じっくりゆっくりさんのレビュー

テンプレ化、マンネリ化して久しいシリーズをかなり大幅にアレンジしてきた野心作といった感じ。この系統はどうしてもじったの野獣イメージに引きづられて、後任の男優への評価が厳しくなるパターンが多いが、そこからの脱却を図ったというだけでも意味があると思うし、定番ラストである再逃走演出を止めたのも勇気ある決断だと思う。 レ○プに対する考え方をめぐる夫婦の対立と家庭内別居状態を利用するというアイデアがドラマの構図として面白かった。個性的過ぎて使いまわすのは難しそうだけど。 男優は情感表現はいまいちなタイプだが、こういうサイコ系犯罪者役はむしろ適役。中出しした人妻を「もう妊娠したかもね」と言葉責めでヘラヘラいたぶるイカレっぷりとか最高。野獣路線は捨てて性格破綻のアブないキャラに徹すれば、前作の武田より向いてるかもしれない。モラハラ夫役の俳優もなかなかのむかつく演技でドラマ的な貢献度は高かった。 女優はドラマ的な演技や前半のカラミはかなりよかったけど、後半でビッチ化した割には目を閉じたままのカラミが振り切れておらず、おとなしめになっちゃったのがもったいない。夫に対する当てつけって感じでエロをさらけ出してくれればクライマックスにふさわしかったんだけど。 エンディングはアタッカーズ作品ってことを考えるともっと残酷で鬼畜な感じでも良かったと思うし、満点には届かないけどリブート作品としてはかなりレベル高め。なぎらの『侵入者』も新機軸を提示してたが、決して引けを取らないいい出来だったと思う。

個人的に傑作だった1作目1人目の路線を踏襲してくれたようで素直にうれしい。中出しが「気持ちよかったね、またしようね」で軽く流されるんじゃなくて、妊娠しちゃうかもしれないし人生が変わっちゃうかもしれないけどそれでも中出し！というハードル高めのガチな扱いになったのが特別感あって良い。 女優によって完成度に差はあるけどドラマ的な演出や演技もなかなかよくて、子ども扱いされてた義弟が男に昇格する下剋上っぽさもよかったし、自分を愛してくれる男の子供を孕むことを受け入れた女の受精の多幸感が演出されてるのもいい感じ。 個人的には今回は3人目が好み。義弟にガチで口説かれてからセックスまで時間差があって、兄嫁が義弟を男として意識してからいろいろ考える猶予期間を与えられたうえで義弟を選ぶという演出の完成度が一番高かったと思う。その場の勢い任せパターンも悪くはないんだけど、ドラマとしての重みが増したことを考えるとちょっと展開早すぎかも。 カラミに関しては、いかにも疑似、いかにもAVセックスな感じのシーンが目立つのはあまりよくないが、少なくとも体位を変えながらチ○コの出し入れ見せとけばいいみたいなワンパターン組体操セックスとは違う方向性を模索してる感じは悪くない。 一方で、連続中出しものにありがちなのだが、男が自分が中出ししたばかりの精子入りマ○コをなめちゃうのは気色悪い。シチュエーションを考慮せずに、キスして乳揉んでクンニしてフェラしてハメるみたいなテンプレAVセックスをやっちゃうからこういうことになる。そういうのを回避してた回は、どうやらまぐれだった模様。 まだ満点には届かないけど、ドラマとして進化が見られたことを考慮して星4つ。あとはカラミの完成度が上がれば申し分ない。

冒頭のドラマは良かった。娘の義父大好き感も大げさでなくてリアルだったし、即エロではなく父の欲求不満を知ってから夜の相手をすることを決意するまで間を取ったのもセンスがいい。 しかしこのタイトルで本番2回しかないのに1回目が腹射で終わっちゃったあたりから失速。中盤は分かりやすく尺稼ぎのためだけの疑似ハメやフェラパイズリで中だるみだし、最後はJKコスものも兼ねちゃおうって発想の半着セックスというのがブレブレ。せめて危険日に向けて盛り上がっていくとか、そういう要素があればまだよかったんだけど、そういうのもなし。 ラストはさすがに中出しだったけど、つながったままのキスや愛撫もないまますぐ抜いて汁見せておしまいという淡泊さ。結局は決意表明だけで妊娠もしないまま終わってしまい、タイトルを全編かけて裏切るという中途半端な作品に終わった。大木は安定感のあるいい仕事してるし、女優も目がいっちゃってる淫靡さを醸しててよかっただけに、制作がいまいちだったのが残念な作品。

辻さくらの何となくダルそうな陰キャっぽさは素なのか演技なのか定かじゃないが、そういうのが気になるのも新人にしては目や表情が演技の武器になってる印象が強いからで、ちょっと陰のある感じはもしかすると、ポジティブで明るく楽しいセックスよりダークな被虐系のほうが相性がいいのかも。 ということで、レ○プ系ドラマは初？ってくらいのはずだがM系の演技はかなり適性高そうだし、生でハメられるときの嫌がり方とか中出しされるときのリアクションとか、台本に沿って一瞬で感情を高ぶらせる瞬発力はこっち系に向いてるし、ガチ拒絶の泣きの演技もいけるんじゃないだろうか。 監督がテキラティーノで男優が一条ってことで、作風が古そうだとは思ったけどだいたい予想通り。OLレ○プものだから女優は半着でって発想も古いが、男優がやたら全裸になりたがるのに失笑。女優の肌より男優の裸が悪目立ちするのは本末転倒だし、誰か来るかもしれない場所で女●すときに男が全部脱いじゃう緊張感のなさとか、発想が10年以上古い。 イラマチオ調教は全体的に見づらい。男優が座っちゃうから女優の顔が下向きになって見づらいし、オナニーさせながらとかやっちゃうからカメラ引き過ぎてイラマ顔が見づらいし、女優の頭つかんで動かしちゃうのを寄りの画にするから顔がぶれて見づらい。女優は喉奥を使おうと頑張ってるのは偉いけど、まだ手コキで尺埋めてる感じがあるので今後の成長に期待。頑張りすぎてイラマ苦手にならないでね。 同僚が近くにいてバレちゃいけない状況で電マやバイブで音たてまくるわ声出しまくるわ、中盤以降、演出にどんどんボロが出て来る。結局、半着の女と全裸の男のカラミばかりで全部終わっちゃうし、終盤の写真撮るときピースサインとか脱力もん。エンディングは一条がカメラの前を横切っちゃうダメ押しにイライラ。 新人女優に凌●ものの経験積ませるという点ではよかったかもしれないけど、裏垢女子というアイデアもいまいち生かせてないし、ジャケットで孕ませとか煽ってる割には孕ませてもないし、ドラマとしては大したことがない。上司に裏垢乗っ取られて晒されちゃうとか、最後は危険日に呼びだされるとか、予算かけなくてもいくらでも工夫できそうなもんだが。ライティングやカメラワークはプロの仕事でよかったんだけど、星3つは頑張った新人女優への配慮込みでもだいぶオマケぎみかな。

設定的には女上司と新人社員の孕ませラブコメ。春菜はなが37歳の行き遅れBBA？？？ってとこが少なからずで、犬と遊ぶのが日々の楽しみで結婚は諦めかけてるようなオバちゃん感にもうちょっと説得力がある女優の方が似合ってる役だろう。男優も定番の甥っ子役よりは合ってるが、社会人なりたての役ってことは20代前半？本当は結城くんのようなもっと若く見える男優の方が向いてる役と思われ。ということでキャスティング自体はあまり設定に合ってないように思うが、どっちも割と成りきって演じてるので、画的な説得力はないがそれほど悪くもない。 状況的に何でハメ撮り？ってのが意味不明だし、おばさん上司を押し倒すきっかけがかなり雑だけど、互いの体にハマっちゃってのセフレ状態から気持ちが後からついてくるパターンのラブコメは悪くない。エロい体してるのが悪いんでしょって感じで、相手が上司だろうがところかまわず強引に危険日マ○コに中出しを決めていくのは、炎上ユーチューバーなみのアホさ加減でちょっとしたホラーだけど、ドストレートさが振り切れてる。中盤の本番はことごとく疑似ハメではあるが、孕ませものならむしろパイズリとか手コキとかフェラで抜いちゃうのが邪魔。薄めのプレイで尺稼ぐよりは、射精は全部マ○コに決めるという演出のほうが潔かったような。 女の方も口ではこんなのダメよと言いながら、若い男との職場セックスにハマってしまい、そんな自分にも責任を感じて妊娠しても独りで身を引こうとする行き遅れBBAの強がりまでしっかり演出したうえで、そこを押し切ってのハッピーエンドはラブコメとして良い締め方。今の時代的には、無理やり中出しされてアフターピルも飲めたけどあえて飲まなかったよってとこで女心の機微を演出してもいいかもしれないけど。 こういうハードル高めの女に中出し決めて落とすみたいな作品の場合、最後は女も孕んでも受け入れるくらいの覚悟で完落ちしてくれないとモヤモヤが残るというのがよく分かる作品で、このメーカーの中出しものとかがいまいちなのは、そのへんで中途半端なリアリティーがブレーキかけちゃってるのが原因だろう。しょせんはファンタジーなんだから、このくらい分かりやすく振り切れてくれた方が気持ちいい。

この監督の中出し作品はいつも設定では「排卵日」とか「妊娠覚悟」とか煽るんだけど、実際の台本や演出はありきたりで薄っぺらいという弱さがある。企画立てるときに頭の中ではいろいろ刺激的なことを考えてるんだろうけど、実際に現場で女優さんや男優を演じさせてそれを実現するスキルがない。 この作品も残念ながらその範疇を一歩も出られず、カラミはそれなりなんだけど、監督のインタビューも煽りも女優のセリフも、テンプレ通りで無難なことしか言わないので内容がない。もしかしたらヤバいことになっちゃうじゃない？っていうスリルもリスクも感じられず、セックスしてマ○コから汁垂らして「気持ちよかったです」「最高でした」って言わせるだけのプレイの羅列しか撮れないので、見る前から内容が予想できてしまうし実際にそれ以上のものがないというのが悲しい。 この女優さんも素材は決して悪くないと思うんだけど、料理人に恵まれなかったのが気の毒。メーカーもこれでいいと思ってるからこの監督を使い続けてるんだろうし、見る側がこの程度のもんだと受け入れるしかないのかも。個人的にはもうこの監督の作品に期待するのは止めました。

女優の初期コンセプトは「塩対応の女はAVで素直な自分をさらけ出せるのか」って感じみたいなんだけど、まだ男優まかせで一皮むけるにはいたっておらず、生ハメ生中出しで感じまくったエロ姿をさらけ出す！って感じではないので、そのへんはちょっとハードル下げめで見るのがおススメ。顔はかわいいしスタイルいいし、普通レベルにはからめてる。中出しが疑似なのは大前提として、タイトルやパッケージの内容もいまいち内容と合ってないので要注意。 監督の中出し演出もだいぶ筋書きが固まった感じ。撮影当日の不意打ち中出し交渉で、病気の検査もしてるし安全日なんだからいいよねって強引に話を進めちゃう大人たちに、いやいやダメでしょって言いながら、結局気持ちいいから受け入れちゃう女優という構図が分かりやすい。前までは途中であっさり中出しOKみたいになっちゃってたのが、最近は最後までNGになってるのも安売りしない感じでいい。 今回1人目の相手が、公表されてるだけで子供3人いるしみけんで、「子供産ませすぎてるんで」みたいに孕ませ実績主張しちゃったり、安全日でも排卵するマッサージしてあげるとか、新人女優を孕ませる気まんまんな感じが個人的にツボ。笑わせるつもりでスベってるコスとかいらんけどね。事実でもフェイクでもいいけど、私生活で孕ませ実績のある男優だけで固めるのも面白いかも。精子が危険日まで生き残っちゃいそうな授精力強めな感じで安全日と戦ってほしい。 監督も女優にSキャラだよねって言いながら、最後の本番前に「今さらゴム付けたって変わんないじゃん」とか本番後には「結局OKなんでしょ？」みたいにちょいちょい圧かけてくるのが監督の方がSっぽくて楽しい。 あまりゴムが分かりやすいようにカメラ寄せない方がいいよとか欠点はあるけど、中出し後の無駄な電マとか潮吹きもなく、シンプルに必要なものだけで勝負してる感じがよくまとまってるなって作品。

配信系の疑似ドキュメントでそれなりに演技はしてるとはいえ、初ドラマがコレ？ってくらいハードル高め。同じ監督の作品かどうかは分からないが主にマドンナで見かける作風で、割と演技力ある女優が演ることが多いイメージ。 女優はカメラとかカンペ見ちゃうのが分かりやすかったり、新人なら演技力はこんなもんだよねって域は出ないが、見るのが心折れるくらい壊滅的な棒読みみたいなこともないし、誠実に演じてるので無駄にハードル上げずに優しい気持ちで見るのがおススメ。 嫌いな相手に犯●れてしまう人妻と言う役どころだけど、新人ドラマであることを考慮してか、少しずつ飼い慣らされていく段取りは割と緩やかで、ガチの屈辱や嫌悪に耐えながらという演技はあまり求められていない。それでも最初の本番から「これから子種を仕込むよ」って予告されて始まる中出しセックスは十分に難易度高め。夫以外の男の子供を妊娠させられることを意識しながら、気持ちでは拒んでるのに体が受け入れてしまうという難しいカラミも上手くこなしてると思う。さすがに背徳受精する脳イキの絶頂感とかまでは演じられてないけど、そのへんを求めたくなるくらいのレベルには達してるってことだから、演技の引き出しが増えていけば化ける可能性あり。 筋肉がしっかりついててスタイルがいいので、チープなエロメイドコスはむしろ邪魔だと思うが、そのへんはコスものなので仕方ない。後半は全裸に近いパートがそれなりにあるのでバランスは取ってる方だろう。 新人をリードする男優もいい仕事してたと思うし、満点付けるほどではないけど初ドラマでこの作風をよくここまで仕上げたなってくらいのレベルには達してる作品。孕ませ系としてシリーズ化もありだと思うし、女優も今後への自信にしちゃっていいんじゃないだろうか。目で演じられる素質があるので、たとえカメラ見ちゃっても怖がらずに、目や表情で感情を訴えてエロをさらけ出せるようになると伸びると思います。

まず女優にセリフがほとんどない。単なる手抜きなのか女優の演技力に期待してないからなのか、ドラマ部分でもほとんどしゃべらないしカラミになるとほぼ無言で、男優だけが延々としゃべって煽るタイプの作品。後半そうなる作品はいまだに多いけど、前半からほぼ無言と言うのはひどすぎ。 プレイもほぼ強引な力攻めばかりで展開の妙もなく、類似品と比べても女優を除けばほぼ最低レベル。桜もこがチ○コ突っ込まれてればあとはどうでもよくね？ってタイプの人以外にはおススメできない。

監督はきとるね川口。大筋ではモルツくん監督が作りそうな作風だが、あっちは元カレものが多いのに対して、こっちの相手は単なる元クラスメイトという「友達もの」。学生時代に告白された経験ありとはいえ、結婚したことも知らせてなかったり特に男として意識する相手でもない、たまたま再会したただの友達とやっちゃうという設定はいい感じ。 演出自体は割とおおざっぱ。生ハメもなしくずしでさせちゃうし、男の側もずっと片思いしてた相手にチ○コ突っ込んだときとか裸を拝んだときの感動みたいなものが希薄で感情の高ぶりが感じられないし、AVの慣れで演技・演出しちゃってる感じがもったいない。 鏡の前でのセックスシーンは疑似ハメで、ドラマ的にも特に盛り上がる要素があるわけでもないし、ラストの中出しも何となくOKになっちゃってるだけで、要所要所でのメリハリがなく全体的に平坦。 女優の演技力相応なのか監督の手抜きなのかは定かじゃないが、ありがちな作風だけにパーツごとの完成度の低さがいまいちだった作品。

ドキュメント系の作品はずっとヘラヘラしててAV的なウソに乗っかる瞬発力がないのでいまいちだけど、別人を演じるドラマだと割と役に入りこめてる感じ。少なくとも「義理の兄に強引に犯●れて感じちゃってる妹」に見えるというのは大きい。凌●系とかM系のカラミと相性いいのかも。 ドラマ部分の演技はほとんど同じような表情でセリフ言ってるだけで全然だし、強引に挿れられちゃったときや中出しされたときの反応も薄いし、男優のセリフへの対応力とか未熟な部分はもちろんあるけど、役に沿ったカラミができているから現時点では合格点。 カメラ見ちゃうのもセックスしながら目で演じられてる証拠なので、演技の引き出しを増やして台本に沿った演技プランで感情表現する瞬発力が身に付けば化けるかも。 結城くん演じる義理の兄に延々とやられるだけのシンプルな筋書きだし、中出しにも大した意味づけはなくてドラマとしても初級編だが、少なくともMUTEKI系によくいるやる気のない元アイドルよりはマシってことが分かっただけで収穫があった作品。 星4つは初心者にしてはってことでオマケ。当分は「アイドル」とか「元アイドル」ばかり振られて幅が広がらないかもしれないけど、準備期間だと思って演技上手い女優のAV見たりいろいろ研究してください。

女優がいつになく老け感の強い厚化粧で相手が結城くんだったんで、岬ななみを熟女に仕立てての年の差ものかと思ったけど、むしろ地味妻が年下男との不倫を通してきれいになって女として再生するお話っぽい。髪型やメガネでそれっぽくしても、老けては見えても岬ななみは地味には見えないけど。 中盤ですでにメガネを外したり髪型や服装が派手めになったり、2回目のセックスで中出しOKしちゃったり、ちょっと変化が急激でついていけない。夫も不倫、自分も不倫中で中出しまでさせちゃってて歩み寄りの要素がなくて、これはもう破局して再出発コースかと思ったら、夫に泣きつかれてあっさり許しちゃって、若い不倫相手とはもうおしまいですサヨウナラ、お別れセックスしましょって意味が分からないし、エンディングも顔だけ見に来ました、今は上手くいってますってヲイヲイ・・・ 岬ななみと結城くん使ってコレ？っていう脚本が悲惨な作品だった。豆沢豆太郎も割といいドラマ作るようになってきたかなと思ったらこういうの作っちゃうからやっぱり脚本は下手かな。そもそものアイデアが既存の借り物なんで、自分のものにできてない感じだった。

女優はすでにAV引退済みであり、撮りためてあった分がようやく発売されたという感じだろう。シリーズではたまにある続編ものであり男優も同じ。1作目はドラマもカラミも微妙な凡作だったが、息子に迫られて母もその気になるパターンで、息子が東京で働いてから地元に戻ると2人の将来を約束して終わるという大筋くらいは予習しておいた方がいいだろう。 今作はそんな遠距離恋愛状態だった息子から彼女ができたと連絡があり、嫉妬に狂った母が暴走するお話。一生女として添い遂げる、子供だって産んであげるという脚本が振り切れているが、その割にカラミは前作よりだいぶマシとはいえやはり微妙。 身もふたもない言い方だけど、たぶん女優と男優の相性がそれほどよくなくて、あまり目も合わさず一体感に欠け、目イキ脳イキの絶頂感もないのを演技で補っている冷静なビジネスセックスがディープな脚本を裏切ってる。カメラワークもカメラを横に傾けちゃうカットとか、中出し後のイキ姿をしっかりとらえることなく汁垂れ撮るためにすぐに股間に寄っちゃうとかいろいろ古臭い。 一生添い遂げるとは言いながら、妻や恋人としてではなくあくまで母親として息子に抱かれたい、孕ませられたいという母の願望まで変態性を極めた脚本は、中途半端なリアリティーを装って変なブレーキをかけてしまう作品が多い中で背徳のファンタジーが振り切れてて素晴らしかったが、完成系はこれじゃないなという感想。 それでも演技力で「仕事」してクオリティを上げられる女優は大したものだが、かつての並木塔子のスイッチが入ったときのテンション高いカラミの切れ味からすると、やはり業界を去る間際はこうなってしまうのかという寂しさを感じてしまう作品。引退した女優にはお疲れさまとしか言いようがないが、シリーズとしてはこのレベルの脚本をかつての並木塔子のような、まだAVにどっぷりハマってる現役ど真ん中の女優で見てみたい。

女優はプレステージ系に何作か出て消えるという即引退パターンかと思わせて、半年ぶりに復活したっぽい。ことさら演技力があるとも思えないんだけど、役どころに上手くハマったのか成りきり度が高く、冒頭のドラマから職場の同期という独特な空気感の完成度高すぎ。 脚本もまず帰りのタクシー代を要求して拒まれたからじゃあ泊めろよってなるあたり、一手間かける作りこみが細かくていい感じ。まったく男として相手にしてなかった同僚が夜●いかけてきて、その割にウジウジと言い訳がましいのを、逆に女の方からガッツリ生でハメさせてたっぷり中出しまでさせちゃうあたり男前でかっこいい。作品を通しても優柔不断な男をドストレートに攻めて来る女の潔さが振り切れてる。 相性抜群な体の関係がまずあって、あとから恋愛感情がついてくるという、形から入るタイプのラブコメものが好きなのもあって、個人的には結構ツボではあるんだけど、カラミに関してはいかにもHHH系らしく、最後までチ○コ出し入れ見せるのが優先のAVセックスで終わっちゃって、メリハリに乏しかったのが残念。 ハードル上げ過ぎなのかもしれないけど、せめて最後くらいはラブ感あふれる密着感重視の求め合うセックスが見たかったし、中出しも妊娠だってありだよねってくらい愛のある意味付けがほしかった。ついでに言うと最後のカラミで、会社で中出ししたあと洗ってないよねっていう精子入りのはずのマ○コをクンニさせちゃったのも、連続中出しものにありがちな演出の甘さだろう。 女優は今後もAV続けるのかどうかは分からないが、久々の作品でこれだけのものが見せられるならドラマ系も向いてると思うので他の作品でも見てみたいけど、いなくなっちゃうときはあっさりいなくなっちゃう世界なので、期待し過ぎずに待ってます。

作品の怪しい世界観はかなり振り切れてていい感じ。女優も冒頭から実の父親と中出し近親相姦の関係にあるという役どころにふさわしい淫靡な雰囲気を醸し出してていい演技してる。古びた日本家屋の薄暗い屋内で夜ごと繰り広げられる実の父と娘の背徳の宴に、従兄が巻き込まれていく流れも悪くない。 カラミ自体もいい感じではあるんだけど、撮影方法が意味不明。最初は父親がカメラ持ってのハメ撮りかと思いきや、その場にカメラマンがいるはずの第三者目線で動き回るカメラワークになり、それでいてまるで主観のように女優がカメラ目線と言う、何がやりたいのか分からないごちゃまぜ撮影コンセプト。 たかがAVなんだしテキトーでいいじゃん、細かいこと言うなよっていうことなら、ちょっとAVなめすぎかも。続編ありそうな感じで終わってるけど、撮影方法がこのままだとあまり追いかける気にはなれない。これまでもこういう方法論に手を出しちゃう人はいたけど漏れなく淘汰されてるので、これを個性的な表現と勘違いせずに基本に戻って、カメラワークで主張せずに黒子に徹してほしい。

1作目は割と女優レベル微妙で内容的にも特に響くものがなかったんだけど、2作目も2人目以降は割と似たようなもん。ただ、1人目は圧倒的に良い。先輩と後輩って感じじゃなくて、お互いにタメ口な友達同士って感じなのでタイトルからするとたぶんズレちゃってるんだろうけど、ただの友達から恋人へってタイプのラブコメが好きな人におススメ。 酒の勢いで口説かれた流れでセックスしちゃって、なし崩しに中出しまでされちゃった女の子が、ただの友達としか思ってなかった男をだんだん好きになってちゃうと言う、形から入って中身が後から付いてくるラブコメを1時間足らずのドラマで表現したのはレベル高め。 カラミ自体は疑似ハメ込みの水増しセックスの連続って感じで、1回あたりの本気度と言う点では物足りない。あくまでドラマ性を楽しむ作品だと思うので、そのへんを割り切れれば一見の価値あり。

もともと演技力にそれほど期待できる女優ではないのであまり多くを望むつもりはなかったのだが、冒頭のドラマ部分からいきなり良い。平和で平凡な夫婦の日常という空気感をナチュラルに演じる女優と夫役の男優が上手すぎ。特に夫役はあまり見ない顔だけど、妻に借金を隠して平静を装っているという地味だけど大事な演技をしっかり演じててドラマ性を上げている。仲のいい夫婦の日常が演出できているから、保険金で借金を払うという夫を身を挺して守ろうとする妻という流れにも無理がない。 夫を守るためのはずが、あれ？ほんとはそんなに嫌がってない？という隠れマゾ系のカラミになってるのもいい。だってこの女優、ガチ拒絶の泣きの演技とかあまり上手くないし。下手にハード系を求めず、女優の演技力に見合った抑え目の演出の範疇でまとめてるのはセンスがいいと思う。演者が演じられないものを設定・演出しても無意味。 そしてここでも夫役の男優がいい仕事してる。こういう『夫の目の前で』系の作品は山ほど見てるけど、自殺するか愛する妻を見殺しにするしかない無力な夫の声にならない慟哭という演技を、表情や身振りや目を背ける角度だけでこんなに完成度高く演じる俳優は初めて見たかも。カラミを邪魔してはいけないというAV的な制約の中でこんなこと出来るんだと目からウロコ。 元・芸能人という設定や演出自体にはそれほど劇的なものはない。プライドの高さを演出するならもうちょっと正体がバレちゃった女の開き直りみたいなのがあったり、実は枕営業で肉体や性接待技術を開発されたブラックな過去が、みたいなのがあったほうが面白かったんじゃないかとか、そのへんの演出は物足りない。ただの人妻にしてはフェラや騎乗位みたいな奉仕系の技術高すぎじゃね？ってのを前ふりにしてもよかったし、結末からするとオークションの日程を危険日に合わせるとか、いろいろ工夫の余地はありそう。 それでも、最初のカラミが前ふりになっての、隠れマゾ女の本性があらわになるような流れからの妊娠堕ちまで完成度高めだし、イツメン男優を白髪メイクさせるなど一手間を加えるあたり、制作のこだわりを感じさせて好印象。 シリーズ化されるのか分からないけど、クオリティを維持できるなら十分アリ。その場合は夫役の人もレギュラー入りさせてほしいなあ。経費削減優先で端役を手抜きするドラマは好きじゃないです。

ギャル3人いるけど、1人ずつシチュエーション代えて無理やり犯していくだけという芸のない演出がつまらない。ベタではあるけど、1人犯したらその子を脅して他の子を●す共犯にして裏切らせていく方が面白かったんじゃないかなあ。中途半端な黙認だけじゃもったいなかったような。 コスも2人目みたいにどうせ全部脱がすなら最初から剥いちゃって、裸で逃げたければどうぞ？って選択肢を与えてから、心が折れて逃走を諦めた子をじっくり料理するほうがよかった。 女優の質は高かったし演技も悪くなかったと思うし、ギャルものによくあるみたいにピルあるから中出しなんて余裕っしょみたいな身もふたもない方向性でないのもよかったんだけど、単なる力技の羅列は面白くなかったので、2作目とかあるならもうちょっと演出を工夫してほしい。

女優は木咲あんな。Fitchとは別のデビュー作といういかにもキカタンな扱いだけど、同時発売なだけで事実上の2作目でしょう。日常的に部室で乱交してた話とか、詳しいエピソードとかはFitchを見てねって感じ。 ロシアの血が入ってて丸顔なのでてっきり体もポッチャリ型かと思いきや、水泳経験者ということで体幹のしっかりした筋肉の重みが感じられる肉体美。エロ慣れしてて初々しさは感じられないし、かといって突き抜けたド変態なエロみがあるわけでもないという、ちょっと感想に困るキャラ。 昔からナマ、いつもナマ、でも中出しはしたことないという微妙な設定。いかにも常ピルで中出しも余裕って感じになっちゃってるので、リスキーな感じを求めてると肩透かしを食らう。新人の作品としてはまあまあ、中出しものとしては平凡って感じ。 初中出しというシチュエーションを演じられてるとは言えないので素質としての演技力は微妙だが、割とAVに前向きな雰囲気だし性格も明るそうなので、結局はここからの本人次第。現時点では誉めるところもけなすところもないというフラットな状態。自分がいただくだけのプレイしかできないとあっさり埋もれると思うので、なるべく早めに人を楽しませるエンターテイナーになれるように頑張ってください。