで捧げた”自分”に対して、幼馴染はどう思ったんだろう…とかくよくよしてたら、幼馴染はなんかもう完全にその気になってて、”自分”と一緒にいる為に色々考えてくれてた～というホッとする展開でした。 基本ボケに回るはずの｢～っス｣系年下幼馴染がツッコミに回らざるを得ないほどの、先輩の能天気暴走っぷりは大好きですね。

サムネとタグで｢催●｣｢寝取り･寝取られ｣とありますが、｢…に見せかけて甘々イチャラブ｣と言う為のフリです。 ・勉強を教わりにきてる幼馴染が愛しすぎて暴走しないように自重してたら、｢最近自分の事避けてるでしょ｣と詰め寄られる ・仕方ないので正直に告白したら｢知ってると思うけど…｣となんか彼氏を匂わされてフラれる ・催●アプリなる胡散臭いものを見つけて使ってセックス ・事後、彼氏は嘘でアプリも効いてないと分かる ・実は主人公と同じとこに進学したいので頑張ってた ・今付き合っちゃうといちゃついて勉強どころじゃなくなるから距離置いてたけど、両想いと分かっていちゃついちゃう こんな話です。やり口としては｢純愛と見せかけて寝取られ｣を際立たせるためタグで逆の事を書いておく～と同じことをやってるのでちょっとどうかと思うんですが、作品自体は大変好みでした。

再会した幼馴染はなんかエロアカやってて、心配して声を掛けたら逆レ気味に一発やらせてくれました、ていう話。 主人公は優しげで適度なイケメンて感じ。 ヒロインが家庭の事情から微妙に荒んでる感じで、一発やった後主人公が親身に｢こんな事やめろ、自分がずっと傍にいるから｣的にイケメン台詞言ったら｢それじゃ承認欲求が満たされない(泣)｣と、ちょっと自己分析できすぎじゃねって感じの単語チョイスで拒否されてエンド。 うーん…絵は悪くないんだけど、鬱勃起系オカズを目指したのか、社会派目指したのか、壮大なハッピーエンドの第一話なのか、どうしたかったのかいまひとつ良く分からないマンガでした。

後編込みでのレビューになります。 破天荒でサバサバしてる(風の)ＪＫを拾ったら、そのＪＫが心に闇を抱えた重たい子で、その子の｢心の拠り所｣にロックオンされちゃった男が身を持ち崩すストーリー。 自分に負い目を持たせるために挑発してレ●プさせちゃう。 でもってずぶずぶと共依存に持ち込もうとするんだけど、男がこの子の事を大事に思って｢ちゃんとしよう｣と促したら突き放されたように感じて即訴えちゃう。 全てを失った男が出所してくると、これを出迎えてハッピーエンド(？) ｢ここまで愛されてみてーなぁ｣的な願望にヒットする、エロ控えめにすれば青年誌でも人気出るんじゃねって感じの話だった。

…というのが率直な印象。 男が｢好きが嵩じてアホな行為に走る｣、女は｢全部見透かした上でつきあってやる｣で、男が女に甘える構図が多かったように思う。最後は両想いが通じてめでたしめでたし…でもヒロインにはかなわねぇやwという構図はよく見るんだけど、その逆。 皆無ではないけど少数派な気がする。 男女逆転した事で、感情移入の対象がヒロインになった、てのはいちゃエロ漫画としてむしろいい事なんじゃないかなぁと読んでて思った。男なんて竿役だし無個性でいいじゃんと思ってる身としてはフォーカス対象はヒロインであるべきなので。 最後は男が精魂尽きて寝ちゃって、起きたら誰もいない…夢か！？みたいなオチ。 ちなみに第一話だそうで。 同人なので｢続きます(続くとは言ってない)｣もあり得るだろうけど、第二話以降も｢アホの子ヒロインが好き好き主人公にインチキ催●かけてイチャラブ｣を色んなシチュでやってくれる事に期待します。

こう、勝手にもうちょっと背徳的な話を期待してました。 商品ページのサンプル画像で描いてある事かなりまんまで、なんつーかこう、息子がちょろっと押すとすぐに股を開いて即堕ちして、翌朝から普通に息子とセックスするようになるママの話です。 ｢えっ早くない！？｣と驚いてすぐ、ページ数的に｢そりゃそうだ｣てなりましたが。 でも絵は結構好き。

他のレビュア様も書いてますが、即堕ち２コマ的な本です。 構成としては大体こんな感じ 1.ＭＣ前プロフィール 2.前半漫画。日常から1コマでＭＣされて豹変するまで。 3.後半漫画。豹変後。 4.ＭＣ後プロフィール これが人数分続きます。 これはこれで悪くないんだけど、なんというかこう、宣伝用のショートムービーの、複数作品を詰め込んで更に短くした奴を眺めてる気分に。 このサークルさんて、もちっとめんどくさい嗜好というか、この同人誌で1カットで片付けられてる｢堕ちる過程｣が好きというイメージあったんだけど、違ったのかな。 これでアンケートでも取って、人気シチュから選んでゲーム化とかしてくれないかしら。

なんとも煮え切らないタイトルになっちゃいましたが、まさにこんな印象でした。 ストーリーは結構好きです。 なんか夢魔退治のため選ばれた主人公だけど、本来つくはずの｢魔法少女ものによくいるマスコット型案内役｣がそこで死んじゃって、手探りで自分が得た能力を探っていく事になります。 で、そこで全年齢対象なら真っ当に力の使い方を覚えて、使命に目覚めて……ってなるんでしょうけど、主人公はエロ同人の竿役テンプレなので、片手間に夢魔退治しつつ、稼いだポイントでせっせとエロい事をしていく。 でもって、ある程度イベントをこなすとなんか唐突にラスボスが出てきて、そいつ倒すと唐突に｢俺を倒したお前が次の夢魔の王だ｣的な事を言われ、以後は回想等の実用モードに移行します。 入ってるイベントやら機能はまさに欲しかったものばかりなのですが、建前上であっても顔付ＮＰＣ(主人公にとって物語上の関わりを持った、という意味です。一枚絵があるキャラにはちゃんと顔がついてます)がいて、物語の展開があって、ラスボスと戦う前のお膳立てがあって、というものがちゃんとついた上での｢おまけ｣だから良いのであって、｢おまけだけ｣というのはちょっと寂しく感じてしまいました。 だって始めてすぐ終わっちゃうし。 そんなわけで次回作に心から期待します。