セレウスローサさんのレビュー

WLOという、お節介な恋愛をお手伝いする組織のお話。少子化が進む昨今、こういう組織が現実にあったらかなり需要があるのではなかろうか。基本的には学園ものなのだが、これまでプレイしてきた学園ものとは一味も二味も違いました。もちろん良い意味で。学園祭やメイド喫茶、演劇と、使い古されてきたイベントが多いのに全く退屈にならないキャラ達の掛け合いの面白さ。一人一人キャラがイキイキと輝いており、こいついなくてよくね？みたいな キャラは一人もいませんでした。キャラを知る度にどんどんキャラに愛着も沸き、自然と恋愛を応援してる自分がいました。特にアリサがよかった。この子だけ異常に個別ルートの密度が濃かったです。もう十数年前の古いゲームでしたが、このゲームに出会えてよかった。

フレラバをプレイしてSMEEのファンになったのでこちらもプレイしました。相変わらずハイテンションで軽快なやり取りが繰り広げられるので楽しい。 ただゲームそのものは楽しいのですがヒロインの個別に入るためには毎回メールの場所までスキップを延々としなければならず、これがまぁめんどくさい。前の選択肢に戻れる機能があるなら次の選択肢までスキップ機能も用意してほしかった。

ストーリー展開は無難にまとめられています。まぁやっぱりそうなるよねみたいな感じの王道な学園もの。共通パートが少なく、交流をしなかったヒロインとはとことん他人のまま疎遠になるのがなんかリアルでよかった。ただ、主人公が当たり前のように女教師を恋愛対象に数えていたのはちょっと首を傾げてしまいました。 このゲームは放課後の行動がとても重要で、ステータスを一定以上上げていないとキーアイテム（これを入手していないと特殊なHシーンに派生しない）が出てこなかったりして、後で鑑賞モードを見て一覧に穴が開いている事に気づきモヤモヤすることに。１週目はまぁ攻略サイトでも見ていない限りほぼ確実に見逃します。２週目以降はヒントがもらえるアイテムが出てくるのである程度は楽になりますが。このシステムを楽しいと思えるか煩わしいと感じるかは貴方次第。私は後者でした。難易度を選べればなお良かったです。 後ここでこれ選んだらまずいだろうなと、なんとなく察することは出来ましたが、エロゲなのに中出ししたらバッドエンドになるルートがあったのがビビった。

ヒロインの一人に下ネタの権化みたいなのがいて、息を吐くようにきっつい下ネタを連発してきます。「下ネタも話せる幼馴染」ではなく、「下ネタしか話さない幼馴染」と言った方がいいかもしれない。幼馴染という立場上、主人公の行く先々に大抵付いてきます。頼むからついてこないでくれと何度も思いました。あまりのしつこさにコイツのボイスだけミュートにしてしまった。とりあえず体験版をやって雰囲気を掴んでから購入を検討するべきでしょう。

この価格帯でこの出来はかなりいい方だと思います。絵はとても綺麗だし動くし、ストーリーも小難しい事は無く頭空っぽでスイスイ読める。言うなればHシーンのある「なろう漫画」みたいな感じ。さっと遊べて安いゲームを探しているなら一考の価値ありです。評価としては星５を付けるには高いと感じたので、一つ下げて４としました。

ドハマりした前作のぬきたしを作ったメーカーの作品という事で、かねてよりこのゲームの存在は認知していたものの、絵柄の雰囲気などがガラッと変わっており、なんとなく今まで避けてしまっていた。物は試しと体験版を遊んでみたところ、その不安要素は杞憂でしかなかった。監獄モノにはダークで鬱なイメージが持たれがちだが、それを吹き飛ばすくらい熱く泣けるストーリー展開、魅力的なキャラ、言葉遊びが秀逸すぎるギャグ。ほんと何を食べたらこんな面白い脚本が書けるのか不思議でたまらない。 今もしこのゲームを手に取るか迷っているのならば全力でオススメしたい。前作のぬきたしをやっているとなお楽しめる。というか絶対やっておいたほうがいいです。

これに尽きる。体験版の序盤の主人公とチーフのやり取りが面白く、有無を言わさず即購入を決めた。他にも色々エロゲを吟味していたため長らく積みゲーになっていたが、ふと思い出してプレイを始めた。結果、とても良かった。自分は体験版でガツンと来ないものは手を出さないので期待を裏切られることは少ないのだが、それでもこの作品に辿りつけてよかった。キャラ良し、シナリオ良し、音楽良し。ギャグも外れ無し。ボリュームも自分的にはちょうど良かった。キャラは先輩が一番お気に入りです。購入の決め手も最初は先輩でした。もちろん他の子も可愛く、ダレずに全ルート終えることが出来ました。安易に神ゲー！とは言いませんが、また一つ、自信を持ってオススメ出来る作品が増えました。

現状自分の中でこれを超えるエロゲは無く、間違いなく誰にでもオススメしたい作品ではあるが、初心者がこれを最初の1本に選ぶのは、ある意味やめた方がいいとも思える。なぜなら今後他の作品をプレイした時に、この作品が評価基準になる恐れがあり、満足できなくなる可能性すらあるからである。過言かも知れないが、それくらいこの作品は優れていると言っていい。

体験版で惹かれて購入。当初受けた印象よりはあっさりめなストーリーではありましたが、概ね満足のいく内容でした。絵柄も大変綺麗で可愛い。ヒロインは３人。３人とも個性的で、主人公である先生に対しては最初から好意的に接してくれます。共通パートではバランスよくそれぞれ主張してくるのに対し、個別ルートに入った途端「これ私のルートじゃないですから」とでも言いたげにフェードアウトしていくのは寂しかった。そして先生との交際が発覚した後も特にそれを咎めることはなく、「そういうこともあるよね」くらいの感覚で受け入れてしまいます。修羅場を見るのが好きというわけではないけど、もう少しなにかそれぞれ思うところはあったのでは？と思いました。まぁそれは置いといて、個別ルート単体だと桜綾ルートが一番関係性が自然で、出来が良かったと感じました。歴史小説の話には殆ど付いていけませんでしたが、不思議と退屈はしませんでした。最終的にこの子の印象が一番強く、一番好きなキャラになりました。

誰にでも舌打ち、返事は「あぁ？」と威圧的。ヒロインにも普通に暴力を振るう（軽くツッコミで頭を小突いたりする程度ではあるが）といった感じの、体験版をプレイした時の主人公の第一印象が良くなかったので、購入を渋っていたゲームの一つ。主人公の素行の悪さはやってる内に慣れました。最終的には大分性格も柔らかくなり良い奴になるので。ネタバレにならない程度でどこまでこの作品について語っていいものか分かりませんが、この作品の核にあるのはやはり「復讐」でしょうか。主人公はある事情によりこの復讐に強く囚われており、これにどう向き合っていくか、どういう答えを出すのか、というのが大まかなストーリーです。ヒロインは５人いて、もちろん復讐の結末もそれぞれ違いますし、内１人のルートは個別ルートなのに過去編という珍しい作りになっています。個人的にこの子のルートが一番心を抉られました。あまりの虚しさに声も出してしまいましたし、この子の後に他の子のルートにいくのが凄い罪悪感でした。どの子のルートにも総じて言えるのは切ないということです。一つルートを終えるとおおよその流れのパターンが想像できてしまうので、やっぱそうなっちゃうよねみたいなのは多かった。そんなこんなでヒロインを全て攻略すると、グランドルートが現れます。これがまた良かった。今まで登場したキャラ達と力をあわせた総力戦で事態を解決するのが熱い。そして主人公は復讐から解放され、春に至る。今までの寒々しい雰囲気からのあの暖かいエンディングは大分心を打たれ泣きそうになりました。ああいう卒業を迎えてみたかった。このゲーム、大分甘く見てました。今なら、自信を持ってオススメ出来る作品の一つです。

この作品を手にとった動機はなんとなくでしたが結果的にはアタリでした。 まず、容量の時点で何となく察していましたが、このゲーム、一日一日の描写が細かく、全体を通してかなりボリュームがあります。１ヒロインのルートを終えるだけでもそれなりに時間を要するでしょう。ですがそれが苦になる様なことはなく、ヒロインとの関係値が少しずつ上がっていく（ヒロインによってはいきなり上がりますが）感じはとても良かったです。ヒロインはもちろんサブキャラやモブまで良い人ばかりで、特に主人公が尊敬している建築士の師匠がとてもかっこよかった。人としての在り方、仕事への心構えなど、とてもありがたいお話をたくさん聞かせてくれました。前情報なしに何気なく買ったゲームでしたが、このゲームに出会えて良かったです。

ストーリーが面白く戦闘まで楽しめるという贅沢なゲーム。戦闘バランスは特に絶妙で、作業ゲーのようにポチポチやってると割と簡単に死ねます。ステージによってはバッドルート直行です。さらに面白いのがバッドルートもちゃんと作りこまれており、見てしまっても苦に感じる事があまりなかった。（結構エグいのもあるのでこれは人によるかも） 苦だったのはシステム面。特に個別EDを回収しようとすると非常に手間がかかる。 簡単に言うと、あるイベントが起こる前のセーブデータを毎回ロードし直し、ヒロインの好感度を調節し、ヒロインのイベントを見て、一度見たイベントを飛ばし（この間に何回かボス戦あり）、ラスボスを倒す。 この流れを毎回踏まないとEDの回収が出来ません。ここが辛かった。

ゆずソフトさんの作品ならまずこの作品をおさえておけば間違いないでしょう。ヒロイン全員好きになれたし、ギャグやパロディネタもハズレがなく、魔女と契約と代償を巡って広がっていくストーリーも素晴らしく、次の展開が気になって飽きる事はありませんでした。何より綾地さんか可愛い。この作品の全てを物語っていると言っても過言ではありません。スッキリ終わらせたいなら綾地さんの攻略は最後にすることを強く推奨します。

体験版を少しプレイしてみて冒頭のハイテンションなやり取りが面白かったのと、ゆづゆ(ゆずゆだったか？)ちゃんにグッと来たので購入。ヒロインもサブキャラもみんな良いキャラしてるし、ギャグも刺さるものが多くて期待以上に楽しませて頂きました。 不満点としては、選択肢が多すぎて全ての会話パターンを見ようとすると結構手間が掛かる事、個人の好みの問題ではありますが先輩があまり好きになれなかった事。

冒頭から、普通に生活してればまず聞くことがないであろうロケットの専門用語が頻発し退屈に感じるかもしれません。初見の時はここで切ろうかと思いました。ですが最初のうちは聞き流して問題ないです。後に「あぁあれはこういう事を言っていたのか」となんとなく理解できますし、ここでこのゲームを切ってしまうのは非常にもったいないです。ストーリー、ｂｇｍ、キャラクター、どれを取っても今までプレイしてきたエロゲの中では三本の指に入るくらいの最高の作品でした。まぁそんなに何十本もプレイしてきたわけではないですけど。

正直ここ数年で一番笑わせてもらった。今でも思い出すとクスッとできるくらいには面白かった。もちろんそれだけではなく、他の要素も十分満足できる内容だった。声優を主軸においた物語が自分の中では斬新で、声優さんの棒読み演技などの演じ分けが本当に素晴らしい。改めて声優って凄いなと思わされた。 ちょっと「ん？」ってなった点として、詞葉ルートについて。これは他三人を攻略すると出てくるグランドルートのようなものなのだが、開始地点がコンテスト終了段階（他三人のルートの終着点）であるという所。この時点で主人公が誰とも付き合っていないという状況が不自然に感じた。このゲーム、他三人のルートの話はそれぞれ切り離された別の世界線の話ではなく、全て同一の世界線の上に並んだ話であったことが後から発覚する。違うのは「付き合っていない」という事実だけで、他のルートのイベントはすべて経験してきたということになるので、どんだけ主人公は器用に立ち回ったんだ？ちょっと無理がないか？と思った。

良くも悪くも無難なエロゲといった印象。ヒロインの立ち絵が綺麗で可愛い。もちろん中身も可愛らしく、どの子も好きになれると思う。後、他の感想でも言われているがモブの会話がとにかく面白い。こう言っちゃなんだが、ぶっちゃけヒロインとの恋愛模様より印象に残っている。