赤魔さんのレビュー

捕えられたヒロインと主人公が会話するところから始まって、いきなり尋問シーン。 鞭打ち→乳責め/秘所責め→正常位→媚薬プレイ/分身プレイ…とノンストップで来て、その日の内にスピード陥落してエンディング。 これと言って暗さもなく、里で実力を認めてもらうの行動だったという事情が明かされ、それじゃあ実績になりそうな宝があるよと主人公に提案されて、｢じゃあ探しに行こう｣となったところで話が終わります。 連作かなんかにしたかったんでしょうか。 だとすれば、後はもう探索の途中とかで無敵の主人公様にいいように責められるある種のイチャラブものになるか、無敵の主人公様が負けちゃって目の前で陵●される寝取られものになるか、毎回竿役を変えて行く先々でエロい事されるなんか昔のゲームみたくなるのでしょう。 あるいは素材をある程度使いまわして、捕えられたくのいちがいかにエロ拷問されて陥落するかを色々描きたかったのでしょうか。 いずれにせよ、回想モードはないし、選択肢でセーブできなくなるし、そもそもボリュームが全然足りてないし、｢体験版｣の域を出ない作品です。 個人的にはもうちょっとミカゲツちゃんには頑張ってもらって、色んなエロ拷問＆インターバルで心理描写を充実してもらい、次第に陥落していく様を楽しめる作品だったらよかったのになぁ、と思いました。

氏の別単行本｢ウルザの館｣巻末掲載の読みきり｢ＢＡＤ ＭＯＯＮ｣の続きを一本長編漫画にしたものです。読みきりが多少加筆されて第一話として収録されています。 (構成が変わってるかもしれないので、本サイトで購入できる｢ウルザの館｣に入ってなかったらごめんなさい) 第一話の大まかなあらすじは｢いつものたいらはじめ｣で通じるかと。 表紙左の王女が盗賊団に誘拐され、身代金として要求された宝玉を携えて交換の場に使わされたのが教会だか神殿の聖女と名高い女聖職者(表紙右)。 いざ行ってみたらいつものように捕まって、盗賊団の本拠に連れてかれたら姫がもうエロエロに堕ちてて、いつものように寄生虫かなんかで発情しちゃって右のヒロインも堕ちてめでたしめでたし。 正直｢そこで終わってるだろ｣と思うし、読者が見たいのは｢姫が堕ちるとこからねちっこく引き伸ばして同じラストにたどり着く話｣だと思うんですが、どういう訳か第二話以降｢堕ちてたけど正気に戻ったヒロイン二人がいつものたいらはじめっぽい事をされる話｣が延々続きます。 氏のファンなら望むところだと思うのですが、自分は読みきりの再構成(悪く言うと引き伸ばし)が見たかったので、残念でした。

エロゲオタのヒョロ男教師が、ドラえもんの道具的なエログッズを手に入れて女生徒や同僚の女教師相手にエロい事しまくる連作８話。 ヒロイン達を次々と堕として学園ハーレムを築きかけますが、最初に犯した女生徒がヤンデレ化しており、他ヒロイン全員はそのヤンデレの差し金で別の男達に陵●され寝取られ、男も不思議道具で操られて二人きりの世界に監禁されておしまい。 デブオタの高校生が、クラスのマドンナ的な同級生が実はイヤな奴だったと知って、なんか催●アプリでエロい事しまくる短編。途中で催●が解けてヒロインに殺害され、後日談で｢レ●プした男が正当防衛でヒロインに殺されたんだって｣なんて話を聞きながら、また別の男の手元に催●アプリが……という結末。 お嬢様が嫁ぐと知った若い執事が思い余って、お嬢様を催●レ●プするけど実は両思いでした、っていう短編。 新体操部期待のホープが実はコーチの男と出来ててセックスしてたら新体操がどうでもよくなっちゃって退部する短編。 基本的に｢セックスしてヒロイン快楽堕ち｣という展開の漫画が多いです。 最初の連作と催●アプリの話はひねりがどうしても欲しかったのか、｢不思議アイテムで無双した男は強大な力に溺れて報いを受け、ひどい目に遭いました｣という結末です。いや、そういうのいらないから。 ラスト二話は流れやまとめ方に不慣れさを感じますが、ストレートで好印象ですね。

放課後催●倶樂部1と2のキャラのエロイベント集です。 バグ取りが済んでいない気配があり、付章のイベントはＣＧアルバムに載るものの、イベント回想には載りません。 なのでひょっとすると確認できていない部分もあるかもなのですが、基本的に何となく配置されたイベントを何となく選択肢で回収すれば終わってしまうゲーム(？)です。 ストーリー的にも1と2の主人公の弟である｢魔垣想三(今作の主人公)｣がエロい事する｢追加｣のみで、独自の分岐展開などはありません。 魔垣想三は1と2の主人公･想一が割とクールで淡々とやっていたのに対して、｢催●とかエロにいちいち心動かされる人間くさい素人｣を入れたかったのでしょうか。個人的には蛇足に感じました。 追加イベント集を体裁だけ整えつつ竿役追加してコンセプトをブレさせるのではなく、理想は1と2を｢完全版｣としてリメイクする事だったのでは。 あ、あと、女教師が痴女化させられてショタっ子に性的悪戯するシーンが二つ追加されてます。なんかの拘りでしょうか。 自分としては女教師で｢くっ殺せ｣→快楽に屈服とか、ショタを(嫌いな人もいると思いますが)男の娘化して快楽を餌に｢男の沽券｣を捨てるような宣言させるとかが良かったんじゃないかなぁ、と。 絵師さんの上達ぶりは手放しに素晴らしいと感じました。

わりと典型的な造形の女の子が、｢実はマゾ｣で、強い雄に調教されて、最終的には征服されドハマリしてめでたしめでたし、という話の短編集です。 ラスト二編だけはちょっと毛色が違う感じ。 男の野蛮さ全開みたいな話ですが、全編通して感じるのは｢視点は調教されるヒロイン｣という点。竿役はご都合を押し付けられて、真面目そうなメガネの教師が突然、不良学生を大量に手なずけた変態性豪に変身したりします。 実はある種、男の沽券とか気にしちゃう保守的紳士の為の、ＴＳ入門作品なのかもですね。 ラスト二編は｢ヒロインが気に食わない継母を罠にはめたら自分も巻き込まれてそろってレ●プ。お父さん可哀想｣｢先に進みたいヒロインが風邪を装って彼氏に甘える。結局結ばれてめでたしめでたし｣という話です。

エロ漫画家としてはかなりの古参であるはずですね。 昔から追いかけている方でなくとも、キャラや作画、漫画のテンポ等は試し読みで充分分かるかと。 シチュエーションや仕掛けでちょっといいなと思う部分はありますが、 全体としてはこう、フェチ的というんでしょうか？ キャラもカットも記号化がきついといいますか。 絵のうまさとか話の面白さは二の次だ！エロ漫画は優劣より好き嫌い！ 俺はまいなぁぼぉいの作風そのもののファンなのだ！ …って方でなければあまりオススメはできないかも。 なのだ！って方にはオススメです。

シーン回想にエンディングがないのは何故なのでしょう。ＣＧ回想にはあるんですが。 そこだけ気になりました。ひょっとして実装忘れとか？ あとはそこそこの出来だと思います。 絵は良い出来だし、演技も良い。ヒロインの作りも復讐でエロい事したくなる｢むかつく美人｣で良い。 Ｈシーンのバリエーションもそこそこ豊富で楽しめました。 個人的には、ヒロイン視点のシーンがもう少しあった方が嬉しかった。 全身硬直のとこだけ(だったかな？)で、｢主人公視点だと書きにくいので妥協した｣という感じだったのが残念です。 ちなみにRefineですが、何故これを作ったのか正直よく分かりませんでした。 半端に旧素材を使っていてなんかちぐはぐ。絵柄の流行に合わせるなら原画から一新するべきだったかと。 リメイクしようと思ったが、唯々月たすく氏っぽい塗りが出来なかったので……みたいな都合ではないかと勘ぐられても仕方ない内容です。

占い師に催●術をかけられ、性の虜になってしまった友人(黒髪)を助けようとしたヒロイン(赤髪)もまた、同様に虜になる話です。 選択肢はなく、前提もあいまって#defineの｢三つの催●｣によく似ているのですが…すいません、これは不出来な部類だと思います。 催●が適当で、タイミングも内容もいまいち不明瞭。頭の弱い子を｢それはねーだろ｣って理屈で言いくるめながらエロい事をしている感じ。 意図としては｢時折抵抗を見せるが、次第に深みにはまっていくとこ｣｢正気者の視点から見た催●状態のヒロインの変貌ぶり｣あたり見せたかったと思うのですが、どうにも雑。 残念なことに絵も表情のつけ方が雑なものですから、さっぱりついていけません。 ＭＣ物に定評のあるサークルだと認識していただけに、とても残念です。 あ、声優さんの演技は悪くなかったと思います。

大体説明どおりです。 淫魔の主人公が、自己の生存をかけたりしてとにかく複数ヒロインと同時にセックスして虜にしていく話。 分岐も単純なので、さして迷わずすべて埋める事が出来るかと思われます。 ……が、画面演出がいちいち重ったるいのが気になります。 画面のフェード、画像の切り替え、テキストウィンドウの表示/非表示の演出が非常にゆったりしていて、スキップも出来ませんので、テンポよくシナリオを読み進んでいくとこの｢ふわっ。……。｣感にいちいち蹴躓く感じがイラッとさせられます。 これ以外は悪くないんじゃないでしょうか。 絵は淡白で薄いですが、原画は悪くないように思えます。 演技は聞けるレベルからちょっと酷い人までいますが、音楽と合わせてそう邪魔にはならない印象。

ＤＡＴＥ氏の他作品同様、｢怖い｣エロ漫画です。 読んでて実際ホラーとして楽しめるかどうかは保証しかねるのですが、基本的には｢好奇心で怪物の巣に入り込んだヒロインが犠牲になる｣という筋立て。 犠牲は具体的には｢自由意志や正常な思考を奪われ、望まない相手に犯●れる。そしてそのまま怪物に囚われて人生を終える(解放･解放の兆しは描かれない)｣みたいなノリ。 今作もまさにそれで、サンプル画像にある通り、緊張感のないヒロインが友人を伴って、好奇心の対象の根城に踏み込み、自由意志と思考力を奪われ奴●になってめでたしめでたし、です。 線がちょっと堅くてセックス描写は特別うまい部類ではないですが、黒髪の方を先に堕として、その変わり果てる様を怯えるメインヒロインに見せる展開は良いですね。

話の筋は解説の通りです。 誘導部分はスルー、「マッサージだから大丈夫」という暗示を軸に段々抵抗を無くし、快楽に溺れさせて堕としてしまうストーリーになっています。 寝取られではありますが、旦那は出てきません。 ラストにある種ギャグと化した定番オチ「寝取られ完了宣言ビデオ」が出てきて、それの視聴者は旦那であるらしい、程度。 むしろ「自分の堕ちっぷりを自ら公に宣言するほど堕ちた」という表現の為の舞台装置なので、そこはどうでもいい部分なのでしょう。

同サークル前作「ペット催● ―お嬢様に見えない首輪をはめてみた―」のその後です。 なんで「ペット」と「催●」を入れ替えたのかは分かりません。 大まかな筋立てとしては「実はまだ堕ちてなかった前作ヒロインは、同好の士が集まる変態会合に脱出のチャンスを求める」という感じ。 出てくるのは「似たような境遇で寝取られたり操られたりして性的玩具に堕とされてしまった女たちの話」です。 最後は「実はこのヒロインまだ堕ちてなかったので、会合の余興で調教完了します」と大勢から犯●れて完了。悪役の一味だった父親に貸し出されてＥＮＤ。 これはこれで良かったのですが、前作でよく纏まっていただけに、蛇足感が拭えません。 この手のファンタジーに世界を広げる必要はなかったのでは？

作品解説の通り、ヒロイン(達)が教団の教祖にセックスで心から隷属するように仕立てられていくだけの話です。 特にはらはらするようなポイントもなく、こういうのが好みな方には優秀なオカズ漫画なんじゃないでしょうか。 ただ二点、教祖が爽やか(暑苦しい？)イケメンである事と、ヒロインを堕とす過程で大勢の男に輪●される展開がある事だけ、苦手な方は注意してください。

ドラえもん的「あったら面白いな」の構図には大変期待しました。 が、多分その後考えてなかったんでしょうね。 この作品のテーマはぶっちゃけエロなんでしょうけど、「人間を心から支配し言いなりに出来るが、相手の尻に挿入しなければならない」という「強力だが使いにくい」アイテムを、「いかに使いこなすか」というところにカタルシスがあったのでは？ 力押しできる弱い取り巻きや、相手が警戒しない第三者(幼馴染はその枠かと思いました)を先に支配し、順に連鎖落ち…などといった展開を期待したのですが、そのへんはもうどうでもいいという感じで1コマか2コマで片付いて、後はただセックスするだけ。 収まりが悪いと感じたのか、最後はなんか神様が出てきて俺たちの乱交はこれからだ！ＥＮＤです。 絵柄は大変好みなだけに残念です。

顔は可愛いですがデッサンはいまいち、演技はまあ良い感じ。 催●ものを書いてくれと依頼が来て、一応さわりだけ勉強して、用語をいくつか使ってみました、という感じのシナリオ。 一日ごとにヒロインを選び、正しい選択肢を進んで既定回数イベントをこなせば、それぞれのエンディングに進みます。 間違えても、次の日機械的に同じ選択肢が出ます。前と同じ事が起き、ヒロインは同じ反応をします。 ＥＤは個別*3、二人攻略*3、三人攻略*1の計7通り。 どれも基本的にヒロインが快楽に堕ちて主人公とのセックスはまりめでたしめでたしです。 隠しＥＤでしょうか。一応、わざと選択肢で失敗し続ければ、道端で刺されて死ぬバッドエンドが発生します。 半額だったのでまあこんな物かなと思えましたが、そうでなければ流石に割高な、雑なゲームでした。 余談ですが、回想はセックスシーンのみです。折角催●ものなのに、導入部は入っていません。

特に選択肢とかはなく、ただ読み進めていくタイプの作品です。 なので分岐はなく、エンディングも一種類。 結論から言うと｢催●には絶対負けない！｣→｢催●には勝てなかったよ…｣って物語。ゲームの勝敗に拘って繁に敗北、って感じのラストは大変好みです。 左のヒロインが気丈に抗うものの、全く弄ばれて次第に堕ちていくさまを主人公とヒロインの視点両方で楽しめます。 どんでん返しとかはないですが、それでも最後まで楽しむ事が出来ました。 右のヒロインが体験版でプレイ出来るプロローグ部分でさっさと堕ちてしまい、以後の出番が少なめな事だけちょっと残念でした。

なんか知らないけど催●に絡め取られて逃げられなくなったヒロインを、ほとんど顔が出てこない男役が催●で性感を昂ぶらせていく……という話。 さんざん弄んで気が済んだ男役はさっさと退散するので後腐れはないのですが、体に刻みこまれた快楽をヒロインは忘れておらず…と、その後に色々想像が捗る結末。 短編という尺の都合と催●ものの相性もありますし、圧倒的描写力で肉感がどうこう～というような作家さんではないのでセックス描写が素晴らしいわけではないのですが、催●エロ漫画としてはかなり好きです。