YOU44さんのレビュー

昔はバイクの作品も多かったが 最近は少ない。 80年代にバイクブームがあったが 最近はライダーが少なくなった。 乗っているライダーも大型車、腹の出た中年が多い。 東本昌平が描いたようなカッコいい不良の 乗り物ではなくなったのだろう。 そういった点で意欲を感じるバイク題材の作品だ。 不滅のフランス映画『あの胸にもういちど』が頭をよぎる。 美しい人妻が愛人（アラン・ドロン）に会うために バイクを駆る。 本作ヒロインも既婚者。こだわりを感じる。

スワッピングに目覚めた人妻が艶めかし。 ストーリーが丁寧で破綻がないので 感情移入しやすい。 日常に戻って「あの日」のことを話さない というのが妙にリアルだ。この間がうまい。 妻のおっとりした表情もそそられる。 正常位で中だしの時、男の腰を脚で 羽交い締めにしてるの図がエロい。

「回るパンツが好きだ」 すごく良く分かる。 でもこれを指摘した作品って今まであったろうか？ まずこのセンスに脱帽。 堪能しただけで帰ろうとする控えめな主人公も好感持てる。 「どれがお気に入りでした？」 もう惑わされない。清純少女の存在を信じ込んで 何度辛酸なめたことか。こんな女性、現実にはいないのだ… でも女神に見える、あぁ。 「ベーシックなデザインだからこそ ドスケベが際立つ」 この指摘も芯を食っている。 「私が歪んでしまったのはあなたのせい」 ヒロインもコアなフェチであることが分かる。 深いぞ。

吉田鳶牡先生は紅村かる先生と並んで 個人的に崇拝する作者さんトップ2だ。 絵がすごく好きなのだ。 『オトメザウルス』の美脚、『妹レビュー』の少女性、 吉田先生の描く「清純」は至高の輝きがある。 「姉」「妹」の近親ものも良い。 今作は双子なのが特徴的。 冒頭オラ系男にバックから突き上げられる 姉・陽莉（ひまり）。清楚とのギャップがすごい。 そして訳ありっぽい。 陽莉が誕生プレねだって、弟・陽（あきら）が 「誕生日は一緒だろ？」って笑える。 陽莉の3段ぶち抜きのパンツを脱ぐシーンが さりげない。エロを強調していないのが清純。 「女は近親の異性の匂いを嫌うように 設計されてるって聞いた事あるんだけど 全然そんなことなかったなぁ」 「陽莉の毛を見る機会があるとは思わなかった」 こういうフツー感覚のさり気なさにドキッとする。

こやま滋『おねぇちゃんとあそぼっ！』 がよかった。 夏休みに田舎で暮らすショタもの。 「僕のお土産喜んでくれた？」 天使のようなお姉ちゃんの笑顔…の次頁。 インパクトあった。ショタの陵●は強烈だ。 こやま滋センセ、本物だなって思う。 麻耶姉の表情の変化を堪能あれ。 ほかに近江訓『匂ひ匂はれ』の青っぽいタッチが 独特で趣があった。

角煮煮『常識改変活動記録』のような シュール感ある西安（にしいおり）先生。 更にロリ。これがエロい。 同居の叔父と姪姉妹。 「妹の前は私としてた…」 朝起きて、挿入、胸を揉まれて悶ている妹を横目に 普段通りの姉。それが日常、自然だから不思議エロ。 「普段の生活をしながらその横で フツーにSEXもしてるという日常」 江戸時代かっ！ 「M男で少女好きで制服フェチ」セックス指南もしちゃう。 顔騎も。シュールでクズ男で…面白い。

何気に読み出した「逆痴●専用電車」第1話。 レベルの高さに目が釘付けになる。 陵●ものは基本苦手だが男性がされるのは 話が別。男が痴●されて脅される。 「関係ないでしょこの変態っ」 メガネOLがフェラの後、 一転チンコを指ではじくシーンは ホラーのような萌え感がある。 何より女性の恥態がエロい。絵が上手いから際立つ。 そして更に圧巻だったのが第3話。 マイクロミニなセクシー・セーラーがめちゃエロい。 このコスは最上級に好きだ。 行為を車両でするセンスの高さ。 第2話はショタ要素も。サービスてんこ盛りな内容。 間違いなく近年最高傑作です。

珈琲店で早乙女がオナホ女性版（ディルド）を 「きゅううう?」と根元まで 挿入するシーンがエロい。 それにしても「妊娠」ってリアルでは深刻だが フィクションだとかなりコアな快感になる。 相手に自分の子を孕ませる性的な高揚感。 現実では難しいから脳内でしてみるってこと。 「エロマンガ」の存在価値ってこういう所にあると思う。 そういった点では最上な作品だ。 それにしてもオナホから遂にラブホでの生セックスへ。 上り詰めるようにエッチだ。

「3年A組担任千堂小夜」 ノーパン四つん這いから中出しされる の図はエロい。 「孕ませ汁…っきたぁあああ… こんなの知っちゃったらもう… やめらんないよぉ…」 バス車内、コタツ、百合セックス中、メイド喫茶。 一人でイク姿、それを人に見られるってめちゃエロい。 今まで見たことのない、画期的な絵、シチュが尊い。 妊娠なあ…ラストは複雑な心境になる。 こういうのエロ作品では珍しいのでは？

「出席番号16室賀美子」 前話で一ノ瀬に 「公開オナ、やるじゃん」 「そーゆーシュミあったんだねぇ～」 と言ってたツインお団子。 この娘のシーンが一番エロい。 四つん這いで力尽きるところは圧巻。 ガーターニーハイがエッチだ。 妊娠って…容赦ないわ。

ガチ孕ませ性裁。JKの不安げな表情。 結構ホラーだが、「電車で公開オナ」を 「やるじゃん」と褒める友人が好ましい。 このホラー感とエロの調合が絶妙だ。 透明人間でも時間止めでもチカンでもない。 「遠隔陵●」は新しい。 孕ませ復讐劇すごいわ。

「オナホでお仕置きをするなんて」 「自分の生徒を犯してまでやることか？ それほどまであいつらは悪か？ もっと別の方法があるんじゃないか？」 冒頭常識人の感性が語られる。 そしてその後の陰湿、壮絶なイジメ行為と 黒タイツの足コキ、パンチラ、公然ワイセツ。 裏切りもあって、ホラーのような様相。 このギャップがすごい。これが人気の秘密だろう。 「俺が間違っていた。甘すぎたんだ。 堕ちるまでとことん犯し尽くしてやる」 ピカレスク（悪者）の覚醒。 こういうエロはめちゃ萌える。

雲呑めお先生の作品は艶っぽい。 『夏霞』は題名の清々しさとは裏腹に 交換留学生シーラーが濃い（美人）。 だらしなく、好き放題。 留学の目的は「男漁り」。 当然弟君としては穏やかじゃない。 Tシャツをたくし上げたノーブラが眩しい。 個人的にはソケイ部に目が行く。いいよねぇ。 イギリスなあ…。 何故「夏霞」なのかは謎。 夏絡みで『プライベート・ビーッチ』もおすすめ。

西沢みずき先生の作品はエロい。 そして最新の絵の綺麗さだ。 巷の古い「エロ漫画」をイメージしている人が 見たらきっと驚くだろうと思う。 「エロ漫画」ではなく「エロマンガ」。 ホムンクルス先生と双璧だと思う。 セックスも湿り気のない明るさだ。 黒髪メガネ美人とギャル風陽キャの彼女。 まさに楽園。 陰キャな彼がそんなにモテるとは思えないが 逆に今時は「あり」なのかも。 今回は黒髪彼女がエッチだ。お尻の丸みは特筆。 そして生エッチ。生出しの気持ち良さを こんなに丁寧に描いてた作品も珍しい。

コンドームの連続帯状パッケージで陰部を かくしている表紙がエロい。 おすすめはONIGUNSOW『エロ、叶えし者』。 大仰な題名だが少女体型の ボブヘアー吸血鬼が可愛い。 桟橋で血を吸う時へルシーなパンツがチラ見する。 「夢にまで見た吸血鬼のパンツ…」 キャミとの組み合わせは絶妙。細い脚もよい。 「運動はして」ラストはほっこり。 JJune『おしごとロマンス』も和む。 冒頭ダンボール荷物に載るゆいかの乳房。 「私バイトだからクビになっても別に…」 ラストは苦笑い。

ICHIGAIN先生の絵は 可愛くてそれでいてエッチ。 本集では『BLACK’LOVE’HOLE』がお気に入り。 「性癖ドンピシャの黒ギャルになった」 陰キャのメガネ君もいい。 自分好みにイメチェンしてくれる女性って 女神だ。この二人の組み合わせがいい。 さらにセーラーコスプレに萌える。 マイクロなパンチラがエッチ。 漫画チックでエロいってサイコーだな。

作者さんがサービス満点、全力投球なのが分かる。 傑作だ。 胸や表情などデフォルメが強めだが ツボを得ているのは流石。 バイブにディルド、オナニー、ノーブラ、 ノーパンと続き、コスプレが特に素晴らしい。 タンクトップ、競泳水着、裸エプロン、 オールヌード、ノーパンナース、セクシーランジェリー。 よくぞここまでっ！スゴい。 フェラの粘っこい描写、激しい性交もいい。

「平凡な日常が一番です?」で始まる本編。 夫婦の平和な風景、まぐあいから一転 女性一人と複数男性のコスプレ・スワップに変わる。 このギャップはエロい。 「そんなわけねぇだろバーカ」 そんな中一人の男性の 現実に戻される突然の悪態は凹む。 このシーンは前話のラストと繋がる。 だが開き直ったサナエは美しい。 男たちはただのモブに成り下がる。 「ほしいものすべて手の中に」 以前「夫がいて子がいて、恋人もいる。 これ以上望んだらバチが当たる」と言う 不倫女性の言葉を聞いたことがある。 たった一回のこの人生、悔いのない生き方が これなのだと。共感した。 欲望は人それぞれ違う。その前提で 欲望を否定しない本作は傑作だと思う。

地味メガネの専業主婦。 ロケットモンキー先生の描く女性は 胸やお尻のデフォルメがきいて極めて肉感的だ。 実はこの豊満さは自分の好みとは違うのだが 作品にグイグイ読ませる力がある。 これは何なのか知りたくて読んでいるところもある。 セックスやフェラの最中でもメガネを外さない。 コスプレ、ネトゲのオフ会。そして不穏な空気。 設定がうまいのだと思う。